元スレ里志「昨日部室で何が起こったのか」 摩耶花「気になるわね」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 9 :
ほ
103 = 2 :
生唾を飲み込む。二人の間に緊張が走る。
える「わたしが泣いたのは……、わたしが折木さんのことを好きだからです。
折木さんの言葉が、悲しかったからです!」
千反田はまた泣いていた。
える「……バカなことじゃ、ないです。わたし、折木さんとキスしたことが嬉しくて、
ひくっ、それなのにもうしないって言われて、悲しくて、我慢できなくて、
うううっ」
俺は今度こそ自分の愚かさを呪った。
104 :
くっそ!ニヤニヤが止まらねー
105 :
ほうたる俺と変われ
106 = 63 :
wktkが止まらない
107 = 2 :
何てことだろう。俺は自分のことしか考えていなかった。
決して望んだことではなかったのに。
俺がしたことは、目の前の少女を泣かせ、あまつさえ、秘めていた心の内を白日の下に曝け出すことだった。
なんて馬鹿野郎なんだ、なんて……。
俺は泣きじゃくる千反田と向き合って、呆然とすることしか出来なかった。
108 :
押し倒せほうたる
妊娠させろほうたる
109 = 56 :
エネルギー消費の多いスレに敬礼(AA略
110 = 9 :
ヒ
111 :
美しいねぇ
しえん
113 :
10分ほど経った。
俺はまだ呆けていた。
千反田は既に泣き止み、今は鼻をかんでいた。
その表情がどこか晴れやかだったのがせめてもの救いだろうか。
千反田は俺に向き直ると、今度は明るい笑みを浮かべて言った。
える「あの、折木さん。本当に折木さんが気にすることはないんですよ。
最初からわたしの心の問題なんですから。
ちょっと悲しかったけど、もう大丈夫です。
ですから、その、わたしと今までと変わらず接してくれませんか。
この上他人行儀になられては、それこそわたし、立ち直れなくなっちゃいますから」
あくまで冗談めかして言う千反田。
俺は……。
115 :
ほ
116 :
ほ
117 = 116 :
しゅ
118 = 2 :
奉太郎「すまん、千反田。やっぱり俺は馬鹿だった」
える「折木さん、それは……」
奉太郎「いや、言わせてくれ。本当に自分でも呆れるくらいなんだ。
折木奉太郎は大馬鹿野郎だ。それこそ里志なんか足下にも及ばないほどだな」
おどけて言ったので、千反田はクスリと笑う。
える「はい、そういうことにしといてあげます」
119 :
ほ
121 = 116 :
む
123 = 2 :
奉太郎「さっきお互い、今まで通り付き合おうって言ったな。
あれは無しだ」
途端千反田の顔が曇る。
ここからが肝要だ。
奉太郎「いや、そんな顔をするな。今までの付き合いを基に、新しい関係を築こうって言ってるんだ」
千反田が首を傾げる。
える「あの、それはどういう……?」
奉太郎「本当はお前に言わせるつもりはなかったんだけどな。
俺の話も聴いて欲しい。
千反田、俺はお前が好きだ。よかったら俺の彼女になってくれないか」
千反田は首を傾げたまま固まった。
奉太郎「その、な。俺のような馬鹿な男に愛想が尽きていなければ、の話だが」
125 = 119 :
やっとか
126 = 120 :
たる
127 :
おい、壁持ってこい壁
128 = 115 :
代行来い
129 = 120 :
あとちょっと
130 = 2 :
見ると千反田は深呼吸をしている。
何やってるんだ、と言おうと思ったら千反田が先に口を開いた。
える「本気、ですか?」
奉太郎「冗談でこんなことは言わない」
すると千反田の瞳が見る間に潤んで……。
困った。千反田は目の前で泣いている。
これは嬉しくて泣いているんだよな?
そう訊くこともできず、俺はオロオロする。
131 = 120 :
える
133 = 120 :
える
134 :
たそ~
135 = 2 :
本当なら、胸でも貸すべきなのだろうが、それはすごく照れ臭い。
ええい。俺は千反田の両肩を掴んだ。
奉太郎「ちっ、千反田! その、俺は……」
千反田は泣きながら、何度も頷く。
よかった。拒絶されてるわけではないようだ。
そう思うと肩の力が抜け、俺はごく自然に千反田の肩を抱いた。
136 = 120 :
ほう
137 = 115 :
たろう
139 = 115 :
すけべ
140 = 120 :
まやか
141 = 2 :
しばらく経って、千反田は泣き止んだが、まだ俺の腕の中にいた。
このまま放してしまうのは、何だかもったいない気がする。
俺は少し千反田を抱く腕に力を込める。
すると千反田もその腕を俺の胴に回してきた。
ううっ。女の子と抱き合うってのはこんなにゾクゾクするものなのか。
俺達はしばらくそのままで、夕暮れの部室に佇んでいた。
143 :
そこにタイミングよくデータベースが
144 :
とりあえず壁は用意した
145 = 115 :
えるたそ~
146 :
いりす
147 = 120 :
俺から既にパンツは失われた
十文字
148 = 2 :
そろそろ下校しようかというときになって、千反田が言った。
える「ねえ、折木さん。キス、しませんか?」
奉太郎「はあっ!?」
思わず声が上ずってしまった。いきなり何を言い出すんだ、こいつは。
える「いやですか?わたしは、したいです」
いやではない。決していやではないのだが。
奉太郎「夕日が綺麗だな」
える「折木さんっ!」
千反田が上目づかいで睨んでくる。
奉太郎「分かった、分かったよ。じゃあしようか」
千反田が嬉しそうに忍び寄ってくる。
俺はエネルギー消費の少ない人生に心の中で敬礼した。
二度目のキスは、涙の味がした。
149 = 115 :
150 = 2 :
今度こそお終い
稚拙な文章に付き合ってくれた方々に、敬礼!
即興で文章書くのって大変ですね
みんなの評価 : ☆
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