私的良スレ書庫
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元スレれいか「私、みゆきさんのこと嫌いです」みゆき「え……?」
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静子「ではみゆきさん、お風呂が沸いたので先にどうぞ」
みゆき「わっ、私一番!?」
曾太郎「遠慮はいらんぞ。青木家の名に恥じぬよう、客人をもてなそう」
淳之介「つまり自分の家のようにしてくれってことかな」
みゆき「じゃあ、お先に……」
静子「ええ、ごゆっくり」
みゆき「」タタッ
静子「……いい子を好きになったわね」
れいか「はいっ!」
曾太郎「よきかな」
淳之介「れいか、幸せになるんだよ」
~浴室
みゆき「ふうう~」チャポン
みゆき「ここ、れいかちゃんがいつも入ってるお風呂だねー」
みゆき「……」
みゆき「あれ、なんで私ドキドキしてるんだろう。お友達の、家のお風呂、なのに……」
みゆき「あ、ああ頭洗おう! 二回目だけど!!」ザパッ
ドライヤー<ブオオー
みゆき「あー♪ ドライヤーまで高級な風が吹いてる感じがする~♪」
スンスン
みゆき「……えへへ、れいかちゃんのにおいだ。同じシャンプーだからかな」
>>255
男だったらやばかったな あぶないあぶない……
男だったらやばかったな あぶないあぶない……
~れいルーム
みゆき「れいかちゃーん」バタバタ
れいか「はーい……って、なんでタオル一枚なんですか!?//」
みゆき「だって私、服持ってきてないんだも~ん」
れいか(ああ、いいにおいがします……)スンスン
みゆき「れいかちゃん?」
れいか「な、なんでもないです。え、えと私の寝間着を……」ガサゴソ
みゆき「ありがとう。ごめんね、れいかちゃん」
れいか「いえ。あ、ありました。これを……」つ服
みゆき「ありがとう~!」パサッ
れいか「こ、ここで着替えないでください~!//」
れいか「わ、私はお風呂へ入るので、みゆきさんはくつろいでいてください!」ソソクサ
みゆき「あー、行っちゃった……」
みゆき(どうしてだろう……私、さっきから、胸が熱い……)
みゆき(れいかちゃんといると…………。お風呂のせい、かな……)
チャポン
れいか(……みゆきさん)
れいか(もう、嫌いだなんて、口が裂けても言えません……これだけ接近しておいて……みゆきさん……)
れいか「私はみゆきさんのことが好き……もう、嘘はつきません。私、みゆきさんに本当のことを言います!」
れいか「たとえ、みゆきさんに変に思われても! みゆきさんに好きな方がいても! この気持ちを、伝えたい!!」
れいか「私の、道をっ!!」
ガララ
れいか「みゆきさん、お待たせいたしました」
みゆき「れ、れいかちゃん!? 何故に着物!」
れいか「みゆきさんとおそろいの寝間着もいいと思いましたが、ここは筋を通しておきたいので」
みゆき「す、筋……?」
れいか「私、みゆきさんに伝えたいことがあるんです!」
みゆき「えっ……」
れいか「もう、決めました。迷いはありません。私の心は定まったのです」
みゆき「それ、って……」
れいか「私は……みゆきさんのことが……」
みゆき「わた、しのことが?」
れいか「す……」ドキドキ
みゆき「す?」ドキドキ
れいか「す、すすすすす……」プシュウウ
みゆき「れ、れいかちゃん?」
れいか「」バタリ
みゆき「れいかちゃぁ~ん!?」
~~
みゆき「はい」つ濡れタオル
れいか「ありがとうございます……はあ、気持ちいいですね」
みゆき「もう、びっくりしちゃったよ~。いきなり倒れちゃうんだもん」
れいか「のぼせたんでしょうか……」
みゆき「どう、だろ……私ももう少し長く入ってたらのぼせてたかも」
れいか「えっ?」
みゆき「ううん、なんでもない」
みゆき「じゃあ、ゆっくり休んでよ。私が看てるから」
れいか「で、でも」
みゆき「なに~? 私じゃ心配~? はっぷっぷー」
れいか「そういうわけでは……いえ、心配ですかね。心配です」
みゆき「え、ええ!?」
れいか「みゆきさんなら、洗面器のお水を私の顔にかけてしまうかもしれません」
みゆき「そ、そこまでおっちょこちょいじゃないよ!」
れいか「ふふ、今のは冗談ですクルぅ~」
みゆき「あっ、もう! れいかちゃんの意地悪ぅ!」ハプ
みゆき「はっぷっぷー!」
れいか「ふふふっ」
みゆき「でも、れいかちゃんが冗談を言うなんて珍しいね」
れいか「そうですか?」
みゆき「そうだよ」
れいか「……確かに冗談はあまり言ったことがないかもしれません」
みゆき「じゃあれいかちゃんの初めてゲットだねー、えへへ」
れいか「ふふ、ゲットされちゃいました」
みゆき「なにそれ。おかしい~」
れいか「ふふふっ」
みゆき「えへへ」
れいか「……」スースー
みゆき「疲れて、寝ちゃったみたい」
れいか「……」スースー
みゆき「寝顔かわいい」ツンツン
れいか「んっ……」スースー
みゆき「なでなで」
れいか「ふぅ、ん……」スースー
みゆき「……れいかちゃん」
みゆき「さっき、なんて言おうとしてたの?」
みゆき「言ってよ、ちゃんと。私も好きだよ、れいかちゃんのこと」
みゆき「……言っちゃった。私が先に言ったから、何かしてもらうんだー」
みゆき「私ね、昨日みたいにぎゅーってしたいな。私からでもいいけどね、れいかちゃんからしてほしいな」
みゆき「れいかちゃんがいいなら、ちゅうもしたいな」
みゆき「一緒に絵本も読みたい。手をつないで、お買い物も行きたい」
みゆき「でもね、今一番れいかちゃんにしてほしいのは、敬語をやめてほしいかも」
みゆき「告白の時はいいよ。でも、普段はなおちゃんと話すみたいにしてほしい」
みゆき「れいかちゃん……だいすき、だよ」
みゆき「……」スースー
れいか「……」スースー
れいか「みゆきさん、みゆきさん。起きてください」ユサユサ
みゆき「んん~、お母さん、あと5分~」ムニャムニャ
れいか(か、かわいい……このまま寝かせておきたい……)
れいか「ですが、これもみゆきさんのため! みゆきさん、みゆきさん」
みゆき「もう、しつこい~……ってあれ? れいかちゃん?」
れいか「もう、忘れてしまったのですか? みゆきさんは私の家に泊まったんですよ」
みゆき「あ、そうだったね」
れいか「では身支度を済ませてください」
みゆき「うん!」
みゆき「れいかちゃん、髪結んで~」
れいか「仕方ないですね」ギュッ
みゆき「えへへ、今日はれいかちゃんのにおいなんだ~♪」
れいか「? なんですか、それは」
みゆき「昨日同じシャンプーを使ったから、同じにおいがするの」
れいか「どれどれ」スンスン
みゆき「きゃー、くすぐったいよおー」
れいか「す、すみません。つい」
みゆき「このー、れいかちゃんのにおいも嗅いであげるもんねー!」スンスン
れいか「くすぐったいですぅ!」キャッ
淳之介「れいか、ご飯できたって」ガララ
みゆき・れいか「あわわわ……っ!//」
ゴチソウサマデシター
みゆき「ちゃんと朝ごはん食べたの久しぶり~」
れいか「毎日しっかり食べないといけませんよ」
みゆき「ごめんなさーい」
れいか「さて、もう登校時間になりますね」
みゆき「も、もう!? 急がないと! 遅刻しちゃうよ!?」
れいか「落ち着いてください、みゆきさん。まだ8時も回っていません」
みゆき「あ、あれ?」
れいか「ゆっくり歩いて行きましょう」
みゆき「うん!」
~生徒会室
ガララ
れいか「みなさん、おはようございます」
会計「おはようございます、副会長」
書記「おはようございます」
入江「おはよう……ってそちらの彼女は誰かな?」
みゆき「お、おはようございます! 星空みゆきです!」ペコリ
壁<ゴン!
みゆき「いたた……」
入江「はは、賑やかな子だね」
会計「あ、星空さんじゃないですか」
書記「星空さん!」
みゆき「久しぶり~」
入江「知り合いなのか? って、前回の読み聞かせ会の準備を手伝ってくれたのが星空みゆきさんたち……やあ、君かあ!」
入江「その節はどうも」
みゆき「い、いえ! れいかちゃんのために当然のことをしたまでです!」
入江「友達思いなんだね」
れいか「それより入江会長、今から会議ですが……みゆきさんがいてもよろしいでしょうか?」
入江「かまわないよ。会議と言っても、読み聞かせ会の打ち合わせだろう?」
みゆき「あっ、読み聞かせ会! 今回はピーター・パンをやるんですよね!」
れいか「みゆきさん、どうしてそれを?」
みゆき「あ……ごめんね、れいかちゃんの部屋で台本を見かけたから」
れいか「もうっ、人のものを勝手に見るのはやめてくださいね?」
みゆき「ごめんね~」
~~
入江「……という感じかな」
みゆき「すごーい! 面白かったー!」パチパチ
れいか「そう言ってもらえると嬉しいです」
書記「当日はこの調子で頑張りましょう!」
会計「絶対成功です!」
入江「僕も風邪をひかないよう、気をつけよう」
みゆき「れいかちゃん! よみきかせ会、楽しみだね! みんな、喜んでくれるといいね!!」
れいか「はいっ!」
~よみきかせ会・当日
あかね「今度はなにやるんー?」
なお「あかねとなら何をみても楽しいよ」
やよい「私も二人をみてると楽しいよ」カキカキ
みゆき「えへへ~、何をやるかは秘密! みてのお楽しみ~」
あかね「なんやそれ! ちゅーか、いつの間にれいかと仲良うなっとんねん!」
なお「驚いたよね、数日であんなラブラブになるなんて」
みゆき「えへへー、れいかちゃんの家に泊まっちゃったりしちゃったよー」
やよい「見たかったなー、二人の濡れ場」
あかね「まぁ、今は読み聞かせ会や! れいかを応援しにいくでー!」
みゆき「えっ! れいかちゃんが風邪で休み!?」
入江「ああ、そうなんだ。数日前から熱があったみたいでね」
会計「リハーサルは毎回顔を出してくれていたんですが……」
書記「本番で倒れるなんて……」
みゆき「そんな……」
あかね「ほな、読み聞かせ会はどないするんですか?」
入江「中止、かな。このままだと」
なお「中止……」
やよい「楽しみにしてくれてる子供たちがいるのに……」
あかね「まあ、仕方ないな……」
みゆき「わ、私やります!」
入江「えっ?」
みゆき「台本、読んだことあるし! リハーサルも何回か見たし! やれると思います!」
みゆき「れいかちゃん、この日を楽しみにしてたんです! れいかちゃんの一生懸命を、無駄にしたくない!!」
入江「…………わかった。お願いする」
入江「ああ、そうなんだ。数日前から熱があったみたいでね」
会計「リハーサルは毎回顔を出してくれていたんですが……」
書記「本番で倒れるなんて……」
みゆき「そんな……」
あかね「ほな、読み聞かせ会はどないするんですか?」
入江「中止、かな。このままだと」
なお「中止……」
やよい「楽しみにしてくれてる子供たちがいるのに……」
あかね「まあ、仕方ないな……」
みゆき「わ、私やります!」
入江「えっ?」
みゆき「台本、読んだことあるし! リハーサルも何回か見たし! やれると思います!」
みゆき「れいかちゃん、この日を楽しみにしてたんです! れいかちゃんの一生懸命を、無駄にしたくない!!」
入江「…………わかった。お願いする」
入江「ではこれからピーター・パンのよみきかせ会を始めます」
パチパチパチパチ
みゆき「」ドキドキ
みゆき「子供しか住んでいない、夢の国。そこはネバーランド。そこに住んでいる一人の少年……」
ドンッ!
???「ウルッフッフッフッフ……そう! 俺様、ピーターパンだ!!」
みゆき「えっ?」
ワアワア ピーター!
ピーターパン「ウルッフッフッフッフ……」
ピーターパン(プリキュアもいるな)
ピーターパン「ウルッフッフッフッフ! 俺は永遠の少年、ピーターパン! 今日も悪い奴を倒すぜー!!」
フック「そーうは行かないオニ、ピーターパン! 今日こそお前を倒してやるオニ!!」
ピーターパン「お前は、フック船長!」
会計「あの、こんなの台本にありましたっけ?」
入江「まあ子供たちも楽しんでるし、いいんじゃないか」
フック「今日という今日こそは~! お前を倒すために~! こ~んな人質をとったんだオニ~!!」
ティンカーベル(なんで私がティンカーベルだわさ!)パタパタ
ピーターパン「おのれ、フック船長! ティンカーベルを返しやがれ!!」
フック「ウハハハ! いやだオニー!!」
ピーターパン「これでも……喰らえ!!」グサッ
フック「ぐあああっ!?」
キャアアア!!
ピーターパン「はーっはっはっはっ!」グサッ グサッ グサッ
フック「がああっ……」
あかね「な、なんちゅう……」
なお「ひどい……!」
やよい「子供たちも泣いてる!」
みゆき「ピーターパンはあんな残虐じゃない! あんなひどいことをするなんて、絶対に許せない!」
「「プリキュア、スマイルチャージ!!」」
ピーターパン(来たな、プリキュア)
マーチ「キュアマーチ!!」
ピーターパン「ってあれ!? ビューティがいねえじゃねえか!」
ハッピー「えっ?」
フック「これじゃあ意味ないオニ!」
サニー「普通に立ち上がったで」
ティンカーベル「私の恥じらいをどうしてくれるだわさ!」
ピース「しゃべったあああああああああああああああああああ」
マーチ「あんたたち、まさか……!?」
バッ!
ウルフルン「そうだ、俺様たちだよー!!」
アカオーニ「オニー!!」
マジョリーナ「いーっひっひっひ!」
キャンディ「バッドエンド王国の三幹部クルぅ!!」
サニー「だからいつの間におったんや、自分!」
ハッピー「またバッドエナジーを集めにきたんだね!」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ、そうだ」
アカオーニ「世界よ! 最悪の結末、バッドエンドに染まるオニ!」
マジョリーナ「白紙の未来を、黒く塗り潰すだわさぁー!!」
入江「僕が風邪をひけばよかったんだ……」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ! 人間どもの発したバッドエナジーが悪の皇帝ピエーロ様を蘇らせていくのだああああ!!」
ウルフルン「いでよ! アカンベェ!!」
絵本<カッ
アカンベェ「あかんべえ~!」
サニー「ほんまに懲りんやっちゃで!」
マーチ「私たちの愛の力で、やっつけよう!」
ピース「頑張って!」
ハッピー(愛の力……)
アカンベェ「あかんべえ~!」ダッ
サニー「プリキュア・サニー・ファイヤー!!」
マーチ「プリキュア・マーチ・シュートー!!」
アカンベェ「……っ!」
ドオオオンッ!!
サニー「直撃や!」
アカオーニ「そいつはどうオニ?」
サニー「なんやて?」
アカンベェ2「あっかんべえ~!」
サニー「あれは……アオッパナ!?」
アカオーニ「新しいアカンベェを召喚したんだオニ!」
マーチ「アオッパナのアカンベェが必殺技を防いだの……ね……」バタリ
サニー「く……力が……」ガクリ
ハッピー「二人とも!」
マジョリーナ「いーひっひっひ! 今に三体目のアカンベェを召喚してやるだわさ!」
ウルフルン「それでお前らは負けってわけだ」
ハッピー「そんな、こと……!」
ピース「ど、どうしようハッピー!」アワワ
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ! 呼べよ、泣き叫べよ!! 救いのヒーローが来るのをなあああ!!」
ハッピー「救いの、ヒーロー……」
ウルフルン「ウルッフッフッフッフ、キュアハッピー! お前の脳裏に浮かぶヒーローはピーターパンってやつなんだろ?」
ウルフルン「笑わせるぜ! 絵本の中のヒーローなんて呼んでどうすんだ! さっきみただろ? 俺様がピーターパンに成り済まして、残虐な行為をしたのを!!」
ウルフルン「絵本のヒーローなんてなあ、現実の世界の勝手な理屈でどうとでも改悪できちまうんだよ!! くだらねえ夢なんか見てないで、現実を見ろ!! 救いのヒーローは、ピーターパンは、存在しねえんだよおおっ!!」
ハッピー「……違う」
ウルフルン「あぁ?」
ハッピー「私の脳裏に浮かんだのは……真っ先に浮かんだのは……」
ガチャン!
「そこまでです!!」
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