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元スレ淡「宮永先輩、付き合ってください」 照「しつこい」
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照「いい加減にして」ペラッ
淡「先輩こそいい加減にしてくださいよ。 私が何回告白したと思ってるんですか?」
照「今日で8回目。 慣れてきたから告白って感じがしない」
淡「それは先輩の立場の話で、私は毎回真剣です」
照「それなら私も毎回真剣。 世の中には通ることと通らないことがある」ペラッ
淡「通してくださいよ。 っていうか私が告白してる横で、なんで本読んでるんですか」
照「私が読書してる時に淡がきたんでしょ」
淡「普通は告白された直後に読書なんてできませんよ」
照「もはや日常」ペラッ
淡「悪い返事でもいいので、せめて読書やめて、真剣に答えてくれませんか?」
照「……」スッ
淡「! やっと振り向いて……」
照「ごめんなさい、付き合えません。 これでいい? 読書に戻る」
淡「……」
淡「先輩こそいい加減にしてくださいよ。 私が何回告白したと思ってるんですか?」
照「今日で8回目。 慣れてきたから告白って感じがしない」
淡「それは先輩の立場の話で、私は毎回真剣です」
照「それなら私も毎回真剣。 世の中には通ることと通らないことがある」ペラッ
淡「通してくださいよ。 っていうか私が告白してる横で、なんで本読んでるんですか」
照「私が読書してる時に淡がきたんでしょ」
淡「普通は告白された直後に読書なんてできませんよ」
照「もはや日常」ペラッ
淡「悪い返事でもいいので、せめて読書やめて、真剣に答えてくれませんか?」
照「……」スッ
淡「! やっと振り向いて……」
照「ごめんなさい、付き合えません。 これでいい? 読書に戻る」
淡「……」
淡「ちょっと、いくらなんでもひどいと思いますけど」
照「『悪い返事でもいい』って言ったのは淡の方」ペラッ
淡「前から思ってましたけど、宮永先輩って他人に冷たすぎる気がします」
淡「もう少し人を思いやる心とかを……具体的には後輩とか、もっと具体的には私とか」
照「冷たいわけじゃないし、思いやりも持ってる。 ただ淡とは付き合えない。 それだけ」
照「その私を好きになったのは淡なんだから、それくらいで文句を言う方がおかしい」ペラッ
淡「いやでも、交際してる仲であろうと、良い物は良いし、悪いものは悪いんですよ」
照「交際してない」
淡「してくださいよ」
照「しつこい。 読書に集中させて」ペラッ
淡「本当冷たいですね。 宮永先輩の悪いところです」
照「じゃあ、私のことなんか好きじゃなくていいでしょ」
淡「いや、そういうクールなところも含めて好きですけどね」
照「……あっそう」
照「『悪い返事でもいい』って言ったのは淡の方」ペラッ
淡「前から思ってましたけど、宮永先輩って他人に冷たすぎる気がします」
淡「もう少し人を思いやる心とかを……具体的には後輩とか、もっと具体的には私とか」
照「冷たいわけじゃないし、思いやりも持ってる。 ただ淡とは付き合えない。 それだけ」
照「その私を好きになったのは淡なんだから、それくらいで文句を言う方がおかしい」ペラッ
淡「いやでも、交際してる仲であろうと、良い物は良いし、悪いものは悪いんですよ」
照「交際してない」
淡「してくださいよ」
照「しつこい。 読書に集中させて」ペラッ
淡「本当冷たいですね。 宮永先輩の悪いところです」
照「じゃあ、私のことなんか好きじゃなくていいでしょ」
淡「いや、そういうクールなところも含めて好きですけどね」
照「……あっそう」
淡「相変わらず読書は続けるんですね」
淡「そのメンタルがあったからこそ、インターハイチャンプになったんでしょうか?」
照「皮肉? 読書は私の日課」ペラッ
淡「知ってます。 だからこそ、宮永先輩しかいない早い時間を狙って来てるんですよ」
照「無駄な努力だと思う」
淡「無駄じゃあないですよ。 こうやって先輩と夫婦喧嘩してる時間も好きですから」
照「夫婦じゃない」ペラッ
淡「でも早く来るために努力してることは事実ですね。 後輩の努力を踏みにじる気ですか?」
照「自分の都合を押し付ける人は好きじゃない」
淡「押し付けてませんよ。 あくまで告白がokするまで、先輩は私の彼女じゃありませんからね」
照「わかってるならこれっきりにして」ペラッ
淡「ま、okもらうまでは何度でも告白し続ける気ですけどね。 先輩、好きです」
照「知ってる」
淡「付き合ってください」
照「無理」ペラッ
淡「そのメンタルがあったからこそ、インターハイチャンプになったんでしょうか?」
照「皮肉? 読書は私の日課」ペラッ
淡「知ってます。 だからこそ、宮永先輩しかいない早い時間を狙って来てるんですよ」
照「無駄な努力だと思う」
淡「無駄じゃあないですよ。 こうやって先輩と夫婦喧嘩してる時間も好きですから」
照「夫婦じゃない」ペラッ
淡「でも早く来るために努力してることは事実ですね。 後輩の努力を踏みにじる気ですか?」
照「自分の都合を押し付ける人は好きじゃない」
淡「押し付けてませんよ。 あくまで告白がokするまで、先輩は私の彼女じゃありませんからね」
照「わかってるならこれっきりにして」ペラッ
淡「ま、okもらうまでは何度でも告白し続ける気ですけどね。 先輩、好きです」
照「知ってる」
淡「付き合ってください」
照「無理」ペラッ
淡「……」
照「……」
淡「先輩」スッ
照「何……いたっ」プニッ
淡「うわっ、こんな古臭い手法に引っかかるなんて」
照「高校生にもなってみっともない」
淡「そうやって型にはまった考えを持っていると、いつか痛い目見ますよ」
照「それとこれとは別」
淡「だから、頑固になってないで早く私と付き合ってください」
照「……」ペラッ
淡「あーあ、とうとう無視を決めましたか。 まあ構いませんけどね。 振り向くのも時間の問題なので」
淡「あー、先輩のほっぺ柔らかかったなぁ」
淡「……本当は振り向いた時にちゅーしちゃっても良かったんですけど」
照「! ……」
照「……」
淡「先輩」スッ
照「何……いたっ」プニッ
淡「うわっ、こんな古臭い手法に引っかかるなんて」
照「高校生にもなってみっともない」
淡「そうやって型にはまった考えを持っていると、いつか痛い目見ますよ」
照「それとこれとは別」
淡「だから、頑固になってないで早く私と付き合ってください」
照「……」ペラッ
淡「あーあ、とうとう無視を決めましたか。 まあ構いませんけどね。 振り向くのも時間の問題なので」
淡「あー、先輩のほっぺ柔らかかったなぁ」
淡「……本当は振り向いた時にちゅーしちゃっても良かったんですけど」
照「! ……」
淡「あ、今反応しましたね。 宮永先輩のことなら、細かい動作でもわかりますよ」
照「びっくりしただけ」ペラッ
淡「無視はやめてくれましたか」
照「……」
淡「先輩、こっち向いてくださいって」
照「……」
淡「無視がわざとらしいですよ。 照れてるんでしょうか? 照だけに」
照「寒い」ペラッ
淡「全然無視できてませんね」
照「無視してるほうが厄介だと理解したから」
淡「別に先輩を弄ってるわけじゃないですよ。 本当に好きだからこうしてるだけで」
照「それなら好きな人の都合も考えて欲しい」ペラッ
淡「そんなこと言われましても」
照「びっくりしただけ」ペラッ
淡「無視はやめてくれましたか」
照「……」
淡「先輩、こっち向いてくださいって」
照「……」
淡「無視がわざとらしいですよ。 照れてるんでしょうか? 照だけに」
照「寒い」ペラッ
淡「全然無視できてませんね」
照「無視してるほうが厄介だと理解したから」
淡「別に先輩を弄ってるわけじゃないですよ。 本当に好きだからこうしてるだけで」
照「それなら好きな人の都合も考えて欲しい」ペラッ
淡「そんなこと言われましても」
淡「その本、私の愛の告白よりもいいものなんですか?」
照「好きな人の新作。 集中させて」ペラッ
淡「え、ちょっと好きな人ってだれなんですか!?」
照「好きな人って、好きな作者のこと」
淡「あ、ああ、そうですか……ってそうですよね」
照「普通間違えない」
淡「仕方ないじゃないですか。 普通好きな人が目の前で『なんとかが好き』なんて言ったら、嫌でも同様します」
照「それは淡が落ち着いてないだけ」ペラッ
淡「皆そうなんですって。 先輩って恋したことありません?」
照「ない」
淡「あー、先輩って無性愛者っぽいですよね。 顔も性格もオーラも」
淡「まぁ、私も宮永先輩が初恋ですから、理解したのは最近ですけどね」
照「……あっそう」
照「好きな人の新作。 集中させて」ペラッ
淡「え、ちょっと好きな人ってだれなんですか!?」
照「好きな人って、好きな作者のこと」
淡「あ、ああ、そうですか……ってそうですよね」
照「普通間違えない」
淡「仕方ないじゃないですか。 普通好きな人が目の前で『なんとかが好き』なんて言ったら、嫌でも同様します」
照「それは淡が落ち着いてないだけ」ペラッ
淡「皆そうなんですって。 先輩って恋したことありません?」
照「ない」
淡「あー、先輩って無性愛者っぽいですよね。 顔も性格もオーラも」
淡「まぁ、私も宮永先輩が初恋ですから、理解したのは最近ですけどね」
照「……あっそう」
淡「思ったんですけど」
照「何」
淡「弘世先輩に対して話す時と私に対して話す時」
淡「なんというか、少しだけ雰囲気違いません?」
照「淡と違って、菫とは日常会話が多い」
照「それに菫とは長い付き合いだから当然のこと」ペラッ
淡「うわっ、ハッキリ言いますね。 そういうところ好きですよ、もちろん深い意味で」
淡「私も、後2年生まれるのが早かったら、また少し違ったんでしょうか」
照「同じこと。 仮に菫に告白されたとしても、私は受けない」ペラッ
淡「あまり考えたくありませんね」
菫「また2人が一番乗りか?」
淡「あ、先輩こんにちは」
菫「2人の仲が良くなるのは喜ばしいことだ。 照は人間関係によく壁を作るから余計にそう思う」
淡「……そうですか」
照「何」
淡「弘世先輩に対して話す時と私に対して話す時」
淡「なんというか、少しだけ雰囲気違いません?」
照「淡と違って、菫とは日常会話が多い」
照「それに菫とは長い付き合いだから当然のこと」ペラッ
淡「うわっ、ハッキリ言いますね。 そういうところ好きですよ、もちろん深い意味で」
淡「私も、後2年生まれるのが早かったら、また少し違ったんでしょうか」
照「同じこと。 仮に菫に告白されたとしても、私は受けない」ペラッ
淡「あまり考えたくありませんね」
菫「また2人が一番乗りか?」
淡「あ、先輩こんにちは」
菫「2人の仲が良くなるのは喜ばしいことだ。 照は人間関係によく壁を作るから余計にそう思う」
淡「……そうですか」
菫「お、もうこんな時間か。 そろそろ解散にしよう」
照「そうだ。 菫、これ返す」
菫「そういえば貸してたな。 面白かったか?」
照「うん」
菫「ならよかった。 そうそう、この続編がちょうど今日発売するんだが、本屋に寄ってもいいか?」
照「構わない」
淡(……)
淡「ちょ、先輩、今日私と帰る約束じゃないですか!」
照「え」
菫「なんだ、そうなのか? 早く言ってくれればいいのに」
照「そんな約束してな……」
淡「ごめんなさい、弘世先輩。 宮永先輩借りていきますね!」
照「……どういうつもり」
淡「正直、少し嫉妬しました。 いや、大分嫉妬しました。 自己中ですよね、すみません」
照「そうだ。 菫、これ返す」
菫「そういえば貸してたな。 面白かったか?」
照「うん」
菫「ならよかった。 そうそう、この続編がちょうど今日発売するんだが、本屋に寄ってもいいか?」
照「構わない」
淡(……)
淡「ちょ、先輩、今日私と帰る約束じゃないですか!」
照「え」
菫「なんだ、そうなのか? 早く言ってくれればいいのに」
照「そんな約束してな……」
淡「ごめんなさい、弘世先輩。 宮永先輩借りていきますね!」
照「……どういうつもり」
淡「正直、少し嫉妬しました。 いや、大分嫉妬しました。 自己中ですよね、すみません」
照「わかってるならそういうことはやめたほうがいい」
淡「わかりました、じゃあもうしません。 けど、せめて今日限り一緒に帰らせてください」
照「淡、何か勘違いしてない?」
淡「はい?」
照「私は淡のことを拒否してるわけじゃない。 一緒に帰りたいなら、事前に言えばいいだけ」
淡「……ほ、ほんとですか!? じゃあ毎日帰りましょ!」
照「それはそれで……」
淡「そうだ! 私気になってた喫茶店があるんですよ! このまま行きましょ!」
照「話聞いて……」
淡「先輩、何頼みますか?」
照「……ねぇ」
淡「先輩、先に言っておきますけど、手引っ張ってもあんまり抵抗してませんでしたよね」
淡「満更でもないんじゃないんですか?」
照「まぁ、喫茶店くらいならいいか」
淡「そうこなくっちゃ!」
淡「わかりました、じゃあもうしません。 けど、せめて今日限り一緒に帰らせてください」
照「淡、何か勘違いしてない?」
淡「はい?」
照「私は淡のことを拒否してるわけじゃない。 一緒に帰りたいなら、事前に言えばいいだけ」
淡「……ほ、ほんとですか!? じゃあ毎日帰りましょ!」
照「それはそれで……」
淡「そうだ! 私気になってた喫茶店があるんですよ! このまま行きましょ!」
照「話聞いて……」
淡「先輩、何頼みますか?」
照「……ねぇ」
淡「先輩、先に言っておきますけど、手引っ張ってもあんまり抵抗してませんでしたよね」
淡「満更でもないんじゃないんですか?」
照「まぁ、喫茶店くらいならいいか」
淡「そうこなくっちゃ!」
照「ただ一つ言いたいことがある」
淡「とうとう私と付き合ってくれるんですか?」
照「全然違う。 なんで私の隣にくっついてるの?」
淡「ダメですか?」
照「注目の的になる」
淡「じゃあ膝の上なら」
照「もっとダメ」
淡「ひとつ、膝の上。 ふたつ、先輩の隣。 さあどっち!」
照「……もういいよ、隣で」
淡「ちなみに、みっつで私と付き合う、ってのもありますよ」
照「いいからメニュー見せて。 身動き取れない」
淡「はいはい」
淡「とうとう私と付き合ってくれるんですか?」
照「全然違う。 なんで私の隣にくっついてるの?」
淡「ダメですか?」
照「注目の的になる」
淡「じゃあ膝の上なら」
照「もっとダメ」
淡「ひとつ、膝の上。 ふたつ、先輩の隣。 さあどっち!」
照「……もういいよ、隣で」
淡「ちなみに、みっつで私と付き合う、ってのもありますよ」
照「いいからメニュー見せて。 身動き取れない」
淡「はいはい」
淡「先輩の頼んだ飲み物、おいしそうですね」
照「飲む?」
淡「本気で言ってます? 関節キスですね」
照「私はそういう意味で言ったわけじゃないし、気にしてない」
淡「そうですか、私はめっちゃ気にしてます」
照「飲むのか飲まないのか、どっち」
淡「飲みます飲みます、次のチャンスがいつかわかりませんしね」ゴクッ
淡「……ふぅ、美味しいですね。 先輩が飲んだ後だからでしょうか」
照「気持ち悪いこと言わないで」
淡「ひどいですね。 あ、私の飲みます?」
照「じゃあ一口」ゴクッ
淡「……そんなに関節キスがしたいですか。 私は直接でもいいですよ」
照「だから、そういう意味じゃない」
淡「残念」
照「飲む?」
淡「本気で言ってます? 関節キスですね」
照「私はそういう意味で言ったわけじゃないし、気にしてない」
淡「そうですか、私はめっちゃ気にしてます」
照「飲むのか飲まないのか、どっち」
淡「飲みます飲みます、次のチャンスがいつかわかりませんしね」ゴクッ
淡「……ふぅ、美味しいですね。 先輩が飲んだ後だからでしょうか」
照「気持ち悪いこと言わないで」
淡「ひどいですね。 あ、私の飲みます?」
照「じゃあ一口」ゴクッ
淡「……そんなに関節キスがしたいですか。 私は直接でもいいですよ」
照「だから、そういう意味じゃない」
淡「残念」
淡「結局、先輩に奢ってもらっちゃいましたね」
照「先輩として当然のこと」
淡「ありがとうございます」
淡「でも、先輩だとか後輩だとかじゃなくて、一個人として私を見てくださいよ」
照「『後輩の努力を』とか言ってた口から出る言葉じゃない」
淡「や、結構本気で」
照「心配しなくても、淡のことは一個人として見ている」
淡「……それって『麻雀部として』とかが前に付きますよね」
淡「なんというか、後輩の延長線上のような」
照「? そんな事言われても、淡をただの後輩と思ってないのは本当のことだし」
淡「はぁ、そうですか。 嬉しいですけど、それは私の望んでる特別とは違う形なんでしょうね」
照「そうなるかもしれない。 何度も言ってるけど、諦めたほうが早いと思う」
淡「それは私が決めることです」
照「先輩として当然のこと」
淡「ありがとうございます」
淡「でも、先輩だとか後輩だとかじゃなくて、一個人として私を見てくださいよ」
照「『後輩の努力を』とか言ってた口から出る言葉じゃない」
淡「や、結構本気で」
照「心配しなくても、淡のことは一個人として見ている」
淡「……それって『麻雀部として』とかが前に付きますよね」
淡「なんというか、後輩の延長線上のような」
照「? そんな事言われても、淡をただの後輩と思ってないのは本当のことだし」
淡「はぁ、そうですか。 嬉しいですけど、それは私の望んでる特別とは違う形なんでしょうね」
照「そうなるかもしれない。 何度も言ってるけど、諦めたほうが早いと思う」
淡「それは私が決めることです」
照「私こっちだから」
淡「あ、そうですか。 遠回りして……なんて」
照「今更遅いし、帰宅を遅くする趣味はない」
淡「でも私と一緒に喫茶店行ってくれたじゃないですか」
照「……それとこれとは別問題」
淡「はぁ、先輩のことはよくわかりませんね。 そこも好きですよ」
淡「……私、宮永先輩のこともう少し知りたいです」
照「だから、無理だって」
淡「まだ具体的なこと言ってませんけど」
照「言う前からわかる。 変な意味が含まない形でなら、別に教えて上げてもいいけど」
淡「変じゃありません、私の気持ちは真っ直ぐですよ」
照「わかった、わかった……また明日」
淡「明日も一緒に帰ってくださいね」
照「ああ」
淡「……生殺しにされてる気分ですよ、こっちは」
淡「あ、そうですか。 遠回りして……なんて」
照「今更遅いし、帰宅を遅くする趣味はない」
淡「でも私と一緒に喫茶店行ってくれたじゃないですか」
照「……それとこれとは別問題」
淡「はぁ、先輩のことはよくわかりませんね。 そこも好きですよ」
淡「……私、宮永先輩のこともう少し知りたいです」
照「だから、無理だって」
淡「まだ具体的なこと言ってませんけど」
照「言う前からわかる。 変な意味が含まない形でなら、別に教えて上げてもいいけど」
淡「変じゃありません、私の気持ちは真っ直ぐですよ」
照「わかった、わかった……また明日」
淡「明日も一緒に帰ってくださいね」
照「ああ」
淡「……生殺しにされてる気分ですよ、こっちは」
淡「先輩、帰りましょ!」
照「はいはい」
菫「最近毎日一緒に帰ってないか」
淡「そうなんですよ! 先輩ったら私と一緒に帰りたいらしくて」
照「言ってない」
菫「はは、妬けるな。 休日も体調壊さないようにな」
淡(……妬けるのはこっちの方ですよ)
淡「先輩、手繋いでください」
照「え……」
淡「ダメですか?」
照「……それくらいなら、まぁ」
淡「やった!」ギュッ
照「ちょっと、痛い」
淡「あっ、ごめんなさい。 少し興奮しちゃって」
照「はいはい」
菫「最近毎日一緒に帰ってないか」
淡「そうなんですよ! 先輩ったら私と一緒に帰りたいらしくて」
照「言ってない」
菫「はは、妬けるな。 休日も体調壊さないようにな」
淡(……妬けるのはこっちの方ですよ)
淡「先輩、手繋いでください」
照「え……」
淡「ダメですか?」
照「……それくらいなら、まぁ」
淡「やった!」ギュッ
照「ちょっと、痛い」
淡「あっ、ごめんなさい。 少し興奮しちゃって」
淡「先輩とこうして一緒に帰れて、あわよくば手まで繋げて、嬉しい限りです」
照「そ」
淡「もちろんマックスは先輩と付き合うことですけどね。 まぁ、今はこれで我慢します」
照「今は、ねぇ……」
淡「はい。 そのうち我慢できなくなるかもしれません」
淡「……先輩は告白の後にいつも『こっちの気持ちを考えて』みたいなこと言いますけど、それは先輩にも言えますよ」
淡「私の気持ち、少しは考えたことあります?」
照「あんなに毎日告白されてれば、それくらい誰でもわかる」
淡「わかってたら、私が『手繋いでください』なんて言っても、繋ごうとしませんよ」
照「? 淡から言ってきたことじゃないのか」
淡「……はぁ、先輩は鈍チンなんでしょうか」
淡(そうやって中途半端に私を救うから、私はいつまでも宮永先輩のことが好きでいてしまうんですよね)
照「せっかく手繋いでやったのに、なんでそんな不機嫌そうなんだ」
淡「……いや、もういいです。 私以外の子と、こういうことしないでくださいね」
照「縛られる筋合いはないし、大体そんなこと言ってくるのも淡くらいだ」
照「そ」
淡「もちろんマックスは先輩と付き合うことですけどね。 まぁ、今はこれで我慢します」
照「今は、ねぇ……」
淡「はい。 そのうち我慢できなくなるかもしれません」
淡「……先輩は告白の後にいつも『こっちの気持ちを考えて』みたいなこと言いますけど、それは先輩にも言えますよ」
淡「私の気持ち、少しは考えたことあります?」
照「あんなに毎日告白されてれば、それくらい誰でもわかる」
淡「わかってたら、私が『手繋いでください』なんて言っても、繋ごうとしませんよ」
照「? 淡から言ってきたことじゃないのか」
淡「……はぁ、先輩は鈍チンなんでしょうか」
淡(そうやって中途半端に私を救うから、私はいつまでも宮永先輩のことが好きでいてしまうんですよね)
照「せっかく手繋いでやったのに、なんでそんな不機嫌そうなんだ」
淡「……いや、もういいです。 私以外の子と、こういうことしないでくださいね」
照「縛られる筋合いはないし、大体そんなこと言ってくるのも淡くらいだ」
照「じゃ、また月曜日」
淡「先輩と歩いてると、時間があっという間に過ぎますね」
淡「それじゃあ、おやすみなさい」
照「ああ」
淡「はぁ……宮永先輩、どうして私に振り向いてくれないだろう」ゴロゴロ
淡「っていうか、せっかく先輩と一緒に帰ってるんだし、家とか教えてもらえばよかった」ゴロゴロ
淡「……! いいこと思いついた! この頭脳を持った自分が憎い!」
From:宮永先輩
本文:明日飽いてますか? 合いてたらデート活きましょう、向かえに行くのでお家教えてください。
淡「……なんか色々すっ飛ばしてる気がするけど、先輩にはこれくらいスッキリした文のほうがいいかな。 送信」
淡「! きた!」ドキドキ
Re:
本文:予定は別にないが……漢字間違えすぎだぞ。
淡「~~!!」
淡「どうしよう……ダメな後輩だと思われてないかな……」
淡「先輩と歩いてると、時間があっという間に過ぎますね」
淡「それじゃあ、おやすみなさい」
照「ああ」
淡「はぁ……宮永先輩、どうして私に振り向いてくれないだろう」ゴロゴロ
淡「っていうか、せっかく先輩と一緒に帰ってるんだし、家とか教えてもらえばよかった」ゴロゴロ
淡「……! いいこと思いついた! この頭脳を持った自分が憎い!」
From:宮永先輩
本文:明日飽いてますか? 合いてたらデート活きましょう、向かえに行くのでお家教えてください。
淡「……なんか色々すっ飛ばしてる気がするけど、先輩にはこれくらいスッキリした文のほうがいいかな。 送信」
淡「! きた!」ドキドキ
Re:
本文:予定は別にないが……漢字間違えすぎだぞ。
淡「~~!!」
淡「どうしよう……ダメな後輩だと思われてないかな……」
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