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    元スレマミ「虚ろな転校生」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - ほむら + - クソほむ、 + - クソカスデミ + - ゴキニダほむら + - 青木さやか + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 :

    誰だこれ!?

    102 :

    103 = 79 :

    さやか「なっ!いいんですかマミさん!」

    マミ「何が?私は事実を確認したまでよ?」

    さやか「だってこいつ、まどかを……まどかだって見たんでしょ?」

    まどか「えと、ほむらちゃんがやったのかもしれないって言ったけど、本当は実際にその場面を見たわけじゃなくて……」

    さやか「……あーもういい!マミさんがそう言うならそうなんでしょうね!」

    良かった、鹿目さんがその場に居合わせていたらこの空気がとんでもないことになるところだった。
    美樹さんもどうやら事情を察してくれたらしい。

    キュゥべえ「いやいや待ってくれよマミ、僕は間違いなく」

    マミ「もう、使い魔にやられて頭でも打ったんじゃないの?」

    キュゥべえ「だって」

    マミ「いいじゃない、傷も治ったんだし。あんまりしつこい男の子は嫌われるぞ」

    それっきりキュゥべえも黙ってしまった。

    これで良かったのだろうか、という疑問は消えない。
    でも、あのまま険悪なままでは会話を続けることもできなくなりそうだった。

    特に美樹さんは、暁美さんに対してかなり敵意を持ってるみたいだから、余計に。

    表面上だけでもせめて取り繕っておきたい。
    例えその中身が空っぽでも。

    104 :

    マミさん大人ですね

    105 :

    さやかってホント馬鹿

    106 = 86 :

    こういうのが溜まりに溜まったのが三週目なんだろうな……

    107 = 101 :

    3週目は全員おかしい

    108 = 79 :

    距離感というのはきっと大事で、近すぎても遠すぎてもいけない。

    私とクラスメイトは、少し遠い。
    鹿目さんと美樹さんは結構近い。
    暁美さんは、多分誰からも遠い。

    魔法少女は他人に対して、必ず一線を引いてしまう。

    世界の裏側を知っているから。

    そこに踏み込んでいけるのは同じ魔法少女だけなはずなのに、暁美さんはそれすらも拒絶している。

    私と暁美さんは、多分どこか似ている。
    でも何かが違う。

    何もかも諦めた目をしてる。
    希望のない世界を知っている。

    私では、彼女の心に開いた穴を埋めることはできないだろう。

    彼女の空白は大きすぎて、とても穴だらけの私では埋めることなんてできない。

    109 = 96 :

    むしろマミが誰てめえすぎる・・・

    110 = 102 :

    これはマミさんではない!!



















    ピブさんだ!!

    111 :

    綺麗なマミさん。略してキレマミさん

    112 = 102 :

    113 = 102 :

    114 = 79 :

    長い沈黙が続いた。

    ほむら「魔法少女になっては駄目よ」

    あえて沈黙を破ったのは暁美さんだった。
    時計を見ると長針は30度も進んでいなかった。

    ほむら「自分の命を投げ出してまで叶えたい願いなんて、そうそうあるわけない。死と隣り合わせなの」

    キュゥべえ「しかし暁美ほむら、それを決めるのは彼女たち自身だよ」

    ほむら「だからこれは警告。鹿目まどか、忠告は覚えてる?」

    まどか「う、うん」

    ほむら「そう……無駄にならないことを祈ってるわ」

    これで彼女達が魔法少女になることはなくなるだろうか?

    まだ分からないけれど、少なくともしばらくはないだろう。

    115 = 83 :

    >>113
    下手くそは絵を描くなよと言いたい

    116 :

    >>115
    おまえ……

    117 = 79 :

    マミ(私は結局一人ぼっちのまま、か……)

    本当は、少し期待してた。
    佐倉さんと別れて以来今までずっと一人で戦ってきたから、新しいお友達が増えるんじゃないかって。

    でも実際は暁美さんの言う通りで、願いがないのなら魔法少女になる必要なんてない。

    そもそも魔法少女同士仲良くなんてあまりないと言ったのは自分なのに。

    自分で言っておかしいと思う。

    これ以上つまらない期待を抱かないよう、もうここで終わりにしてしまいたくなった。

    マミ「そろそろ遅くなるわね……お家の人が心配してるんじゃない?」

    まどか「わっ、もうこんな時間!パパに連絡しなきゃ」

    マミ「今日のことは忘れた方がいいのかもね……あなたたちにとって、必要のないことだったかもしれないわ」

    118 :

    マミさんのデカパイ揉みたい

    119 = 96 :

    下手くそはSSを書くなよと言いたい

    121 = 79 :

    キュゥべえ「やれやれ、大抵の子は二つ返事なんだけどなあ」

    マミ「むしろ幸せなことよ……本当に」

    さやか「……あの、叶えたい願いって、例えば余程困ってる人がいて、その人の為とか、そういうのは無しですか?」

    まどか「それって……」

    困ってる人の為に願う。

    なんとなく、佐倉さんを思い出した。
    詳しい願い事は聞いてなかったけど、彼女もまた、家族の為に願っていたはずだった。

    他人の為の願うというのは、なかなか易しい問題じゃない。

    キュゥべえ「前例がないわけじゃないよ。別に契約者自身に関わる願いじゃなくてもかまわない」

    マミ「でもあまり関心できた話じゃないわ。他人の願いを叶えるのなら、なおのこと自分の望みをはっきりさせておかないと」

    それは、自分がどうありたいのかということ。

    マミ「美樹さん、あなたは彼に夢を叶えてほしいの?それとも、彼の夢を叶えた恩人になりたいの?」

    マミ「同じようでも全然違うことよ。これ」

    122 = 104 :

    頑張れ

    124 = 79 :

    再び沈黙。

    さやか「その言い方は……ちょっと酷いと思う」

    うん、自分でもそう思う。
    人に何を望むのか、自分はどうしたいのか。

    例えば私はどう?

    この二人には何をしてほしい?
    暁美さんには?
    私は何をしてあげたい?

    後悔のないように生きるにはどうすればいいのだろう。

    マミ「ごめんなさい。でも、今のうちに言っておかないといけないと思ったから」

    ほむら「私はあくまで反対よ。グリーフシードだとか関係なく、あなた達には魔法少女になって欲しくないの」

    まどか「なんで、そこまで……」

    ほむら「先に帰らせてもらうわよ」

    126 :

    百合展開はやめてね

    127 = 79 :

    ほむら「それから巴マミ。もし今後二人を魔法少女に誘導するつもりなら、やめなさい。無関係の一般人を巻き込むことになるのよ」

    マミ「……キュゥべえに手出しはしないでね」

    ほむら「善処するわ。それじゃ……紅茶、美味しかったわよ」

    いつの間に飲んでいたのか、それだけ言うと、私達を残してさっさと出ていってしまった。

    言いたいだけ言って帰ってしまった。

    さやか「なんなのあれ、感じ悪い奴」

    少し納得。

    さやか「なんであんな奴許したんですか!明らかにキュゥべえ狙ってたしまどかも傷つけようとしてたんですよ!」

    マミ「……そうねえ。確かに、暁美さんからは仲良くしたいなんて気持ち、ほとんど感じなかったんだけど」

    さやか「だったら!」

    マミ「やっぱり、魔法少女だったから、かしらね」

    さやか「はい?」

    確かに甘かったのかもしれない。
    それでも私は、暁美さんに何か期待していたのかもしれない。

    128 = 81 :

    ほむらさんマジコミュ障

    130 = 111 :

    俺は別に百合でも構わんが、マミほむくっつけるのって難しいよね

    131 = 79 :

    ◆◇◆◇◆

    翌日暁美さんに学校ですれ違った時、またあの刺すような眼で睨まれた。
    私が何をしたというのよ。

    鹿目さんと美樹さんには普通に挨拶をされた。
    私の正体を知っている人が校内にいるというのはかなり新鮮で、結構むず痒かった。

    相変わらず暁美さんの噂は三年生にまで広まってきており、親が超大富豪だとか、実は飛び級で進学したとか、様々。

    放課後に、昨日逃した魔女を探している時に会うまで、会話は一切なかった。

    マミ「あなたも昨日の魔女探し?」

    ほむら「……まあ、そんなところね」

    マミ「それにしても、嫌なところで会っちゃったわね。このままだとグリーフシードを巡って喧嘩することになるかも」

    睨まれたお返しに、軽く挑発してみたりして。

    132 :

    杏子に出ていかれ他の魔法少女とは争いになり
    その上で胡散臭い魔法少女にこの甘さ
    マミさん寂しん坊にもほどがあるで…

    >>130
    マミさんにとって杏子の件がトラウマかつQBに依存してる状態では、
    主にほむが歩み寄らないと成立し得ないからな
    少なくともループしてるうちは無理なんじゃと思うわ

    134 = 79 :

    ほむら「そうね、ならあなたに譲るわ」

    マミ「あら、随分あっさり引き下がるのね」

    ほむら「あなたとは闘いたくないと言ったはずよ。私はまだ余裕があるから、あなたが狩ればいい」

    言うが早いか、くるりと背を向け歩き始めてしまった。
    美人は何をやらせても様になると言うが、振り向く姿は確かに美しい。

    マミ「あなたと闘いたくないって言うのは、どっちの意味で?」

    ピタッと足が止まる。
    首だけで振り返り、またいつもの様な空っぽの目で睨んでくる。
    どこかミステリアスな、そんな雰囲気だ。

    ほむら「どっち、ってどういうこと?」

    マミ「どっちにも取れるでしょ?私と戦いたくないって言うのは、二人で争うのが嫌ってことなのか、それとも共闘するのが嫌ってことか」

    そのまま思考停止してしまったのか、あるいは思考中だからなのか、動きが止まった。

    あんなに傾げて、少し首の痛みが心配になってくる。

    135 = 79 :

    ほむら「……あなたとは争いたくない。これでいい?」

    マミ「なら、共闘はできるのね?」

    ほむら「はぁ?」

    マミ「……そんなに驚くこと?」

    自分でも甘いと思う。
    まだ彼女のことは全く知らないし、むしろ警戒して然るべき相手だというのに。

    彼女は私のことなんか見ていないのに。

    やっぱり私は、心のどこかで期待しているのかもしれない。

    一緒に戦ってくれる魔法少女がいることに。

    暁美さんが私と同じ信念で魔女を退治してくれるなら、私はきっと信じられる気がする。

    もう一度信じてみたいんだと思う。

    136 = 111 :

    さて、どうなる……

    137 = 79 :

    マミ「つまり、私と一緒に魔女退治しない?ってことよ」

    ほむら「……」

    マミ「あなたが何を思って魔法少女になったのか、魔女を狩るのか、知りたいの」

    ほむら「それは何?あなたの満足のいく答えが得られれば正解なのかしら?」

    マミ「辛辣ね……まあ、あなたが何を言っても、それが嘘なら見抜く自信はあるけどね」

    ほむら「ハッタリね」

    マミ「本当に?」

    ほむら「……」

    マミ「……」

    ほむら「早くしないと魔女を見失うわよ」

    マミ「そうね。返事を早くして頂戴」

    ほむら「……」

    139 = 79 :

    ほむら「……少なくとも私が魔女を狩るのは私の目的の為よ。グリーフシードが後々必要になってくるの」

    マミ「……そう。なら、私に譲っていいの?」

    ほむら「あなたと無駄に争って消費するよりはマシよ」

    マミ「……」

    ほむら「これを聞いて満足?もう行っていいかしら?」

    マミ「いいえ、そんなことは関係ないわ。まだあなたの答えを聞いてないわよ」

    ほむら「断れば?」

    マミ「もう二度と誘わない」

    ほむら「……」

    マミ「……」

    ほむら「……分かったわ、一先ず今回は一緒に戦いましょう」

    マミ「ありがとう暁美さん」

    140 = 104 :

    マミさんからの歩み寄りに戸惑い気味って感じだな

    141 :

    でも、断れば二度と誘わないって言われると、ほむらとしては厳しいもんな。
    少なくともワルプル戦では共闘したいはずだし。

    142 = 132 :

    ほむらにしても深く関わって瓦解した経験あるからな
    つまりお互い魔法少女と関わるのにトラウマ持ってる同士

    143 = 79 :

    その後ソウルジェムのほのかな光を頼りに街中を歩いて回る。
    基本的に私任せにするつもりらしく、暁美さんはただついてくるだけだった。
    かと思えば、突然道を変えようと言ってくる。

    真意は分からなかったけど、ほぼ最短距離で目的地の廃ビルに辿り着いた。

    もう少しのんびりでも良かったのにと思った。

    しかし、ふと上を見上げた瞬間に、その考えは即時入れ替わる。

    一人の女性が、今まさに屋上から飛び降りようとしていたからだ。

    マミ「はぁっ!」

    私は変身して、リボンを一瞬で重ねて編み込み、トランポリンの様な衝撃吸収ようの足場を作り、身を投げた彼女を受け止めた。

    あと少し遅れていたならば、きっと私は後悔していたに違いない。

    144 = 79 :

    ほむら「危なかったわね」

    マミ「暁美さんがもう少し決断を早めてくれてたらね」

    ほむら「……さっさと行きましょう」

    マミ「冗談よ。暁美さんが道を変えようって言ってくれたおかげだもの。感謝してるわ」

    返事はなく、一人でビルの中に作られていた結界前に佇んでいた。

    結界入口の模様は禍々しく牙を見せ、口を開けている。

    マミ「行きましょうか」

    やっぱり返事はない。

    146 = 104 :

    147 = 79 :

    結界の中は昨日の髭の生えた綿菓子の様な使い魔と、目玉の多い蝶の様な使い魔で一杯だった。
    それらを一匹ずつ狙いを定め、ゆっくり蹴散らしていく。

    人目はあるが、今日はそれどころじゃない。

    暁美さんが、どんな戦い方をするのか、この目に焼き付けておこうと思った。

    私と同じく銃を使うらしい。
    ただし、マスケット銃よりも高性能な最新式の銃だ。

    どう見ても魔力は使っていないが、どうなってるんだろう。
    どこで手に入れたのか、聞いてみたくなった。

    全く無駄のない動きで、無駄撃ちもなく、使い魔を確実に仕留めていく。
    美少女に銃とは、なかなかどうして様になる組み合わせな気もする。

    本当に何をやっても似合う。

    思わず嫉妬するほどだ。

    そうこうして、いつの間にか私達は最深部へと到着していたのだった。

    148 :

    うんマミさんらしい

    149 = 111 :

    いや、まどかは放置でいいと思うぞ
    ほむら自身はまどかと馴れ合うつもりはないし、魔法少女にならないなら見守りつつ放置が基本

    150 = 79 :

    魔女は、フローラルな香りに包まれた空間に鎮座していた。

    頭部はゲル状のドロドロした物体に薔薇が咲き乱れた不思議な形で、胴体は謎の紋様、背中には美しい蝶の羽がある。

    私はあまり好きじゃない。

    マミ「どっちから行く?何なら私一人でやるけど?」

    ほむら「共闘と言ったのはそっちでしょ。二人同時に攻撃をしかければいいじゃない」

    マミ「オッケー、行くわよ!」

    マスケット銃を展開し、一本ずつ撃ち放つ。

    驚き飛びまわり始めた魔女を狙い、行く先々を狙って撃つ。

    鈍重そうな見た目に反して、中々素早い。
    弾は悉く壁や地面を抉っていくだけだった。

    でも、残念だけど、これには秘策があるのよね。


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