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元スレあかり「ダブちな」
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結衣「だけど、ちなつちゃんは待ってるんだ…ずっとずっと、あかりの事を」
結衣「もっと早く気付いていれば…好きになる前に止められたのに」
結衣「なんで誰かが傷付かなきゃいけないんだよ…あかりもちなつちゃんの悲しむ顔なんて見たくないのに…」
京子「…当たり前だろそんなの」
京子「私だって、やだよ…やだよぉ…」グスッ
結衣「なんであんなこと聞いちゃったんだろ…。『ちなつちゃんの事が本当に好きか』なんて」
結衣「そのちなつちゃんと別れて貰わないとダメだっていうのに…」
結衣「最低だ…私」
結衣「もっと早く気付いていれば…好きになる前に止められたのに」
結衣「なんで誰かが傷付かなきゃいけないんだよ…あかりもちなつちゃんの悲しむ顔なんて見たくないのに…」
京子「…当たり前だろそんなの」
京子「私だって、やだよ…やだよぉ…」グスッ
結衣「なんであんなこと聞いちゃったんだろ…。『ちなつちゃんの事が本当に好きか』なんて」
結衣「そのちなつちゃんと別れて貰わないとダメだっていうのに…」
結衣「最低だ…私」
京子「でも別れさせる以外にないよ…」
京子「あかりが過ごしたちなつちゃんとの数日間が無かった事になってしまうけど」
京子「あかりとちなつちゃんの為に…やらなきゃいけないんだよね」
結衣「そうだね…やらないと、ダメなんだ」
結衣「…終わらせよう、全部」
結衣「ごめん…あかり」
京子「あかりが過ごしたちなつちゃんとの数日間が無かった事になってしまうけど」
京子「あかりとちなつちゃんの為に…やらなきゃいけないんだよね」
結衣「そうだね…やらないと、ダメなんだ」
結衣「…終わらせよう、全部」
結衣「ごめん…あかり」
~翌日~
あかり「な、なんで今日のお祭り行けないの?」
京子「いやぁ~、今日用事出来ちゃって…。コムケもあって執筆活動に忙しいからさぁ、結衣もダメみたいで」
結衣「う、うん…ごめん。あかりとちなつちゃんだけで行って来なよ」
ちなつ「そ、そんなぁ…せっかくのお祭りなのに」
あかり「あっ…あの京子ちゃん…」
京子「どったのあかりちん」
あかり「もしかして、気を遣わせちゃったかな?」ボソッ
京子「…わかってるんならするべき事をしないとダメだぞっ」
あかり「な、なんで今日のお祭り行けないの?」
京子「いやぁ~、今日用事出来ちゃって…。コムケもあって執筆活動に忙しいからさぁ、結衣もダメみたいで」
結衣「う、うん…ごめん。あかりとちなつちゃんだけで行って来なよ」
ちなつ「そ、そんなぁ…せっかくのお祭りなのに」
あかり「あっ…あの京子ちゃん…」
京子「どったのあかりちん」
あかり「もしかして、気を遣わせちゃったかな?」ボソッ
京子「…わかってるんならするべき事をしないとダメだぞっ」
ちなつ「どうしたのあかりちゃん…京子先輩とコソコソ話して」
あかり「ち、ちなつちゃん! しょうがないから2人だけでも行こうよ夏祭り」
ちなつ「あかりちゃんがそう言うなら…しかたないか…」モジモジ
あかり「じゃあ、着替えてから夕方6時に神社に行くから!」
ちなつ「うん…わかった」
京子「2人共楽しんで来るんだぞー」
結衣「…またな」
結衣「京子、また後で6時に…」
京子「うん」
あかり「ち、ちなつちゃん! しょうがないから2人だけでも行こうよ夏祭り」
ちなつ「あかりちゃんがそう言うなら…しかたないか…」モジモジ
あかり「じゃあ、着替えてから夕方6時に神社に行くから!」
ちなつ「うん…わかった」
京子「2人共楽しんで来るんだぞー」
結衣「…またな」
結衣「京子、また後で6時に…」
京子「うん」
ちなつちゃんと…またデートだよ しかもお祭りデート…
昨日の結衣ちゃんの言葉のよく意味はわからないけど
ちなつちゃんの事を大切にしろって事かな?
結衣ちゃんも京子ちゃんも・・・あかり達の事ちゃんと見てくれてたんだ
だから、もっとちなつちゃんの事…大事にしなきゃ。大好きな人なんだから…
ちなつ「なに? ニヤニヤしちゃって」
あかり「えへへ…好きだよちなつちゃんの事」
ちなつ「い、いきなり…私だって好きなんだからっ」
ちなつ「ってバカップルにしか見えないじゃない。こんなやりとりしてたら」
~夕方~
お姉ちゃんに浴衣を着付けて貰い、待ち合わせ場所に向かう。
すっかり日が暮れて、道際の提燈達が屋台を照らす。辺りは焼きそばやたこ焼きの香りで満ちていた。
これで気分が高揚しない人なんている訳が無い。それに加えて、好きな人と一緒に
この雰囲気を味わうならば間違いないだろう。
その好きな人が来るのを、犬がエサを目の前に「待て」を命じられているかの様に今か今かと待った。
数分もしないうちに、それは「よし」に代わった。
ちなつ「だーれだ」ピタ
あかり「ひゃぁ…! びっくりするよちなつちゃん…」
ちなつ「あはは、せーかい」
ちなつ「いこっか、あかりちゃん♪」
昨日の結衣ちゃんの言葉のよく意味はわからないけど
ちなつちゃんの事を大切にしろって事かな?
結衣ちゃんも京子ちゃんも・・・あかり達の事ちゃんと見てくれてたんだ
だから、もっとちなつちゃんの事…大事にしなきゃ。大好きな人なんだから…
ちなつ「なに? ニヤニヤしちゃって」
あかり「えへへ…好きだよちなつちゃんの事」
ちなつ「い、いきなり…私だって好きなんだからっ」
ちなつ「ってバカップルにしか見えないじゃない。こんなやりとりしてたら」
~夕方~
お姉ちゃんに浴衣を着付けて貰い、待ち合わせ場所に向かう。
すっかり日が暮れて、道際の提燈達が屋台を照らす。辺りは焼きそばやたこ焼きの香りで満ちていた。
これで気分が高揚しない人なんている訳が無い。それに加えて、好きな人と一緒に
この雰囲気を味わうならば間違いないだろう。
その好きな人が来るのを、犬がエサを目の前に「待て」を命じられているかの様に今か今かと待った。
数分もしないうちに、それは「よし」に代わった。
ちなつ「だーれだ」ピタ
あかり「ひゃぁ…! びっくりするよちなつちゃん…」
ちなつ「あはは、せーかい」
ちなつ「いこっか、あかりちゃん♪」
あかり「たくさんお店出てるね~」
定番のカキ氷屋台の前に足を止める。赤、黄、青などのシロップがビンに詰められ
それを電球の光が照らし、更に映えさせていた。
結局、それを一つだけ買って二人で食べることに。祭りの時以外見ることのない
先端が広がったストローを2本貰い、適当なベンチに腰掛ける。
あかり「はい、あーん」
パクッ
ちなつ「んー、つべたっ」
あかり「別にストロー1本でも困らなかったね」
あかり「そだね~。他の所も見てまわろうよ。お腹減っちゃって」
ちなつ「それじゃ、他のとこ行こうよ。私もお腹減ったし」
あかり「ちなつちゃんが食べたい物決めてもいいよ?」
あかり「あっ…」
ちなつ「ん?どうしたの?」
あかり「あの薄ピンクのわたあめ…似てるね」
ちなつ「も、もしかして私の髪!?」
あかり「た、食べないよぉ」
定番のカキ氷屋台の前に足を止める。赤、黄、青などのシロップがビンに詰められ
それを電球の光が照らし、更に映えさせていた。
結局、それを一つだけ買って二人で食べることに。祭りの時以外見ることのない
先端が広がったストローを2本貰い、適当なベンチに腰掛ける。
あかり「はい、あーん」
パクッ
ちなつ「んー、つべたっ」
あかり「別にストロー1本でも困らなかったね」
あかり「そだね~。他の所も見てまわろうよ。お腹減っちゃって」
ちなつ「それじゃ、他のとこ行こうよ。私もお腹減ったし」
あかり「ちなつちゃんが食べたい物決めてもいいよ?」
あかり「あっ…」
ちなつ「ん?どうしたの?」
あかり「あの薄ピンクのわたあめ…似てるね」
ちなつ「も、もしかして私の髪!?」
あかり「た、食べないよぉ」
----------
ちなつ「ふぅ、結構食べちゃったね」
あかり「全部食べさせあいで恥ずかしかったよ…」
ちなつ「あかりちゃんから食べさせてなかったっけ?」
あかり「まあ…うん。そうだね」クス
ちなつ「最後の花火まで時間あるから、他にしたい事ない?」
あかり「したい事?」
ちなつ「その…こうやってデートしてる訳だし、なんかしたい事ないかなって」
あかり「う~ん…大体お祭りらしい遊びはやったけど」
あかり「こうやってちなつちゃんの側に座って居たいなぁ…」
ちなつ「そっか…私もそれかも」
ちなつ「ふぅ、結構食べちゃったね」
あかり「全部食べさせあいで恥ずかしかったよ…」
ちなつ「あかりちゃんから食べさせてなかったっけ?」
あかり「まあ…うん。そうだね」クス
ちなつ「最後の花火まで時間あるから、他にしたい事ない?」
あかり「したい事?」
ちなつ「その…こうやってデートしてる訳だし、なんかしたい事ないかなって」
あかり「う~ん…大体お祭りらしい遊びはやったけど」
あかり「こうやってちなつちゃんの側に座って居たいなぁ…」
ちなつ「そっか…私もそれかも」
あかり「あと、出来るなら…いつものしたいな」
ちなつ「いつものって?」
あかり「それは、いつもしてる…あれだよ…」
ちなつ「ふーん…」
あかり「ねぇ? ちなつちゃんは…?」
ちなつ「したいに決まってるじゃない、そんなの」
あかり「じゃあここで良いよ…キス、して」
ちなつ「あかりちゃんってば相当なキス魔になっちゃたねー」
ちなつ「いつものって?」
あかり「それは、いつもしてる…あれだよ…」
ちなつ「ふーん…」
あかり「ねぇ? ちなつちゃんは…?」
ちなつ「したいに決まってるじゃない、そんなの」
あかり「じゃあここで良いよ…キス、して」
ちなつ「あかりちゃんってば相当なキス魔になっちゃたねー」
ちなつ「私のテクで失神させちゃうんだからっ」
そう言うといきなり首の後ろを掴まれ強引にキスされてしまった。
雛がエサを啄ばむ様に何回も唇を突かれ、誰もいない林の中に水音が小さく響く
音も激しさを増し、今度は舌が入って来るのがわかった。
それが歯に当たったり自分の舌に触れたりする度に、快感で体がビクッと震え
押し返そうと神経を集中させた。そんなせめぎ合いをしているうちに
首に置いてある手は離され開放される。その時に、どちらのものか分からない唾液が地面に滴った。
あかり「んぁ…ちな…」
ちなつ「はぁ…ど、どうよ?」
あかり「頭がぼーっとしちゃって…何も」
ちなつ「さっき食べたりんご飴の味かなーこれは」
あかり「あはは…」
ちなつ「あかりちゃん、満足した?」
あかり「うん、もうお腹いっぱいだよ」
ちなつ「それは良かったわ」
瞬間、空が明るくなった。その後に聞こえてきた破裂音
花火の打ち上げが始まったようだ。
あかり「いつの間にかそんな時間だったんだ」
ちなつ「そうだね…」
あかり「そういえば、もうちなつちゃんと恋人になって3日経っちゃったんだ…」
あかり「恋人の練習のはずだったけど…本当の恋人になっちゃったね」
あかり「3日間だけって約束も、もう関係ないんだよね…?」
ちなつ「……」
あかり「ちなつちゃん……?」
ちなつ「3日だけって約束だったもんね…」
ちなつ「私は…今日であかりちゃんと…」
ちなつ「別れないと…いけないんだ」
あかり「うん、もうお腹いっぱいだよ」
ちなつ「それは良かったわ」
瞬間、空が明るくなった。その後に聞こえてきた破裂音
花火の打ち上げが始まったようだ。
あかり「いつの間にかそんな時間だったんだ」
ちなつ「そうだね…」
あかり「そういえば、もうちなつちゃんと恋人になって3日経っちゃったんだ…」
あかり「恋人の練習のはずだったけど…本当の恋人になっちゃったね」
あかり「3日間だけって約束も、もう関係ないんだよね…?」
ちなつ「……」
あかり「ちなつちゃん……?」
ちなつ「3日だけって約束だったもんね…」
ちなつ「私は…今日であかりちゃんと…」
ちなつ「別れないと…いけないんだ」
あかり「えっ…? な、なんで!?」
あかり「うそだよね? ねぇ冗談…だよね?」
あかり「もしかして…何か不満だったのかな、あかりじゃ…」
ちなつ「違うよ…私だって別れたくない…」
ちなつ「だって…」
ちなつ「ごめん! ちょっとトイレ行って来るから待ってて!」
あかり「あっ…」
あかり「うそだよね? ねぇ冗談…だよね?」
あかり「もしかして…何か不満だったのかな、あかりじゃ…」
ちなつ「違うよ…私だって別れたくない…」
ちなつ「だって…」
ちなつ「ごめん! ちょっとトイレ行って来るから待ってて!」
あかり「あっ…」
~神社裏~
ちなつ「やだ…あかりちゃんとずっと居たいよ…別れたくなんかない」ジワッ
ちなつ「なんでこうなるのよ…なんで」
ちなつ「やだぁ…あかりちゃん…」ポロポロ
結衣「ちなつちゃん」
ちなつ「―――――!」
ちなつ「ゆ、ゆ結衣先輩! な、京子先輩も…」
京子「やあ」
ちなつ「だって、先輩方今日は来れないって…!」
結衣「うん…。そうなんだけど」
ちなつ「やだ…あかりちゃんとずっと居たいよ…別れたくなんかない」ジワッ
ちなつ「なんでこうなるのよ…なんで」
ちなつ「やだぁ…あかりちゃん…」ポロポロ
結衣「ちなつちゃん」
ちなつ「―――――!」
ちなつ「ゆ、ゆ結衣先輩! な、京子先輩も…」
京子「やあ」
ちなつ「だって、先輩方今日は来れないって…!」
結衣「うん…。そうなんだけど」
結衣「さっき…ちなつちゃん何で泣いてたの?」
ちなつ「そ、それは…」
結衣「変な事聞くけど…もしかしてちなつちゃんさぁ」
結衣「"こっち"に来たんだろ?あかりを助ける為に」
ちなつ「……」
京子「私達は一昨日くらいに来たんだけど…ちなつちゃん?」
ちなつ「私だけじゃ無かったんですね…やっぱり…」
ちなつ「そ、それは…」
結衣「変な事聞くけど…もしかしてちなつちゃんさぁ」
結衣「"こっち"に来たんだろ?あかりを助ける為に」
ちなつ「……」
京子「私達は一昨日くらいに来たんだけど…ちなつちゃん?」
ちなつ「私だけじゃ無かったんですね…やっぱり…」
ちなつ「先輩達と同じです…私もあかりちゃんの為に…」
結衣「……」
結衣「ねぇ、どこから…来てたの? ちなつちゃんは」
ちなつ「たしか…皆でプールに行った時…から」
京子「そんなに前!?」
京子「ほぼ最初からじゃん……」
結衣「……答えてくれる?何であかりに…伝えなかったの?」
「ここは今病院で寝てる現実のあかりが見てる、夢みたいな所だって事を」
結衣「……」
結衣「ねぇ、どこから…来てたの? ちなつちゃんは」
ちなつ「たしか…皆でプールに行った時…から」
京子「そんなに前!?」
京子「ほぼ最初からじゃん……」
結衣「……答えてくれる?何であかりに…伝えなかったの?」
「ここは今病院で寝てる現実のあかりが見てる、夢みたいな所だって事を」
ちなつ「私、怖いんです…。あかりちゃんがこのまま死んじゃうんじゃないかって…」
ちなつ「それで…もう逢えなくなるなんて嫌で…」
ちなつ「わがまま言っちゃった…私があかりちゃんと一緒に居たいってわがままで」
ちなつ「結衣先輩、助けて下さい…。あかりちゃんと別れたくない…」ポロポロ
結衣「ちなつちゃん…私達には出来ない…」
ちなつ「なんでっ…! 私じゃ・・・無理なのに…」
結衣「ちなつちゃんがあかりに伝えなきゃ…別れるって」
結衣「あかりも…ちなつちゃんに言われた方が良いよ…」
結衣「好きなんだろ…? あかりの事…」
ちなつ「それで…もう逢えなくなるなんて嫌で…」
ちなつ「わがまま言っちゃった…私があかりちゃんと一緒に居たいってわがままで」
ちなつ「結衣先輩、助けて下さい…。あかりちゃんと別れたくない…」ポロポロ
結衣「ちなつちゃん…私達には出来ない…」
ちなつ「なんでっ…! 私じゃ・・・無理なのに…」
結衣「ちなつちゃんがあかりに伝えなきゃ…別れるって」
結衣「あかりも…ちなつちゃんに言われた方が良いよ…」
結衣「好きなんだろ…? あかりの事…」
結衣「私たちが言っちゃダメなんだ、ちなつちゃんじゃなきゃ…好きな人と最後を迎えなきゃ」
結衣「可哀想だろ…あかりが」
ちなつ「私が…あかりちゃんに…別れるって」
結衣「うん…ちゃんとお別れして、助けてやって…現実のあかりも、ちなつちゃんも」
ちなつ「……」
京子「ちなつちゃんが、やってくれるなら…」
ちなつ「私が…言う。言います…ちゃんと」
ちなつ「伝えて、助けます…!」
京子「ちなつちゃん…ごめんね。こんな事…」
結衣「可哀想だろ…あかりが」
ちなつ「私が…あかりちゃんに…別れるって」
結衣「うん…ちゃんとお別れして、助けてやって…現実のあかりも、ちなつちゃんも」
ちなつ「……」
京子「ちなつちゃんが、やってくれるなら…」
ちなつ「私が…言う。言います…ちゃんと」
ちなつ「伝えて、助けます…!」
京子「ちなつちゃん…ごめんね。こんな事…」
>>172
IDがワックス
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ちなつ「もう…京子先輩が何言ってるんですか。私吹っ切れましたから…!」
ちなつ「現実で…やり直せば…良いんです」
ちなつ「その私は…私じゃないかも知れませんけど…」
ちなつ「私、いってきます…! あかりちゃんのとこに」
結衣「うん…また逢おうね…」
京子「ばいばい、ちなつちゃん…またね」
ちなつ「また…向こうで逢ったら、私はあかりちゃん一途ですからね京子先輩っ」
ちなつ「現実で…やり直せば…良いんです」
ちなつ「その私は…私じゃないかも知れませんけど…」
ちなつ「私、いってきます…! あかりちゃんのとこに」
結衣「うん…また逢おうね…」
京子「ばいばい、ちなつちゃん…またね」
ちなつ「また…向こうで逢ったら、私はあかりちゃん一途ですからね京子先輩っ」
----------
あかり「あっ…ち、ちなつちゃん…おかえり」
ちなつ「ごめん…お待たせ」
あかり「……うん」
ちなつ「はい…麦茶貰ってきたよ。紙コップ入りが無料だったから」
あかり「あ、ありがとう…」
あかり「んっ……」ゴクゴク...
あかり「それで…ちなつちゃん…」
あかり「その…さっきのお話―――――
ちなつ「あかりちゃん、お別れ…しよ。ちゃんと」
あかり「……な、なんで」
ちなつ「でも、私はあかりちゃんの事が大好き…だから」
ちなつ「その"なんで"に答えるから、聞いて…」
あかり「あっ…ち、ちなつちゃん…おかえり」
ちなつ「ごめん…お待たせ」
あかり「……うん」
ちなつ「はい…麦茶貰ってきたよ。紙コップ入りが無料だったから」
あかり「あ、ありがとう…」
あかり「んっ……」ゴクゴク...
あかり「それで…ちなつちゃん…」
あかり「その…さっきのお話―――――
ちなつ「あかりちゃん、お別れ…しよ。ちゃんと」
あかり「……な、なんで」
ちなつ「でも、私はあかりちゃんの事が大好き…だから」
ちなつ「その"なんで"に答えるから、聞いて…」
あかり「…うん」
ちなつ「最初に…私はあかりちゃんが嫌いで別れるんじゃないって事」
ちなつ「逆に…好きだから。これだけは覚えておいて」
あかり「…わかってるよ」
ちなつ「それで、ここから何だけど…すっごく変な話で…」
ちなつ「笑わないで…聞いて貰える?」
あかり「…いいよ」
ちなつ「あのね…。あかりちゃん…は今事故に逢って寝てるの」
あかり「うん? えっ?」
ちなつ「あはは、そうなるよね…」
あかり「だって…あかりは今こうやってちなつちゃんとお話してるし…」
ちなつ「うん…。そうなんだけど…」
ちなつ「ここがその『事故に逢ったあかりちゃんの見てる夢』みたいな世界だったら?」
ちなつ「あかりちゃんが『事故に逢っていないと勘違いして、それが無かった事として日常が進んでいく世界』…だったら」
ちなつ「最初に…私はあかりちゃんが嫌いで別れるんじゃないって事」
ちなつ「逆に…好きだから。これだけは覚えておいて」
あかり「…わかってるよ」
ちなつ「それで、ここから何だけど…すっごく変な話で…」
ちなつ「笑わないで…聞いて貰える?」
あかり「…いいよ」
ちなつ「あのね…。あかりちゃん…は今事故に逢って寝てるの」
あかり「うん? えっ?」
ちなつ「あはは、そうなるよね…」
あかり「だって…あかりは今こうやってちなつちゃんとお話してるし…」
ちなつ「うん…。そうなんだけど…」
ちなつ「ここがその『事故に逢ったあかりちゃんの見てる夢』みたいな世界だったら?」
ちなつ「あかりちゃんが『事故に逢っていないと勘違いして、それが無かった事として日常が進んでいく世界』…だったら」
あかり「な、何かの冗談…だよね?」
ちなつ「本当…だよ」
ちなつ「少し前に…先輩達と一緒に市民プール行ったの覚えてる?」
あかり「そういえば…うん」
ちなつ「そこで、深めのプールがあったのは…覚えてる?」
あかり「うん…足が届かなかったから結衣ちゃんにおんぶして貰った…」
ちなつ「そこでね…あかりちゃんが足をつって溺れちゃったんだ…」
ちなつ「私のせいで…」
あかり「……なにがあったの?」
ちなつ「そばに居たのに何も出来なかった、助けられなかった。あかりちゃんの事を…」
ちなつ「結衣先輩たちも呼んだけど気付いて貰えなくて…」
ちなつ「その後、すぐに監視員の人が来て助けて貰ったんだけど」
ちなつ「あかりちゃんは…病院で見てもらってるけど、寝たままで…」
あかり「本当…なの…それ」
ちなつ「…うん。本当、全部」
ちなつ「本当…だよ」
ちなつ「少し前に…先輩達と一緒に市民プール行ったの覚えてる?」
あかり「そういえば…うん」
ちなつ「そこで、深めのプールがあったのは…覚えてる?」
あかり「うん…足が届かなかったから結衣ちゃんにおんぶして貰った…」
ちなつ「そこでね…あかりちゃんが足をつって溺れちゃったんだ…」
ちなつ「私のせいで…」
あかり「……なにがあったの?」
ちなつ「そばに居たのに何も出来なかった、助けられなかった。あかりちゃんの事を…」
ちなつ「結衣先輩たちも呼んだけど気付いて貰えなくて…」
ちなつ「その後、すぐに監視員の人が来て助けて貰ったんだけど」
ちなつ「あかりちゃんは…病院で見てもらってるけど、寝たままで…」
あかり「本当…なの…それ」
ちなつ「…うん。本当、全部」
ちなつ「何か、思い当たる事ない?今あかりちゃんはベッドに寝ているはず…」
ちなつ「私からは…向こうの事は分からないから」
あかり「思い当たる事って…?」
ちなつ「例えば…水場が怖いとか…変な夢みたり」
あかり「夢…って」
あかり「病院みたいな所で、あかりが寝ている夢…」
ちなつ「な、何かあるの?」
あかり「うん、夢をみたんだ何回も…。あかりが病院のベッドに寝てて、皆が泣いてる…夢」
あかり「あかりが死んじゃう、とか言ってて京子ちゃんが泣いてたり…結衣ちゃんも」
あかり「凄くハッキリした夢で…怖かった」
ちなつ「やっぱり…そうなんだ」
ちなつ「私からは…向こうの事は分からないから」
あかり「思い当たる事って…?」
ちなつ「例えば…水場が怖いとか…変な夢みたり」
あかり「夢…って」
あかり「病院みたいな所で、あかりが寝ている夢…」
ちなつ「な、何かあるの?」
あかり「うん、夢をみたんだ何回も…。あかりが病院のベッドに寝てて、皆が泣いてる…夢」
あかり「あかりが死んじゃう、とか言ってて京子ちゃんが泣いてたり…結衣ちゃんも」
あかり「凄くハッキリした夢で…怖かった」
ちなつ「やっぱり…そうなんだ」
あかり「本当の事なの…? ちなつちゃんが話してくれたのは…」
ちなつ「信じられないよね…こんな事」
あかり「うん…。でもなんで、ちなつちゃんはそんな事を知ってるの?」
あかり「もし、本当だとしたら…」
ちなつ「私はね…」
ちなつ「あかりちゃんにこの事を伝えて、起きて貰う為にここに来たの」
ちなつ「今、病院で寝てるはずのあかりちゃんに」
あかり「え、えーと…今あかりは本当は寝てて、それを起こす為にちなつちゃんが…」
あかり「ここって…あかりの夢? なんだよね?」
ちなつ「うん。多分…。感覚はあるんだけどね…」
あかり「その夢? の中にちなつちゃんが入って来てくれた…ってことで良いの?」
ちなつ「そういう事だね」
あかり「じゃ、じゃあどうやって来たの…? あかりの夢の中なのに」
ちなつ「それは、私にも良くわからないの…」
あかり「わ、わからないって…」
ちなつ「信じられないよね…こんな事」
あかり「うん…。でもなんで、ちなつちゃんはそんな事を知ってるの?」
あかり「もし、本当だとしたら…」
ちなつ「私はね…」
ちなつ「あかりちゃんにこの事を伝えて、起きて貰う為にここに来たの」
ちなつ「今、病院で寝てるはずのあかりちゃんに」
あかり「え、えーと…今あかりは本当は寝てて、それを起こす為にちなつちゃんが…」
あかり「ここって…あかりの夢? なんだよね?」
ちなつ「うん。多分…。感覚はあるんだけどね…」
あかり「その夢? の中にちなつちゃんが入って来てくれた…ってことで良いの?」
ちなつ「そういう事だね」
あかり「じゃ、じゃあどうやって来たの…? あかりの夢の中なのに」
ちなつ「それは、私にも良くわからないの…」
あかり「わ、わからないって…」
ちなつ「こっちに『来た』って言ったけど、実際には創られたって言った方が正しいかも…』
あかり「つくられた?」
ちなつ「私の意志に…」
ちなつ「本当の…現実に居る"吉川ちなつ"に創られた、あかりちゃんを助けたいって意志」
ちなつ「私ね…本当は私じゃないみたいなんだ…」
あかり「何言ってるの…? ち、ちなつちゃんがちなつちゃんじゃないって…」
ちなつ「私には向こうの事が…。現実の事が一切分からない…」
ちなつ「ただあかりちゃんを助けたいって想い、意思で…」
ちなつ「ここに生まれた…。私は、あかりちゃんの夢の中だけでしか生きられない存在なんだ」
あかり「つくられた?」
ちなつ「私の意志に…」
ちなつ「本当の…現実に居る"吉川ちなつ"に創られた、あかりちゃんを助けたいって意志」
ちなつ「私ね…本当は私じゃないみたいなんだ…」
あかり「何言ってるの…? ち、ちなつちゃんがちなつちゃんじゃないって…」
ちなつ「私には向こうの事が…。現実の事が一切分からない…」
ちなつ「ただあかりちゃんを助けたいって想い、意思で…」
ちなつ「ここに生まれた…。私は、あかりちゃんの夢の中だけでしか生きられない存在なんだ」
つまり…ここは『本当』じゃなくてあかりの見てる…夢?
そして、このちなつちゃんは夢に入ってきた…。病院で寝てるあかりを助けようとして
あかり「本当…なんだ」
ちなつ「……だから、あかりちゃんには起きて貰わないと…困るよ」
あかり「でも…だとしても、起きるってどうやれば……」
ちなつ「あかりちゃん、凄く鮮明な夢を見たって言ったよね? 病院で寝てるって夢」
ちなつ「多分…たぶんだけど、それが現実…なんだと思う」
ちなつ「あかりちゃんはそれを夢だって勘違いして…今居るここが現実なんだってまた勘違いしてるから起きられなかった…」
あかり「じゃあ、次に夢を見た時に起きられるの…?」
ちなつ「そうなるね…かもだけど」
そして、このちなつちゃんは夢に入ってきた…。病院で寝てるあかりを助けようとして
あかり「本当…なんだ」
ちなつ「……だから、あかりちゃんには起きて貰わないと…困るよ」
あかり「でも…だとしても、起きるってどうやれば……」
ちなつ「あかりちゃん、凄く鮮明な夢を見たって言ったよね? 病院で寝てるって夢」
ちなつ「多分…たぶんだけど、それが現実…なんだと思う」
ちなつ「あかりちゃんはそれを夢だって勘違いして…今居るここが現実なんだってまた勘違いしてるから起きられなかった…」
あかり「じゃあ、次に夢を見た時に起きられるの…?」
ちなつ「そうなるね…かもだけど」
あかり「なんだぁ…死んじゃうのかと思った。もし本当の話だったら…」
ちなつ「……」
あかり「今度夢見た時に、意識すれば良いんだね? そこが本当なんだって」
ちなつ「うん…」
あかり「そっか…良かったよぉ」
あかり「死んじゃったら…向こうでちなつちゃんと逢えないもんね」
あかり「早く戻ったら…。またこうやってデートしたいから…ちなつちゃんと」
ちなつ「……」
ちなつ「……」
あかり「今度夢見た時に、意識すれば良いんだね? そこが本当なんだって」
ちなつ「うん…」
あかり「そっか…良かったよぉ」
あかり「死んじゃったら…向こうでちなつちゃんと逢えないもんね」
あかり「早く戻ったら…。またこうやってデートしたいから…ちなつちゃんと」
ちなつ「……」
あかり「出来るよね?」
ちなつ「え…?」
あかり「だから、ちなつちゃんと一緒に戻って…こうやってお祭り行ったり…」
あかり「ね…?」
ちなつ「………いよ」
あかり「…?」
ちなつ「もう出来ないよ…。私とは」
あかり「な、なんで…! そんな」
ちなつ「言ったじゃない、私はここでしか生きられないって…」
ちなつ「あかりちゃんにとって私も…。ただの夢でしかないんだよ…?」
あかり「それじゃあ…向こうの、あかりが起きて出会うちなつちゃんは…?」
ちなつ「『私』じゃないんだ…。それは数日前のプールに行った時までの私… あかりちゃんと付き合う前の私。」
ちなつ「お祭りではしゃいだり、買い物行ったり、結衣先輩の家で一緒にお風呂入ったり…キスしたり」
ちなつ「あかりちゃんの色んな表情を知らない私…。この数日間が消えちゃった…私だよ」
あかり「う…そ…だよね。もうちなつちゃんと…会えないなんて…」
ちなつ「本当だよ…。ただ、数日間の出来事をあかりちゃんだけが覚えていて…」
ちなつ「現実、"本当の私"は知らないんだ」
ちなつ「今までの事…。」
あかり「そんなのダメだよ…! あかりはちなつちゃんと…一緒じゃなきゃ、嫌だよ!」
ちなつ「…起きなきゃもっとダメよ!」
ちなつ「言ったじゃない、私はここでしか生きられないって…」
ちなつ「あかりちゃんにとって私も…。ただの夢でしかないんだよ…?」
あかり「それじゃあ…向こうの、あかりが起きて出会うちなつちゃんは…?」
ちなつ「『私』じゃないんだ…。それは数日前のプールに行った時までの私… あかりちゃんと付き合う前の私。」
ちなつ「お祭りではしゃいだり、買い物行ったり、結衣先輩の家で一緒にお風呂入ったり…キスしたり」
ちなつ「あかりちゃんの色んな表情を知らない私…。この数日間が消えちゃった…私だよ」
あかり「う…そ…だよね。もうちなつちゃんと…会えないなんて…」
ちなつ「本当だよ…。ただ、数日間の出来事をあかりちゃんだけが覚えていて…」
ちなつ「現実、"本当の私"は知らないんだ」
ちなつ「今までの事…。」
あかり「そんなのダメだよ…! あかりはちなつちゃんと…一緒じゃなきゃ、嫌だよ!」
ちなつ「…起きなきゃもっとダメよ!」
ちなつ「京子先輩も、結衣先輩もあかりちゃんのお姉ちゃんやもっと色んな人が待ってるのに」
ちなつ「待ってるの…わ、私も! "私じゃないちなつ"もあかりちゃんの事待ってるの!」
ちなつ「だから…お願い。約束通り…今日で恋人の練習を終わりにしようよ…」
あかり「……」
あかり「ううん…… やだよ。ちなつちゃんは…本当にそれで良いの!?」
あかり「もし…これが本当の話で、ここが夢で…。その夢を見ているあかりが起きちゃったら…」
あかり「ちなつちゃんが…貴女が消えちゃうんでしょ!?」
ちなつ「……そうかもね」
あかり「ダメだよ…! あかりは、ちなつちゃんが……」
ちなつ「私は吉川ちなつじゃない」
ちなつ「…でもね、そんな私を好きでいてくれる人がいて、私もただの夢なのに…」
ちなつ「こんな私を…偽者の吉川ちなつを、あかりちゃんは好きでいてくれた…」
あかり「ち…なつちゃん?」
ちなつちゃんは頬を伝う涙も拭わず、笑顔のまま泣いていた。
ちなつ「待ってるの…わ、私も! "私じゃないちなつ"もあかりちゃんの事待ってるの!」
ちなつ「だから…お願い。約束通り…今日で恋人の練習を終わりにしようよ…」
あかり「……」
あかり「ううん…… やだよ。ちなつちゃんは…本当にそれで良いの!?」
あかり「もし…これが本当の話で、ここが夢で…。その夢を見ているあかりが起きちゃったら…」
あかり「ちなつちゃんが…貴女が消えちゃうんでしょ!?」
ちなつ「……そうかもね」
あかり「ダメだよ…! あかりは、ちなつちゃんが……」
ちなつ「私は吉川ちなつじゃない」
ちなつ「…でもね、そんな私を好きでいてくれる人がいて、私もただの夢なのに…」
ちなつ「こんな私を…偽者の吉川ちなつを、あかりちゃんは好きでいてくれた…」
あかり「ち…なつちゃん?」
ちなつちゃんは頬を伝う涙も拭わず、笑顔のまま泣いていた。
ちなつ「こんな世界にあかりちゃんを救う為だけに生まれてきた私にも…意味をくれた」
ちなつ「本当に好きな人と恋人になって、幸せな気持ちを知る事ができた」
ちなつ「あかりちゃんが教えてくれたんだよ? 私に…」
ちなつ「本当なら、役目を果たして、それを知る事もなく消えていた私に」
あかり「……」
ちなつ「ありがとう、こんな気持ちを教えてくれて…」
ちなつ「わがままも言っちゃったし…もう良いんだ私は」
あかり「嫌だよ…。ちなつちゃんが居なくなっちゃうなんて…」
ちなつ「私は、私だよ。"向こう"にいる私も」
ちなつ「だから…好きでいてくれるかな…? あかりちゃんは私の事」
ちなつ「ちゃんと、私の事見てくれるかな…」
あかり「…好きだよ。絶対にそれだけは…」
ちなつ「"本当の吉川ちなつ"…結衣先輩に一途な私でも?」
あかり「好きだよ! 私は、ちなつちゃんの事が好き!」
あかり「絶対に、今のちなつちゃんと別れても…。約束だよ」
ちなつ「……そっか。その言葉が一番聞きたかった」
ちなつ「あかりちゃん…そろそろ、みんなの所に帰らないとね」
ちなつ「私は、私だよ。"向こう"にいる私も」
ちなつ「だから…好きでいてくれるかな…? あかりちゃんは私の事」
ちなつ「ちゃんと、私の事見てくれるかな…」
あかり「…好きだよ。絶対にそれだけは…」
ちなつ「"本当の吉川ちなつ"…結衣先輩に一途な私でも?」
あかり「好きだよ! 私は、ちなつちゃんの事が好き!」
あかり「絶対に、今のちなつちゃんと別れても…。約束だよ」
ちなつ「……そっか。その言葉が一番聞きたかった」
ちなつ「あかりちゃん…そろそろ、みんなの所に帰らないとね」
あかり「か、帰るって…あかりが眠らなきゃ…ダメなんでしょ?」
あかり「あ…あれ…?」
顔が熱くなって頭がフラフラする。瞼も重くてすぐにでも眠りそうな位
体の力が抜けるのがわかる。昔、ジュースと間違ってお酒を飲んだ時と同じだるさ。
なんで…こんなに都合良く眠気が…。
ちなつ「ごめんね…あかりちゃん。こんな物使いたくなかったけど…」
あかり「ち…ちなちゃ…何だか、眠くなっちゃったよ…」
あかり「まだ…戻りたくないのに…やだ」
あかり「あ…、ち…なちゃ…」
あかり「してよぉ…ちなつちゃん…最後に…」
あかり「あ…あれ…?」
顔が熱くなって頭がフラフラする。瞼も重くてすぐにでも眠りそうな位
体の力が抜けるのがわかる。昔、ジュースと間違ってお酒を飲んだ時と同じだるさ。
なんで…こんなに都合良く眠気が…。
ちなつ「ごめんね…あかりちゃん。こんな物使いたくなかったけど…」
あかり「ち…ちなちゃ…何だか、眠くなっちゃったよ…」
あかり「まだ…戻りたくないのに…やだ」
あかり「あ…、ち…なちゃ…」
あかり「してよぉ…ちなつちゃん…最後に…」
ちなつ「あかりちゃん…大好きだよ」
冷たく柔らかい物が優しく、自分の口に触れた。
眠気を押さえ込み、何とか行為に気を向ける。それはいつもよりしょっぱくて…
塩水を舐めてるみたい…。でも一番好きな味と感触だった。
少しするとその感覚は、ふわりと消えて行った――――
「向こうの私も…好きになるから。あかりちゃんの事…」
「"私"が好きになったんだから…。また、いろんな所、行こうね…」
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