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    元スレ恒一「小椋さんの家族にご挨拶に行く」

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    151 :

    今から読むけど先に言っとく

    152 = 102 :

    許可出たみたいなんで書いてく。もう少しだけお付き合い願います。



    恒一「めいちゃんの、いちにち」

    153 = 122 :

    柿沼「小椋兄×重機で頼む」

    154 = 134 :

    乙!

    この後どうなったのか気になるが…

    鳴ちゃんのSS投下してもいいんじゃない?

    155 :

    よっしゃ、こい

    156 = 102 :


    これは、あったかもしれない平和な夜見北中学校3年3組の女の子、見崎鳴ちゃんの一日を淡々と見つめるお話です。


    ―朝―

    見崎鳴さんの朝はヒラヒラレース(美咲ちゃんに言われてシーツを変えました)の可愛らしいベッドの中から始まります。


    目覚めてしばらくはほとんど動きません。ガチで億劫だからです。連日連夜赤沢さんのブログに張り付いているので疲れが溜まっています。
    指の一本も動かすことなく、ぼんやりと口を開けて天井を見つめる様はまるでお人形ないしアホの子のようです。


    そのまま数分は意識の覚醒を待つようにしています。
    ときどき覚醒しないこともあるのですが(頻度にして3回中2回くらい)、その辺は泰然自若、遅刻ごとき恐れないのがエレガントな女性と申すもの。
    目覚まし時計なんて無粋で無遠慮なものは永久に必要ないと思っています。

    157 = 102 :


    気が向いてからのっそりと起き出し、洗面所へ。軽く洗顔をして歯を磨きます。
    この時間、母親の霧果さんは大概爆睡しているので(毎夜遅くまで作業をしているせいです)、自分で朝ご飯を用意します。
    と言ってもたいていは紅茶で喉を潤しつつトーストにジャムを塗る程度。その点で言えば女子力低めの鳴さんです。


    貧相なブレークファストでお茶を濁したら再び自室へ。
    お気に入りのクマさんパジャマから制服へとフォームチェンジ。左目に眼帯をしてから軽く姿見で装いを整えます。
    櫛で軽く髪を梳かして、ワックスでチャームポイントのアホ毛も忘れずセット。これで準備万端です。

    158 = 131 :

    あの伝説の荒し
    邪気眼Mさんの日常ですか?!www

    160 = 102 :


    カバンを片手に家を出ます。
    行ってきますは言いません。以前、調子に乗ってヒアアイゴーなどとのたまっているのを霧果さんに目撃されてから神経質になっています。


    登校中は特筆すべきことはなにもありません。
    あるとすれば精々、級友の榊原君の通学路をうろうろしてみたり、榊原君との話題を考えてみたり、榊原君を探してソワソワしたり、眼帯を右目につけてウケが取れないかしらと真剣に検討するくらいです。

    161 = 102 :


    ―学校―

    そんなこんなで学校に到着します。通学時がそんな調子なので、大概遅刻ですが気にしません。シーイズエレガント、ユーノウ。


    学生の本分は勉強ですが、そこはそれ。遅刻すら辞さない鳴さんは授業中もうすらぼんやりとしていることが多いのです。


    時々思い出したように板書なんてものをとってみようかしらとスケベ心を出すこともあるのですが、何しろ故あって古い机を使っているので、書きにくいったらありゃしない。
    悪態の一つも吐きたくもなりますが、そんなことをしては長年のキャラづくりの末にやっと手に入れたクールビューティーの地位に傷がつくので、ここはぐっと我慢の子です。


    休み時間もたいてい窓から校庭を物憂げに眺め…ているように見せかけて榊原君が話しかけてきてくれないかしらと期待します。ぼっち属性ならではの誘い受けです。
    期待通りに運ぶこともあるのですが、それはむしろレアケース。

    というのも、休み時間は同じく級友の勅使河原とかいう三枚目が榊原君を横取りしてしまうのです。
    まったく、憎たらしいったら。想像の中で勅使河原の前歯を2~3本引っこ抜いて溜飲を下げます。ふぅ。


    162 = 102 :



    往々にしてそんな風に午前が終わり、待ちに待ったお昼休みです。
    なぜ待ちに待つかというと、大手を振って榊原君と話せるイベントだからです。しかも彼の手作りお弁当のオプション付き。これなんてデイドリーム。

    彼と二人屋上へ向かう際、クラスの女子が苦虫をかみつぶしたような顔で鳴さんを見送るのも恒例なら、それにお澄まし気味のドヤ顔で返す鳴さんも大したものです。


    屋上でのんびりとお弁当をつつきながら、ポツポツと言葉を交わします。至福のひと時。
    隠れぶきっちょなせいで、せっかく彼が作ってくれたミートボールを取り落して半泣きになることもままあるのですが、まぁ。

    それはそれで慰めてもらえるしオイシイかな、などと算盤を弾くのも乙女心でしょう。

    163 = 102 :



    午後の授業はユウウツです。というかマジで眠いです。
    食後しばらくしてインスリン出てきーのの、血糖値下がりーの。α波垂れ流し状態です。

    そういうとき、鳴さんは逆らいません。あるがままの自分、あるがままの睡魔。こういう時こそ自分を甘やかしてあげなくては、と固く心に誓います。
    結論、寝ます。


    気が付くと授業が終わっているのは、自分のスタンド能力に違いないと密かに信じていたりもします。なんだかんだで幸せな子です。


    それから、教室の掃除があったり帰りのHRがあったり、そのHRで対策係の赤マムシ…もとい赤沢さんが何事かを喚いたりしていてもスルーするのが見崎さんの基本姿勢です。

    164 :

    アホ毛セットしてんのかよ

    165 = 102 :



    ―下校―

    学校でのタスクがすべて終了次第、鳴さんは速やかに帰る準備を整えます。帰宅部期待のエースですゆえ。放課後残って誰かとだべるなんて邪道邪道。
    同じく帰宅部のホープ榊原君と連れ立って校舎を後にします。

    その際、クラスの女子が切歯扼腕極まりない様子で見崎さんを見つめますが、そこでもやはりドヤ顔で返す見崎さん。なんというか、うん。今日も3年3組は平和です。


    今日の授業の話とか、最近読んだ本の内容とか、クラスメートの隠された性癖といった当たり障りのない会話を交わしながら下校します。
    基本的には途中でお別れ、じゃあまた明日ね、などと手を振る場合が多いですが、時々二人で鳴さんの部屋でお紅茶を嗜んでみたり、逆に榊原君の部屋でごろごろすることもあります。


    じゃあ今日はというとそんなこともなく、ごくごく自然に分岐路で別れます。
    そんな日は、別に寂しくなんかないし普通だし、などと嘯きながら小石蹴り蹴り帰るのが日課と言えば日課です。

    166 = 102 :



    ―自宅―

    帰宅するとまずは着替えです。堅苦しい制服を脱いで、霧果さんが用意してくれる服をいそいそと着込みます。安定のシャレオツ。


    それからしばらくは、どれだけ食べても太らないのをいいことに、カウチでポテトなどを貪りながらテレビを見たりして優雅に時間を潰します。
    水戸黄門の再放送なんかがやっていればゴキゲンです。


    頃合いを見計らって、お風呂を掃除したり食器を洗ってみたり。
    それが終われば、おばあちゃんがご飯を作ってくれるのを待ちます。霧果さんとちがっておばあちゃんは料理が達者なのです。


    ご飯を食べたらお風呂をすませます。

    167 = 131 :

    猿田よけぞな

    168 = 102 :



    それから部屋でごろごろしたり画集を眺めたり、スケッチをしたり携帯電話のメモリー(榊原君の番号)を見てニヤニヤしたりします。


    そんな風にして、気が向いたらクラスメートの赤沢さんのブログの更新がないかを確認し、あったら軽く煽るようなコメントを残してから寝る準備です。
    今頃あいつ顔真っ赤にしてコメント返ししてからF5連打してんのかな、などと考えてほくそ笑んだりもします。これもひとつの友情の形です。


    そうこうしているうちに本格的に眠くなってきます。
    パジャマに着替えてから、もぞもぞと床に就く鳴さん。

    169 = 102 :



    ベッドの中で、その日一日のことを軽く反芻します。
    楽しかったこと、幸せだったこと、腹が立ったこと、続いて、昨日のこと、明日のことその先のこと。


    榊原君のことや、美咲ちゃんのこと、来る受験のこと、家族のことや悩み事のあれこれ。あと赤沢さんたち級友のことも。


    いろんなことを思い、考え、手のひらで弄ぶ内、まどろみに溶けてゆく自意識。こぼれてゆく音と光。暮れゆく心象。
    その暖かくて幸福な暗闇で。

    鳴さんはつぶやきます。


    「おやすみなさい。―――明日もいい日でありますように。」




    終わり。

    174 :

    >>1
    絶対赤沢さんと仲良いだろ鳴ちゃん

    176 = 164 :

    鳴ちゃん毎日が楽しそうだな

    177 = 102 :


    赤沢「ブログを開設したわ」 っていうSSがすごく面白かったので、勝手に一部設定を使わせて頂きました。同SS作者様、ありがとうございました。

    とりあえず長くなったけども、

    愛でたいのはおぐおぐ
    恋をしたのは綾野ちゃん
    付き合いたいのは鳴ちゃんで
    結婚するなら水野さん

    要するにAnotherのギャルゲはよ

    ってことは言いたい。
    それじゃ、遅くまで付き合ってくれてあんがと。1つ目と2つ目で雰囲気違い過ぎて混乱させたらすまん。
    また機会があれば来るよ ノシ

    178 :

    たいそう>>1乙である

    179 = 144 :

    やっぱりおぐおぐが一番だな


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