元スレ登山家「さ、登山の始まりだ!」ハーピー「あら?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 :
僕もハーピーちゃんを性奴隷にしたいです><
102 :
されたいですぅ
103 :
がんがれ
104 = 96 :
ワープ石を崖に投げろ!!
105 = 70 :
ハーピー「ああ、もしかしてあの人たちのこと?」
登山家「え?」
ハーピー「全員私の家で寝てるけど」
登山家「ええっ!?」
ハーピー「いきなり私の前に現れて、なにやらわめいた後、
倒れちゃったのよ」
ハーピー「とりあえず寝かせたけど、全然よくならなくて困ってたのよね」
登山家(どういうことだ……!?)
106 = 97 :
高山病か
107 :
オバダビィトゥデイ
スノウハーピィ!!
108 = 101 :
気圧差で身体がヤバいのか
109 = 99 :
空気の問題か
110 :
>>107
俺と一緒に本スレ帰るぞ
111 :
深海から急に釣り上げられた魚と同じ状態か
112 = 70 :
ハーピーの家──
魔法使いと雇われた兵士たちが、苦しそうにうなっていた。
「う~ん……」 「か、体が……」 「ううぅ……」
魔法使い「うぅ……く、苦しい……」ハァハァ
登山家「…………」
登山家「これは……高山病だ」
ハーピー「高山病?」
登山家「空気の薄いところだと、人間は体調を崩してしまうことがあるんだ」
(山に慣れてない彼らがいきなりここに飛んできたら、
こうなるのは当然だったんだ……)
ハーピー「人間って不便ねえ」
113 = 92 :
あれはマジで苦しい
みんなも気をつけろよ!
114 = 70 :
ハーピー「どうすれば治るの?」
登山家「ハーピーさんが介抱していたおかげで重症には至ってないから、
空気がたっぷりある地上に戻ればそのうち治ると思う」
ハーピー「なぁんだ、よかった。
じゃああとでまとめて地上に運んでいけばいいのね」
登山家「それで大丈夫なハズだ」
ハーピー「……ところであなた、私を心配してくれたの?」
登山家「そりゃそうだよ!
彼らがここにやってきたのは俺のせいでもあるし……」
ハーピー「俺のせいって、どういうこと?」
115 = 70 :
ハーピー「──なるほど、あの石がねぇ」
登山家「ごめん……!」
ハーピー「わざとじゃないんだし、別にかまわないわよ。
普通の石じゃないってのは、なんとなく分かってたしね。
あとで壊しておくわ」
ハーピー「それに、高山病ってので倒れた方が彼らには幸運だったでしょうね」
ハーピー「仮にまともに戦っても、あんな人間たちにやられるほどヤワじゃないもの」
登山家(たしかに……いくら魔法使いたちが強いといっても、
あのスピードで自在に動ける彼女には歯が立たなかっただろうな)
登山家(結局……全ては俺の思いすごしだったワケか。
でもまあ、無事でなによりだけど)
116 = 70 :
ハーピー「ところで……すごいじゃない」
登山家「え?」
ハーピー「最初は私の助けを借りつつも登るのに四日もかかった山を、
たったの半日で登るなんて」
登山家「あ、そういえば……!
まあ、途中で虎の魔物や鳥たちに助けられたおかげだけど」
ハーピー「それだけ私が心配だった?」
登山家「心配だったよ……ホントに二度と会えなくなるんじゃないかと思った」
ハーピー「ありがとう」ファサッ
登山家「い、いやぁ、俺なんて結局なにもしてないし」
118 = 70 :
登山家「ハ、ハーピーさん」
ハーピー「?」
登山家「俺、もしハーピーさんの力を借りずにこの山を登れたら
いおうと思ってたことがあるんだ」
登山家「まさかこんなに早く実現するとは思わなかったけど……
いわせてもらう!」
ハーピー「え、なになに?」
120 = 70 :
登山家「ハーピーさん……俺と一緒に世界中の山を登らないか?」
ハーピー「!」
登山家「今後登山技術が発達したら、
あの魔法使いみたいなことを考える人が増えるかもしれないし……。
いつまでもここにいたら、危ないと思うんだ」
登山家「それに……」
登山家「それに──」
登山家「俺、もっとハーピーさんと一緒にいたいんだ!」
ハーピー「…………」
登山家「あ、でも飛ぶのは怖いからあんまりナシで……」
登山家「どう、だろ……?」チラッ
ハーピー「ふふっ……」
ハーピー「いいわよ」バサッ
121 :
まさかここまできて腹筋とかじゃないだろうな…
122 = 70 :
ハーピー「登山する時は、あなたのルール(徒歩)に従ってあげる」
ハーピー「ただし、あなたも空に慣れるようにしてね。
普段の移動は空にした方が絶対早いもの」
登山家「あ、ああ……が、頑張るよ……」
(慣れられるかなぁ……)
ハーピー(私が山を出るきっかけ──まさかあなたになるとは思わなかったわ)
ハーピー(でもまさか……こんな形で夢が叶うとはね)
ハーピー「よろしくね、登山家さん」
登山家「こちらこそよろしく、ハーピーさん」
123 = 100 :
えんだああああああああああああ
124 :
いやああああああああああああああああ
125 = 70 :
ハーピー「さてと、じゃあまずはあの人たちを戻してやらないとね。
いつまでも寝てもらっててもジャマだし」
登山家「これで彼らも、少しは山の怖さってのは知っただろうさ」
こうして魔法使いたちは地上に戻された。
魔法使い「もう二度と高山の頂上にワープなんてしないよ」
※後日、週刊魔法雑誌のインタビューにて
126 :
よかった
127 = 70 :
ハーピー「じゃあまずどこに行く?」
登山家「えぇとここから西にある山脈なんてどうだい?」
ハーピー「じゃあ爪で持ち上げられるのは怖いでしょうから、私におぶさって」
登山家「さ……最初はゆっくり飛んでくれよ、後生だから」ガシッ
ハーピー「はいはい」バサッ
登山家「うわわっ! 高いぃ~!」
こうしてこの山からハーピーは旅立ってしまった……。
しかしこれ以後、世界各地で山を登る若い男性とハーピーの目撃例が相次いだという。
~おわり~
132 :
おつ
135 = 92 :
乙乙
136 :
ハーピー「なんで山に登るの?」
登山家「他にすることが無いからさ!」
ってネタ思い出した
137 :
おっつ
誰かがいったせいでポケモンのあいつで再生された
いい話だった(小並感)
みんなの評価 : ☆
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