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元スレ孫娘「おい、クソジジイ!」祖父「なんだ、バカ孫!」
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<家>
孫娘「おい、クソジジイ!」
祖父「なんだ、バカ孫!」
孫娘「アンタみたいな老いぼれに、金を恵んでもらう筋合いはないよ!」
孫娘「こんな金、いらない!」ポイッ
祖父「なんだと!?」
祖父「まだ働いてもいないスネかじりのひよっ子めが!」
祖父「大人しく受け取っておけ!」
祖父「ま、ネコに小判だ。どうせ下らんモノを買うに決まってるがな!」
孫娘「なんだとぉっ!?」
孫娘「おい、クソジジイ!」
祖父「なんだ、バカ孫!」
孫娘「アンタみたいな老いぼれに、金を恵んでもらう筋合いはないよ!」
孫娘「こんな金、いらない!」ポイッ
祖父「なんだと!?」
祖父「まだ働いてもいないスネかじりのひよっ子めが!」
祖父「大人しく受け取っておけ!」
祖父「ま、ネコに小判だ。どうせ下らんモノを買うに決まってるがな!」
孫娘「なんだとぉっ!?」
孫娘「だいたいスネかじりっていうけどさ」
孫娘「アンタだって、国から年金もらって暮らしてるじゃんか!」
孫娘「あたしにあーだこーだいえる立場じゃないじゃん!」
祖父「ふん、ワシは何十年も働いて、老後のために年金を払ってきたんだ!」
祖父「悔しかったら働いてみせい!」
祖父「もっとも、お前のようなケツの青いガキを雇ってくれるところなんてないがな!」
祖父「ガハハハハッ!」
孫娘「ぬぅぅ……」
孫娘「アンタだって、国から年金もらって暮らしてるじゃんか!」
孫娘「あたしにあーだこーだいえる立場じゃないじゃん!」
祖父「ふん、ワシは何十年も働いて、老後のために年金を払ってきたんだ!」
祖父「悔しかったら働いてみせい!」
祖父「もっとも、お前のようなケツの青いガキを雇ってくれるところなんてないがな!」
祖父「ガハハハハッ!」
孫娘「ぬぅぅ……」
祖父「ついでにいっとくと、ワシはまだ働いているしな!」
祖父「近所の宇宙博物館の名誉研究員としてな!」
祖父「どうだ、名誉だぞ!? 名誉!」
孫娘「ふ……ふん。いい年して、宇宙なんかに目を向けちゃってさ」
孫娘「まだ本気で月に行きたいとか思ってるわけ?」
祖父「当然だ!」
祖父「ワシらの世代、特にワシのような人間にとって月面着陸はロマンだ!」
祖父「アームストロング船長なんて、お前知らんだろ!?」
孫娘「知らないよ!」
祖父「近所の宇宙博物館の名誉研究員としてな!」
祖父「どうだ、名誉だぞ!? 名誉!」
孫娘「ふ……ふん。いい年して、宇宙なんかに目を向けちゃってさ」
孫娘「まだ本気で月に行きたいとか思ってるわけ?」
祖父「当然だ!」
祖父「ワシらの世代、特にワシのような人間にとって月面着陸はロマンだ!」
祖父「アームストロング船長なんて、お前知らんだろ!?」
孫娘「知らないよ!」
孫娘「ま、そろそろ宇宙に目を向けるのはやめてさ」
孫娘「少しは地面に目を向けた方がいいんじゃない?」
祖父「どういう意味だ?」
孫娘「だってジジイはもうすぐ地面に埋まっちゃうじゃん!」
孫娘「それにどうせ行くとしたら地獄でしょ?」
孫娘「上だけでなく下も見ないと、舌抜かれちゃうよ!」
孫娘「キャハハハッ!」
祖父「む、こんのバカ孫が! 成敗してくれる!」
孫娘「負けるもんか!」
孫娘「少しは地面に目を向けた方がいいんじゃない?」
祖父「どういう意味だ?」
孫娘「だってジジイはもうすぐ地面に埋まっちゃうじゃん!」
孫娘「それにどうせ行くとしたら地獄でしょ?」
孫娘「上だけでなく下も見ないと、舌抜かれちゃうよ!」
孫娘「キャハハハッ!」
祖父「む、こんのバカ孫が! 成敗してくれる!」
孫娘「負けるもんか!」
ドタンッ! バタンッ! ゴロゴロ……
母「ちょっと二人とも、やめなさいよ」
父「いいじゃないか、やらせておけよ」
母「もう、あなたまで……!」
父「オヤジが博物館を定年になって……」
父「まだまだ馬力はあるのに、名誉研究員なんて名ばかりの職を与えられて」
父「しかもそれからすぐにお袋が亡くなって……正直ボケちまうかと思ってたけど」
父「あの様子なら、そういう心配もなさそうだ」
父「どっちも本気でやってるワケじゃないしな」
父「互いに相手は爺ちゃん、相手は子供だって手加減してるよ」
母「ちょっと二人とも、やめなさいよ」
父「いいじゃないか、やらせておけよ」
母「もう、あなたまで……!」
父「オヤジが博物館を定年になって……」
父「まだまだ馬力はあるのに、名誉研究員なんて名ばかりの職を与えられて」
父「しかもそれからすぐにお袋が亡くなって……正直ボケちまうかと思ってたけど」
父「あの様子なら、そういう心配もなさそうだ」
父「どっちも本気でやってるワケじゃないしな」
父「互いに相手は爺ちゃん、相手は子供だって手加減してるよ」
母「でも、あの子お義父さんに対して口が悪すぎよ……」
母「ちょっとは注意しないと……」
父「いいんだよ、気が強いオヤジにはあれぐらいでちょうどいいのさ」
父「俺がわりと大人しめで、親にあまり反発しない子供だったから」
父「どことなくオヤジも張り合いがなさそうだったしな」
父「それに二人とも、楽しそうじゃないか」
母「まったくあの子ったら……だれに似たんだかねぇ……」
母「ちょっとは注意しないと……」
父「いいんだよ、気が強いオヤジにはあれぐらいでちょうどいいのさ」
父「俺がわりと大人しめで、親にあまり反発しない子供だったから」
父「どことなくオヤジも張り合いがなさそうだったしな」
父「それに二人とも、楽しそうじゃないか」
母「まったくあの子ったら……だれに似たんだかねぇ……」
孫娘「ハァ……ハァ……」
祖父「ゼェ……ゼェ……」
孫娘「なかなか……やるじゃん……ジジイのくせに」
祖父「そっちこそ……やるじゃないか……ガキの分際で」
孫娘「ま、まぁ……疲れたし」
孫娘「今日はこのくらいにしといてあげるよ」
孫娘「あたしだって孫が祖父を暴行、なんてニュースになりたくないし」
祖父「それはこっちのセリフだ」
祖父「老い先短い身で、ムショ入りなんてゴメンだからな」
祖父「そんなことになったら、死んだ婆さんに顔向けできんわ」
祖父「ゼェ……ゼェ……」
孫娘「なかなか……やるじゃん……ジジイのくせに」
祖父「そっちこそ……やるじゃないか……ガキの分際で」
孫娘「ま、まぁ……疲れたし」
孫娘「今日はこのくらいにしといてあげるよ」
孫娘「あたしだって孫が祖父を暴行、なんてニュースになりたくないし」
祖父「それはこっちのセリフだ」
祖父「老い先短い身で、ムショ入りなんてゴメンだからな」
祖父「そんなことになったら、死んだ婆さんに顔向けできんわ」
孫娘「ふん、ジジイなんてさっさとくたばっちゃえばいいんだ」
孫娘「アンタの葬式で、くたばってよかったっていってやるから」
孫娘「骨なんかゴミ捨て場にばら撒いてやるから!」
祖父「ふん、ワシみたいなのは簡単にはくたばらないと相場が決まってるんだ」
祖父「いっそお前がくたばる時まで、ギネス更新するくらい長生きしてやる」
祖父「お前の葬式では、どうしようもないバカ孫でしたって大笑いしてやる!」
孫娘「やるか!?」
祖父「いつでもいいぞ!?」
孫娘「アンタの葬式で、くたばってよかったっていってやるから」
孫娘「骨なんかゴミ捨て場にばら撒いてやるから!」
祖父「ふん、ワシみたいなのは簡単にはくたばらないと相場が決まってるんだ」
祖父「いっそお前がくたばる時まで、ギネス更新するくらい長生きしてやる」
祖父「お前の葬式では、どうしようもないバカ孫でしたって大笑いしてやる!」
孫娘「やるか!?」
祖父「いつでもいいぞ!?」
>>5
ピッコロ!!!!!!!!!!
ピッコロ!!!!!!!!!!
母「二人とも、そろそろ夕ご飯よ」
孫娘「ジジイ、ご飯だってさ」
孫娘「ここは一時休戦といこうじゃないか」
祖父「ふん、いいだろう」
祖父「腹が減っては戦はできぬ、というしな」
孫娘「飯を食べてしばらくしたら、次は風呂で海戦だ!」
祖父「よかろう、ミッドウェーを生き抜いたワシの実力見せてやる」
孫娘「熱い湯はイヤだからね、ぬるま湯で」
祖父「やれやれ、仕方あるまい」
孫娘「ジジイ、ご飯だってさ」
孫娘「ここは一時休戦といこうじゃないか」
祖父「ふん、いいだろう」
祖父「腹が減っては戦はできぬ、というしな」
孫娘「飯を食べてしばらくしたら、次は風呂で海戦だ!」
祖父「よかろう、ミッドウェーを生き抜いたワシの実力見せてやる」
孫娘「熱い湯はイヤだからね、ぬるま湯で」
祖父「やれやれ、仕方あるまい」
<風呂場>
孫娘「いっけぇ~!」
祖父「砲撃だ!」
ザッパァン! バッシャ! バッシャアン! ザバァン! ジャブン!
孫娘「……浴槽のお湯がほとんどなくなっちゃったね」
祖父「またお母さんに怒られるぞ。お湯を無駄にするなって」
孫娘「ジジイのせいにするからいいもん!」
祖父「だったらワシもお前のせいにしてやるからな!」
孫娘「う~……!」
祖父「ぬ~……!」
孫娘「いっけぇ~!」
祖父「砲撃だ!」
ザッパァン! バッシャ! バッシャアン! ザバァン! ジャブン!
孫娘「……浴槽のお湯がほとんどなくなっちゃったね」
祖父「またお母さんに怒られるぞ。お湯を無駄にするなって」
孫娘「ジジイのせいにするからいいもん!」
祖父「だったらワシもお前のせいにしてやるからな!」
孫娘「う~……!」
祖父「ぬ~……!」
孫娘「あまり孫の裸に見とれないでよ、通報しちゃうよ?」
祖父「だれが見とれるか」
祖父「ワシが愛した女性は、婆さんただ一人だった」
祖父(ホントは他数名いたけど……)
祖父「胸も出てないガキの裸なんぞ、これっぽっちも興味ないわ!」
孫娘「ひっどい、今のセクハラだよ!」
祖父「ふん、お前こそジジハラだ!」
祖父「少しは年長者を敬ったらどうだ!」
孫娘「そっちがうやまうに値するジジイになったらね!」
祖父&孫娘「ふんっ!」
祖父「だれが見とれるか」
祖父「ワシが愛した女性は、婆さんただ一人だった」
祖父(ホントは他数名いたけど……)
祖父「胸も出てないガキの裸なんぞ、これっぽっちも興味ないわ!」
孫娘「ひっどい、今のセクハラだよ!」
祖父「ふん、お前こそジジハラだ!」
祖父「少しは年長者を敬ったらどうだ!」
孫娘「そっちがうやまうに値するジジイになったらね!」
祖父&孫娘「ふんっ!」
祖父「さて、そろそろ寝るとするか」
孫娘「ようし、一緒に寝てやるよ、クソジジイ」
祖父「ほう、ワシの布団が恋しいか?」
孫娘「眠ったまま地獄に落ちちゃったジジイの死体の、第一発見者になってやるよ」
祖父「こんのバカ孫めが、寝てる間に屁をしてニオイをうつしてやるからな!」
孫娘「だったらあたしもオネショしてやる!」
祖父「ぐぬぅ……」
孫娘「ぬぐぅ……」
母「オネショなんて絶対許さないからね。洗濯が大変なんだから」
孫娘「ちぇっ」
孫娘「ようし、一緒に寝てやるよ、クソジジイ」
祖父「ほう、ワシの布団が恋しいか?」
孫娘「眠ったまま地獄に落ちちゃったジジイの死体の、第一発見者になってやるよ」
祖父「こんのバカ孫めが、寝てる間に屁をしてニオイをうつしてやるからな!」
孫娘「だったらあたしもオネショしてやる!」
祖父「ぐぬぅ……」
孫娘「ぬぐぅ……」
母「オネショなんて絶対許さないからね。洗濯が大変なんだから」
孫娘「ちぇっ」
ある日──
<家>
ガキ大将「うっす!」
眼鏡「おジャマします」ペコッ
少女「こんにちは」
母「あら、いらっしゃい」
孫娘「ま、狭いところだけど上がってよ」
<家>
ガキ大将「うっす!」
眼鏡「おジャマします」ペコッ
少女「こんにちは」
母「あら、いらっしゃい」
孫娘「ま、狭いところだけど上がってよ」
祖父「おお、孫娘の友だちか。いらっしゃい」
ガキ大将「ちわっす!」
眼鏡「孫娘さんの友だちの眼鏡といいます」
少女「こんにちは」
孫娘「これがあたしのジジイだよ、もうすぐくたばる予定だけどね」
少女「そんなこといったらダメよ……」
孫娘「いいのいいの」
祖父「ま、いつものことだしな。気にしないでおいてくれ」
ガキ大将「ちわっす!」
眼鏡「孫娘さんの友だちの眼鏡といいます」
少女「こんにちは」
孫娘「これがあたしのジジイだよ、もうすぐくたばる予定だけどね」
少女「そんなこといったらダメよ……」
孫娘「いいのいいの」
祖父「ま、いつものことだしな。気にしないでおいてくれ」
眼鏡「……もしかして、おじいさんって宇宙博物館に勤められてませんか?」
祖父「そうだが、なんで知ってるんだね?」
眼鏡「やっぱり! ボク、よくあそこに行くんですよ!」
眼鏡「あそこで見かけたことがあって、もしかしたら……と思ったんです」
祖父「ほぉ~そうなのか!」
祖父「どうだね、よかったらちょっとワシの部屋に来るかい?」
祖父「色々なロケットや人工衛星の模型や……天体写真があるよ」
眼鏡「ぜ……ぜひ!」
ガキ大将「俺も見てみたい!」
少女「私も……」
孫娘「…………」
祖父「そうだが、なんで知ってるんだね?」
眼鏡「やっぱり! ボク、よくあそこに行くんですよ!」
眼鏡「あそこで見かけたことがあって、もしかしたら……と思ったんです」
祖父「ほぉ~そうなのか!」
祖父「どうだね、よかったらちょっとワシの部屋に来るかい?」
祖父「色々なロケットや人工衛星の模型や……天体写真があるよ」
眼鏡「ぜ……ぜひ!」
ガキ大将「俺も見てみたい!」
少女「私も……」
孫娘「…………」
祖父「これがアポロ計画で使用されたサターンVロケットの模型だよ」
祖父「下の方をどんどん切り離して宇宙へ飛ぶんだ」
ガキ大将「へぇ~こんなゴツイのが宇宙に行ったのかぁ……」
祖父「ワシもけっこう本を書いたりしていてね」
祖父「これなんか、君でも分かりやすく読めるんじゃないかな?」
眼鏡「お、お借りします! ありがとうございます!」
祖父「これが天の川の写真だよ」
祖父「もう七夕にもなかなか見られないようになったが……」
少女「うわぁ~キレイ……!」
孫娘「…………」
祖父「下の方をどんどん切り離して宇宙へ飛ぶんだ」
ガキ大将「へぇ~こんなゴツイのが宇宙に行ったのかぁ……」
祖父「ワシもけっこう本を書いたりしていてね」
祖父「これなんか、君でも分かりやすく読めるんじゃないかな?」
眼鏡「お、お借りします! ありがとうございます!」
祖父「これが天の川の写真だよ」
祖父「もう七夕にもなかなか見られないようになったが……」
少女「うわぁ~キレイ……!」
孫娘「…………」
祖父「いやぁ~孫娘なんか、博物館にもめったに来ないし、宇宙にも興味ないからな」
祖父「君たちが孫だったら嬉しかったんだがな」
祖父「ガハハハハハッ!」
ガキ大将「へへへ、今日は楽しかったっす!」
眼鏡「ボクもおじいさんみたいな人の孫になりたかったです……」
少女「孫娘ちゃんに似て、明るくて面白い人ですね」
祖父「ま、ワシは今はほとんど暇人だから、また来るといい」
孫娘「…………」
祖父「君たちが孫だったら嬉しかったんだがな」
祖父「ガハハハハハッ!」
ガキ大将「へへへ、今日は楽しかったっす!」
眼鏡「ボクもおじいさんみたいな人の孫になりたかったです……」
少女「孫娘ちゃんに似て、明るくて面白い人ですね」
祖父「ま、ワシは今はほとんど暇人だから、また来るといい」
孫娘「…………」
祖父(帰ったか……)
祖父(たまにはよその子と遊ぶのも悪くなかったな……)
祖父(しかしまぁ、やっぱりアイツとのケンカは欠かせんな)
祖父「──ってあれ? 孫娘はどこだ?」キョロキョロ
母「あ、お義父さん」
母「あの子……ちょっとスネちゃったみたいで」
祖父「あ~……まあ、つい出しゃばって友だちと遊ぶのをジャマしてしまったからな」
祖父「悪いことをしてしまったな」
母「いえ、そうじゃないんですよ」
祖父「え、どういうことだい」
祖父(たまにはよその子と遊ぶのも悪くなかったな……)
祖父(しかしまぁ、やっぱりアイツとのケンカは欠かせんな)
祖父「──ってあれ? 孫娘はどこだ?」キョロキョロ
母「あ、お義父さん」
母「あの子……ちょっとスネちゃったみたいで」
祖父「あ~……まあ、つい出しゃばって友だちと遊ぶのをジャマしてしまったからな」
祖父「悪いことをしてしまったな」
母「いえ、そうじゃないんですよ」
祖父「え、どういうことだい」
母「お義父さんを他のみんなに取られた、と思ったみたいなんです」
祖父「へ?」
母「他の子が孫だったら、って言葉もけっこうショックだったようで……」
母「まあ、すぐに元通りになりますよ」
祖父「……やれやれ、しょうがない孫だ」
祖父「少しは可愛いところがあるじゃないか」ニヤッ
祖父「どれ、少しからかってやるとするか」
祖父「へ?」
母「他の子が孫だったら、って言葉もけっこうショックだったようで……」
母「まあ、すぐに元通りになりますよ」
祖父「……やれやれ、しょうがない孫だ」
祖父「少しは可愛いところがあるじゃないか」ニヤッ
祖父「どれ、少しからかってやるとするか」
祖父「孫娘、こんなところにいたのか。鬼もいないのにかくれんぼしてどうする」
孫娘「……なんだよ、クソジジイ」
孫娘「アイツらが孫だった方がよかったんでしょ!」
祖父「まぁな」
孫娘「!」
祖父「だれかとちがって、あの子たちは素直で、真面目で、宇宙にも興味がある」
祖父「あのような孫を持てた爺さん婆さんは、さぞ幸せだろうな」
孫娘「…………!」
孫娘「……なんだよ、クソジジイ」
孫娘「アイツらが孫だった方がよかったんでしょ!」
祖父「まぁな」
孫娘「!」
祖父「だれかとちがって、あの子たちは素直で、真面目で、宇宙にも興味がある」
祖父「あのような孫を持てた爺さん婆さんは、さぞ幸せだろうな」
孫娘「…………!」
祖父「ただし、ワシのような人間には少々物足りないところもある」
祖父「ワシとしてはまぁ……なんだ」
祖父「もう少し張り合いがある孫の方がいい」
祖父「年寄りを年寄りと思わない、一筋縄じゃいかない孫の方がな」
孫娘「…………」
孫娘「やれやれ、しょーがないな」
孫娘「やっぱ、ジジイの孫はあたしじゃなきゃ務まりそうもないね」
祖父「フン、そうだな」
祖父「ワシとしてはまぁ……なんだ」
祖父「もう少し張り合いがある孫の方がいい」
祖父「年寄りを年寄りと思わない、一筋縄じゃいかない孫の方がな」
孫娘「…………」
孫娘「やれやれ、しょーがないな」
孫娘「やっぱ、ジジイの孫はあたしじゃなきゃ務まりそうもないね」
祖父「フン、そうだな」
母「あら、おじいちゃんと仲直りしたみたいね?」
孫娘「仲直り!? お母さん、ジジイとあたしは宿命のライバルなの!」
孫娘「仲直りなんてありえないよ!」
母「あらやだ、ごめんね」
母「まあそれはともかく、明日おじいちゃんの博物館に行ってみない?」
孫娘「へ? なんで」
母「なんでって、アンタおじいちゃんが働いてるところほとんど見たことないでしょ」
孫娘「見る価値がないからだよ!」
孫娘「仲直り!? お母さん、ジジイとあたしは宿命のライバルなの!」
孫娘「仲直りなんてありえないよ!」
母「あらやだ、ごめんね」
母「まあそれはともかく、明日おじいちゃんの博物館に行ってみない?」
孫娘「へ? なんで」
母「なんでって、アンタおじいちゃんが働いてるところほとんど見たことないでしょ」
孫娘「見る価値がないからだよ!」
母「そんなこといって……ホントは働いてるおじいちゃんを見たくないんでしょ?」
母「アンタとケンカしてる時とちがって、マジメなところを見たくないんでしょ?」
母「なんとなく照れ臭いから」
孫娘「ち、ちがうよ!」
母「じゃあ、いいじゃない」
母「たまには親孝行だと思って、私に付き合いなさいよ」
母「おじいちゃんにはナイショにしといてあげるから」
孫娘「分かったよ……」ブス…
母「アンタとケンカしてる時とちがって、マジメなところを見たくないんでしょ?」
母「なんとなく照れ臭いから」
孫娘「ち、ちがうよ!」
母「じゃあ、いいじゃない」
母「たまには親孝行だと思って、私に付き合いなさいよ」
母「おじいちゃんにはナイショにしといてあげるから」
孫娘「分かったよ……」ブス…
翌日──
<宇宙博物館>
母「ほら、あそこにおじいちゃんがいるわよ」
母「お客さんになにかを説明してるみたい……すごいわねぇ」
孫娘「…………」
母「どう?」
孫娘「ふんっ!」
孫娘「あんなクソジジイに説明されるお客さんが可哀想!」
母「まったく……じゃあ帰りましょうか」
孫娘「あ、あの説明が終わるまで待って」
<宇宙博物館>
母「ほら、あそこにおじいちゃんがいるわよ」
母「お客さんになにかを説明してるみたい……すごいわねぇ」
孫娘「…………」
母「どう?」
孫娘「ふんっ!」
孫娘「あんなクソジジイに説明されるお客さんが可哀想!」
母「まったく……じゃあ帰りましょうか」
孫娘「あ、あの説明が終わるまで待って」
孫娘(ジジイは一生懸命働いていた)
孫娘(ピンと背筋をはって、お客さんの質問にハキハキ答えていた)
孫娘(もちろん、内容はあたしにはよく分からないけど……)
孫娘(いつもとは別人みたいだった……)
孫娘(ちょっとだけ、かっこよかった……かな?)
孫娘(ううん、やっぱりかっこよくなんかない!)
孫娘(ピンと背筋をはって、お客さんの質問にハキハキ答えていた)
孫娘(もちろん、内容はあたしにはよく分からないけど……)
孫娘(いつもとは別人みたいだった……)
孫娘(ちょっとだけ、かっこよかった……かな?)
孫娘(ううん、やっぱりかっこよくなんかない!)
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