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    元スレP「アイドル達に監禁されて今日で一週間ですよ!一週間!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
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    351 = 239 :

    おつおつ!

    353 :

    354 :

    356 = 353 :

    358 :

    もう一つのルートの方も見たいかなーって

    360 = 139 :

    >>358
    じゃあ誰か書くまでの時間稼ぎってことで

    363 = 139 :

    伊織「私はもうこんな生活やめにしたい」

    P「……え?」

    伊織「私は、プロデューサーを服従させたくてしてるわけじゃない……」

    伊織「依存してる私の不安を、少しでも取り除くため。そんな私のわがまま」

    伊織「だけど……やっぱりそんなのダメ。結局ジレンマのせいで私もいずれ壊れてしまう……」

    P「伊織……」

    伊織「でも……今言ってくれた言葉、すごくうれしいの」

    伊織「これで、私は不安になる必要がないんだって」

    伊織「私の思うような、プロデューサーとの生活がようやく始められるんだって思ったの」

    伊織「……プロデューサー、ホントに私のことを思ってくれるの?」

    P「あぁ、ここまで来たらお前のためになんだってするさ」

    伊織「わかったわ……それじゃあ手錠を外すわね」

    P「……ホントにいいのか?俺が裏切るかもしれないのに」

    伊織「……どっちにしても、もう私も限界なの」

    ガチャッ…ドサッ

    365 = 139 :

    伊織「……これで、もう上下関係なんてない。一緒に生活するだけ」

    伊織「もし、逃げるなら私は多分生きていけない」

    P「あぁ。この期に及んでお前を見捨てたりはしない」

    伊織「……ごめんなさい……今まで、こんな……」ポロポロ

    P「いいんだ……これから、もっと頑張っていこう?な?」

    伊織「うん……うん……」

    ――
    手錠を外されて自由になった俺は1週間前と変わりない普通の人間としての生活を取り戻した

    ポスターと排泄物しか存在しなかった部屋は消え去り
    俺と伊織の新生活は真っ白な何もない部屋から始まることになった

    もちろん逃げようと思えば逃げられる
    でも、もう俺の中は良くも悪くも伊織で埋め尽くされていた

    生活に必要なものは全て伊織が整えてくれるため俺はずっと部屋に籠りっぱなしだった
    流石に運動不足だと独り言を言っていたらどこからかトレーニングマシーンを借りてきてくれた

    俺は部屋から出る必要もないし出てはいけなかった
    伊織をいつどんな時でも見守っている、そして待っていなければならない

    なんの疑いもなくこんな生活が始まった

    367 = 139 :

    傍から見ればどこにでもいる夫婦のような
    それでも定期的に発作は起こる、その瞬間は親子のようで

    P「落ち着くんだ伊織!俺はいるから!安心するんだ!」

    伊織「嫌!プロデューサー!いなくならないで!嫌!!」

    それでも拘束されている時と比べたら手ごたえを感じていた
    徐々に伊織の呪縛は解けつつあった。が、その反面依存性は大きくなる一方だった

    伊織「好き……好き……んむっ…」

    P「伊織……俺も好きだ……」

    毎日、それも普通の人間関係ではありえないほど同じ時間を共有する
    そんな二人がずっと同じ部屋で想い続けていれば必然とことは進む

    自然とどちらからともなく求め合った
    もうお互いの年齢や職業や立場や人格はとうに捨て、愛し合っていた

    依存性は感染するようで、俺も伊織なしでは生活できなくなっていた
    それはもう重症で。だがそれでも問題はなかった。元からこうして生きるつもりでこの道を選んだ

    やがてお互いが離れている時間は0へと近づいて行った
    生きるための行動すら削って

    みるみるうちに互いに衰弱していく
    それでも最高に幸せだった

    368 = 293 :

    なんだか怖いがいおりん可愛い///

    369 = 139 :

    監禁されていた頃のような部屋で二人、横たわりながら見つめ合っている

    P「伊織……」

    伊織「プロデューサー……」

    P「伊織……もう、やばいかもしれないな」

    伊織「……大丈夫。もう、十分幸せ」

    P「……そっか」

    伊織「……プロデューサーは?」

    P「……俺も幸せ」

    伊織「……嬉しい……手、繋いで?」

    P「……うん」

    伊織「……あったかい……」

    P「……あぁ」

    伊織「……もう、死んじゃうのかしら」

    P「……わからない」

    371 = 139 :

    伊織「……でも、怖くない」

    P「……そうか…でも、俺は生き残っちゃうかも」

    伊織「……どうして?」

    P「……同じくらいに食べるのやめただろ?」

    伊織「……そっか」

    P「……うん」

    伊織「……でもいいや、私一人残されるのは嫌よ」

    P「俺だって嫌さ」

    伊織「プロデューサーなんだから仕方ないでしょ?」

    P「……まだ俺をプロデューサーって呼ぶか…」

    伊織「……そうね。やっぱり最後まで私のプロデューサーだった」

    P「……」

    伊織「他のみんなのこと考えた?」

    P「あ、いや……」

    伊織「いいの、こんな時くらい思い出さなきゃ流石にかわいそうだもの」

    372 = 139 :

    P「俺が?」

    伊織「……さぁ」

    P「……いいんだ。仕事を放り出した時点で俺はもうプロデューサー失格だから」

    伊織「そんなことないわ。私が勝手に……」

    P「それは言わない約束だろ?俺は今、伊織のプロデューサーだったらそれで十分」

    伊織「……そうね」

    P「……あぁ」

    伊織「……眠い」

    P「……」

    伊織「これで寝ちゃったら、もしかして二度と起きないかしらね」

    P「……」ポロポロ

    伊織「なんで泣くのよ…こんなのいつもの冗談じゃない……」

    P「……」ポロポロ

    伊織「なんで……泣かないでよぉ……」ポロポロ

    374 = 139 :

    P「……悪い悪い…」

    伊織「……あんたのせいで……」

    P「ん?」

    伊織「あんたのせいで怖くなってきちゃったじゃない……」

    P「……」

    伊織「……嫌!死にたくない……プロデューサーと離れたくない……!」

    P「伊織っ……!」

    伊織「大丈夫……これは発作じゃないの……でも、怖いの……」

    P「大丈夫だ……」

    伊織「……抱きしめて」

    P「……あぁ」

    伊織「……あったかい」

    P「……あったかい、な」

    伊織「……楽しかったわ」

    375 :

    しえん

    376 = 139 :

    P「……」

    伊織「……最後まで、わがままだったけど」

    P「……」

    伊織「……幸せだった」

    P「……だった、とか言うのやめてくれっ……」

    伊織「……そう、ね」

    P「……」

    伊織「……でも、嘘はつきたくないから、言うわね」

    P「……なんだ」

    伊織「最後のお願い……キスして」

    P「……あぁ」



    伊織「 好 き 」

    P「……伊織……?」

    P「……いおりぃっ…・・いおりぃっ!!うわああああ!」

    378 = 139 :

    ――

    人形みたいな身だしなみなのにお転婆な印象
    初対面で敬語も使えないなんてこれでアイドル志望とは先が思いやられる

    歌やダンスのセンスはいい、いやそれよりそのキャラが際立ってるな
    最初の印象がいい方で裏目にでたか。これは大物になるな

    全く今日も皮肉を言われてしまった
    でも悪気はなさそうだ。素直じゃないってことなのだろうか

    そんなお前が好きだ
    オレンジジュースを買ってきてやるのはお前のためだからだ

    文句を言っても最後まできっちりこなしてくれるお前だからだ

    素直じゃないけどそれでも一途なお前だからだ

    伊織。

    ごめんな

    俺は弱いから。お前が居なきゃダメだから
    次会うときはもっとキツい言葉かけてくれてかまわないから

    お前をプロデュースできて誇りに思う。ホントに幸せだったよ
    だから次は、ちゃんとした幸せな人生をプロデュースする、させてくれ

    また。
                        Fin

    379 = 375 :

    おつ

    380 = 167 :

    いおりぃっ…・・いおりぃっ!!うわああああ!
    保守してて良かった

    382 = 139 :

    別エンド蛇足だったかもしれないけどこれで終わり
    再々支援サンクス

    それじゃあとは任せた

    383 = 239 :

    デッドエンド切ないな

    386 = 239 :

    こっそりあずさで投下していいかな

    387 :

    こい

    388 = 239 :

    P「うぅ、いてて…」

    あずさ「あら~起きたんですね、おはようございます」

    P「あぁ、あずささん、おはようござ…ってあれ?」

    あずさ「うふふ」

    P「あの…これ手錠?動けないんですけど」
    手錠が後ろ手にはめられ、足にも手錠が…

    あずさ「そろそろ朝ご飯にしましょうか?今ご用意しますね」

    P「え?ちょちょっと、あずささん?」

    P「うぅなんか記憶が曖昧だ」

    P「昨夜は確か…」

    P「そうだ、フェスの打ち上げですごく酔っぱらってそれから…」

    P「だめだ…思い出せない…」

    389 = 354 :

    こいや!!!

    390 = 239 :

    あずさ「おまたせしました~」

    P「あ!あずささんあの!これ外して頂けませんか?」

    あずさ「これ?」

    P「手錠ですよ!動けなくて困ってるんです」

    あずさ「うーん、でも昨日約束しましたし…」

    P「え?約束…しましたっけ?」

    あずさ「忘れちゃったんですかぁ?」

    P「す、すみません!」

    あずさ「ふぅ、しかたないですね」

    あずさ「まぁいいです、そのうち思い出して下さいね」

    P「あ、教えては…貰えないですよね、すみません」

    392 = 239 :

    あずさ「とりあえずご飯にしましょう」

    P「あの…手錠は?」

    あずさ「プロデューサーさんは朝ご飯トーストで良かったかしら?」

    P「あぁ、はいもちろんです、で手錠…」

    ドン!
    P「ヒィッ」

    あずさ「状況をちゃんと理解してます?」

    P「じ状況ってあ、あの」

    あずさ「まずは約束を思い出して下さい」

    P「ご、ごめんなさい(約束…?なんだっけ?)」

    あずさ「ごはんは私が食べさせてあげるので心配ないですよ」

    あずさ「うふふ、なんかこうしてると新婚さんみたいですねぇ」

    P「え…えぇ、まぁそうですね…」

    393 = 391 :

    ほう

    394 = 239 :

    あずさ「あらいけない、もうこんな時間…そろそろ律子さんが迎えにくる頃だわ」

    P「あ、あの…俺は…ムガガ」

    あずさ「律子さんが来たとき気づいちゃうといけないので大人しくしてて下さいね~」

    P(ガムテープで口を塞がれて足まで縛られてしまった…)
    P(それに柱?にくくられて全く動けない…)

    あずさ「プロデューサーさん、今日は約束を忘れちゃった事を一日反省してくださいね」

    P「ムガガ」

    あずさ「あ、あと辞表は社長に渡しておきますね~」

    P「ムガ~!」

    ピルル~
    あずさ「あらあら律子さん来たようね、じゃあプロデューサーさん、いってきますね」

    P「ムガムガ~!」

    395 = 391 :

    396 = 239 :

    P(あずささんホントに行っちゃったよ)
    P(ここまでするって…冗談…な訳ないよな)
    P(辞表って…)
    P(あーしかし約束ってなんだ?思い出せ)
    P(昨日は打ち上げが終わって酒が飲めるメンバーだけで二次会に行ったんだっけ)
    P(途中で社長が小鳥さんを送って行くって出てってあずささんと二人になったんだ)
    P(それから…)
    P(ダメだ、思い出せない)

    397 = 239 :

    数時間後

    P(あずささんいつ帰ってくるのかな)
    P(それにしても全く動けないのがこんなに体力を消耗するとは…)
    P(おなかへった…)

    さらに数時間後

    P(まずい…トイ…レ…我慢)
    P(なんか…なに…も…考えられ…ない…)

    399 = 239 :

    さらに数時間後

    P(やって…しまった…)
    P(アイドルの部屋で失禁なんて…)
    P(それにしても…この部屋はなんで真っ暗なんだろう)
    P(おなか…へった…)
    P(それに…喉が…飲み物…)
    P(思考が…)


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