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元スレ登山家「さ、登山の始まりだ!」ハーピー「あら?」
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ハーピー「ああ、もしかしてあの人たちのこと?」
登山家「え?」
ハーピー「全員私の家で寝てるけど」
登山家「ええっ!?」
ハーピー「いきなり私の前に現れて、なにやらわめいた後、
倒れちゃったのよ」
ハーピー「とりあえず寝かせたけど、全然よくならなくて困ってたのよね」
登山家(どういうことだ……!?)
登山家「え?」
ハーピー「全員私の家で寝てるけど」
登山家「ええっ!?」
ハーピー「いきなり私の前に現れて、なにやらわめいた後、
倒れちゃったのよ」
ハーピー「とりあえず寝かせたけど、全然よくならなくて困ってたのよね」
登山家(どういうことだ……!?)
>>107
俺と一緒に本スレ帰るぞ
俺と一緒に本スレ帰るぞ
ハーピーの家──
魔法使いと雇われた兵士たちが、苦しそうにうなっていた。
「う~ん……」 「か、体が……」 「ううぅ……」
魔法使い「うぅ……く、苦しい……」ハァハァ
登山家「…………」
登山家「これは……高山病だ」
ハーピー「高山病?」
登山家「空気の薄いところだと、人間は体調を崩してしまうことがあるんだ」
(山に慣れてない彼らがいきなりここに飛んできたら、
こうなるのは当然だったんだ……)
ハーピー「人間って不便ねえ」
魔法使いと雇われた兵士たちが、苦しそうにうなっていた。
「う~ん……」 「か、体が……」 「ううぅ……」
魔法使い「うぅ……く、苦しい……」ハァハァ
登山家「…………」
登山家「これは……高山病だ」
ハーピー「高山病?」
登山家「空気の薄いところだと、人間は体調を崩してしまうことがあるんだ」
(山に慣れてない彼らがいきなりここに飛んできたら、
こうなるのは当然だったんだ……)
ハーピー「人間って不便ねえ」
ハーピー「どうすれば治るの?」
登山家「ハーピーさんが介抱していたおかげで重症には至ってないから、
空気がたっぷりある地上に戻ればそのうち治ると思う」
ハーピー「なぁんだ、よかった。
じゃああとでまとめて地上に運んでいけばいいのね」
登山家「それで大丈夫なハズだ」
ハーピー「……ところであなた、私を心配してくれたの?」
登山家「そりゃそうだよ!
彼らがここにやってきたのは俺のせいでもあるし……」
ハーピー「俺のせいって、どういうこと?」
登山家「ハーピーさんが介抱していたおかげで重症には至ってないから、
空気がたっぷりある地上に戻ればそのうち治ると思う」
ハーピー「なぁんだ、よかった。
じゃああとでまとめて地上に運んでいけばいいのね」
登山家「それで大丈夫なハズだ」
ハーピー「……ところであなた、私を心配してくれたの?」
登山家「そりゃそうだよ!
彼らがここにやってきたのは俺のせいでもあるし……」
ハーピー「俺のせいって、どういうこと?」
ハーピー「──なるほど、あの石がねぇ」
登山家「ごめん……!」
ハーピー「わざとじゃないんだし、別にかまわないわよ。
普通の石じゃないってのは、なんとなく分かってたしね。
あとで壊しておくわ」
ハーピー「それに、高山病ってので倒れた方が彼らには幸運だったでしょうね」
ハーピー「仮にまともに戦っても、あんな人間たちにやられるほどヤワじゃないもの」
登山家(たしかに……いくら魔法使いたちが強いといっても、
あのスピードで自在に動ける彼女には歯が立たなかっただろうな)
登山家(結局……全ては俺の思いすごしだったワケか。
でもまあ、無事でなによりだけど)
登山家「ごめん……!」
ハーピー「わざとじゃないんだし、別にかまわないわよ。
普通の石じゃないってのは、なんとなく分かってたしね。
あとで壊しておくわ」
ハーピー「それに、高山病ってので倒れた方が彼らには幸運だったでしょうね」
ハーピー「仮にまともに戦っても、あんな人間たちにやられるほどヤワじゃないもの」
登山家(たしかに……いくら魔法使いたちが強いといっても、
あのスピードで自在に動ける彼女には歯が立たなかっただろうな)
登山家(結局……全ては俺の思いすごしだったワケか。
でもまあ、無事でなによりだけど)
ハーピー「ところで……すごいじゃない」
登山家「え?」
ハーピー「最初は私の助けを借りつつも登るのに四日もかかった山を、
たったの半日で登るなんて」
登山家「あ、そういえば……!
まあ、途中で虎の魔物や鳥たちに助けられたおかげだけど」
ハーピー「それだけ私が心配だった?」
登山家「心配だったよ……ホントに二度と会えなくなるんじゃないかと思った」
ハーピー「ありがとう」ファサッ
登山家「い、いやぁ、俺なんて結局なにもしてないし」
登山家「え?」
ハーピー「最初は私の助けを借りつつも登るのに四日もかかった山を、
たったの半日で登るなんて」
登山家「あ、そういえば……!
まあ、途中で虎の魔物や鳥たちに助けられたおかげだけど」
ハーピー「それだけ私が心配だった?」
登山家「心配だったよ……ホントに二度と会えなくなるんじゃないかと思った」
ハーピー「ありがとう」ファサッ
登山家「い、いやぁ、俺なんて結局なにもしてないし」
登山家「ハ、ハーピーさん」
ハーピー「?」
登山家「俺、もしハーピーさんの力を借りずにこの山を登れたら
いおうと思ってたことがあるんだ」
登山家「まさかこんなに早く実現するとは思わなかったけど……
いわせてもらう!」
ハーピー「え、なになに?」
ハーピー「?」
登山家「俺、もしハーピーさんの力を借りずにこの山を登れたら
いおうと思ってたことがあるんだ」
登山家「まさかこんなに早く実現するとは思わなかったけど……
いわせてもらう!」
ハーピー「え、なになに?」
登山家「ハーピーさん……俺と一緒に世界中の山を登らないか?」
ハーピー「!」
登山家「今後登山技術が発達したら、
あの魔法使いみたいなことを考える人が増えるかもしれないし……。
いつまでもここにいたら、危ないと思うんだ」
登山家「それに……」
登山家「それに──」
登山家「俺、もっとハーピーさんと一緒にいたいんだ!」
ハーピー「…………」
登山家「あ、でも飛ぶのは怖いからあんまりナシで……」
登山家「どう、だろ……?」チラッ
ハーピー「ふふっ……」
ハーピー「いいわよ」バサッ
ハーピー「!」
登山家「今後登山技術が発達したら、
あの魔法使いみたいなことを考える人が増えるかもしれないし……。
いつまでもここにいたら、危ないと思うんだ」
登山家「それに……」
登山家「それに──」
登山家「俺、もっとハーピーさんと一緒にいたいんだ!」
ハーピー「…………」
登山家「あ、でも飛ぶのは怖いからあんまりナシで……」
登山家「どう、だろ……?」チラッ
ハーピー「ふふっ……」
ハーピー「いいわよ」バサッ
ハーピー「登山する時は、あなたのルール(徒歩)に従ってあげる」
ハーピー「ただし、あなたも空に慣れるようにしてね。
普段の移動は空にした方が絶対早いもの」
登山家「あ、ああ……が、頑張るよ……」
(慣れられるかなぁ……)
ハーピー(私が山を出るきっかけ──まさかあなたになるとは思わなかったわ)
ハーピー(でもまさか……こんな形で夢が叶うとはね)
ハーピー「よろしくね、登山家さん」
登山家「こちらこそよろしく、ハーピーさん」
ハーピー「ただし、あなたも空に慣れるようにしてね。
普段の移動は空にした方が絶対早いもの」
登山家「あ、ああ……が、頑張るよ……」
(慣れられるかなぁ……)
ハーピー(私が山を出るきっかけ──まさかあなたになるとは思わなかったわ)
ハーピー(でもまさか……こんな形で夢が叶うとはね)
ハーピー「よろしくね、登山家さん」
登山家「こちらこそよろしく、ハーピーさん」
ハーピー「さてと、じゃあまずはあの人たちを戻してやらないとね。
いつまでも寝てもらっててもジャマだし」
登山家「これで彼らも、少しは山の怖さってのは知っただろうさ」
こうして魔法使いたちは地上に戻された。
魔法使い「もう二度と高山の頂上にワープなんてしないよ」
※後日、週刊魔法雑誌のインタビューにて
いつまでも寝てもらっててもジャマだし」
登山家「これで彼らも、少しは山の怖さってのは知っただろうさ」
こうして魔法使いたちは地上に戻された。
魔法使い「もう二度と高山の頂上にワープなんてしないよ」
※後日、週刊魔法雑誌のインタビューにて
ハーピー「じゃあまずどこに行く?」
登山家「えぇとここから西にある山脈なんてどうだい?」
ハーピー「じゃあ爪で持ち上げられるのは怖いでしょうから、私におぶさって」
登山家「さ……最初はゆっくり飛んでくれよ、後生だから」ガシッ
ハーピー「はいはい」バサッ
登山家「うわわっ! 高いぃ~!」
こうしてこの山からハーピーは旅立ってしまった……。
しかしこれ以後、世界各地で山を登る若い男性とハーピーの目撃例が相次いだという。
~おわり~
登山家「えぇとここから西にある山脈なんてどうだい?」
ハーピー「じゃあ爪で持ち上げられるのは怖いでしょうから、私におぶさって」
登山家「さ……最初はゆっくり飛んでくれよ、後生だから」ガシッ
ハーピー「はいはい」バサッ
登山家「うわわっ! 高いぃ~!」
こうしてこの山からハーピーは旅立ってしまった……。
しかしこれ以後、世界各地で山を登る若い男性とハーピーの目撃例が相次いだという。
~おわり~
ハーピー「なんで山に登るの?」
登山家「他にすることが無いからさ!」
ってネタ思い出した
登山家「他にすることが無いからさ!」
ってネタ思い出した
おっつ
誰かがいったせいでポケモンのあいつで再生された
いい話だった(小並感)
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