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元スレ伊織「馬鹿プロデューサーとジャイアント・キリング」
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やよい「あ、伊織ちゃん……」
真美「あー……」
春香「………」
貴音「………」
P「………」
律子「(……最悪の展開だわ…)」
真「プロデューサー…いいんですか?行っちゃいましたよ…」
P「やりたくない奴はやんなくていいよ」
やよい「で、でも…」
P「勝ちたいと思うんなら」
P「ガキみたいに一所懸命遊ぶこと」
──────
小鳥「……はぁ…」
律子「………小鳥さん、ため息つくと幸せが逃げますよ」
小鳥「…ごめんなさい……」
律子「………はぁ…」
小鳥「…律子さん」
律子「……ごめんなさい」
高木「……ふ、二人ともどうしたんだね。元気がないね…」
律子「……やっぱりそう簡単には勝てないことを痛感して……」
小鳥「プロデューサーさん、頑張ってくれてるのは分かるんですけど……」
律子「…そうですけど」
律子「……でも、最近のレッスンがずっとあのゲーム大会なのだけは理解できません……」
高木「私もよく知らないが…きっと彼にも、なにか考えがあるはずなのだよ。だからもう少し……」
小鳥「社長。もう悠長にはしてられないんですよ」
律子「そうですよ……次の予選まであと1月」
律子「それまでに他のオーディションで何とか一勝はしておかないと、ファン数不足で全員参加権剥奪ですよ」
高木「……………」
高木「私は……彼を信じる」
小鳥「…………私だってそうですよ」
律子「もちろん…というより、あの人に頼る他ないんですから…」
小鳥「でも結果を出さないと、私たちみんなの首が……」
高木「…………分かっている」
高木「……少し出てくるよ」
小鳥「はい」
ガチャ
P「ん?よう、おっさん」
高木「…おお、君か。調子はどうだね」
P「まあまあだよ。……ちょうどよかった、聞きたいことがあるんだけど」
高木「……? 何かね」
P「俺、解任まであと何連敗できる?」
高木「!?」
──────
貴音「(やはり、厳しい戦いですね)」Da.appeal +65p
あずさ「(でも、とにかく今はやるしか……)」Vo.appeal +67p
伊織「………貴音とあずさがコンビを組んでも勝てないの?」
伊織「……あの馬鹿プロデューサー、何考えてるのよ」
伊織「…………」
真「伊織」
伊織「…真。見に来てたの」
真「うん。あの二人がどんな感じなのか気になって」
伊織「……頑張ってるけど、ダメそうね」
真「…そっか」
・第二回審査結果
Vo. 1位…魔法の笑顔(400p) 2位…DOLLS(260p) 3位…765Angels(243p)
Da. 1位…テクニシャンズ(300p) 2位…ピンキー(240p) 3位…魔法の笑顔(220p)
Vi. 1位…DOLLS(148p) 2位…魔法の笑顔(111p) 3位…765Angels(109p)
総合:現在2位(★×15)
律子「あぁ…Da.はここで取っておきたかった…」
P「集中切らしたら一気にやられるぜ」
・第三回審査開始
あずさ「(もうすこしDa.をアピールしたほうがいいのかしら……?)」Vo.appeal +65p
貴音「(ここが正念場ですね)」Vi.appeal +63p
あずさ「(………)」Da.appeal +59p
伊織「……全部アイツのせいよ」
真「え?」
伊織「あのプロデューサーよ!ふざけたまねばっかりして事務所を引っ掻き回して……」
伊織「最初のうちは仕方なく目をつぶってあげてたけど、こっちは色々と不満がたまってんのよ!」
真「伊織……」
伊織「今日あの二人が負けたらただじゃおかないわ。パパから社長に解任請求させてやるっ!!!」
真「伊織!声が大きいよ!」
伊織「!」
ザワ……ザワ……
伊織「……っ…!」
真「ちょっと、落ち着きなよ……ね。どうしてそこまで悪く言うのさ」
伊織「……真までアイツの味方なのね」
真「待ってよ。ボクは……」
伊織「もういいわよ。春香も千早もやよいも、律子まであんな奴のこと……」
真「…………」
真「…この前、貴音と話をしたんだよ」
伊織「……?」
真「ボクたちの今までのオーディション…」
真「昔と今、ステージの外から見ててどう見えるかをね」
──────
貴音『何か変わったところはあるか……ですか』
真『うん』
貴音『珍しいですね。いつもはその手の話題は春香とすることが多いように思えますが』
真『そうなんだけどさ……春香、最近自分のやることにすごく打ち込んでるって言うか』
貴音『…………』
真『なんだか邪魔しちゃ悪いなって感じで、話しかけづらくて』
真『それに、貴音はフェアリーの中でも一番周りを見ることができるから……』
真『何か分かることがあるんじゃないかって思って』
貴音『…何かあったのですか?』
真『………最近、なんだかみんながバラバラになってる気がして』
貴音『…………』
真『確かに、プロデューサーのやり方は色々突き抜けてるって言うか……』
真『そのせいで、反発する考えの人も出てきたり……』
貴音『……それは、伊織のことでしょうか』
真『………そりゃ、分かるよね』
貴音『伊織は我が強いですから。しかし、あの方も考えがあってああやっているのだと私は思いますよ』
真『……で、どうかな?』
貴音『……例えば、真たちのユニットですが』
貴音『雪歩、千早の二人は……まだ少々危なっかしい面は確かにあります』
貴音『やよいや亜美、真美にも同じことが言えますね』
真『…なるほど』
貴音『…ですが、何といいますか……いい演技ができているように思えるのです』
真『……へぇ』
貴音『反対に…そうですね、伊織や真たちのことなのですが……』
真『………え?』
──────
真「…迷いがある、ってさ」
伊織「…はぁ?」
真「例えば雪歩はさ……よく失敗して落ち込むけど、上手く行ったときの波がすごい」
真「千早は歌に対する自信がすごいから…これだけは負けないってシーンで思い切ってアピールできる」
伊織「………」
真「二人とも、イメージレベルは少し低めだけど…自分が成功するイメージをきちんと持って、まっすぐやってるんだ」
真「特に雪歩。予選のときは本当にすごかった……最近はちょっと調子悪いみたいだけど」
伊織「…………」
真「…逆に、ボクらには思い切りが足りないって言われたよ」
伊織「…思い切りですって?」
真「ユニットの中でも比較的イメージレベルが高くて…」
真「それに加えて、端のポジションってみんなのことがよく見えるだろ?」
伊織「………」
真「全体をよく見て、細かくコントロールしようっていう自覚が裏目に出たんじゃないかな」
伊織「………」
真「初めてのオーディションのとき……やよいが中盤で失敗しただろ?」
真「ボクが見てる限りでは……あれで伊織は腰が引けちゃったんじゃない?」
伊織「!?」
真「思い切ったパフォーマンスをして、失敗したら取り返しがつかないって考えたんだよ」
伊織「…はぁ!?そんなわけないでしょ!私はきちんと切り替えて……」
真「頭では分かっていても、体がついていかなかった」
伊織「っ………」
真「…ボクもだよ。雪歩のミスを挽回することじゃなく、これ以上のミスを防ぐことばかり考えてた」
真「そんなんじゃ、格上のライバルに勝てるわけないのにね」
伊織「…………」
真「亜美や真美、それにやよいのことも見て、確信したんだ」
真「ちょっとの失敗はして当然。気にせず何度でも攻める……」
真「そういう気持ちがボクらには足りなかった」
真「貴音とあずささんもそう。積極的にアピールを続けてる」
伊織「………」
真「あの人がプロデューサーになってから、事務所は変わったんだ」
真「みんな前を見て強気に頑張ってる」
伊織「…………」
真「……まだ変わり切れてないのはボクらだけなんだよ。変わったつもりになってただけだ」
真「このままじゃまた勝てないアイドルのままだよ。伊織」
>>127
どこから見ても平らだな…
どこから見ても平らだな…
>>127は誤爆なんだ……
P「……プロデューサーが変わったからって、アイドルが変わるわけじゃない」
律子「…はぁ……」
P「俺たちがまず戦わなきゃいけないのはね……」
P「ライバルじゃなくて、自分達自身だ」
律子「…………」
P「この事務所に根付いてる『負けグセ』……その根っこは深いよ」
P「一回ごとに切り替えができるようになれなきゃ、IUはとても勝ち進めない」
律子「…………」
律子「…………切り替えって…まさか」
律子「そのためにあんなゲーム大会を……!?」
なぜか0分解除されないもどかしさ、わかる
全体割合でのさるは辛いんだよな
全体割合でのさるは辛いんだよな
埋まるほどの長さでもなかろうし支援はたくさんでもいいって思うな
P「言わなかったっけ?」
律子「聞いてませんよ一言も!!」
P「あれ?」
律子「どうしていつもプロデューサーはそんな大事なことを………」
P「!!」
──あずさ 思い出アピール Failure!!──
Vo. -22p Da. -19p Vi. -21p
律子「あずささん……!」
貴音「(……!)」
──貴音 思い出アピール Success!!──
Vo. +200p Da. +125p Vi. +119p
律子「…おぉ、ナイスカバー!」
あずさ「(貴音ちゃん、ありがとう……)」
貴音「(……切り替えが大切なのですよ、あずさ)」
貴音「(次成功させれば、何の問題もありません)」
P「……それでいい」
美希がジーノでいおりんが黒田で春香が村越で雪歩がつばきか
素晴らしい
素晴らしい
伊織「……………」
真「どうする?」
伊織「…ふざけんじゃないわよ」
伊織「……やってやるわ。こんちきしょう」
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