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    元スレ男「寺生まれのTさんVS壁殴り代行」

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    102 = 42 :

    VSにありがちな共闘はまだですか

    104 :

    猿か

    105 = 19 :

    個人デザイン事務所にアルバイトしていた時の話。
    3LDKマンションが事務所で、シャム猫が1匹飼われていた。
    元々は社長の愛人が飼ってた猫だったが、愛人と別れる際、
    「この猫を私と思って一生面倒を見なさい」と押しつけられたらしい。
    働き始めて半年ぐらい経った頃、事務所で社長と二人で残っていた。
    夜食のピザが来る間、社長は自分の部屋でエアブラシ作業、俺は各種資料をコピーしていた。
    シャムがコピー機の上に乗ってきた。
    「ほら、邪魔だよ」と俺が言った瞬間、ボタンを操作していた俺の手に激痛!
    シャムが突然、噛みついてきた!
    甘噛みではない、本気で肉を食い千切るような噛み方!
    っつーか、肉が一部裂けた! ピュゥッて血が吹き出てるし!?
    「うあっ!」と声を上げた瞬間、またも激痛!
    腕に牙を立てながら、思いっきり爪を立てている!
    俺は思い切り腕を振り上げてシャムを投げた。
    しかし、シャムは身を翻して再び立って襲う構えを見せる。
    「シャアアアあああああああああああーーーーーーーー!」シャムの鳴き声が
    徐々に変化してきた。まるで、人間の泣き声だ!
    こんな大きな声なのに隣の社長は全く気付いていない。
    よく見るとシャムの影が大きくなり、人の形になってきていた。
    そして、下顎が外れそうなくらいに口をあけ、何かに狙いをさだめた様だ。
    おそらくは俺の首筋・・・逃げなきゃ!しかし体が動かない!!

    106 = 19 :


    「そこまでだ」
    聞いたことのある声、壁殴り代行で霊感の強いTさんだ
    Tさんは俺とシャムの間に立つと、あるものを振り回した・・・”拳”だ!
    シャムがTさんの拳に殴られた瞬間、Tさんが「破ぁ!!」と叫んだ。
    すると拳が光り、シャムの影を引き裂いてゆく!
    ついにシャムの影はもとの猫の影となった、その瞬間シャムの首輪がパァンと弾けた。
    「この首輪に念を込めてたんだな」シャムは人?が変わった様に大人しくなっていた。
    「なんでTさんがここにいるんですか?」
    「テリヤキコンビとあつあつグラタンピザですね」
    壁殴り代行生まれはスゴイ、俺はピザを頬張りながら思った。

    107 :

    >>106
    ま、混じってる…

    109 = 19 :

    まだかよ>>1

    110 = 1 :

    Tさんは札と光弾を、怨霊集合体に見舞った。

    怨霊集合体「今期のアニメ、何がおすすめ?」

    しかし、効いている様子はない。

    Tさん「くっ、丈夫だな、おい」

    怨霊集合体は、そのままTさんに突進した。

    Tさん「ぐわぁぁぁ!!!!!」

    Tさんはあっさり吹き飛ばされ、倒れこんでしまう。

    「T、Tさん!? 大丈夫ですか!?」

    「こんなに簡単にやられるなんて…」

    霊能力者「所詮息子の能力はこの程度ですか。さっさととどめを刺して、そこの二人を取り込みなさい」

    111 = 1 :

    すまんな、さるってたみたいだ。もうすぐ終わるから、最後まで付き合ってくれ

    ――以下、本編――

    怨霊集合体「ねえ、作画崩壊って、なんで起きるんだろうね?」

    「いや、そりゃアニメ作ってるのは人間だからだろう」

    「っていうか何なの、あいつ…。全く関係のない話しかしてこないし…」

    Tさん「ハァ…。ハァ…。複数の人間の思念がこんがらがってんだ。その影響だろうな」

    怨霊集合体「声優の露出っていつぐらいから大きくなったんだろうね?」

    「深夜アニメ全盛のころには、すでに色々出てきた印象だなあ」

    怨霊集合体「顔面偏差値も最近は上がってきてるよね」

    「普通に話してる場合じゃないでしょ!」

    Tさん「そ、そうだぞ。会話でこちらを取り込もうとしているのかもしれねえ。破ぁ!!!」ビシュッ ビシュッ

    怨霊集合体「効ーかない!!」

    Tさん「クソ、オーラを使ってもこの程度か…」

    112 = 1 :

    怨霊集合体「シーズンごとに二次元嫁を切り替えるオタはどうかと思うんだよね。男なら一つのキャラに尽くせよ」

    「Tさん、大丈夫ですか?」

    「すごくつらそうだけど…」

    Tさん「ちょっとやばいな…。あいつは別格だ…」

    霊能力者「フフフ。そうですよ。出ないと作った甲斐がありませんから」

    怨霊集合体「大体シリーズもの中の一つの作品を黒歴史扱いにするってどういうことだよ」

    Tさん「ぐっ、なんて攻撃だ…」

    「いや、アニメの話してるだけじゃん」

    「多分、私たちには分からない霊的な何かがあるのよ」

    114 = 1 :

    怨霊集合体「いくら休みだからといって土曜の深夜アニメ、ニチアサキッズタイムを通しで見て、
          それから寝て午後に起きる生活はやめろよ。絶対に健康に悪いから」

    怨霊集合体から発せられるどす黒い波動が、Tさんを呑みこんでいく。

    Tさん「ぐ、おぉ、お!!…」

    「やばい、やばいよ!!」

    霊能力者「私の勝ちは決定ですね」

    「嘘でしょ!? こんなノリでやられてしまうの!?」

    霊能力者「さあ、次はそこの二人です」

    怨霊集合体「地方民は、ネットの公式配信ぐらいでしか深夜アニメに触れられないから辛いよな」

    ???「そうはさせません」

    115 = 1 :

               ∧_∧ 
               (´・ω・`) _、_,,_,,,     
           /´`''" '"´``Y'""``'j   ヽ   
          { ,ノ' i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l   
          '、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ   
           ヽ、,  ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/    間に合ったみたいですね
            `''ゞ-‐'" `'ヽ、,,、,、,,r'    みなさん、大きなけがはなさそうで何よりです
              ,ノ  ヾ  ,, ''";l      
             ./        ;ヽ 
            .l   ヽ,,  ,/   ;;;l      
            |    ,ヽ,, /    ;;;|   
            |   ,' ;;;l l ;;'i,   ;|      
            li   /  / l `'ヽ, 、;|    
           l jヾノ ,ノ  ヽ  l  ,i|     
           l`'''" ヽ    `l: `''"`i    
           .l ,. i,'  }     li '、 ;;' |     


    「だ、代行さん!?」

    「どうしてここに!?」

    (´・ω・`)「私の上腕二頭筋が怪しげな反応を示したのでね。ここに駆け付けたのですよ」

    Tさん「か、壁殴り代行…。助けてくれたのか…」

    (´・ω・`)「ええ。ちょっと待ってください。フゥン!!」ボスッ

    116 = 72 :

    こりゃ取り込むもの間違えたな

    117 = 1 :

    Tさん「これは…。体に力があふれてくる…!! しかも、痛みも消えたぞ!!」

    (´・ω・`)「あなたのツボをつきました。これでしばらくは筋力が増加し、傷の痛みも消えます」

    Tさん「ありがとう。…それと、この間はすまなかったな。いきなり喧嘩を吹っかけて…」

    (´・ω・`)「…それに関しては、私も謝罪しなければなりません。申し訳ありませんでした」

    Tさん「…ああ。本当に戦うべき敵は、今、向こうにいる。協力してくれるか?」

    (´・ω・`)「もちろんです。ともに戦いましょう」

    Tさん「よし! ならば俺の力も受け取れ!!」キュピーン

    (´・ω・`)「これは…!! オーラが私にも!!」

    Tさん「お前の中に眠る霊力を一時的に増幅した。二人でやれば、あいつに勝てるぞ!!」

    怨霊集合体「和解イベント終わった? 空気読んでて待ってたんだから」

    霊能力者「なぜこの隙に攻撃しなかったのです!?」

    怨霊集合体「それってどうかと思うんだよね。どっちかというとこちら側はヒールだし、ある程度ヒーローに気を配らないと」

    「さすがだな。怨霊集合体なんて名前だけあって、悪役の鑑だ」

    「ええ!? 悪役なら卑怯な手を使うべきでしょ」

    118 = 1 :

    怨霊集合体「やっぱり、交流戦開幕五連敗は痛かったよね。今日も負けちゃったし、夏以降、盛り返してほしんだけど…」

    「いきなり話題が変わったな、おい」

    怨霊集合体の攻撃は、Tさん、壁殴り代行の双方に向かった。

    Tさん「破ぁ!! 霊能力に筋力を組み合わせれば、防げないことはない!!」

    (´・ω・`)「負けるわけにはいきませんから、こちらも」

    霊能力者「ええい!! 純粋なパワーはこちらの方が上なのです。一気にたたみかけてしまいなさい!!」

    怨霊集合体「贔屓チームの有名選手がチャンスに弱くて、今不振だからって応援ボイコットや手ひどい批判はやめろよ。
          本当にファンをやってるのなら、そういう時こそしっかり励ませよ。ファンレター送ったりするのもいいぞ」

    「霊能力者は必死なのに怨霊集合体は…」

    怨霊集合体「若手選手にはもっと活躍してほしいよな。いつまでも高齢のベテランには頼ってられないし」

    怨霊集合体から、高密度の霊気が、弾丸として放たれた。

    Tさん「ぐっ…!! 中々…!!」

    (´・ω・`)「踏ん張りどころです!! 下半身の筋肉を使って!!」

    Tさんと壁殴り代行は耐えたが、戦いを見ていた男女は吹き飛ばされてしまった。

    119 = 72 :

    悪役のお約束

    120 :

    おい男女www

    121 = 1 :

    「うお、ごめん!! 上にのしかかっちゃって…」モミ

    「も、もう…。どこ触ってんのよ…////」

    「ご、ごめん…」

    「でも、あなたならちょっとはいいかな…」

    「え…?」

                        从⌒゙ヽ,  
                 ,; |i    γ゙⌒ヾ,  |!  
                     _,.ノ'゙⌒';、人  l!   
                   从~∧_∧ イ ,〉 k    戦闘中にいちゃつくのはやめなさい!!!!
                 γ゙  (´・ω・)/ 〈,k_ノ    一番腹が立つんですよ、そういう行動は!!!
                 (    ハ.,_,ノ~r         
                 )'‐-‐'l   γ´⌒゙ヽ、
              ,、-ー''(    |!~、,il      ゝ、   
            γ    |!   〈   ヽ ミ、    丿
           ゝ (     |  ノ  _,,,..、,,ゝ、 _,.イ  /     
        \'´  γ゙ヽ.,_  ) ゙|! ̄    ̄~゙il γ⌒ヽ`(/
        Σ    ゝ.,__゙゙'k{  ヾ /      !、,___丿 て
                > ゝ-ー'゙ <



    ドカッ!!!!

    122 = 1 :

    「ひっ!! すごい音…」

    「ごめんなさい…」

    (´・ω・`)「私はこの職業から見て分かるように、ぼっち出身です。あなた方が不愉快なリア充になるのなら、容赦はしませんよ」

    Tさん「同感だ。見ててイライラする」

    怨霊集合体「全くだよ。アニメとかでもあるけど、バトル中にいちゃつく暇があるんなら、戦うか逃げるかしろよ」

    霊能力者「何であなたまで普通に会話に入ってるんですか!! 戦いなさい!!」

    「不憫だな、おい」

    「一応、あの霊能力者が主人なのにね」

    123 = 1 :

    「おっと、そういや大家さんは?」

    「向こうの方で、ずっと気を失ったままよ」

    (´・ω・`)「それは危険ですね。私が起こしますから、あなた方は大家さんと一緒に行動してください」ボカッ

    Tさん「気付けにはいい一発だな」

    「いや、やりすぎでしょ」

    「もろに顔面に拳が入ってるし」

    (´・ω・`)「怪我しないように加減したから問題ありません」

    大家「…はっ、ここは!?」

    怨霊集合体「すまんな、大家。これから派手に暴れるから、アパートの保障はできん」

    大家「な、なんだお前は…!! ひっ、来るな…!!」

    「大家さん、こっちへ!」

    「今戦ってる最中だから、危ないですよ!!」

    124 = 72 :

    まともなのがいない

    125 :

    怨霊集合体が一番まともな気がする

    126 :

    近年稀に見るSSだな

    127 = 36 :

    どの球団の話をしていたか気になるんだが

    128 = 19 :

    アニメの話は同感したわ

    131 = 1 :

    霊能力者「謝ってる暇があるのなら、殺しなさい!!」

    大家「れ、霊能力者さん? それに、Tさん、壁殴り代行も…」

    「簡単に言うと、あの霊能力者とすごいお化けが悪者で、Tさんと代行さんが戦ってくれてるんです!!」

    「大家さんはこっちへ!!」

    大家「あ、ああ…」

    Tさん「遠慮なくいくぜ!! 筋力と霊能力のハーモニーだ!! 破ぁ!!」

    (´・ω・`)「私の拳で、砕け散りなさい!!」

    怨霊集合体「選球眼が優れているあの遊撃手は、NPBでも屈指だと思うんだけどね。ショートに求められるのは、やっぱ守備でしょ」

    Tさんと壁殴り代行は強烈な合わせ技を放つが、あっさりと怨霊集合体に避けられてしまう。
    その余波は、アパートの壁に命中し、それを粉々に打ち砕いた。

    Tさん「次は当てる!!」

    (´・ω・`)「そう何度も外しませんよ!!」

    怨霊集合体「死球ってのは、やっぱり避けないと」

    Tさんと壁殴り代行の攻撃が外れるたびに、アパートがどんどん崩れていく。

    大家「…やはり私には、アパートを壊すあの二人の方が悪者に見えるよ…」

    132 = 19 :

    俺もっと黒い玉みたいなの想像してたわ

    133 = 1 :

    霊能力者「大体ねえ、あなたも霊能者なら分かるでしょう? 所詮死者の霊魂など我々の飯のタネにすぎません」

    霊能力者「それなのに、あなたとその父はこの事実を否定し、慈善事業で霊を祓う。
         そんなことをされては、私たちの業界に悪影響が出て、みんな儲けられなくなるんですよ」

    Tさん「なんだと、貴様…!! 人の魂を、金のために弄んでいいわけがないだろう!!!」

    (´・ω・`)「死者を利用するその態度、許しておくわけにはいきませんね」

    怨霊集合体「やっぱり、好きなアニメが最終回を迎える前に死んでしまうのは、無念だよな」

    霊能力者「この思想が理解できないようなら、やっぱりあなたは害悪です。私の思想に賛同すれば、いくらでも金が手に入るのに…」

    Tさん「ふざけやがって…!! お前は自分の欲のために、こんな怨霊集合体を作ったのか!?」

    霊能力者「当たり前でしょう? それ以外の何があるんです? あなたを殺して、その父を引きずり出し、そっちも殺す。
         そして私はまたテレビや雑誌に出て、大儲けするんです」

    (´・ω・`)「あなたには職に関するプライドというものが感じられませんね。金だけが仕事ではありません」

    怨霊集合体「しかしまあ、実際に天命を全うしたところで、生きているうちに週刊少年誌の長寿漫画は終わってたのかなあ?」

    「Tさんと代行さんは多分、いいことを言ってるんだろうけど…」

    「利用されてて、悲しい存在のはずの怨霊集合体がこれだからね…。緊張感のかけらもない戦いね」

    大家「アニメや漫画の話なんてどうでもいいんだ!! アパートは壊さないでくれ!! 頼む!!」

    134 = 1 :

    Tさん「ここまで回避能力が高いのなら仕方ねえ。広範囲の攻撃で一気に片を付けるぞ」

    (´・ω・`)「それしかないようですね」

    大家「え!? そんなことしたら、アパートはどうなるの?」

    Tさん「ほれ、お前達には結界を張っておく。これで傷つかないだろう」ピキーン

    「この光の壁が、それですね」

    「ありがとうございます」

    大家「いや、私たちが無事なのは分かったけど、アパートは!?」

    (´・ω・`)「では行きましょう。私たちの筋力と、霊力」

    Tさん「そのすべてをつぎ込んだ、最大最強、全力全開の一撃だ!! 破ぁ!!!!」

    怨霊集合体「あー、こりゃ無理だ。避けられないわ。俺精神コマンドとか使えないし。もしあったら、『ひらめき』かけたいけど」

    霊能力者「ぐわぁー!! なんだ、この攻撃は!! わ、私の霊力が、奪われていく…!!!!」

    Tさんと壁殴り代行を中心として広がる、圧倒的な光の波濤は、その場にあるものすべてを呑みこんでいく。
    怨霊集合体、霊能力者の邪気を滅するが、大家たちにはあらかじめ張られた結界のおかげで、ダメージはなかった。
    しかし、アパートはただでは済まない。一瞬のうちに倒壊し、瓦礫の山と化した。

    135 = 72 :

    一番可哀想なのは大家さんか

    136 = 1 :

    またさるってた。後10レスも行かないうちに終わるから、最後まで付き合ってください

    ――以下、本編――

    怨霊集合体「一つ聞きたいんだけどさ、どうしてこの二人が戦ってる隙にあんたらは逃げなかったの?」

    「あ」

    「あ」

    怨霊集合体「ひょっとして忘れてたの? 仕方ないなあ…。そんなんじゃ長生きできないよ」

    怨霊集合体「最後に一つ。死期を悟ったら、パソコンのHDDはぶっ壊せよ。でないと死後後悔するから。経験者だからわかるんだ」

    霊能力者「怨霊集合体が、消えていく…。私の、苦心の傑作が…。下らない話をしただけだった…」

    大家「アパートが…。どうすりゃいいんだ…。このままでは私の生活が…。他の住人はどうなったんだ…」

    Tさん「終わったな…」

    (´・ω・`)「我々の勝利です」

    137 = 1 :

    地縛霊「どうしたんだ、一体…。何か、すごくいい気分だ」

    「地縛霊…元に戻ったのか?」

    Tさん「最後の攻撃が効いたんだ。聖なる気に中てられた奴は、無事冥界へ行けるだろう」

    (´・ω・`)「最初に会った時のような、陰湿な感じがしませんね…」

    「なんか、優しい先生って感じ…」

    地縛霊「私が冥界に行っても、死んでしまった子は…」

    Tさん「それなら大丈夫だ。生前の業が大きいから、向こうで試練を受けなきゃなんねえが、輪廻を巡ることはできる」

    (´・ω・`)「あの地縛霊の生前のこと、ご存じなんですか?」

    Tさん「まあな。一応調べた」

    地縛霊「ありがとう、君たち…」

    「地縛霊が暖かい表情になって…」

    「天に昇っていく…」

    大家「いや、イイハナシダナー、で済まそうとしている所悪いが、状況は最悪だからな!! アパートが無くなったら、
       君たちが今夜寝る場所もないんだぞ!? 私にとってはもっと最悪だ!!!!」

    138 = 44 :

    >>132
    メガテンのレギオンとかコロンゾンみたいなな

    139 = 1 :

    大家「路頭に迷った私が自殺して幽霊になった場合、彼らは私のことを祓ってくれるのだろうか…」

    Tさん「アパートの事なら任せろ。他の住人も、結界のおかげで無事だ」

    (´・ω・`)「早く修復しましょう」

    Tさんと壁殴り代行が、力を込めて術を使うと、瞬く間にアパートは元に戻った。

    「すげえ…。理屈はさっぱり分かんねえけど…」

    Tさん「理屈なんて必要ねえよ。俺は寺生まれのTさんだからな」

    (´・ω・`)「筋肉のちょっとした応用で建築物の修復ができないと、この仕事は務まりません。
           壁に穴をあけてしまうこともありますからね」

    「やっぱり寺生まれってすごい。壁殴り代行もね!!」

    大家「一件落着、でいいのか? 私としてはもうこんなことは二度と経験したくない。心臓に悪すぎる」

    霊能力者「れ、霊能力が使えない…。私はいったいどうすれば…」

    Tさん「最後はこいつの処分だな…。これほどの悪行をしでかした奴だ。アパートにも迷惑をかけて…」

    (´・ω・`)「不届き千万ですね」

    大家「いや、アパート破壊の主犯はあんたらだからな!? 元に戻ったからいいものの…」

    140 = 1 :

    Tさん「こいつは冥界に送るか…」

    (´・ω・`)「待ってください。それはやりすぎでしょう。もう霊能力を失ったようですし、ほっといてもいいんじゃないでしょうか」

    Tさん「お前も甘いな…。だが、もうこいつには何もできないのも事実だ」

    霊能力者「わ、私はこれからどうやって生きていけば…」

    (´・ω・`)「もう悪事を働くだけの力もないでしょう」

    Tさん「そうだな。とっとと失せな。それと、このアパートを修復するときに、霊の通り道は反らしておいたからな」

    「ホントですか!? じゃあ浮遊霊が出たりしないんですね!!」

    「枕を高くして寝れる夜が来るよ!! やった!!」

    大家「…その点だけは感謝しておこう。あの部屋に入居者を呼べるしな」

    141 = 1 :

    数日後 河川敷

    Tさん「こうやってランニングするのも悪くないな。修行になる」タッタッタッ

    (´・ω・`)「あなたとは、仲良くなれて良かったです。霊能力の扱い方を教えてもらってから、
           壁殴りに磨きがかかりましたし」タッタッタッ

    Tさん「こっちも筋トレを始めてから、霊を祓うのがうまくなったぜ」

    「あ、Tさん。それに壁殴り代行さんも…」

    「一緒にトレーニングですか?」

    Tさん「そうだ。こいつとは一緒にいて、刺激になることが多いからな」

    (´・ω・`)「あの事件の後、友人になれて何よりです。お二人はデートですか?」

    「ま、まあ、そんなところです…」

    「私達、あの事件の後、付き合うようになったんです////」

    142 = 1 :

    (´・ω・`)「そうですか。おめでとうございます」

    「あれ、怒らないんですか?」

    「代行さんは、仕事柄カップルを見たらマジ切れしそうなイメージがあるんですけど」

    (´・ω・`)「節度を守るリア充に怒る理由はありませんよ。もっとも、そうでない場合、容赦はしませんがね」

    Tさん「この間みたいに、戦闘中にいちゃつくのは論外ってことだな」

    「分かりました…」

    「お互い、ルールを守って付き合います…」

    (´・ω・`)「そうするのが、世の中にも、あなた方二人にとってもためになります」

    Tさん「ま、せいぜい末永く爆発しろよ、リア充カップルよ」


    終わり

    145 = 42 :

    楽しかった

    146 :

    乙だ破ァー!

    148 = 100 :

    集合体可愛かったな乙

    149 :

    いいSSを読んだ
    枕を高くして寝れる

    150 = 72 :


    Tさんと壁殴り代行がいる限り安心だ


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