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    元スレ岡部「ループが鈴羽にバレそうになったから安価で行動する」

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    タグ : - シュタインズゲート ×2+ - ポケ + - 安価 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 = 273 :

    ~数年後~



    鈴羽「見て見て!」

    鈴羽「はいよっとっ!」 クルルンパ

    岡部「……大した身のこなしだ」

    鈴羽「へへーん」

    岡部「腐らずに成長を続ける人間は嫌いじゃない」

    鈴羽「一人前の戦士だからね!」

    岡部「自惚れるな、貴様はまだまだ半人前だ」

    鈴羽「そんなぁ! ひどいよオカリンおじさん」

    岡部「だからM3と呼べ」

    鈴羽「だめだめ! あたしの中ではもうオカリンおじさんなんだから」

    岡部「……全く」

    352 :

    >>1
    アンタすげぇよ

    355 = 339 :

    357 = 273 :

    ────
    ───
    ──

    鈴羽「はいっ てやっ とうっ!」 ガシッ ガシッ

    岡部「ふっ はっ たぁっ

    岡部「中々良い動きだ」

    鈴羽「へへーん、オカリンおじさんに鍛えられて12年、もう一人前の戦士だよね!」

    岡部「だから調子に乗るな、そしてM3だ」

    鈴羽「あははっ」

    岡部「笑ってごまかすな」






    ダル「きぃー! 僕の鈴羽がオカリン色に染められていくぅぅ!」

    紅莉栖「諦めなさい、ありゃかんっぜんに惚れてるわよ」

    ダル「ゆ、許さない、絶対にだ!」

    由季「でも岡部君、すごく優しいよね……拉致して連れてこられたなんて嘘みたい」

    362 = 273 :

    ~2034年~



    凶真「俺も78……とうとうこの年か……」

    凶真「γ世界線でのタイムマシンが完成する年を把握しているわけではない」

    凶真「だが紅莉栖を中心とした研究は佳境を迎えている」



    凶真「……鈴羽とまゆりを救いたい一心でここまで来た」

    凶真「そしてすでに鈴羽は……」

    凶真「……これ以上俺は罪を重ねてもいいのだろうか……世界を歪ませていいのだろうか」

    こうやって悩む日の夜には決まってまゆりの夢をみる。
    まゆりは必死に声を出そうとして……。
    俺の名を呼ぼうとするのにその声は途中で途切れて……見ているのが辛くて……。
    また俺は迷っている、最初のループの時と一緒。
    Dメールを送るか……タイムリープで逃げるか……。


    鈴羽「ねぇねぇおじいさん、どうしたの?」

    凶真「──!」

    363 = 282 :

    オカリン....

    364 = 273 :

    凶真「なんでも……なんでもないんだ……ハハハ」

    鈴羽「でもなんだかすっごく難しい顔してたよー?」

    凶真「参ったな」

    鈴羽「あたしに相談してみなって! これでもあたしは一人前の戦士だからね!」

    凶真「これは頼もしい」

    凶真「……」

    凶真「幼馴染と大切な人……君だったらどちらを助ける?」

    鈴羽「えっ?」

    凶真「難しい質問だろ? 君はどちらか1人を選ばなきゃいけないんだ」

    鈴羽「んー……」

    凶真「しかも……助けられる保証はどこにもないんだ」

    凶真「それに……もしかしたら自分も途中で壊れてしまうかもしれない」

    鈴羽「むっずかしい話だねー……」

    凶真「そうだろ?」

    367 = 323 :

    その眼に映る支援は集束する~

    368 = 273 :

    鈴羽「なるほど、確かにおじいさんが難しい顔をしてるの、分かるよ!」

    凶真「……」

    鈴羽「でもあたしは迷わないよ! 一人前の戦士だからね!!」

    凶真「──!」

    鈴羽「迷ったら攻める! あたしの大好きな人の受け売りでさ」

    鈴羽「あはは、おじいさんみたいな年配者にはちょっと難しいかな」

    凶真「いや……勇気づけられたよ、ありがとう」

    鈴羽「あはは、必要になったらあたしに言ってよ、いつでも力になるからさ!」

    凶真「あぁ……」

    鈴羽「じゃあ、またね!」










    凶真「頼むぞ……鈴羽」

    369 :

    たった今シュタゲやり終わった
    支援

    370 = 273 :

    ~2035年~



    紅莉栖「ついに完成したわね」

     ざわっ

    紅莉栖「これが……物理的タイムトラベルを可能にする……タイムマシン」

    ダル「じ、人工衛星みたいだお」

    紅莉栖「見てくれは人工衛星みたいだけどれっきとしたタイムマシンよ」

     ガー

    凶真「みな、出ていってもらおう」

    紅莉栖(鳳凰院凶真……!)

    ダル(うわー、やべ……実質300人委員会のトップだお……ヘタしたら殺される)

    凶真「……」

    紅莉栖「……」 キッ

    ダル(ちょ、こっちみんな)


    凶真(ダルと紅莉栖も……すまなかった)

    372 = 273 :

    凶真「──君たちも出ていってもらおう」

    紅莉栖「えぇ、私達が作ったとは物いえこんなもの見たくもない、こちらからお断りよ」

     ガー



    ダル「すげー迫力」

    紅莉栖「でも……なんか寂しそうな背中だったわね」



    凶真「これがタイムマシン……」

    凶真「これさえあれば……」


     ガー

    岡部「お呼びしょうか鳳凰院様」

    鈴羽「えーっと……なにこれ」

    373 = 352 :

    落としてたまるか

    376 = 323 :

    クトゥルー♪ 支援なのです♪

    377 = 273 :

    凶真「すまないが背中を向けたまま話させてもらおう」

    岡部「いえ、構いませんが……」

    凶真「君たちは……Y2K年問題を知っているだろうか」

    岡部「──!」

    鈴羽「Y2…?」

    岡部「忘れたことなど……ありません」 ギリッ

    鈴羽「おじさん……?」

     ダン ダン

    岡部「ぐぁっ!」

    鈴羽「えっ──!」

    凶真「安心しろ、腕と足を使い物にならなくしただけだ」

    岡部「き、貴様……」

    鈴羽「おじさん! しっかりして!」

    凶真「……話を戻そうか」

    379 :

    >>7
    http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1337673686/

    380 = 273 :

    凶真「そのY2K問題の原因がこの鳳凰院凶真にある……といったらどうする?」

    岡部「なんだと!?」

    凶真「Y2K問題を防ぐためのワクチンの開発者の情報を集めて開発を頓挫させたのは私だよ」

    凶真「悔しいか? 悔しいだろう岡部倫太郎」

    凶真「Y2K問題など起きなければお前の幼馴染は病魔に苦しめられ死んでいくこともなかった」

    岡部「貴様……なぜ……なぜそんなことを!」

    凶真「なぜ? だと俺は狂気のマッドサイエンティスト、望むのは世界の支配構造の変革であり混沌」

    凶真「Y2K問題はそれにおあつらえ向きだったということだよ」

    岡部「貴様ァ!」

     ダァン

    岡部「ぐぁっ!」

    鈴羽「ひっ!」

    382 = 273 :

    凶真「ククク、幼馴染を殺されたこと、よっぽど根に持っているようだな、手に取るように分かるぞ岡部倫太郎」

    岡部「……殺してやる」

    鈴羽「お、おじさん! 動かないで!」

    凶真「俺を殺したところで椎名まゆりは返ってこんさ」

    岡部「貴様……なぜ……なぜ! なぜまゆりを苦しめてまでっ!」

    岡部「まゆりは最後まで病気に苦しんで死んでいった、お前はそれが望みだったってことかよ!」

    凶真「そんなこと……望んでいないさ」

    凶真「これはお前への罰なのさ……」

    凶真「……時空を操り支配者になったつもりの愚か者への罰だよ」

    岡部「なにをっ……」

    凶真「さあどうする、今私の目の前にはタイムマシン、これがあればY2K問題を防ぎ幼馴染を助けることができるかもしれんな」

    凶真「リーディングシュタイナーを持つ岡部倫太郎、貴様ならばな」

    岡部「なぜっ……そのことを……」

    384 = 273 :

    凶真「私も持っているのだよ、魔眼リーディングシュタイナーを!」

    岡部「なんだとっ!?」

    凶真「……貴様ならば世界線の変動を感知しY2K問題が起こらなかった世界へとたどり着くことは可能かもしれんな」

    岡部「くっ……」 ズルズル

    鈴羽「だめ、だめだよおじさん! 止血しないと!」

    岡部「まゆりは俺が…………!!」

    凶真「ほぉう? 貴様にできるというのか? それが?」

    岡部「だまれ……まゆりは俺が……助ける……!!」

    鈴羽「おじさん! 動いちゃダメ!」

    岡部「うるさい……! タイムマシンがすぐ目の前にあるんだ!」

    凶真「タイムマシンで椎名まゆりを助けたいか?」

    岡部「助けたいに……決まっているだろう!」

    凶真「だがその体では何もできまい」

    385 = 287 :

    あれこの若オカリンも世界線移動してたんか

    386 :

    一護「どうしたんだよ井上!」

    織姫「おならが・・・おならが・・・」ブッブッブッブッブッ

    一護「・・・」

    織姫「止まらないの!助けて黒崎くん!!!」ブッブッブッブッブッ

    一護「おい落ち着けよ井上」

    織姫「いやああああああああああああああああああああ」ブボボボボボボボボボ

    一護「井上・・・?」

    織姫「・・・」プスーッ

    一護「起きろよ!井上!!」

    388 = 273 :

    凶真「どうする岡部倫太郎、この世界を混沌に陥れる鳳凰院凶真に屈するか?」

    岡部「くそっ……動けよ……動けよぉ!」

    鈴羽「……おじさん、あたし……あたしが行くよ!」

    岡部「鈴羽!?」

    鈴羽「おじさんは何があっても椎名まゆりを助けたいんだよね」

    岡部「……あぁ」

    鈴羽「だったら……」

    鈴羽「だったらあたしはおじさんも助けて椎名まゆりも助ける!」

    鈴羽「こんな未来は絶対に変えてやる!」

    凶真「小娘、お前には出来はしない、リーディングシュタイナーを持たないお前にはな」

    鈴羽「迷ったら攻める! それがあたしのモットーだからね!」

    390 = 273 :

    凶真(本当は銃なんて向けたくないのに)

    凶真(今にも胸は張り裂けそうなのに)

    凶真「……」 チャキ

    鈴羽「──!」

    鈴羽「はぁっ!!」 タッ

     ガスッ

    凶真「ぐっ……!」

     ガチャ

    鈴羽「待ってておじさん、必ず……必ず変えてみせるからね」

    岡部「鈴羽ァ!」

    凶真(頼んだぞ)


    ────
    ───
    ──

    393 = 273 :

    ~2010年~



    鈴羽「しっかし、ちゃんとしたマニュアルがあってよかったよ」

    鈴羽「これで椎名まゆりを助けに行けるね!」



    鈴羽「とは言ったもの……リーディングシュタイナーを持ってないとダメなんだっけ?」

    鈴羽「あちゃー……ちょっと勢いで突っ走りすぎたね、あはははは……」

    鈴羽「……どうしようかな」

    鈴羽「まずは……相談すべきだよね……」

    鈴羽「確かおじさんは……2010年の秋葉原の──」


    ────
    ───
    ──

    395 = 323 :

    しかしこれって元々安価すれだったよな
    すげーシリアスになったもんだ

    396 = 273 :

    鈴羽「おーっす!」

    岡部「だ、誰だお前」

    鈴羽「えーっとあたしは橋田鈴羽、あはは、やっぱ若い頃のオカリンおじさんはカッコいいなー」

    鈴羽「あ、いや……その」

    岡部「わか? ……怪しいな」

    鈴羽「あ、怪しくないって!」

    岡部「……いや怪しい。何者だお前は」

    鈴羽「……ばれちゃしょうがない正直に話すよ」

    岡部「ばれるもなにもここまでお前が全部ぶちまけてるぞ」

    鈴羽「聞いて驚かないで! あたしは2036年からきたタイムトラベラーだよ」

    岡部「……タイ……? 冗談なら他をあたってくれ」

    鈴羽「あー! ちょっと待ってってばー!」 グイグイ

    岡部「離せ、俺は実験で忙しいんだよ」

    397 = 323 :

    零が支援

    398 = 273 :

    鈴羽「椎名まゆりを助けたくないの!?」

    岡部「……まゆりを?」

    岡部「貴様なぜまゆりのことを知っている」

    鈴羽「だからー、あたしがY2K問題を回避するために2036年から来たタイムトラベラーだからだよ」

    岡部「Y2K……だと?」

    鈴羽「そのY2Kのワクチンを2000年までに作り上げれば鳳凰院凶真の野望を阻止できるってわけ、ね、お願ーい! 協力して!」

    岡部「鳳凰院凶真……なんだよその名前……」

    鈴羽「2036年で300人委員会を牛耳ってるわっるーい奴でさ」

    鈴羽「あいつの野望を阻止することが椎名まゆりを助けることに繋がるんだよきっと!」

    岡部「きっとって……そんな楽観的な」

    鈴羽「でも少なくともY2K問題が回避できれば世界は大きく変るはずだよ! だから一緒に来て!」

    岡部「来てって……一体どこへ」

    鈴羽「とりあえず……1975年にでも飛んでみようよ!」 グイグイ

    岡部「おい、とりあえずってなんだとりあえずって!」

    399 = 273 :

    ────
    ───
    ──

    岡部「泣いているのか?」

    凶真「さあな」

    岡部「なぜ鈴羽を行かせた」

    凶真「一言で言えばパラドックスが気になるから……」

    凶真「……色々すまなかったな、岡部倫太郎」

    岡部「……俺には貴様というやつがさっぱりわからん」

    凶真「俺もだよ……」

    400 = 287 :

    がんばれ


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