私的良スレ書庫
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元スレ鳴上「桜が丘高校に転校…ですか?」
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番長「確かめてみようと思う」
唯梓律紬「!」
番長「でも、何があるか分からない」
番長「俺一人で行く」
俺はテレビに再び手を入れた
唯梓律紬「!」
番長「でも、何があるか分からない」
番長「俺一人で行く」
俺はテレビに再び手を入れた
!?
途中で肩を掴まれたようだ
…律だ
律「あたしも行く、澪はあたしの親友だ」
唯「私も行くよ、澪ちゃんきっとみんなを待ってるから」
紬「そうよ!」
梓「わ、私だって!」
途中で肩を掴まれたようだ
…律だ
律「あたしも行く、澪はあたしの親友だ」
唯「私も行くよ、澪ちゃんきっとみんなを待ってるから」
紬「そうよ!」
梓「わ、私だって!」
番長「けど!中は危険だ、なんとなくだが分かるんだ、そんな所に皆を行かせられない!」
だが、律は手を離さない
律「あんまり、あたし達をなめるなよ!」
律「友達が助けを待っているなら手を差し伸べるのが友達だ!」
律「澪はきっとこのテレビの向こうで助けを待ってる!」
律「だから、澪を助けに行く!皆、澪を失いたくないからだ!」
律「でも失いたくないのはお前もなんだよ!」
!!!
だが、律は手を離さない
律「あんまり、あたし達をなめるなよ!」
律「友達が助けを待っているなら手を差し伸べるのが友達だ!」
律「澪はきっとこのテレビの向こうで助けを待ってる!」
律「だから、澪を助けに行く!皆、澪を失いたくないからだ!」
律「でも失いたくないのはお前もなんだよ!」
!!!
番長「でも、俺は…」
律「友達になるのに時間なんて関係無い」
律「お前も…私たちの大切な仲間なんだ」
律「一人で背負うなよ…」
!!!
律「友達になるのに時間なんて関係無い」
律「お前も…私たちの大切な仲間なんだ」
律「一人で背負うなよ…」
!!!
唯「そうだよ!番長君も大切な仲間だよ!」
梓「別に…嫌いじゃないです、番長さんみたいな人…」
紬「私、男の子の親友作るのが夢だったの~」
皆…
梓「別に…嫌いじゃないです、番長さんみたいな人…」
紬「私、男の子の親友作るのが夢だったの~」
皆…
番長「…そうだな、助けに行こう皆で」
番長「そして…ありがとう」
大丈夫、皆となら…できる
皆とだから…出来る
!? 頭に声が響く…
我は汝…汝は我…
汝…『審判』の絆を手にいれん…
番長は『審判』のアルカナを手に入れた
番長「そして…ありがとう」
大丈夫、皆となら…できる
皆とだから…出来る
!? 頭に声が響く…
我は汝…汝は我…
汝…『審判』の絆を手にいれん…
番長は『審判』のアルカナを手に入れた
テレビの中
ここは…学校だろうか…?
! み、皆は…!?
律「あたた…高いところから落ちるなんて聞いてないぞ」
紬「ポケットの中の札束がダイレクトに…」ヒリヒリ
唯「あずにゃあん、重い…」
梓「にゃっ!?す、すみません!」
…無事のようだ
ここは…学校だろうか…?
! み、皆は…!?
律「あたた…高いところから落ちるなんて聞いてないぞ」
紬「ポケットの中の札束がダイレクトに…」ヒリヒリ
唯「あずにゃあん、重い…」
梓「にゃっ!?す、すみません!」
…無事のようだ
律「なんだよココ…学校の校庭…かな?」
番長「そうみたいだが…」
空気が重苦しい
長時間居るのは良くなさそうだ…
番長「そうみたいだが…」
空気が重苦しい
長時間居るのは良くなさそうだ…
唯「あずにゃんひどいよ…私を尻に敷くなんて」
梓「わ、わざとじゃないですー!」
紬「まぁまぁ」
律「お前らなぁ…もっと緊張感っても…のを…」
律が言い淀む
唯「りっちゃん?」
律の目は遠くを見ている
梓「わ、わざとじゃないですー!」
紬「まぁまぁ」
律「お前らなぁ…もっと緊張感っても…のを…」
律が言い淀む
唯「りっちゃん?」
律の目は遠くを見ている
律「み、皆~、あ、あれ」
律の視線の先には…
!?
唯「お、お化け!?」
梓「にゃあああ!?」
紬「く、唇のお化け…」ふらぁ
シャドウだ!!
律の視線の先には…
!?
唯「お、お化け!?」
梓「にゃあああ!?」
紬「く、唇のお化け…」ふらぁ
シャドウだ!!
…
…俺は何故アレがシャドウと呼ばれるものと知っているんだ?
やはりおかしい、大切な何かを…無くしている気がする
虚言のアブルリー「シャアアアアア…」
唯「あああああずにゃん!!」
梓「ゆ、唯先輩ー!!」
!?
まずい、二人を早く助けないと!
『我は汝…汝は我…』
…俺は何故アレがシャドウと呼ばれるものと知っているんだ?
やはりおかしい、大切な何かを…無くしている気がする
虚言のアブルリー「シャアアアアア…」
唯「あああああずにゃん!!」
梓「ゆ、唯先輩ー!!」
!?
まずい、二人を早く助けないと!
『我は汝…汝は我…』
ふと、手を見るとそこには一枚のカードが握られていた
何もかもがあり得なくて、非日常的で、全てが初めてのはずなのに
俺はこれから何を、どうすれば良いのか分かっていた
何もかもがあり得なくて、非日常的で、全てが初めてのはずなのに
俺はこれから何を、どうすれば良いのか分かっていた
「ぺ…」
『汝が双貌を見開き…』
「ル…」
『今こそ…』
「ソ…」
『発せよ…!!!』
「ナ…!」
『汝が双貌を見開き…』
「ル…」
『今こそ…』
「ソ…」
『発せよ…!!!』
「ナ…!」
やっぱり無理だったのかな 私たちには
私たちの思いはここで終わるはずじゃないのに
私の大切な仲間は 友達は
きっとこの空の下のどこかで助けを 手を差し伸べられるの待っているはずなのに
私は…… こんなにも無力だ
唯「ごめん澪ちゃん…」
梓「唯先輩…!」
私は異形の化け物を前に動けなかった
でも せめて…梓だけは…
私たちの思いはここで終わるはずじゃないのに
私の大切な仲間は 友達は
きっとこの空の下のどこかで助けを 手を差し伸べられるの待っているはずなのに
私は…… こんなにも無力だ
唯「ごめん澪ちゃん…」
梓「唯先輩…!」
私は異形の化け物を前に動けなかった
でも せめて…梓だけは…
私は数秒先に起こりうる現実を認めたくなくて目を瞑った
こんなことしても何も変わらないのにね
でも…私が予想していた未来は来なかった
来てくれたのは
ヒーロー
番長「イザナギ!!!」
こんなことしても何も変わらないのにね
でも…私が予想していた未来は来なかった
来てくれたのは
ヒーロー
番長「イザナギ!!!」
私たちと化け物の間に何かが降り立つ
それは襲い来る理不尽を蹴散らす刃であり
そして何があっても大切なものを守り砕けることの無い盾にように見えた
…私、作詞の才能あるかもね
それは襲い来る理不尽を蹴散らす刃であり
そして何があっても大切なものを守り砕けることの無い盾にように見えた
…私、作詞の才能あるかもね
番長「唯、梓、大丈夫か?」
梓「はわわわ…」
唯「怖がっだ~!!!」
唯は梓ごと俺に抱きついてきた
照れそうになったが、それよりも仲間を守れた喜びが大きかった
そして、まだしぶとく生き残るシャドウへと向き直る
番長「ジオ!」
梓「はわわわ…」
唯「怖がっだ~!!!」
唯は梓ごと俺に抱きついてきた
照れそうになったが、それよりも仲間を守れた喜びが大きかった
そして、まだしぶとく生き残るシャドウへと向き直る
番長「ジオ!」
一瞬、迸る光
もうシャドウはそこに居なかった
番長「もう大丈夫だ」
もうシャドウはそこに居なかった
番長「もう大丈夫だ」
律「凄いな、今の!ペルソナ…って言ったよな、なんなんだアレ!?」
紬「とても格好良かったわ~」
二人がぱたぱたと駆け寄って来る
唯「あずにゃん、私生きてるよー!」だきっ
梓「私もですー!」だきっ
紬「とても格好良かったわ~」
二人がぱたぱたと駆け寄って来る
唯「あずにゃん、私生きてるよー!」だきっ
梓「私もですー!」だきっ
番長「この力がなんなのかは良く分からない」
番長「だが、きっとこの世界での力になるはずだ」
律「あたしも出せたりすんのかな…」
律は一人で「ペルソナよ~出ろ!」と叫んでいる
そっとしておこう…
紬「それにしても、さっきのお化けはなんだったのかしら」
番長「あれはシャドウだ」
番長「だが、きっとこの世界での力になるはずだ」
律「あたしも出せたりすんのかな…」
律は一人で「ペルソナよ~出ろ!」と叫んでいる
そっとしておこう…
紬「それにしても、さっきのお化けはなんだったのかしら」
番長「あれはシャドウだ」
紬「シャドウ?」
番長「この世界に巣くい、生きているものに襲いかかる化け物だ」
番長「この世界ではシャドウが当たり前に出てくる、離れず固まって動こう」
紬「そうなの…でもなんでそんなに詳しいの?」
紬の言葉が突き刺さる
何故、俺はこの世界のことを知っているのだろうか…
番長「すまない、なんとなく分かるとしか言えない」
番長「この世界に巣くい、生きているものに襲いかかる化け物だ」
番長「この世界ではシャドウが当たり前に出てくる、離れず固まって動こう」
紬「そうなの…でもなんでそんなに詳しいの?」
紬の言葉が突き刺さる
何故、俺はこの世界のことを知っているのだろうか…
番長「すまない、なんとなく分かるとしか言えない」
律「ムギ、今はそんなの後回しだ」
律「あんな化け物が出るんだ、早く澪の所に行かないと」
律は落ち着いたようだ
唯「うん、早く行こう!」
紬「…そうね」
梓「でも…何処へ行けば澪先輩が居るんですかね」
律「あんな化け物が出るんだ、早く澪の所に行かないと」
律は落ち着いたようだ
唯「うん、早く行こう!」
紬「…そうね」
梓「でも…何処へ行けば澪先輩が居るんですかね」
唯「そ、そっかこんな広くちゃどこに行けばいいのやら…」
律「手分けして…は無理だしな、さっきのに出てこられちゃたまんないし」
紬「学校の屋上にいって見ましょうか」
紬の提案に皆が首を傾げる
律「手分けして…は無理だしな、さっきのに出てこられちゃたまんないし」
紬「学校の屋上にいって見ましょうか」
紬の提案に皆が首を傾げる
紬「ほら、テレビの中の澪ちゃん、ドームっぽい所に居たでしょ?」
紬「とても大きそうに見えたから、高い所から見ればドームの場所が分かるんじゃないかしら」
唯「なるほど!逆転の発想だよムギちゃん!」
梓「どこが逆転してるんですか」
律「漫才はそこまでだ」
紬「とても大きそうに見えたから、高い所から見ればドームの場所が分かるんじゃないかしら」
唯「なるほど!逆転の発想だよムギちゃん!」
梓「どこが逆転してるんですか」
律「漫才はそこまでだ」
番長「よし、屋上に行ってみよう」
学校の屋上へ向かうことにした
学校の屋上へ向かうことにした
マヨナカ学校 屋上前階段
律「割とあっさり来れたな」
梓「いつ襲ってくるか気が気でないですよ…」
唯「上手く見つからずに来れたんだよ、きっと!」
ある程度は落ち着きを取り戻せたようだが
完全に不安を拭えてはいないようだ
戦える俺が守らなくては…
紬「よしっ、開けるわね」
紬は屋上への戸を開いた
律「割とあっさり来れたな」
梓「いつ襲ってくるか気が気でないですよ…」
唯「上手く見つからずに来れたんだよ、きっと!」
ある程度は落ち着きを取り戻せたようだが
完全に不安を拭えてはいないようだ
戦える俺が守らなくては…
紬「よしっ、開けるわね」
紬は屋上への戸を開いた
マヨナカ学校 屋上
屋上は閑散としている…
見た目だけなら現実のものと大差なさそうだが…
律「なぁ、アレ!」
律は向こうを指さしている
その指の先、ここからかなり距離は有りそうだがドームと分かる建物があった
紬「きっと、澪ちゃんはあそこね!」
梓「私たちのこと、待ってるはずです!」
屋上は閑散としている…
見た目だけなら現実のものと大差なさそうだが…
律「なぁ、アレ!」
律は向こうを指さしている
その指の先、ここからかなり距離は有りそうだがドームと分かる建物があった
紬「きっと、澪ちゃんはあそこね!」
梓「私たちのこと、待ってるはずです!」
律「場所さえ分かればこっちのもんさ!早く行こう!」
?「どこに行こうってんだよ」
さっきまで俺達が居た場所にはあり得ない人物が立っていた
?「どこに行こうってんだよ」
さっきまで俺達が居た場所にはあり得ない人物が立っていた
律「な、なんだよ!誰なんだよお前!」
?「あたし?あたしは…」
律の影「お前だよ」
!?
律が二人居る!
?「あたし?あたしは…」
律の影「お前だよ」
!?
律が二人居る!
唯「り、りっちゃんが増えた!」
紬「何が起こってるの…?」
梓「ど、どういうことですか?」
?「どーもこーもないです。ここで消えちゃうんですから」
!?
後ろにも誰かが居る!
あれは…梓!?
紬「何が起こってるの…?」
梓「ど、どういうことですか?」
?「どーもこーもないです。ここで消えちゃうんですから」
!?
後ろにも誰かが居る!
あれは…梓!?
唯「あ、あずにゃんも増えた!?」
番長「落ち着け、何かの罠だ!」
とはいったものの、状況が把握出来ない…
とりあえず、好意的じゃないのは間違いなさそうだ
律の影「お前さぁ、なんで澪を助けるの?」
律「なんでって…親友だからに決まっ」
律の影「違うだろ」
番長「落ち着け、何かの罠だ!」
とはいったものの、状況が把握出来ない…
とりあえず、好意的じゃないのは間違いなさそうだ
律の影「お前さぁ、なんで澪を助けるの?」
律「なんでって…親友だからに決まっ」
律の影「違うだろ」
律の影「お前は澪を自分のイメージアップの道具としか見ていないよ」
律の影「人に嫌われんのは嫌だよなぁ、拒絶されんのはもっと怖いよなぁ」
律の影「だからお前は誰にでも優しくするんだ」
律「さっきから、勝手なことばかり言いやがって…!」
律の影「人に嫌われんのは嫌だよなぁ、拒絶されんのはもっと怖いよなぁ」
律の影「だからお前は誰にでも優しくするんだ」
律「さっきから、勝手なことばかり言いやがって…!」
律の影「暗くて独りぼっちで泣き虫で甘えんぼな澪」
律の影「お前は澪と初めて出会った時、こう思ったはずだぜ?」
律の影「こいつと仲良くしてやれば皆が私を優しいりっちゃんとして見てくれるんじゃないかってなぁ!」
律「やめろよ…」
律の影「親友だから助けたい?笑わせんなよ!!」
律の影「お前は自分を頼っている澪をダシにしてるだけだよ」
律の影「皆に澪を使って自分の良いイメージを押しつけたいだけだろうが!」
律「やめてくれ…」
律の影「お前は澪と初めて出会った時、こう思ったはずだぜ?」
律の影「こいつと仲良くしてやれば皆が私を優しいりっちゃんとして見てくれるんじゃないかってなぁ!」
律「やめろよ…」
律の影「親友だから助けたい?笑わせんなよ!!」
律の影「お前は自分を頼っている澪をダシにしてるだけだよ」
律の影「皆に澪を使って自分の良いイメージを押しつけたいだけだろうが!」
律「やめてくれ…」
まずい…
番長「律!惑わされるな!」
梓「だ、誰です!」
?「私は…」
梓の影「お前ですよ」
こちらもか!?
番長「律!惑わされるな!」
梓「だ、誰です!」
?「私は…」
梓の影「お前ですよ」
こちらもか!?
梓の影「何故、澪先輩を助けるんですか?」
梓「軽音部の大切な仲間だか」
梓の影「違う」
梓「軽音部の大切な仲間だか」
梓の影「違う」
梓の影「澪先輩が好きだから」
梓「!」
梓の影「初めて軽音部に来た時から澪先輩が好きだった」
梓の影「綺麗な黒髪、整った顔立ち、スタイルの良い体」
梓の影「それを全て自分のものにしたくて軽音部に入った、ライブで感動したなんて口実です」
梓「!」
梓の影「初めて軽音部に来た時から澪先輩が好きだった」
梓の影「綺麗な黒髪、整った顔立ち、スタイルの良い体」
梓の影「それを全て自分のものにしたくて軽音部に入った、ライブで感動したなんて口実です」
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