元スレP「覚醒美希は可愛いなぁ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
51 :
心が痛い…
52 :
なんか全員微妙に腹黒いな
53 = 3 :
微妙・・・?
54 = 1 :
美希「ねぇ……事務所、辞めちゃうんだね」
P「誰から聞いたんだ? まぁ、辞めちゃうっていうか、クビだけどな」
美希「っ……げ、ゲームばっかりやってるからなの!」
P「ははっ、かもな」
美希「うぅ……」
P「ごめんな」
美希「え?」
P「偉そうなこと言って、結局途中で投げ出すような形になってしまって……くそっ」
美希(プロデューサーすごく悔しそう。こんな顔はじめて見るの……)
P「なぁ、美希。俺にはさ、プロデューサーとしての才能はなかったのかもしれないけど」
55 = 1 :
P「でも、美希には才能がある。本気になれば、ゲームの覚醒美希みたいになれるんだ」
美希「またゲームとミキを比べてるの……」
P「美希もやってみたらどうだ? やる前から否定してたら、できるもんもできないぞ?」
美希「ミキ、別にゲームなんて出来なくていいもん」
P「ゲームに限ったことじゃないって、美希なら、ダンスだって歌だって頑張ればもっと」
美希「お説教は、や! もうプロデューサーには関係ないでしょ!!」
P「……ハハ、そうだな。じゃあ、頑張ってな美希」
美希「ぁ……」
P「俺も、一ファンとして陰ながら応援してるよ!」
美希(プロデューサー……)
56 :
こう見えてゲームの才能はあったんだぜ?
57 = 1 :
数日後。
美希「あふぅ。あれ、皆は?」
小鳥「今日は直帰するって」
律子「というか、あんた寝過ぎよ」
美希「隣でゲームやる人がいないから良く眠れるの。あふぅ」
律子「あんたねぇ、そんなのんびりしてて良いと思ってるの?」
美希「だって、お仕事がないの」
律子「あんたがいつまでもヤル気出さないから、仕事が減って来ちゃってるんでしょ」
美希「そんなことないの。今まではのんびりでもお仕事来てたもん。だからミキは悪くないって思うな」
律子「じゃあ、何? 私やプロデューサーが悪いって言うの?」ガタッ
58 = 1 :
美希「ッ……」ビクッ
律子「はぁ、前のプロデューサーは、本当に仕事は出来る人だったのね」スタスタ
小鳥「あ、律子さんどこへ?」
律子「収録現場に行って来ます。今日はそのまま直帰するので……ここには戻りません」
小鳥「あ……ふふっ、そうですか。じゃあ、今日は誰も戻って来ないですね?」
律子「……いってきます」
ガチャ、バタン。
美希「っ……ぅ…ぐすっ……」
小鳥「美希ちゃん」
59 = 1 :
美希「どうして、律子…さんはミキに厳しくするの? プロデューサーなら、あんな風に言わないの」
小鳥「うふふ、プロデューサーさんが恋しくなっちゃった?」
美希「ちっ、違うもん!そんなんじゃないのっ!」
小鳥「ねぇ、美希ちゃん。ちょっとゲームやってみない?」
美希「……どうしてそんなこと言うの?」
小鳥「ん~、気晴らしにもなると思うし、物は試しで、ね」
――美希もやってみたらどうだ?
美希「……少しだけ、やってみる」
62 = 1 :
美希「あはっ、ゲームの中のミキ、全然ヤル気ないの」
美希『でも本当に、CDはネットで買った方が安いよ?』
美希「ム、CDショップのイベントなのに……ミキはこんなこと言わないの!」
小鳥「あはは、でも、お仕事に慣れない時は似たようなことがあったでしょ?」
美希「むぅ……」
小鳥「うふふっ」
――。
65 = 1 :
小鳥「あら、もうこんな時間、美希ちゃんはそろそろ帰らないとね」
美希「あ、ほんとだ。全然気が付かなかったの」
小鳥「随分集中してたもんね」
美希「うん……なんかね、ただのゲームなのに、そんな感じしないって言うか……」
小鳥「リアリティがある?」
美希「あ、そうかも。なんか、本当のことみたいってカンジ」
小鳥「良かったら、そのゲーム持って帰る?」
美希「え、いいの?」
小鳥「置いといたら捨てられちゃいそうだし、美希ちゃんがもらってあげて」
美希「……うん、わかったの」
66 = 3 :
小鳥さんも天使だったかー
67 :
超傑作の予感
68 = 1 :
数日後。
真美「ミキミキ、事務所に来なくなっちゃったね」
春香「お仕事はしてるみたいだけど……」
やよい「美希さんのスケジュールだけ、空きが増えてきちゃってますぅ」
春香「うーん、お見舞いに行ってみようかなぁ……ねぇ、千早ちゃん?」
千早「そっとしておいた方が良いんじゃないかしら」
響「でも、このままじゃ、美希が辞めちゃうかもしれないぞぉ!」
貴音「それもまた、美希自身が決めることです」
真美「そりゃそうだけどさぁ~」
69 = 67 :
まーでもアイマスやってる姿見られたら社会的に終わりだな
70 = 56 :
二人は既にプレイ済みなのか
71 = 3 :
出張に行く新幹線の中でSPやってたら客先の人に声かけられて死ぬかと思った
72 = 67 :
>>71
あるなあ
73 = 61 :
>>72
ねぇよ
74 = 1 :
美希自宅。
美希「………」
美希『ミキ、変わる!今日……ううん、今から!』
美希「あはっ、交通事故で助けられて~なんて、現実じゃありえないの」
覚醒美希『切ってみたの。この間、短い方が好きって言ってたから』
美希「わわっ!ミキ、髪の毛ショートにしちゃったんだぁ~」
覚醒美希『ミキね、ダメな写真は一枚も入れたくないの。上に行くためにも!』
美希「そんなにムキになったら、疲れちゃうって思うな」
覚醒美希『これからも、ずっとそばにいてね、ハニー』
美希「あははっ、プロデューサーをハニーなんて呼ばないの」
75 :
ないアルよ
76 = 1 :
覚醒美希『たくさんのカメラに囲まれてる時、どう動けばいいか見えてきたの』
美希「ゲームの中のミキ、すごく忙しそう……でも、きっと楽しいんだね」
覚醒美希『ミキ、コツわかっちゃったから。歌は、絵なんだなーって』
あ、そっか、
覚醒美希『全ッ然、大丈夫なの。ミキ、ハニーとたくさんレッスン積んできたもん』
もしかしたら、これって全部、
覚醒美希『ハニーの部屋、ミキのトロフィーだらけにしたいなって』
プロデューサーがミキに伝えたかったこと……?
――美希なら、ダンスだって歌だって頑張ればもっと。
美希「うん。ミキ、ちょっとだけ頑張ってみる。だから、見ててよね……〝ハニー〟」
77 :
美希可愛い
昼の偽美希には殺意がわいた
78 = 1 :
翌日。
美希「おはようなの」
春香「み、美希っ! 心配し……」ポカーン
千早「春香、どうし……美希、その髪………」
美希「ちょっとイメチェンしてみたの。どうかな?」
貴音「良く似合っていますよ、美希」
小鳥「ほんと、すごく可愛いわよ!」
美希「あはっ☆『ミキも、これけっこう、いいかなって』」
赤羽根P「あれ、声がしたけど、美希来てるのか?」
春香「プロデューサーさん見てください!美希が髪を!」
赤羽根P「え……うわっ!!?」
79 :
>>77
なんだそら
80 = 1 :
赤羽根P「ど、どうしたんだ!?その髪型はっ!?」
美希「ちょっとイメチェンなの」
赤羽根P「そ、そうか……」
美希「あ、そうだ! 春香に千早さん、午後からの歌のレッスン、ミキもいっしょしていいかな?」
春香「え、うん。私は良いけど……」
千早「私も別に構わないわ」
美希「ありがとうなの!」
赤羽根P「ははっ、美希、今日はやけにやる気だな」
美希「うん!ミキね、いろいろと出遅れちゃってるから、頑張らないといけないの」
赤羽根P「そっか、早く〝皆に追い付けるように〟頑張らなくちゃな!」
81 = 77 :
>>79
星井美希だけど質問ある?ってスレが立ってた
暴言乱発で酷かったwww
82 = 1 :
ダンスレッスン。
美希「先生、ここの振り付けなんだけど……」
トレーナー「え、星井さん……? え、ええ、そこはね、もっとこうした方が」
亜美「(ねぇねぇ、ミキミキどうしたんだろう?)」
伊織「(知らないわよ。仕事も減って来てたし、焦り始めたんじゃないの)」
真「(ちょっと伊織、そんな言い方!)」
伊織「(あによ、別に悪いことじゃないでしょ!)」
雪歩「でも本当に、なにがあったのかな? 美希ちゃん、髪まで切っちゃって……」
あずさ「失恋、かしら?」
83 = 1 :
ガチャ。
赤羽根P「皆やってるかー」
「「「「ええーっ!!?」」」」
赤羽根P「っ! な、なんだ?」
雪歩「うぅっ……美希ちゃんがぁ……」
亜美「失恋しちゃったんだよぉ」
赤羽根P「お、おいおい、いきなり何の話だ? 美希が失恋って」
あずさ「あ、いえ、違うんですプロデューサーさん。実は……」
――。
84 :
支援は紳士のつとめ
85 = 1 :
赤羽根P「うーん、正直判断し兼ねる話ですね」
あずさ「すみません、私が余計なことを言ってしまったから……」
赤羽根P「いえ、美希の変化には俺も皆も驚いてましたし」
亜美「そうだよ→、本当に失恋かもしんないじゃん!」
真「プロデューサー、ボク達はどうしたら良いでしょう」
赤羽根P「そうだな……」
伊織「ほっとくしかないでしょ?」
真「伊織っ!」
赤羽根P「……いや、伊織の言う通りだ、しばらくは様子を見よう。皆、良いな?」
全員「わかりました……」
86 = 67 :
今日はいい日だ
87 :
しえん
88 = 1 :
赤羽根P「美希、ちょっと良いか?」
美希「あ、ごめんなさいなの。ミキ、すぐに歌のレッスンに行かなくちゃ」ダッ
赤羽根P「あ、おい!……あの、今日の美希はどんな様子だったでしょうか?」
トレーナー「正直驚きました。星井さん、一度説明を聞いただけで振りを全て覚えてしまって」
赤羽根P「え?」
トレーナー「しかも、二回目以降踊るときには、自分なりのアレンジまで加えてるんです」
赤羽根P「二回目にはダンスを自分の物に……? そんなこと、あり得るんですか?」
トレーナー「私もこんなこと初めてで……それと今日の練習でダンスレベルは菊池さんと並びました」
赤羽根P「ええっ!?」
89 :
さるよけ
90 = 1 :
亜美「ねぇ、みんな……」
伊織「なによ?」
あずさ「どうしたの、亜美ちゃん」
亜美「亜美ね、ミキミキの髪型、どっかで見たような気がしてケータイで調べてみたんだ……」
真「何か、あったの?」
亜美「オタピーがやってたゲームの中で、ミキミキが髪を切るストーリーがあるらしいんだよ」
雪歩「ま、まさか……」フルフル
亜美「うん。これが、髪切ったゲームのミキミキ……」
全員「っ!!?」
91 :
今夜は眠れんな…
④
92 :
明日は絶望的だな…
④
93 :
明日一限・・・
94 = 1 :
みんなごめんね。
手直ししながらだから、遅くなっちゃって…。
明日は仕事だけど、一応最後までやるのでお付き合い下さい。
96 = 1 :
真「これ、今の美希と同じ髪型じゃないか!」
伊織「何よアイツ……焦ってるからって、ゲームと同じ髪型にするわけ?」
雪歩「美希ちゃん、どうして……」ウルウル
あずさ「前のプロデューサーさんの影響かしら」
真「でもさ、美希って前のプロデューサーのこと嫌ってたよね」
亜美「だよねぇ……じゃあ、やっぱし、焦りで?」
伊織「あのバカ、後で問い詰めてやるんだから!」
雪歩「で、でも!プロデューサーには様子を見るようにって言われたよ?」
伊織「そんなこと言ってたら、私達までそういうイメージが付いちゃうかもしれないでしょ!」
亜美「オタッキープロダクション……」ボソ
全員「ぅ……」ドヨーン
97 = 92 :
かまわないのではよ
98 = 1 :
事務所。
美希「春香も千早さんもありがとうなの。いろいろ勉強になっちゃったってカンジ」
千早「私の方こそ、美希のお陰でコーラスの練習もできたから」
春香「それにしても美希すごいよ! 少し練習しただけで、全部完璧にできちゃうんだもん!」
千早「ふふっ、本当ね。あのまま続けてたら、追い抜かれていたかも」
春香「あはは! 私なんて、開始三十分で追い抜かれてたよ!」
千早「笑い事じゃないと思うけど……トレーナーもそう言ってたわね」
春香「あははっ!ははっ、は………うぅ、私っていったい……」
美希「ううん。ミキなんて、まだまだ全然なの」
千早「美希?」
99 = 1 :
伊織「ちょっといいかしら」
美希「あ、でこちゃん、おつかれさまなの~」
伊織「ええ、おつかr……じゃなくて!」
亜美「いおりん、出鼻を挫かれてますなぁ」
真「美希、聞きたいことがあるんだ。その髪型のことで……」
伊織「ちょっと!私が聞くって言ってんでしょ!」
美希「……なにかな?」
100 = 1 :
真「あのね、その髪型って、ゲームキャラの美希の髪型だよね」
春香「ええっ!?」
千早「どういうことなの?」
亜美「ごめんねミキミキ、亜美が見付けちゃったんだ……」
伊織「さぁ、どういうことか説明してもらおうかしら」
美希「うーん、説明って言われてもぉ……」
伊織「アンタまさか、あのゲームやったんじゃないでしょうねぇ?」
美希「うん、やってみたの!」
みんなの評価 : ★★
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