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元スレP「覚醒美希は可愛いなぁ」

みんなの評価 : ★★
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事務所。
P「これを見るためにXBOX買ったんだもんな~」
美希「あふぅ」
P「それに比べて、この子は……」
美希「ねぇ、プロデューサー。ミキ、キャラメルマキアート飲みたいってカンジ」
P「ほほぅ、それで?」
美希「買って来て」
P「あのなぁ、俺は美希のパシリじゃないんだぞ」
美希「ム、買ってきてくれなきゃ、や! じゃないと、ミキ今日のお仕事できないの!」
P「はぁ……やれやれ、わかったよ」
P「これを見るためにXBOX買ったんだもんな~」
美希「あふぅ」
P「それに比べて、この子は……」
美希「ねぇ、プロデューサー。ミキ、キャラメルマキアート飲みたいってカンジ」
P「ほほぅ、それで?」
美希「買って来て」
P「あのなぁ、俺は美希のパシリじゃないんだぞ」
美希「ム、買ってきてくれなきゃ、や! じゃないと、ミキ今日のお仕事できないの!」
P「はぁ……やれやれ、わかったよ」
美希「ふぅ、やっと行ったの」
伊織「にひひ、あんなオタクをプロデューサーだなんて、あんたって物好きね」ニヤニヤ
美希「でこちゃんうるさいの!ミキだって、好きで一緒にいるわけじゃないもん!」
亜美「くくっ、ミキミキかわいそ→。あの人って見た目は普通なのに、オタクじゃねぇ~」
あずさ「気配りもできる方なのに、事務所でゲームさえしなければ良いのだけれど……」
律子「仕事もできるのに、ゲームの所為でアイドル達からは引かれてますからね」
覚醒美希『ねぇ、ハニー!』
伊織「ぶはっ、くくっ……い、今、ハニーって、くくくっ」
亜美「ミキミキィ~、積極的だねぇ~」ニヤニヤ
美希「ミキはそんなこと言わないのっ!」
伊織「にひひ、あんなオタクをプロデューサーだなんて、あんたって物好きね」ニヤニヤ
美希「でこちゃんうるさいの!ミキだって、好きで一緒にいるわけじゃないもん!」
亜美「くくっ、ミキミキかわいそ→。あの人って見た目は普通なのに、オタクじゃねぇ~」
あずさ「気配りもできる方なのに、事務所でゲームさえしなければ良いのだけれど……」
律子「仕事もできるのに、ゲームの所為でアイドル達からは引かれてますからね」
覚醒美希『ねぇ、ハニー!』
伊織「ぶはっ、くくっ……い、今、ハニーって、くくくっ」
亜美「ミキミキィ~、積極的だねぇ~」ニヤニヤ
美希「ミキはそんなこと言わないのっ!」
あずさ「ふっ、二人ともっ……わ、わらっひゃ!……悪ひ…わ」プルプル
伊織「あっははははは!」
亜美「にっひひひひひ!」
美希「っ」クルッ、スタスタ…
伊織「くくっ……み、美希、はぁ、はぁ……どこ行くのよ。あいつ戻って来るわよ」
美希「ふんっ、あんな人知らないのっ!」ダッ
――ドン!
P「うわ!っと、走ったら危ないだろ。ほら、キャラメルマキアートだぞ」
美希「いらないのっ!」ダッ
P「あ、おい!」
………。
現場へ移動中。
P「まったく、仕事前に飛び出して行くから焦ったじゃないか」
美希「プロデューサー、あんまりミキに近付かないでほしいの」
P「はぁ?何でだよ?」
美希「オタクがうつるの」
P「オタクって……俺オタクかぁ?」
美希「いっつも事務所でゲームしてるし、立派なオタクだって思うな!」
P「休み時間だけだろ? それに、やってるのも765プロがモデルになったゲームじゃないか」
美希「なんでも一緒なの!みんなだって、プロデューサーはオタクだって言ってるの!」
P「えっ、マジかよ!? ひっでぇなぁ」
P「まったく、仕事前に飛び出して行くから焦ったじゃないか」
美希「プロデューサー、あんまりミキに近付かないでほしいの」
P「はぁ?何でだよ?」
美希「オタクがうつるの」
P「オタクって……俺オタクかぁ?」
美希「いっつも事務所でゲームしてるし、立派なオタクだって思うな!」
P「休み時間だけだろ? それに、やってるのも765プロがモデルになったゲームじゃないか」
美希「なんでも一緒なの!みんなだって、プロデューサーはオタクだって言ってるの!」
P「えっ、マジかよ!? ひっでぇなぁ」
美希「っていうか、なんでいつも美希が寝てると隣でゲームしてるの?」
P「……たまたまだよ」
美希「それに、すぐゲームの中のミキと、本物のミキを比べるし」
P「お、やきもちか?」ニヤリ
美希「プロデューサー、本当にキモいって思うな」
P「ま、真顔で言うなよ……」
美希「あーあ、ミキの担当、律子…さんがよかったの」
P「おまっ、本人を前にっ!」
美希「そうすれば、竜宮小町にも入れて、今よりもっと有名になれたって思うな」
P「いや、今以上に有名になれないのは、美希が本気で頑張らないからだろ……」
P「……たまたまだよ」
美希「それに、すぐゲームの中のミキと、本物のミキを比べるし」
P「お、やきもちか?」ニヤリ
美希「プロデューサー、本当にキモいって思うな」
P「ま、真顔で言うなよ……」
美希「あーあ、ミキの担当、律子…さんがよかったの」
P「おまっ、本人を前にっ!」
美希「そうすれば、竜宮小町にも入れて、今よりもっと有名になれたって思うな」
P「いや、今以上に有名になれないのは、美希が本気で頑張らないからだろ……」
現場。
P「おはようございます!」
美希「あふぅ」
P「って、こら!挨拶しろって!」
赤羽根P「あ、どうもプロデューサー」
真美「おはよ→ミキミキ」
美希「あ、真美、おはようなの」
P「二人とも早いな、今日はよろしく」
真美「くふふっ、ねぇ、ゲームしてて遅れたの?」
P「え?」
赤羽根P「こら、真美!」
真美「にひひ、ミキミキも大変だねぇ~」
美希「…………」
赤羽根P「あの、プロデューサー」
P「ん、なんだ?」
赤羽根P「(ちょっと美希がかわいそうですよ、なんであんな物を……)」
P「おいおい、あんな物はないだろ。皆がモデルになったゲームだぞ?」
赤羽根P「しかし……」
P「うちはあのゲームで名が売れたわけだし、続編の話だってあるかもしれないぞ」
赤羽根P「はぁ、わかりました、もういいです……こら真美、美希をからかうな!」
真美「は~い」
美希「…………」
赤羽根P「あの、プロデューサー」
P「ん、なんだ?」
赤羽根P「(ちょっと美希がかわいそうですよ、なんであんな物を……)」
P「おいおい、あんな物はないだろ。皆がモデルになったゲームだぞ?」
赤羽根P「しかし……」
P「うちはあのゲームで名が売れたわけだし、続編の話だってあるかもしれないぞ」
赤羽根P「はぁ、わかりました、もういいです……こら真美、美希をからかうな!」
真美「は~い」
真美「にひひ、ミキミキも大変だねぇ~」
美希「…………」
赤羽根P「あの、プロデューサー」
P「ん、なんだ?」
赤羽根P「(ちょっと美希がかわいそうですよ、なんであんな物を……)」
P「おいおい、あんな物はないだろ。皆がモデルになったゲームだぞ?」
赤羽根P「しかし……」
P「うちはあのゲームで名が売れたわけだし、続編の話だってあるかもしれないぞ」
赤羽根P「はぁ、わかりました、もういいです……こら真美、美希をからかうな!」
真美「は~い」
美希「………」
P「美希、大丈夫か? まぁ気にするなよ」
美希「えいっ!」ゲシッ
P「い゙でっ!おまっ、脛蹴んなっ……っ」
美希「ふんっ」
真美「あーあ、ミキミキかわいそ→」
P「誰の所為だ誰の……」
赤羽根P「真美、美希と一緒に行って来い。カメラさんに挨拶するんだぞ」
真美「はーい、ミキミキ行こう!」
美希「う、うんっ」
事務所。
真美「お疲れ→!」
美希「お疲れさまなの……」
赤羽根P「皆ただいま」
春香「あ、プロデューサーさん、お疲れ様です」
真「あれ、美希のプロデューサーは?」
美希「ミキのじゃないもん!」
赤羽根P「こら、なんてこと言うんだ。プロデューサーなら千早と貴音の現場だよ」
響「それって、竜宮小町と一緒の現場さー」
春香「みんな大丈夫かなぁ」
真美「ぷぷっ、オタピーにイタズラされないか?」
春香「ちょっと真美ぃ! ち、違いますからね、プロデューサーさん!」
赤羽根P「ははっ、分かってるよ」
真「律子もいるし、きっと大丈夫だよ」
真美「え→、わっかんないよぉ~?」
響「うぅ、自分も不安になってきたぞ……貴音、大丈夫かなぁ」
春香「だ、大丈夫だよ! ですよね、プロデューサーさん?」
赤羽根P「ああ、春香の言う通りだ。皆そんなこと言ったら失礼だぞ」
真美「うわっ、はるるんずっこいよ!」
真「そうだよ、春香が言い出したことなのに……」
響「う~、貴音が心配だぞぉ~」
赤羽根P「ははっ、分かってるよ」
真「律子もいるし、きっと大丈夫だよ」
真美「え→、わっかんないよぉ~?」
響「うぅ、自分も不安になってきたぞ……貴音、大丈夫かなぁ」
春香「だ、大丈夫だよ! ですよね、プロデューサーさん?」
赤羽根P「ああ、春香の言う通りだ。皆そんなこと言ったら失礼だぞ」
真美「うわっ、はるるんずっこいよ!」
真「そうだよ、春香が言い出したことなのに……」
響「う~、貴音が心配だぞぉ~」
雪歩「何の話ですか?」
真「ああ、雪歩。美希のプロデューサーの話だよ」
美希「だから、ミキのじゃないの!」
雪歩「はううぅっ!!」
響「わっ、びっくりした……なんなんさー雪歩ぉー」
雪歩「うぅ、実は昨日、美希ちゃんのプロデューサーにゲームを勧められて……」
真「ええっ、それほんと!?」
真美「うわぁ、本格的にキモいですなぁ」
春香「前はあんな感じじゃなかったよね?」
真「もうちょっと爽やかな感じだったと思うけど」
真美「う~ん、変わったのってやっぱり?」
雪歩「あのゲームが原因だよぉ~」
真「聞いた話しによると、ゲームの中身にまで口出ししたらしいよ」
響「うわ、それはメーカーさんも大迷惑さー」
真「特に美希のストーリーに口出ししたとか」
雪歩「うぅ、ちょっと怖いよねぇ」
響「(って、美希に聞こえるぞ!)」
春香「美希なら………寝たみたいだし大丈夫だよ」
美希(…………)
真美「う~ん、変わったのってやっぱり?」
雪歩「あのゲームが原因だよぉ~」
真「聞いた話しによると、ゲームの中身にまで口出ししたらしいよ」
響「うわ、それはメーカーさんも大迷惑さー」
真「特に美希のストーリーに口出ししたとか」
雪歩「うぅ、ちょっと怖いよねぇ」
響「(って、美希に聞こえるぞ!)」
春香「美希なら………寝たみたいだし大丈夫だよ」
美希(…………)
亜美「みんなお疲れ→」
伊織「あーあ、疲れたわ~」
あずさ「あらあら、伊織ちゃんたら」
千早「お疲れ様です」
貴音「ただ今戻りました」
赤羽根P「ああ、皆お疲れ様。あれ、プロデューサーと律子は?」
千早「二人なら、話があるということだったので……」
伊織「にひひ、きっとあの変態、律子に死ぬほど絞られてるわよ♪」
亜美「あはははっ!オタピーかわいそ→」
真「美希のプロデューサー、何かやらかしたの?」
伊織「ええ。よりによって、この私にあのオタク臭いゲームを勧めてきたのよ!」
真美「あちゃ→、いおりんもかぁ~」
伊織「私達がモデルのゲームなのは分かるけど、別にやる必要なんてないじゃない!」
赤羽根P「まぁまぁ、プロデューサーも765プロの出世作だって言ってたし、思い入れがあるんだよ」
伊織「はんっ!私達が売れたのは私達の実力でしょ!」
千早「そうかしら?」
伊織「ッ! だったら、千早があのゲームをやってやれば良いじゃないっ!」
千早「……私は、歌以外興味ないから」フイッ
伊織「ええ。よりによって、この私にあのオタク臭いゲームを勧めてきたのよ!」
真美「あちゃ→、いおりんもかぁ~」
伊織「私達がモデルのゲームなのは分かるけど、別にやる必要なんてないじゃない!」
赤羽根P「まぁまぁ、プロデューサーも765プロの出世作だって言ってたし、思い入れがあるんだよ」
伊織「はんっ!私達が売れたのは私達の実力でしょ!」
千早「そうかしら?」
伊織「ッ! だったら、千早があのゲームをやってやれば良いじゃないっ!」
千早「……私は、歌以外興味ないから」フイッ
春香「と、ところで千早ちゃん、大丈夫だった?」
千早「何が?」
響「た、貴音も無事か?」
貴音「どういうことでしょう?」
春香「変なことされなかった? ねぇ、やっぱり千早もプロデューサーさんを担当に……」
響「貴音もだぞぉ!いい加減にこっちに来るさー!」
千早「私は、歌がやれれば別に誰でも良いから」スタスタ
春香「待ってよ千早ちゃん!」
貴音「わたくしも失礼いたします」
響「あ、待つさ、貴音ぇ!」
亜美「あちゃ→、千早お姉ちゃんとお姫ちんの奪還は失敗ですな→」
伊織「ったく、あんな変態のどこが良いんだか!」
真美「ほんとほんと→」
雪歩「うぅ、千早ちゃんに四条さん……」
真「あーあ、961プロの妨害が無くなったと思ったらこれだもんなぁ」
あずさ「困ったものね~」
美希「あふぅ」ムク
亜美「あ、ミキミキおはよ→。って、ちょっと目ぇ赤いよ?」
美希「トイレ、行ってくるの」ダッ
事務所外。
美希(……あのまま事務所を出てきちゃったの)トボトボ
P「あれ? おーい、美希ぃ~!」
美希「プロデューサー……ふんっ!」プイ
P「おつかれ~って、いきなりご機嫌斜めか?」
美希「プロデューサーなんて、どっか行っちゃえばいいの!」
P「フ、そんなこと言ってられるのも今の内だぞ?」ニヤリ
美希「キモいの」
P「おまっ……いや、まぁ聞いてくれ。美希のライブイベントへの出演が決まったぞ」
美希「ほ、ほんと? やったー!!」
P「ははっ、ステージに立ちたいって言ってたもんな」
美希(……あのまま事務所を出てきちゃったの)トボトボ
P「あれ? おーい、美希ぃ~!」
美希「プロデューサー……ふんっ!」プイ
P「おつかれ~って、いきなりご機嫌斜めか?」
美希「プロデューサーなんて、どっか行っちゃえばいいの!」
P「フ、そんなこと言ってられるのも今の内だぞ?」ニヤリ
美希「キモいの」
P「おまっ……いや、まぁ聞いてくれ。美希のライブイベントへの出演が決まったぞ」
美希「ほ、ほんと? やったー!!」
P「ははっ、ステージに立ちたいって言ってたもんな」
美希「あはっ☆ じゃあ、プロデュースよろしくお願いしますなの、律子…さん!」
P「おう!って、俺じゃないのかよっ!」
律子「まったく、何を言ってるのよ」
P「うわっ、いつの間に!?」
律子「私は竜宮小町で手一杯だから無理」
美希「えぇ~~」
律子「気持ちは分かるけど、仕事を取ってきたのはプロデューサーなんだし、我慢しなさい」
P「が、我慢て……」
律子「それに、竜宮小町だって参加できないような大型イベントよ。これはチャンスじゃない」
P「おう!って、俺じゃないのかよっ!」
律子「まったく、何を言ってるのよ」
P「うわっ、いつの間に!?」
律子「私は竜宮小町で手一杯だから無理」
美希「えぇ~~」
律子「気持ちは分かるけど、仕事を取ってきたのはプロデューサーなんだし、我慢しなさい」
P「が、我慢て……」
律子「それに、竜宮小町だって参加できないような大型イベントよ。これはチャンスじゃない」
美希「うぅ~、でも~」
律子「成功させれば、担当プロデューサーを変えてもらえるかもしれないわよ?」
美希「そっか!じゃあ、ミキ頑張るの!」
P「お前らな……いや、まぁ、頑張ってくれるなら何でも良いか……」ガックシ…
美希「じゃあ、プロデューサー、新しい衣装とか用意しておいてねっ」
P「ああ、ミキも練習頑張れよ?」
美希「えぇー、練習はそんなにしなくても大丈夫って思うな」
P「美希のポテンシャルの高さは認めるけど、そんな考え方じゃ成功しないぞ?」
美希「ム、お説教は、や!」ダッ
P「あ、おい!」
律子「成功させれば、担当プロデューサーを変えてもらえるかもしれないわよ?」
美希「そっか!じゃあ、ミキ頑張るの!」
P「お前らな……いや、まぁ、頑張ってくれるなら何でも良いか……」ガックシ…
美希「じゃあ、プロデューサー、新しい衣装とか用意しておいてねっ」
P「ああ、ミキも練習頑張れよ?」
美希「えぇー、練習はそんなにしなくても大丈夫って思うな」
P「美希のポテンシャルの高さは認めるけど、そんな考え方じゃ成功しないぞ?」
美希「ム、お説教は、や!」ダッ
P「あ、おい!」
P「……ったく、才能はピカイチなんだけどなぁ」
律子「そうですか? 私は正直、今のあの子はアイドルに向いてない気がします」
P「おいおい、そんなこと言うなよ。美希は律子のこと慕ってるんだぞ?」
律子「頼んだわけじゃありません」
P「そんな冷たいこと言うなよ~」
律子「私、あの子とは合わないです」
P「そ、そんなキッパリと……」
律子「私には、あの子の担当は無理ですから」スタスタ
P「ちょっ、律子!?」
――。
律子「そうですか? 私は正直、今のあの子はアイドルに向いてない気がします」
P「おいおい、そんなこと言うなよ。美希は律子のこと慕ってるんだぞ?」
律子「頼んだわけじゃありません」
P「そんな冷たいこと言うなよ~」
律子「私、あの子とは合わないです」
P「そ、そんなキッパリと……」
律子「私には、あの子の担当は無理ですから」スタスタ
P「ちょっ、律子!?」
――。
後日(ダンスレッスン)
P「ほら、もう十分休んだろ? 練習再開するぞ」
美希「もうちょっとぉ、もうちょっと休んでからぁ……」
P「はぁ、このままだと、本当に大勢のお客さんの前で失敗しちゃうぞ?」
美希「うぅ~、わかったの~」
P「すみませんトレーナー、お願いします」
トレーナー「あ、はい。じゃあ、再開しましょうか」
美希「はぁい……」
P(まったく、練習させるのも一苦労だな)
P「ほら、もう十分休んだろ? 練習再開するぞ」
美希「もうちょっとぉ、もうちょっと休んでからぁ……」
P「はぁ、このままだと、本当に大勢のお客さんの前で失敗しちゃうぞ?」
美希「うぅ~、わかったの~」
P「すみませんトレーナー、お願いします」
トレーナー「あ、はい。じゃあ、再開しましょうか」
美希「はぁい……」
P(まったく、練習させるのも一苦労だな)
トレーナー「星井さん、少し遅れてるわよ」
美希「うぅ……ミキ、そんなに速く踊れないよぉ~」
P(美希の奴、全然本気でやってないな)
トレーナー「はぁ、じゃあ、もう一度最初から通してみましょうか」
P(さすがのトレーナーも呆れてるじゃないか)
美希「むぅ……あふぅ」
P(欠伸なんかして、こりゃあ、後で説教しないとな)
美希「うぅ……ミキ、そんなに速く踊れないよぉ~」
P(美希の奴、全然本気でやってないな)
トレーナー「はぁ、じゃあ、もう一度最初から通してみましょうか」
P(さすがのトレーナーも呆れてるじゃないか)
美希「むぅ……あふぅ」
P(欠伸なんかして、こりゃあ、後で説教しないとな)
P「なぁ、美希。そろそろ本気になってみないか」
美希「ミキ、本気で練習してたよ?」
P「いや、今日の練習もだけど、本気でトップアイドルを目指さないか?」
美希「ミキはミキなりに頑張ってるの……」
P「……じゃあ、せめて、今回のライブだけは成功させてくれ」
美希「言われなくてもわかってるの」プイッ
P「頼むぞ? 今回の仕事は、かなり無理して取ってきたんだからな」
美希「むぅ、プロデューサーしつこいの!」
そして本番。
結論から言うと、美希のライブイベントは失敗した。
歌にも踊りにもミスこそなかったが、それだけだった。
観客は特別盛り上がることもなく、淡々と拍手を送っていた。
イベントの主催側は、責めこそしなかったが、期待外れという態度を隠さなかった。
P(ノーミスだったんだ。今の美希からすれば良くやった方だろう)
P(これは俺のミスだ。美希の才能を過大評価し過ぎたんだ)
P「……こりゃあ、覚悟しておく必要があるかもな」
結論から言うと、美希のライブイベントは失敗した。
歌にも踊りにもミスこそなかったが、それだけだった。
観客は特別盛り上がることもなく、淡々と拍手を送っていた。
イベントの主催側は、責めこそしなかったが、期待外れという態度を隠さなかった。
P(ノーミスだったんだ。今の美希からすれば良くやった方だろう)
P(これは俺のミスだ。美希の才能を過大評価し過ぎたんだ)
P「……こりゃあ、覚悟しておく必要があるかもな」
社長室。
社長「まずは、ライブイベントご苦労だったね」
P「いえ、申し訳ありませんでした。あの、それで業界内には……」
社長「うむ、良くない風評が出回っているが、今のところ他の子に飛び火するものではない」
P「そうですか。しかし、何の説明もなく放置すれば……」
社長「ああ、765プロ全体のイメージに関わる可能性もある」
P(何らかの形で、責任を取る必要があるってことだな)
社長「正直、星井君の才能は惜しいが、765プロでこれ以上育たないのなら」
「他のプロダクションを見る機会を与えるのも彼女の為だと思うのだよ」
P(おいおい、この状況で美希を辞めさて、他のプロダクションに移籍なんてできるか?)
P「…………社長、提案があるのですが」
社長「……本気、なのかね?」
P「はい。元々俺の責任ですし、懲罰的な処分を下した方が周りも納得するでしょう」
社長「だが、ゲームとのタイアップなど、君の功績を考えると解雇などありえないのだが……」
P「いえ、結果的に今回の失敗で765プロのイメージを損ねてしまいましたから」
社長「そうか……だが、まぁ、君の手腕は業界内でも有名だ。きっと引く手数多に違いない」
P「ハハ、ありがとうございます……では、失礼します」
ガチャ、バタン。
小鳥「プロデューサーさん……」
P「音無さん、今後のことでちょっと」
小鳥「はい、わかっています」
亜美「みんな聞いた!?オタピー辞めちゃうんだって!」
伊織「律子も春香達のプロデューサーもいるんだし、あいつは最初から邪魔なのよ」
雪歩「でもこれで安心ですぅ」
春香「あれ、千早ちゃん達の担当はどうなるんだろ?」
千早「私と四条さんは、春香達のプロデューサーが担当するみたい」
響「ありゃ、美希はどうなるんだ?」
貴音「美希は……らいぶいべんとの失敗もあるので、暫くは活動自粛だそうです」
真「えっ! 美希は歌も踊りもミスしてなかったじゃないか!」
真美「ミキミキかわいそ→!ちょ→とばっちりじゃん!」
事務所のドア前。
美希「……」
あずさ「あら、美希ちゃんおはよう」
やよい「うっうー!おはようございます!」
美希「あずさにやよい……おはようなの」
あずさ「ドアの前でどうかしたの?」
やよい「事務所に入らないんですかぁ?」
美希「っ……み、ミキ、ちょっと忘れ物しちゃったから戻るね!」ダッ
やよい「美希さん?」
あずさ「あらあら~」
美希「……」
あずさ「あら、美希ちゃんおはよう」
やよい「うっうー!おはようございます!」
美希「あずさにやよい……おはようなの」
あずさ「ドアの前でどうかしたの?」
やよい「事務所に入らないんですかぁ?」
美希「っ……み、ミキ、ちょっと忘れ物しちゃったから戻るね!」ダッ
やよい「美希さん?」
あずさ「あらあら~」
美希「はぁ……思わず逃げてきちゃったの」
美希(それにしても、プロデューサー、事務所辞めちゃうんだ)
美希「ミキの所為かな……」
ポン。
P「よ、お疲れ」
美希「きゃぁああーっ!」
P「ぎゃああああっ!って、俺だ俺!!」
美希「あ、なんだ、プロデューサーなの」
P「なんだと思ったんだよ、ったく……」
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