元スレ仁美「秘密のお友だち」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 70 :
あんあん
102 = 46 :
仁美「…たまには」
杏子「ん?」
仁美「た、たまには息抜きも必要なんですよね?」
杏子「うん、あたしはそう思うよ」
仁美「な、なら…ならっ!私…」
仁美「遊びたい…です」
仁美「私もみんなと同じように遊びたいです!」
杏子「よし、なら決まりだね」
杏子「仁美、あたしが案内してやるよ」
仁美「杏子さん…!」
杏子「へへっ!よろしくな」ニッ
仁美「は、はい!」
杏子「仁美、ついてきな!」
仁美「はいっ!」
104 = 46 :
―――
杏子「これやろうぜ、興味津々だったろ?」
仁美「は、はい…ですが、私はダンスは得意ではないので…」
杏子「別にダンスが得意かどうかなんて関係ないって」
仁美「そうなんですか?」
杏子「うん、そうだな…まずはあたしが手本を見せてやるよ」
杏子「仁美はそこで見てな」
仁美「わ、わかりました」
杏子「よっし、いくか!」チャリン
~♪
106 = 46 :
杏子「ま、画面に合わせて動けばいいんだけどさ」
仁美「は、はい」
杏子「いいか?よーく見てなよ?」
杏子「~♪」タタンッ
仁美「まぁ…!」
杏子「へへっ♪」タンッタタンッ
仁美「す、すごい…!」
杏子「~♪」タタタンッタンッ
仁美「お上手ですわ!」
杏子「まだまだいくぜ!」タタタンッタタタンッ
仁美「わぁ…!」
108 = 46 :
杏子「これで最後だよっ!」タタタンッ
仁美「わぁー」パチパチ
杏子「さーて、結果はどうなった?」
杏子「…よしっ!パーフェクト!」
仁美「杏子さん、スゴいですわ!」
杏子「へへん、だてに毎日やってねぇぜ」
仁美「すごく得意なんですね」
杏子「まぁな、で?次は仁美もするかい?」
仁美「は、はい…!」
109 = 46 :
杏子「よし、2人でプレイっと」チャリンチャリン
仁美「わ、私にもできるのでしょうか…?」
杏子「大丈夫、やればできるって」
杏子「…ただ、スカートがな」
仁美「あっ…」
杏子「うーん…」キョロキョロ
杏子「うん、回りに誰もいないし大丈夫だろ」
仁美「そ、そうですわね」
杏子「まぁ恥ずかしいなら押さえながらするしかないかな」
仁美「わ、わかりました…!」
110 = 45 :
ひとひと
111 = 46 :
杏子「んじゃやるか、一番簡単な曲でいいよね?」
仁美「はい、優しくお願いします」
杏子「わかったわかった、行くよ」
仁美「は、はい!」
~♪
杏子「いいか?画面をよーく見るんだ」
仁美「…!」ジィー
杏子「そうそう、んで矢印がでてきたろ?」
仁美「はい」ジィー
杏子「それが上に来た時に足元のボタンを踏めばいいんだ」
仁美「わ、わかりました…!」
杏子「よし、くるぞ!」
112 = 46 :
仁美「…」ジッ
杏子「仁美、上だっ!」タンッ
仁美「は、はいっ!」タンッ
杏子「つぎ、右だよっ」タンッ
仁美「えいっ!」タンッ
杏子「よし、今度は左と上だ」タタンッ
仁美「えぇと…」タンッタンッ
杏子「んー、ちょっと送れたな…下!」タンッ
仁美「…!」タンッ
杏子「つぎ、上、左、上、下、右」タタタタタンッ
仁美「わわわわっ?」タンッタンッタンッタンッタンッ
杏子「落ち着いてやれば大丈夫だよ」タタンッタタンッ
仁美「は、はいっ!」タンッタタンッ
113 = 46 :
―――
仁美「えいっ!えいっ!」タンッタタンッ
杏子「よっし、だいぶ上手くなったじゃん」タタンッ
仁美「はい!」タタンッ
杏子「そろそろ締めだよ、大丈夫か?」タタタタタンッ
仁美「大丈夫ですわ」タタタタタンッ
杏子「よし、なら決めるぜ」タンッタンッ
仁美「はいっ!」タンッタンッ
杏子「~♪」タタンッタタタンッ
仁美「~♪」タタンッタタタンッ
杏子「よーし!ゲームクリア!」
仁美「やりましたわ!」
114 = 46 :
杏子「結構やるじゃん、仁美!」
仁美「はい、すごく楽しかったです!」
杏子「そっか、そりゃあ良かった」
仁美「ふふっ」
杏子「でも疲れたろ?」
仁美「あ…はい、少し…」
杏子「何だかんだで結構長い時間ゲーセンにいるからね」
仁美「もう3時間…ですわね」
杏子「うん、ならとりあえず…」
仁美「あら?」
杏子「ん?どうした?」
仁美「あれは一体…」
「~♪」クルクル
115 :
マミかわいいよマミ
116 = 45 :
マミマミ
117 = 46 :
杏子「ああ、シューティングゲームだよ」
仁美「シューティングゲーム…」
杏子「うん、銃で敵を射つゲームなんだけど…」
仁美「どうして彼女はクルクル回っているのでしょうか?」
杏子「…さあ?」
「ふふっ♪」クルクル
「あ、あんまり回るとコードに絡まっちゃうと思います」
「大丈夫よ」クルクル
「あぁ…だ、大丈夫なのかな?」
118 = 46 :
杏子「…」ジトー
仁美「すごく楽しそうですわ!」
杏子「そ、そうかぁ?」
仁美「はい!」
杏子「…まあ、ああ言うのは色々慣れてからにしようか」
杏子「でないと…」
「きゃっ?」グルグル
「あぅぅ…」
「と、巴さん?」
杏子「ああなっちまうぜ?」
仁美「まぁ…」
119 = 48 :
マミマミ
120 = 45 :
ほむほむ?
121 :
安心と信頼の中二病
122 = 46 :
杏子「はぁ…見てらんないっての、次行こっか」
仁美「は、はい…」
杏子「ん?まだ何か気になんの?」
仁美「いえ…あちらの黒髪の方がクラスメイトに似てるなって…」
「うぅ…絡まっちゃった…」
「巴さん…えぇっと、今から、ほ…ほどきます…」オロオロ
仁美「でも眼鏡も三つ編みもしていないし…気のせい、ですよね?」
杏子「他人の空似ってやつじゃないの?」
杏子「あたしもそう思いたい、つーか今のは見なかったことにしたい」
123 = 46 :
仁美「そうなんですか?」
杏子「まぁね。それよりもさ、あたし少し腹減っちまった」
仁美「まぁ、大丈夫ですか?」
杏子「大丈夫だけど、何か甘いもん食いたいかも」
杏子「ま、お菓子はあるんだけどさ」
仁美「でしたら…」
杏子「でもさ、仁美にも食ってもらいたいものがあるんだ」
仁美「私に食べてもらいたいもの?」
杏子「うん、あたしオススメのたい焼きさ」
仁美「たい焼き…!」
杏子「食うかい?」
124 = 46 :
―――
仁美「もぐもぐ」
杏子「どう?おいしい?」
仁美「はい!今まで食べてきたたい焼きの中で一番美味しいですわ」
杏子「ふふっ。そっか、良かった。あたしの好物なんだ、これ」
仁美「杏子さんは甘いものが好きなのですか?」
杏子「まぁね、他にも団子とかクレープとかも好きかな」
仁美「でしたら、今度はクレープを食べに連れていってください」
杏子「ん?別にいいけど、今度はってこの後?」
125 = 46 :
仁美「いえ、後日ですわ」
杏子「後日?また別の日にってことかい?」
仁美「はいっ」
杏子「!」
仁美「杏子さん、今日はあなたと遊べてとても楽しかったんですの」
杏子「仁美…!」
仁美「私は…あまり遊べる時間はないのですが…でもっ」
仁美「もっと…もっと遊びたいんです」
仁美「さやかさんとも、まどかさんとも」
仁美「そして、杏子さん…あなたとも!」
杏子「…ふふっ、照れるじゃん」
127 = 46 :
仁美「杏子さん、ですので…私のまがままを聞いて欲しいんです」
杏子「…」
仁美「私と、また今度一緒に遊んでくれませんか?」
杏子「仁美…」
仁美「時間は…あまりないのですが…」
杏子「仁美はさ、習い事でこっちに来てるんだよね?」
仁美「は、はい…」
杏子「ならさ、その習い事の前でも後でもいいよ」
仁美「!」
杏子「あたしは大抵ゲーセンにいるからさ、いつでも遊びに来なよ」
杏子「待ってるからさ」ニッ
128 = 46 :
仁美「杏子さん…!」
仁美「ありがとうございます」ペコッ
杏子「だから言ったろ?礼なんていらないって」
杏子「それに、あたしらはさ…友だち、だろ?」
仁美「…!」
仁美「はいっ!」
杏子「へへっ、この後ゲーセンに寄らない?」
仁美「はい、いいですわ。またゲームをするのですか?」
杏子「いや、違うよ。ちょっとした記念を撮ろうと思ってさ」
仁美「記念?」
杏子「ああ!」
129 = 46 :
―――
仁美「私、プリクラは久しぶりですわ!」
杏子「あたしもだよ、滅多に撮らないかな」
杏子「でも、今回は特別だよ」
杏子「あたしと仁美の記念だからさ」
仁美「はい、そうですわね!」
杏子「ははっ、それじゃ撮るぜ?」
仁美「ええ、お願いします」
杏子「仁美」
仁美「はい?」
杏子「今日はありがとね、あたしも楽しかったよ」
仁美「私もですわ、ここに来て良かった」
杏子「仁美…!よし、撮るぞ?」
仁美「ふふっ」ニコッ
杏子「へへっ」ニコッ
カシャッ
130 = 46 :
―――
まどか「わぁ!仁美ちゃん、ほんとにくれるの?」
仁美「はい」
まどか「えへへ。ありがとぉ、仁美ちゃん!」
仁美「ふふっ」
さやか「かわいー、あたしにもくれるんだ」
仁美「ええ、もちろんですわ」
さやか「やったー!ありがと!」
さやか「でもさ、急にどうしちゃったわけ?」
仁美「ゲームセンターで取ってきましたの」
さやか「えっ?ゲーセン?仁美が?」
仁美「はい」
まどか「仁美ちゃん、わたし達のために取ってくれたんだ」
131 = 46 :
仁美「ええ、喜んで貰えたらって思って」
まどか「そうなんだ。うん、すごく嬉しいよ」
まどか「大切にするね?」
さやか「あたしもあたしも!」
仁美「ありがとうございます。まどかさん、さやかさん」
さやか「でも仁美がゲーセンにねぇ…珍しいこともあるもんだね」
仁美「ふふ、そうですわね。でも行って良かったと思いますわ」
まどか「何か良いことがあったの?」
仁美「はい、これを見てください」
134 = 46 :
まどか「わぁ、これって…」
さやか「プリクラじゃん!どうしたの?」
仁美「この前撮ってきましたの」
さやか「へぇー?一緒に写ってるこの子も仁美も良い笑顔じゃん」
まどか「仁美ちゃんも、この子もすっごくニコニコしてるね!」
まどか「仲の良いお友だちなの?」
仁美「はい、そうですわ」
さやか「へぇ?あたしたの知らないうちに…さては秘密の友だちってやつだなぁ?」
さやか「ね?この子は誰なの」
まどか「教えてよ、仁美ちゃん」
仁美「はい、この方は」
仁美「私の秘密のお友だち」
仁美「佐倉杏子さんです」ニコッ
おわり
135 = 77 :
乙!
珍しい組み合わせのSSありがとう
わかめ、かわいかった
137 = 45 :
乙ひとあん
140 :
杏仁豆腐と言う新ジャンル
141 :
乙
お嬢様と不良娘の組み合わせは良いなあ
142 = 60 :
追い付いた乙乙
杏仁に幸あれ
143 :
乙乙
144 = 47 :
よくやった
乙だ
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