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元スレかなみ「カズくん、いつまでフラフラするつもり?」カズマ「……」

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1 :

かなみ「ちゃんと働いてよ……このままじゃあ……」

カズマ「分かってるって。米も野菜もないんだろ?」

かなみ「違うよ……」

カズマ「今度、ちゃんと稼いでくるって」

かなみ「ほんとぉ?」

カズマ「マジだって」

かなみ「じゃあ、いいよ。ごはんにしよ?」

カズマ「おお!!腹減ってたんだよ!」

2 = 1 :

かなみ「はい、あーん」

カズマ「やめろよ!自分で食えるって!!」

かなみ「だーめ。カズくん、すぐ落とすし、手づかみで食べるし」

カズマ「別にそれぐらいいいだろ?」

かなみ「誰が掃除してると思ってるの?」

カズマ「……かなみだけど」

かなみ「じゃあ、あーん」

カズマ「それとこれとは……」

かなみ「いいから、食べるっ!」

カズマ「うぐ?!」

かなみ「美味しい?」

カズマ「あ、ああ……美味い」

かなみ「ずっと、食べたいぐらい?」

カズマ「ああ。そうだな。かなみの料理は飽きないな」

かなみ「じゃあ、ちゃんと働いてよ」

3 = 1 :

カズマ「関係ないだろ!?」

かなみ「あるよ!」

カズマ「はぁ?」

かなみ「ずっと食べたいんでしょ、あたしの手料理」

カズマ「まあ……」

かなみ「食べたくないの?」

カズマ「食べたいって!!」

かなみ「なら、働いて」

カズマ「ああ。そうか。食い物ないんだったな」

かなみ「そうじゃない!」

カズマ「な、なんだよ……」

かなみ「カズくん、全然分かってない!」

カズマ「何がだよ?!」

かなみ「いい?ずっと手料理を食べるってことは、ずっと一緒に住んでないとダメなんだよ?それは分かる?」

カズマ「なんとなく」

4 :

スクライドとは珍しい
完結させて欲しいな

5 :

このカズマ何歳なんだ

6 :

久々にスクライドスレ

7 = 1 :

かなみ「ずっと一緒に住むってことは……」

カズマ「うん」

かなみ「その……」

カズマ「どうした?」

かなみ「だから……」

カズマ「あ?」

君島「おーい、カズマくーん!!」

かなみ「あ……」

カズマ「君島ぁ。上がってこいよ」

君島「はいよ。お、かなみちゃん、元気?」

かなみ「は、はい……元気です。飲み物、出しますね」

君島「ありがとー」

カズマ「仕事か?」

君島「おう。今回はいい額だぜ?―――にしても、お前いい生活してるよなぁ」

カズマ「どこがだよ。カツカツだっつーの」

8 :

カズマは大層な貯えがあったよな

9 :

途中のヒネてた頃のファイトマネーとかあるんじゃ……?

10 = 1 :

君島「違うって。こんな美味い飯を出してくれる子と一つ屋根の下、いいじゃないの」

カズマ「はぁ?」

君島「カズマ。お前は世界でも有数の幸せ者であることを自覚したほうがいい」

カズマ「どういうことだ?」

君島「本当にわかんねーのか?ったく、ダメだぁ!このダメ人間」

カズマ「んだとぉ!?」

君島「可愛い可愛いかなみちゃんに、手料理作ってもらえて、出かけるときは「いってらっしゃい、カズくん♪」なんて言われて」

君島「帰ってきたら「おかえり、カズくん。ごはんにする?お風呂にする?それとも私?」って言ってもらえるんだろ?」

カズマ「それって普通じゃねえの?」

君島「はぁ?!ぜんっぜん、普通じゃねーよ!!なにいってやがる!!」

カズマ「なんだ、君島ぁ。お前、かなみと一緒に住みたいのか?」

君島「いいのか?」

カズマ「ダメだ」

君島「……」

かなみ「君島さん、おまたせ―――あれ?どうかしたんですか?」

11 = 1 :

君島「ありがとう、かなみちゃん。ところで、こんなボンクラより、俺に乗り換えない?」

かなみ「え?」

カズマ「君島、喧嘩ならタダで買ってやるよ」

君島「ちょっと待てって。冗談!!冗談だから!!」

かなみ「カズくん、何の話?」

カズマ「なんでもねーよ」

かなみ「またそうやってはぐらかすぅ」

君島「ははっ、こいつは脳みそまで筋肉だから、上手いいい訳もできないんだよなぁ」

かなみ「はぁ……」

カズマ「おら、君島ぁ。とっとと用件だけ告げろぉ」

君島「はいはい。じゃあ、移動しながら話すとするか。かなみちゃん、カズマを拝借するから」

かなみ「え……でも、今日は……牧場に行くって……」

カズマ「悪いな。かなみ」

君島「いくぞ」

かなみ「もう……」

12 :

すでにニヤニヤが止まらないんだが

13 = 1 :

牧場

かなみ「カズくん、あたしと一緒に居たいって言ってるのに、全然真面目に働いてくれないし」

かなみ「もしかして……カズくん、ずっとあたしに働かせる気なのかなぁ?」

かなみ「それなら家事ぐらいしてほしいけど……」

かなみ「ううん。掃除だけでもいい……」

かなみ「いや、むしろ家に居てくれるだけでも……というか、抱きしめてくれるだけでも……いや、頭を撫でてくれるだけでも……」

かなみ「はぁ……」

「かなみちゃん、野菜切りすぎ!!」

かなみ「え!?あ、ご、ごめんなさい」

「どうしたの?珍しいねえ」

かなみ「少し、考えごとを」

「旦那のことかい?」

かなみ「カズくんはそういうのじゃないですから!!」

「誰もカズマのことだなんて言ってないけどぉ?」

かなみ「か、からかわないでください……」

14 = 1 :

荒野

カズマ「まだかぁ?」

君島「カズマよぉ」

カズマ「なんだぁ?」

君島「お前さ、かなみちゃんのことどう思ってるわけ?」

カズマ「どうって、別に」

君島「あの子の気持ちにも応えてやれよ?」

カズマ「だから、こうして稼いでるじゃねえか」

君島「……」

カズマ「なんだよ?」

君島「かなみちゃん、可哀相に。俺なら、いつでもぎゅって抱きしめてやるのに」

カズマ「君島ぁ」

君島「嘘だよ。俺、人妻には興味ねーから」

カズマ「人妻?なんの話だ?」

君島「ダメ人間」

15 :

貯えがあるとはいえ、そのままだとカズマってほとんどサンレッド状態だしなあ

16 :

おもしろい

17 = 1 :

カズマ宅

カズマ「かなみぃ」

かなみ「カズくーん!!」タタタッ

カズマ「戻ったぜ」

かなみ「おかえり。ご飯にする?お風呂にする?それともわた―――」

カズマ「飯!」

かなみ「……」

カズマ「かなみ?どうしたんだ?」

かなみ「カズくん、お仕事どうだったの?」

カズマ「そうだったな。はい、今日の報酬だ」

かなみ「……これだけぇ?」

カズマ「簡単な仕事だったんだよ」

かなみ「ねえ、そろそろ真面目に……」

カズマ「今度はちゃんと稼いでくるから!!」

かなみ「はいはい。絶対だよ?」

18 :

とっとと書け太郎

19 :

あの二人にあるのは愛ですからね

20 = 1 :

カズマ「ふー、食った食った。あんがと、かなみ」

かなみ「カズくん」

カズマ「どうした?」

かなみ「カズくんは……あたしの料理食べていたいんだよね?それで一緒に居たいんだよね?」

カズマ「まあ……なぁ……」

かなみ「はぁー……」

カズマ「かなみ?」

かなみ「なら……あのね……あの……」

カズマ「もったいぶらずに言えよ」

かなみ「……結婚は?!」

カズマ「え?」

かなみ「結婚はどうするのっ!!?カズくんっ!!」

カズマ「け、けっこん?」

かなみ「……うん……だって……一緒にいたいなら……」

カズマ「別にしなくてもいいだろ?そんなこと」

21 = 16 :

ひゅー

22 :

いい夫婦になる

23 :

スクライド面白いよなぁ
支援

24 = 9 :

そんなことって……あーあ

25 = 1 :

かなみ「しなくても……いい……?」

カズマ「このままでもいいだろ」

かなみ「……」

カズマ「さて、と……」

かなみ「カズくん!!こっちきて!!」

カズマ「な、なんだよ!?」

かなみ「いいから!!」

カズマ「えー?」

かなみ「……」ゴソゴソ

カズマ「なにやって―――これ……金か」

かなみ「あたし、カズくんと結婚するためにお金貯めてるんだよ?」

カズマ「……」

かなみ「カズくんなら結婚してくれるって信じてたから……」

カズマ「……」

かなみ「……しないの?」

26 = 1 :

カズマ「かなみ、俺はまだそんなこと考えられねえよ」

かなみ「どうして?!」

カズマ「どうしてって……なんか想像できなねえつーっか」

かなみ「カズくん……」

カズマ「悪いな」

かなみ「……」

カズマ「さーて、寝るか」

かなみ「そうなんだ……」

カズマ「え?」

かなみ「あたし、カズくんのこと勘違いしてたかも」

カズマ「かなみ?おい……」

かなみ「あたしのこと……どうでもいいんだ」

カズマ「何言って……」

かなみ「もういいよ……カズくんなんて、知らない」

カズマ「お、おい!!かなみ!!」

27 :

>>1は雲慶

28 = 1 :

翌朝

カズマ「かなみぃ。朝飯は?」

かなみ「ふんっ」

カズマ「かなみ?おい」

かなみ「自分で用意したら?」

カズマ「何怒ってんだよ?」

かなみ「怒ってない」

カズマ「……」

君島「おはようございまーす」

カズマ「よお、君島ぁ」

かなみ「おはようございます」

君島「カズマ、ちょっと付き合えよ」

カズマ「おう。かなみ、行って来る」

かなみ「勝手にしたら」

君島「え……?かなみちゃん、どうしたの?」

29 = 1 :

かなみ「なんでもありません」

君島「うそうそ、かなみちゃん、なんかすっごく怖いけど?」

かなみ「……」

カズマ「かなみ、いい加減に……」

君島「こら、カズマ!!こっちこい!!」

カズマ「な、なんだよ?」

君島「どうした?夫婦喧嘩かぁ?」

カズマ「そんなんじゃねーよ」

君島「何があった、言ってみろよ」

カズマ「様子が変になったのは、昨日の夜だな」

君島「ほうほう」

カズマ「で、かなみが結婚しないのかって聞いてきて」

君島「なんだとぉ?!」ドゴォ!!

カズマ「ごほ?!き、君島ぁ!!!なにしや―――」

君島「その幸せを1/10でいいから俺にわけろぉ!!」

30 :

かなみぃぃぃぃ!!!

31 :

カズマが望んだ日常か

32 :

甲斐性なし

33 :

君島が生きてる頃のかなみって・・・

34 :

世界一かわいいよ

35 = 1 :

カズマ「意味わかんねーんだよ!!」

君島「それで、なんて答えたんだよ!!ハッピーアルター使いさん!!」

カズマ「別にしなくてもいいだろって」

君島「お……おま……」

カズマ「だってよぉ。結婚ってあれだろ?小難しい書類とか沢山書かなきゃダメなんだろ?メンドくせーし」

君島「おま……おま……」

カズマ「それに今の生活と何もかわんねーと思うし、しなくても―――」

君島「屑野郎!!」ドゴォ!!!

カズマ「がはっ?!」

君島「カズマぁ!!てめーは最低だ!!ダメ人間だ!!屑と鈍間と甲斐性ないも加えてやるよ!!」

カズマ「いい加減にしろよ、こらぁ……!!」

君島「今日はいい。俺は一人で行く」

カズマ「あ、おい」

君島「今日一日、おめーはかなみちゃんと一緒にいろ!!それでよく考えろ!!このやろう!!」

カズマ「このやろうとはなんだよ!!君島ぁ!!」

36 = 30 :

甲斐性無し!

37 = 1 :

カズマ「ったく……」

かなみ「さーてと、牧場行かなきゃ」

カズマ「……」

かなみ「……一緒に行く?」

カズマ「どうすっかなぁ……」

かなみ「君島さんを追いかけたら?」

カズマ「待てよ!かなみ!!」

かなみ「しらなーい」

カズマ「……」

かなみ「カズくんのこと嫌い」

カズマ「わかった!一緒に行く!!行くから!!」

かなみ「じゃあ、ついて来て」

カズマ「はいはい……」

かなみ「これぐらいじゃ、許さないからね」

カズマ「なんでそんなに怒ってたんだよぉ……」

38 :

ぶりっ。

39 :

数カ月前のssを思い出すな

40 = 30 :

>>39
なにそれ?

41 = 1 :

荒野

劉鳳「目撃情報に間違いはないな?」

シェリス「うん。この付近で昨日、見かけたって」

劉鳳「……」

シェリス「いこっ」

劉鳳「ああ」


君島「ありゃあ、ホーリー……」

君島「もしかしてカズマを探してんのか」

君島「まずいな……カズマに知らせないと」

君島「いや、知らせたら―――」


カズマ『来たか!!喧嘩だぁ!!!』

かなみ『カズくん!!どこいくの?!―――もう離婚するっ!!』


君島「って、なるか……」

君島「どうしよう……」

42 = 32 :

そっとしとこ

43 = 16 :

苦労人だな

44 :

マッドスプリクト

45 = 1 :

牧場

カズマ「あー!!はたらいたぁー!!」

カズマ「そして、腹へったぁ」

かなみ「……」

カズマ「かなみ?!昼飯は?!」

かなみ「……これ」

カズマ「お!さっすが、かなみ!」

かなみ「……」

カズマ「うん。うまいうまい」

かなみ「カズくん。あたしと結婚してくれないの?」

カズマ「してもしなくても一緒だろ?」

かなみ「はぁ……どうして……あたし、カズくんを選んじゃったんだろう……」

カズマ「かなみも食えよ、ほら」

かなみ「もういい!お昼もがんばってね!!」

カズマ「かなみ?!―――なんだよ、まだ怒ってんのか……?」

47 = 16 :

デカイんだよ!硬いんだよ!暴れっぱなしなんだよぉッ!!

48 :

この二人は安心感があるな

49 = 1 :

カズマ「ふー、食った。さてと、午後も働きますかぁ」

君島「カズマくぅーん」

カズマ「君島?どうしたんだよ?俺は今、労働をして気持ちのいい汗を流しているところだ。てめーみたいなチンピラと話をする暇は―――」

君島「ホーリーが来た」

カズマ「……なに?」

君島「お前を探してるっぽい」

カズマ「おっもしれぇ。喧嘩かぁ!?喧嘩だぁ!!!」

君島「まて!!まてよ!!」

カズマ「んだよ、君島ぁ」

君島「俺はな、お前に注意しに来ただけじゃない。止めにも来たんだよ」

カズマ「はぁ?」

君島「俺との約束、覚えてるよなぁ?かなみちゃんと1日一緒にいるって」

カズマ「知るかよ。ホーリーの野郎たちは放っておけねえだろ」

君島「確かにそうだが。でも、今日はダメだ。お前はかなみちゃんといるべきだ」

カズマ「そんなことできるか。あいつらを野放しにしてたら、かなみだってあぶねえんだぞ」


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