私的良スレ書庫
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元スレ櫻子「階段から落ちて人格が入れ替わりました!私は誰でしょー!」
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~通学路~
櫻子「うわあ!急がないと遅刻しちゃう!」
向日葵「す、すみません、私が着替えを持ってきていなかったから……」
櫻子「気にしない気にしない!走れば間に合うって!」
櫻子「というか、櫻子ちゃんの身体、かるーい!凄く早く走れる!」
向日葵「ちょ、ま、待ってください、歳納先輩……」ハァハァ
櫻子「っと、ひまっちゃん、ごめんね、急ぎ過ぎちゃった」
向日葵「す、少しだけ休めば、走れますので……」ハァハァ
櫻子「うん!」
櫻子「うわあ!急がないと遅刻しちゃう!」
向日葵「す、すみません、私が着替えを持ってきていなかったから……」
櫻子「気にしない気にしない!走れば間に合うって!」
櫻子「というか、櫻子ちゃんの身体、かるーい!凄く早く走れる!」
向日葵「ちょ、ま、待ってください、歳納先輩……」ハァハァ
櫻子「っと、ひまっちゃん、ごめんね、急ぎ過ぎちゃった」
向日葵「す、少しだけ休めば、走れますので……」ハァハァ
櫻子「うん!」
プルルルー
向日葵「あ、あれ、電話……?」ピッ
向日葵「も、もしもし、向日葵ですが……」
綾乃『あ、古谷さん?』
向日葵「杉浦先輩?」
綾乃『朝からごめんなさい、ちょっと聞きにくいんだけど……』
綾乃『大室さんって、そちらに居るかしら?』
向日葵「……はい、います」
綾乃『本当に、大室さんなのね?』
向日葵(あ、杉浦先輩、もしかして……)
向日葵「あ、あれ、電話……?」ピッ
向日葵「も、もしもし、向日葵ですが……」
綾乃『あ、古谷さん?』
向日葵「杉浦先輩?」
綾乃『朝からごめんなさい、ちょっと聞きにくいんだけど……』
綾乃『大室さんって、そちらに居るかしら?』
向日葵「……はい、います」
綾乃『本当に、大室さんなのね?』
向日葵(あ、杉浦先輩、もしかして……)
向日葵「えーと、言いにくいのですが、櫻子であって櫻子じゃない方がこちらにいらっしゃいますわ」
綾乃『……なるほど、お互い、状況は理解してるのね』
向日葵「と言う事は、やっぱり、杉浦先輩も……?」
綾乃『ええ、船見さんと私は、歳納京子と大室さんの状況を理解してるわ』
綾乃『これから西垣先生に相談に行くから、貴女達も……』
≪ザザザザッ≫
向日葵「杉浦先輩?」
綾乃『……なるほど、お互い、状況は理解してるのね』
向日葵「と言う事は、やっぱり、杉浦先輩も……?」
綾乃『ええ、船見さんと私は、歳納京子と大室さんの状況を理解してるわ』
綾乃『これから西垣先生に相談に行くから、貴女達も……』
≪ザザザザッ≫
向日葵「杉浦先輩?」
このところどころ不思議存在を入れたがるのはさくひまSS連日投下のヤツかな
>>113
多分違うと思うけど……
多分違うと思うけど……
≪ザザザザザやめて≫
向日葵「え?」
≪やめて≫
≪やめて≫
≪やめて≫
≪本当にやめて≫
向日葵(え、なんですのこれ、混線?)
≪ザザザザザザザッ≫
≪そんなのは、嫌なの≫
向日葵「え?」
≪やめて≫
≪やめて≫
≪やめて≫
≪本当にやめて≫
向日葵(え、なんですのこれ、混線?)
≪ザザザザザザザッ≫
≪そんなのは、嫌なの≫
≪人の想いは踏みにじられるの≫
≪例えどんな純粋な思いを抱いていても≫
≪踏みにじられて終わらされてしまうの≫
≪だから≫
≪だからね≫
≪ ≫
向日葵「杉浦先輩?」
綾乃「貴女達も合流してほしいなって」
向日葵「え……あ、はい」
綾乃「今私達は、○号線の近くに居るから……」
向日葵(やっぱり混線だったのかしら……)
向日葵「あ、それなら私達もその近くに居ますわ」
≪例えどんな純粋な思いを抱いていても≫
≪踏みにじられて終わらされてしまうの≫
≪だから≫
≪だからね≫
≪ ≫
向日葵「杉浦先輩?」
綾乃「貴女達も合流してほしいなって」
向日葵「え……あ、はい」
綾乃「今私達は、○号線の近くに居るから……」
向日葵(やっぱり混線だったのかしら……)
向日葵「あ、それなら私達もその近くに居ますわ」
櫻子「あ、ひまっちゃん、見てみて」
向日葵「は、はい?」
櫻子「私がいるよ~」
向日葵(あ、本当ですわ、歳納先輩と、杉浦先輩と船見先輩が)
向日葵(意外に近くにいらっしゃったんですのね)
櫻子「おーーーい!わたしーーーーー!」ブンブン
向日葵「は、はい?」
櫻子「私がいるよ~」
向日葵(あ、本当ですわ、歳納先輩と、杉浦先輩と船見先輩が)
向日葵(意外に近くにいらっしゃったんですのね)
櫻子「おーーーい!わたしーーーーー!」ブンブン
京子「あ!船見先輩!私がいますよ!ほら!道路の向こう側!」
結衣「うん、そうだね」
綾乃「あら、あんなに近くに居たのね」
京子「おーーーーーい!わたしーーーーーーーー!」タッタッタッ
結衣「あ、ちょ、大室さん、突然飛び出したら」
綾乃「危ないわよ!」
京子「平気ですって!」タッタッタッ
コッ
京子「あうっ」ズデーン
結衣「あ……」
綾乃「……あ」
向日葵「え……」
櫻子「……!」
京子「いてて……転んじゃった……」
京子「歳納先輩、やっぱり運動不足なんじゃ……」
向日葵「櫻子!危ない!」
京子「ほえ?」
綾乃「……あ」
向日葵「え……」
櫻子「……!」
京子「いてて……転んじゃった……」
京子「歳納先輩、やっぱり運動不足なんじゃ……」
向日葵「櫻子!危ない!」
京子「ほえ?」
間に合わないと思った
ここから歳納先輩の身体……
もとい、櫻子が倒れてる道路まで距離があり過ぎる
だから、助けようとしても間に合わない
間に合わずに
櫻子にトラックが突っ込む
そう思った
きっと、船見先輩や杉浦先輩も、そう思ったのだろう
けど
1人だけ
そう思わなかった人がいた
ここから歳納先輩の身体……
もとい、櫻子が倒れてる道路まで距離があり過ぎる
だから、助けようとしても間に合わない
間に合わずに
櫻子にトラックが突っ込む
そう思った
きっと、船見先輩や杉浦先輩も、そう思ったのだろう
けど
1人だけ
そう思わなかった人がいた
「櫻子ちゃん!」
その人は凄いスピードで櫻子に向かって行った
そう、今の彼女の身体が持つ運動能力なら
もしかしたら
もしかしたら
届くのかもしれない
私が期待した通り
その人の手は、倒れたままの櫻子が伸ばした手に届いた
その人は凄いスピードで櫻子に向かって行った
そう、今の彼女の身体が持つ運動能力なら
もしかしたら
もしかしたら
届くのかもしれない
私が期待した通り
その人の手は、倒れたままの櫻子が伸ばした手に届いた
歳納先輩が伸ばした手は衝撃で払われ
櫻子はそのまま、トラックの車輪に巻き込まれて
引き摺られて
塀に激突して
潰れた
櫻子はそのまま、トラックの車輪に巻き込まれて
引き摺られて
塀に激突して
潰れた
向日葵「……え」
櫻子「い、いたた……」
向日葵「え、う、うそ……」
櫻子「あ、あれ、私……」
向日葵「う、うそよ、うそ、こんな……」
櫻子「頭が、ふらふらして……」
向日葵「と、歳納先輩、ど、どうしましょう……さ、櫻子が、櫻子がっ……」ガクガク
櫻子「え、なに?呼んだ?」
向日葵「櫻子が!トラックの下敷きに!た、助けないとっ!」
櫻子「なに言ってるの、向日葵」
櫻子「い、いたた……」
向日葵「え、う、うそ……」
櫻子「あ、あれ、私……」
向日葵「う、うそよ、うそ、こんな……」
櫻子「頭が、ふらふらして……」
向日葵「と、歳納先輩、ど、どうしましょう……さ、櫻子が、櫻子がっ……」ガクガク
櫻子「え、なに?呼んだ?」
向日葵「櫻子が!トラックの下敷きに!た、助けないとっ!」
櫻子「なに言ってるの、向日葵」
向日葵「……は?」
櫻子「私、どうしたんだろ、確か、道路で転んで……」
櫻子「そうだ、それで、私の身体が走ってきて……あれって、歳納先輩だよね、身体入れ替わったんだし」
櫻子「え、歳納先輩は?」
向日葵「……」
櫻子「ねえ、向日葵、歳納先輩は?」
向日葵「……」
櫻子「向日葵?」
向日葵「櫻子が、元の身体に戻ってる……じゃあ」
向日葵「じゃあ、歳納先輩の身体には……」
向日葵「あの身体には……」
向日葵「あの潰れてしまった身体には……誰が……」
櫻子「私、どうしたんだろ、確か、道路で転んで……」
櫻子「そうだ、それで、私の身体が走ってきて……あれって、歳納先輩だよね、身体入れ替わったんだし」
櫻子「え、歳納先輩は?」
向日葵「……」
櫻子「ねえ、向日葵、歳納先輩は?」
向日葵「……」
櫻子「向日葵?」
向日葵「櫻子が、元の身体に戻ってる……じゃあ」
向日葵「じゃあ、歳納先輩の身体には……」
向日葵「あの身体には……」
向日葵「あの潰れてしまった身体には……誰が……」
電話の最後の一言を想いだした
≪貴女達が≫
≪不幸になりますように≫
≪貴女達が≫
≪不幸になりますように≫
私と櫻子は歳納先輩のお葬式には参加しなかった
出ると、恐らく、櫻子は「感謝」されてしまう
公には、櫻子は道路で転んだ歳納先輩を助けようとしたのだから
本当は逆だけど
だから、私達は歳納先輩のお葬式には、参加しなかった
出ると、恐らく、櫻子は「感謝」されてしまう
公には、櫻子は道路で転んだ歳納先輩を助けようとしたのだから
本当は逆だけど
だから、私達は歳納先輩のお葬式には、参加しなかった
向日葵「……櫻子、気を落とさないで……」
櫻子「……」
向日葵「貴女が悪いわけじゃ……」
櫻子「……ありがとう」
櫻子「けど、今はその事には触れられたくない……ごめん」
向日葵「櫻子……」
櫻子「先に、生徒会室に行くね……」タッ
櫻子「……」
向日葵「貴女が悪いわけじゃ……」
櫻子「……ありがとう」
櫻子「けど、今はその事には触れられたくない……ごめん」
向日葵「櫻子……」
櫻子「先に、生徒会室に行くね……」タッ
向日葵「……」
向日葵(櫻子が、先に行ってくれた助かりましたわ……)
向日葵(だって、だって、私も、泣いてしまいそうですもの……)
向日葵(歳納先輩……)
向日葵(う、ううっ……)グスッ
向日葵(どうして、どうして死んでしまわれたのですか、どうしてっ……)ヒック
向日葵(私、もっと歳納先輩のこと、知りたかったのに……なのにっ)ヒック
向日葵(櫻子が、先に行ってくれた助かりましたわ……)
向日葵(だって、だって、私も、泣いてしまいそうですもの……)
向日葵(歳納先輩……)
向日葵(う、ううっ……)グスッ
向日葵(どうして、どうして死んでしまわれたのですか、どうしてっ……)ヒック
向日葵(私、もっと歳納先輩のこと、知りたかったのに……なのにっ)ヒック
~生徒会室前~
向日葵(……)ヒック
向日葵(駄目ですわ、何時までも泣いていたら……)
向日葵(きっと、きっと船見先輩や杉浦先輩は、私よりももっと……)
向日葵(もっと辛いはずですし……)
向日葵(当事者である櫻子も……きっと……)
『納得いかないよ!そんなの!』
向日葵「……!」ビクッ
向日葵(……)ヒック
向日葵(駄目ですわ、何時までも泣いていたら……)
向日葵(きっと、きっと船見先輩や杉浦先輩は、私よりももっと……)
向日葵(もっと辛いはずですし……)
向日葵(当事者である櫻子も……きっと……)
『納得いかないよ!そんなの!』
向日葵「……!」ビクッ
向日葵(い、今の声、生徒会室の中から……?船見先輩の声みたいでしたけど……)
『どうして、どうしてそんな事の為に、京子が!』
『ふ、船見さん、落ち着いて!』
『綾乃だって、こんなの納得できないって言ってただろ!』
『そ、そうだけど……』
向日葵(誰かと、喧嘩してる……)
向日葵(誰と?)
向日葵「あ……」
向日葵「ま、まさか……」
ガラッ
『どうして、どうしてそんな事の為に、京子が!』
『ふ、船見さん、落ち着いて!』
『綾乃だって、こんなの納得できないって言ってただろ!』
『そ、そうだけど……』
向日葵(誰かと、喧嘩してる……)
向日葵(誰と?)
向日葵「あ……」
向日葵「ま、まさか……」
ガラッ
結衣「はぁ……はぁ……」
櫻子「……」
綾乃「あ……古谷さん……」
向日葵(う、うそ、櫻子が……櫻子が……2人に攻められて?)
向日葵「や、やめてください……」
綾乃「古谷さん、違うの……」
向日葵「や、やめてください!さ、櫻子を攻めたって、歳納先輩は、歳納先輩はっ……」
結衣「……」ギリッ
櫻子「ひ、向日葵、違うの、これは……」
結衣「……」タッ
綾乃「あ、ふ、船見さんっ!」タッ
櫻子「……」
綾乃「あ……古谷さん……」
向日葵(う、うそ、櫻子が……櫻子が……2人に攻められて?)
向日葵「や、やめてください……」
綾乃「古谷さん、違うの……」
向日葵「や、やめてください!さ、櫻子を攻めたって、歳納先輩は、歳納先輩はっ……」
結衣「……」ギリッ
櫻子「ひ、向日葵、違うの、これは……」
結衣「……」タッ
綾乃「あ、ふ、船見さんっ!」タッ
向日葵「さ、櫻子が悪いわけじゃ……ありませんっ……」
向日葵「櫻子は、悪くない、悪くありませんわ……」ウルッ
櫻子「向日葵……」
向日葵「さ、櫻子、大丈夫、私が、私が守って差し上げますから……」ヒック
向日葵「大丈夫、大丈夫ですからっ……」グスッ
櫻子「……ごめん」
向日葵「だって、櫻子にだって、弱いところはあるんですから、幾ら強そうに見えても、何時も笑っていてもっ……」ヒック
向日葵「櫻子は、悪くない、悪くありませんわ……」ウルッ
櫻子「向日葵……」
向日葵「さ、櫻子、大丈夫、私が、私が守って差し上げますから……」ヒック
向日葵「大丈夫、大丈夫ですからっ……」グスッ
櫻子「……ごめん」
向日葵「だって、櫻子にだって、弱いところはあるんですから、幾ら強そうに見えても、何時も笑っていてもっ……」ヒック
~数週間後~
向日葵「櫻子、今日も生徒会の仕事、御苦労さまでしたわね」
櫻子「うん、杉浦先輩達がいない分、私達が頑張らないとね……」
向日葵「そう……ですわね……」
櫻子「ま、私の手にかかれば生徒会の一つや二つ、全然大したことじゃないんだけどさ!」
向日葵(櫻子、辛い癖に、それを隠すのが上手になりましたわね……)
向日葵「……ええ、最近の櫻子は、見違えるように頑張ってますわね」
櫻子「でしょー?」
向日葵「……杉浦先輩も、そのうち、きっと戻って来てくれますわよ……」
櫻子「……うん」
向日葵「櫻子、今日も生徒会の仕事、御苦労さまでしたわね」
櫻子「うん、杉浦先輩達がいない分、私達が頑張らないとね……」
向日葵「そう……ですわね……」
櫻子「ま、私の手にかかれば生徒会の一つや二つ、全然大したことじゃないんだけどさ!」
向日葵(櫻子、辛い癖に、それを隠すのが上手になりましたわね……)
向日葵「……ええ、最近の櫻子は、見違えるように頑張ってますわね」
櫻子「でしょー?」
向日葵「……杉浦先輩も、そのうち、きっと戻って来てくれますわよ……」
櫻子「……うん」
「ウエーンウエーン」
櫻子「あれ、子供が泣いてるや」
向日葵「ほんとですわ、どうしたのでしょう」
櫻子「おーい、どうしたの?」トテトテ
「風船が、また木に引っかかっちゃったの」
向日葵「あー……あれですわね……櫻子、ここれくらいの木ならちゃちゃっと登って……」
櫻子「んー、登るのは無理っぽいなあ……ちょっと何か道具探してくるよ」
向日葵「……え?」
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