元スレ杏子「先輩杏子ちゃん」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 1 :
ほむら(カッコよくなる…なりたい…!)
ほむら(カッコよくならなきゃダメだよ)
ほむら(なら…!)
ほむら「あのっ!」
杏子「ん?」
ほむら「わたし、カッコよくなります!」
杏子「あははっ。うん、それでいいんだよ」
ほむら「杏子さん、あなたのようにカッコよくなりたいの!」
モモ「!」
杏子「あはは…へ?」
102 = 1 :
杏子「ま、待て!カッコいい?あたしがか?」
ほむら「はいっ!」
杏子「えぇ?あたしなんかの何処がカッコいいのさ?」
ほむら「それは…」
モモ「お姉ちゃんはカッコいいよ!」
杏子「わわ?モモまでなに言ってんのさ?」
モモ「わたし、カッコいいお姉ちゃんが大好きだもん」
杏子「な、なんだよ…調子狂うな」
杏子「何か食いもん探してくる、2人で話してな」
103 = 1 :
モモ「あっ、逃げちゃった」
ほむら「杏子さん…」
モモ「でも、お姉ちゃんはほんとにカッコいいんだよ」
ほむら「モモちゃんはお姉ちゃんが大好きなんだね」
モモ「わたしの自慢のお姉ちゃんだもん」
ほむら「そっか」
ほむら(自慢のお姉ちゃん…か。いいなぁ)
モモ「それに、お姉ちゃんがいるから寂しくないもん!」
モモ「寂しくなんて…」ウルウル
104 = 28 :
ほ
105 = 1 :
ほむら「?」
ほむら(どうしたのかな?)
モモ「お父さん…お母さん…」ウルウル
ほむら「!」
ほむら(そういえば、お父さんもお母さんもいない…よね?)
ほむら(共働き…なんだろうな…)
ほむら(わたしもそうだから分かるよ…寂しいよね)
ほむら(二人とも帰りが遅いから、家ではいっつも一人だもん)
ほむら(でも、モモちゃんには杏子さんがいるから羨ましいな)
107 :
ほむゆま
108 = 107 :
ミスった
モモちゃんだよ
109 = 1 :
ほむら(…あれ?)
ほむら「……」キョロキョロ
ほむら(気のせい…かな?4人暮らしの割りには少なすぎるような…)
ほむら(家具や食器…みんな少ないよね?)
ほむら(……お金がないのかな)
ほむら(可哀想…)
モモ「ねえ、ほむらちゃん」
ほむら「ん?なにかな?」
モモ「ほむらちゃんにはお父さんもお母さんもいるんだよね?」
ほむら「え?そうだけど…」
110 = 1 :
モモ「いいなぁ…」
ほむら「…え?」
モモ「……ぐすっ」
ほむら「あ、あの…」
ほむら(な、なに?もしかして、離婚…?)
杏子「こらモモ!そのことは言っちゃダメだって言ってるじゃんか!」
モモ「だってぇ…」
ほむら「杏子さん…」
杏子「あはは、わりぃ。気にすんなよ」
ほむら「……」
ほむら(何か悪いことした気分…)
ほむら(…あ、謝らなきゃ)
112 = 1 :
ほむら「ご、ごめんなさい…」
杏子「え?」
ほむら「その…わたしのせいで…」
杏子「ん?よくわかんないけど、謝んなくていいよ」
ほむら「でも、お父さんかお母さん…」
杏子「…これは家の事情だよ、ほむらには関係ないぜ」
ほむら「……」
杏子「…あたしはモモを助けることができた、それだけで十分さ」
杏子「金がなくても、家がボロくてもいい」
113 = 6 :
あんあん…
114 = 7 :
俺がパパだ
115 = 1 :
ほむら「杏子さん…?」
モモ「お姉ちゃん…」
杏子「……心中なんて認めるかよ」ボソッ
ほむら「!」
ほむら(え…?)
杏子「おっと、悪いね。独り言だよ」
ほむら「……」
杏子「それよりも食いもんが…猫にあげたので最後だったなぁ」
杏子「ごめん、何も出せないよ…」
ほむら「あ、いえ…」
杏子「何かあれば良かったんだけど…」
ピンポーン
116 = 6 :
>>114死亡確認
117 = 1 :
杏子「ん?」
モモ「あっ、もしかして!」
杏子「うん、わかってるよ」
ほむら「お客さん?なら、わたし帰らなきゃ…」
杏子「いや、大丈夫さ。あたしの友だちだよ」
モモ「いい人だよ!」
ほむら「え?でも、わたしは…」
杏子「まぁ待ってなって」
ほむら「……」
ピンポーン
杏子「わかってるって、今行くよ」
ガチャ
118 :
俺「やぁ「
120 = 1 :
杏子「よっ」
マミ「こんばんは、杏子ちゃん」ニコニコ
杏子「ああ、マミ」
マミ「よかった、外出してるのかと思ったわ」
杏子「ちょっとお客がいてね」
マミ「あら、お客さん?なら…邪魔しちゃったかしら?」
杏子「いや、大丈夫さ。マミも上がっていきなよ」
マミ「ふふ、ありがとう。ならお邪魔させてもらうわね」
杏子「うん」
マミ「お邪魔します」
121 = 69 :
あんあん
122 = 1 :
モモ「マミちゃん!」
マミ「ふふっ。こんばんは、モモちゃん」
ほむら「あっ…」
マミ「まあ、あなたがお客さんなのね?」
ほむら「あ、はい…」
マミ「その制服は見滝原中よね、1年生…かしら?」
杏子「いや、2年だってさ」
マミ「そう、ごめんなさい…見慣れない顔だったから」
ほむら「いえ、そんな…わたし、今日転校して来たばっかりですし…」
123 = 1 :
マミ「あら?転校生さんなの?」
ほむら「は、はい…」
マミ「ふふ、年下の転校生ともうお友だちになったのね」
マミ「凄いわ、杏子ちゃん!」
杏子「別に凄くねーって」
マミ「あなた、お名前は何て言うのかしら?」
ほむら「あ、えと…暁美…ほ、ほむらです」
マミ「そう、暁美ほむらさんね」
マミ「じゃあ次は私の番ね?」
125 = 1 :
マミ「私の名前は巴マミ、見滝原中の3年生」
マミ「そして、杏子ちゃんの親友よ!」ニコッ
ほむら「親友…」
マミ「うんっ」
杏子「ば、ばかっ!恥ずかしいからそう言うのはやめろよ!」
マミ「ふふっ、照れちゃダメよ?」
杏子「あぁ、もう!」
モモ「きゃはは」
ほむら「……」
マミ「私とも仲良くしてくれると嬉しいわ」
ほむら「えっ」
マミ「ねっ、暁美さん」ニコッ
127 = 28 :
マミさんかわいい
128 = 1 :
ほむら「あ…んと…」
ほむら「は、はい…!」
マミ「うふふ、ありがとう」
杏子「おいマミ、ほむらが困ってんじゃんか」
ほむら「あはは…」
マミ「ふふ、ならこれを一緒に食べましょう?」
杏子「あっ…」
モモ「わぁ!ケーキだぁ!」
マミ「3人分作ってきたの、仲良く食べてね?」
モモ「わーい!ありがとう、マミちゃん!」
129 = 1 :
マミ「うふふっ」
杏子「マミ…でもさ…」
マミ「いい?気にしないの。あなたは人から貰うものを気にしすぎよ」
杏子「だって…」
マミ「それに、私と杏子ちゃんの仲でしょ?」
杏子「まぁ…そうだけどさ」
マミ「だから気にしない、わかった?」
杏子「…うん」
マミ「ふふ、ありがとう」
ほむら「あ、あの…」
マミ「ん?」
130 = 28 :
ふふふ
131 :
さやかちゃんはスルーされてるのだ?
132 = 1 :
ほむら「さ、3人分なら…わたしは…」
マミ「いいのよ?暁美さんが食べて?」
ほむら「でも…それじゃ巴さんの分が…」
ほむら「このケーキは巴さんと杏子さんとモモちゃんの3人のものなんです」
ほむら「だから、わたしは…」
マミ「いーの、暁美さん?あなたが食べるの」
ほむら「……」
マミ「それとも、私の手作りは食べられないのかしら?」
ほむら「そ、そんなことは…!」
133 = 28 :
マミさんお母さんみたい
134 = 1 :
マミ「ふふ、なら食べられるわね?」
ほむら「はい…!」
マミ「暁美さん、ありがとう」ニコッ
ほむら「い、いえ…わたしこそ」
ほむら「こ、今度お礼します!」
マミ「あら、お礼だなんて…気にしなくていいのよ?」
ほむら「でも…」
マミ「なら…そうね、お願いをしようかしら?」
ほむら「お願い?」
マミ「ええ、マミさんよ」
ほむら「?」
135 = 70 :
はい、ブタさん
137 = 6 :
マミマミ
138 = 1 :
ほむら「マミさん…?」
マミ「そう、私のことはマミさんって呼んで?」
ほむら「!」
マミ「杏子ちゃんは名前で呼んで貰ってるのに、私は名字なんだもの」
マミ「それだと少し寂しいわ…だから、マミさんって呼んでくれると嬉しいの!」
ほむら「…」
杏子「あたしが名前で呼ばれてるのは名字言ってないからだろ」
マミ「えっ?そうなの?」
139 :
杏子「ああ、そうだろ?」
ほむら「…は、はい。一応」
杏子「ほらな」
マミ「むぅ…」
杏子「んで、あたしの名字は佐倉。佐倉杏子さ」
ほむら「佐倉…杏子さん」
杏子「そ。まぁ佐倉さんなり杏子さんなり杏子なり好きに呼んでいいよ」
ほむら「よ、呼び捨てなんてできません!」
杏子「ん。なら佐倉さんか杏子さんだね、どうすんの?」
ほむら「…杏子さんで」
140 :
杏子「そっか、わかったよ」
マミ「やっぱり名前じゃないの、いいなぁ。杏子ちゃんだけずるい」
杏子「だって、ほむらが決めたことじゃん」
マミ「うぅ…」
ほむら「あ、あの…」
マミ「ねえ暁美さん、あなたにとって杏子ちゃんは何なの?」
ほむら「えっ?」
マミ「あなた、転校してきたばかりでしょ?どうやって知り合ったの?」
ほむら「それは…杏子さんがわたしのお友だちを助けてくれて…」
141 = 139 :
マミ「助けた?杏子ちゃんが?」
ほむら「はい」
マミ「まあ!凄いわ、杏子ちゃん!」
杏子「別に大したことはしてないって」
マミ「それでもよ。そうよね、暁美さん?」
ほむら「はい…!」
マミ「ほらね?」
杏子「はは…」ポリポリ
ほむら「そして…」
杏子「ん?」
ほむら「わたし、杏子さんに憧れたんです…!」
142 :
あんあん
143 :
ほむほむ
144 = 139 :
杏子「えっ」
マミ「まあ!」
モモ「わあ…!」
ほむら「杏子さんは、憧れの先輩です!」
杏子「ちょ…お、おいっ!何言ってんのさ?」
ほむら「うぅ…」
ほむら(やっぱり恥ずかしいよ…)
杏子「あ、憧れの先輩って…」
マミ「凄いわ、やったじゃない!ねっ?」
マミ「先輩杏子ちゃん!」
杏子「だ、誰が先輩杏子だっ」
145 = 139 :
杏子「あぁもう!何か恥ずかしいじゃねぇか!」
杏子「あたし、食器持ってくる!」
モモ「あはは、また逃げちゃった」
マミ「ふふっ」
ほむら「あ…あのっ、マミさん…」
マミ「あら?私のことも名前で呼んでくれるの?」
ほむら「は、はい」
マミ「暁美さん…ありがとう!」ギュッ
ほむら「…えへ」
マミ「それで、何か聞きたいことがあるの?」
146 :
体重は何キロ?
147 = 139 :
ほむら「は、はい」
マミ「そう、何でも聞いて?答えられるなら答えるわ」
ほむら「…あの、どうして杏子さんは…」
マミ「……」
ほむら「人からものを貰うのを遠慮するんですか…?」
モモ「あっ…」
マミ「……それは…そうね」
ほむら「その…少し気になって…」
ほむら(お金に余裕がなさそうなのに…どうして遠慮するのかな?)
ほむら(貰えるものは貰った方が助かるはずなのに…)
149 = 139 :
ほむら(わたしや鹿目さんがお礼すると言っても断ったし…)
ほむら(なにか…理由があるのかな?)
モモ「……」
マミ「…暁美さん、それはね?」
ほむら「はい…」
杏子「マミ、余計なことは言うんじゃねーぞ」
ほむら「き、杏子さん…」
マミ「ええ、わかってるわ」
杏子「……」
ほむら「あ…そ、そのっ!わたし…」
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