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元スレP「渋谷凛と同棲してから他アイドル達の質問責めがスゴい」
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――…
あの後、私と千早さんはそれぞれの買い物をしてからプロデューサーに家まで送ってもらった。幸い、二人とも徒歩だったし。
「なんであんな事言ったんだろ……」
自慢じゃないけど恋愛には疎い方だ。恋愛感情の機微というやつは、相手も……私自身の気持ちもわかりにくい。いっそ顔や胸にメーターが付いていたら分かりやすいのに。
……プロデューサーへ向ける想いは、そういうものでは無いと思う。
誉められたり、頭を撫でられたりすると顔が赤くなったり、心臓が跳ねたりしたり。
待ち受けはあの人とのツーショットだけど特に意味はない。会う用事が無いときに、代わりに液晶であの人の顔を見たりするだけ。
「よくわかんないな……」
ベッドへ横になり、天井を見る。
少し、ウトウトしてきた。こういう時はそのまま仮眠をとって、その後にお風呂へ向かう方がスッキリする。
寝る前は、大概プロデューサーの事を考えるけど。それは少しだけ、
だって、そうすると不思議と安心して……すぐに寝てしまう…か…………ら…。
ムニャ。
あの後、私と千早さんはそれぞれの買い物をしてからプロデューサーに家まで送ってもらった。幸い、二人とも徒歩だったし。
「なんであんな事言ったんだろ……」
自慢じゃないけど恋愛には疎い方だ。恋愛感情の機微というやつは、相手も……私自身の気持ちもわかりにくい。いっそ顔や胸にメーターが付いていたら分かりやすいのに。
……プロデューサーへ向ける想いは、そういうものでは無いと思う。
誉められたり、頭を撫でられたりすると顔が赤くなったり、心臓が跳ねたりしたり。
待ち受けはあの人とのツーショットだけど特に意味はない。会う用事が無いときに、代わりに液晶であの人の顔を見たりするだけ。
「よくわかんないな……」
ベッドへ横になり、天井を見る。
少し、ウトウトしてきた。こういう時はそのまま仮眠をとって、その後にお風呂へ向かう方がスッキリする。
寝る前は、大概プロデューサーの事を考えるけど。それは少しだけ、
だって、そうすると不思議と安心して……すぐに寝てしまう…か…………ら…。
ムニャ。
――…
『プロデューサーは、その、り、凛とは恋人同士なのか!?』
P「……もうすぐ本番だから、口を慎め。響」
響「だ、だって自分……見たんだ携帯で…」
P「……携帯?」
響「ほらコレだぞ。掲示板に【765プロのプロデューサー、歌姫 千早と新人アイドルとで恋の板挟みか!】って見出しが……」
P「これは……昨日の…」
P「マズイな、誤解とはいえネットに画像が流れたら回収は不可能だ」
P「これから真偽追求の電話が鳴りまくるんだろうな……」ハァ
P「しかし、今は響。お前の仕事が最優先だ」
P「完璧にこなしてこい」ポン
響「…………ん」
響「うん! 自分完璧だからなっ! 仕事も完璧にこなしてみせるゾ!!」
P「そうだ、その調子だ」
P「…………しかし、マズいな」
『プロデューサーは、その、り、凛とは恋人同士なのか!?』
P「……もうすぐ本番だから、口を慎め。響」
響「だ、だって自分……見たんだ携帯で…」
P「……携帯?」
響「ほらコレだぞ。掲示板に【765プロのプロデューサー、歌姫 千早と新人アイドルとで恋の板挟みか!】って見出しが……」
P「これは……昨日の…」
P「マズイな、誤解とはいえネットに画像が流れたら回収は不可能だ」
P「これから真偽追求の電話が鳴りまくるんだろうな……」ハァ
P「しかし、今は響。お前の仕事が最優先だ」
P「完璧にこなしてこい」ポン
響「…………ん」
響「うん! 自分完璧だからなっ! 仕事も完璧にこなしてみせるゾ!!」
P「そうだ、その調子だ」
P「…………しかし、マズいな」
――…
P『―……はい、スミマセン。はい……はい…』
ピッ
P「ふぅ……」
P「幸いゴシップ記者は数人ほどしか来ていないみたいだな」
P「それよりもファンからの電凸が鳴り止まないみたいだ」
P「……凛と千早はどうしているだろうか」
P「こっちの収録が終わり次第向かってみるか」チラ
響『じぶん、完璧だからペンギンとも仲良くなれるさー!!』ニコッ
P「……」
P「響の笑顔を見ると癒されるな……さすがアイドルだ」
P「あっちの二人は満面の笑顔が得意じゃ無さそうだけどな……」ハハ
P『―……はい、スミマセン。はい……はい…』
ピッ
P「ふぅ……」
P「幸いゴシップ記者は数人ほどしか来ていないみたいだな」
P「それよりもファンからの電凸が鳴り止まないみたいだ」
P「……凛と千早はどうしているだろうか」
P「こっちの収録が終わり次第向かってみるか」チラ
響『じぶん、完璧だからペンギンとも仲良くなれるさー!!』ニコッ
P「……」
P「響の笑顔を見ると癒されるな……さすがアイドルだ」
P「あっちの二人は満面の笑顔が得意じゃ無さそうだけどな……」ハハ
>>62
んあ?
んあ?
>>62
お前72が言いたい?
お前72が言いたい?
――…
「事実無根です」
今日のフラッシュは不快だ。
グラビアのソレも好きなものではないが、白い光が花火のように焚かれる度に……まるで黒い意志で空間が埋めつくされるような、眩しさが灰色で、気持ち悪い。
『ではネットに上がっている写真は?』
本当なら、ここは無視をして然るべしなのだろう。相手は大人で、その道のプロだ。一度その口車に乗ったら、行き着く先は各駅停車の無い特急。如月千早のスキャンダル一直線だ。
だから。ここは無視。シカト。逃げではないと自分に言い聞かす。
『如月千早は沈黙を守ったまま。事務所は否定。これではつまらないんですよ』
「っ」ピク
あ……ダメだ。これはもう抑えられないやつだ。つまらない? はあ??
考えるより早く、先の発言をした記者の方を向く。
私は子供だ。つい最近まで中学生で、言うなれば小学10年生だ。まだまだ義務教育の域を出ていないガキ。あーダメだ血が頭に上がってきた。
口を開いて、言葉を発するために大きく息を吸った。
『すみません通してください!!』
凛「……?」
変装はしているけど、この声の主たる男性は――…
「事実無根です」
今日のフラッシュは不快だ。
グラビアのソレも好きなものではないが、白い光が花火のように焚かれる度に……まるで黒い意志で空間が埋めつくされるような、眩しさが灰色で、気持ち悪い。
『ではネットに上がっている写真は?』
本当なら、ここは無視をして然るべしなのだろう。相手は大人で、その道のプロだ。一度その口車に乗ったら、行き着く先は各駅停車の無い特急。如月千早のスキャンダル一直線だ。
だから。ここは無視。シカト。逃げではないと自分に言い聞かす。
『如月千早は沈黙を守ったまま。事務所は否定。これではつまらないんですよ』
「っ」ピク
あ……ダメだ。これはもう抑えられないやつだ。つまらない? はあ??
考えるより早く、先の発言をした記者の方を向く。
私は子供だ。つい最近まで中学生で、言うなれば小学10年生だ。まだまだ義務教育の域を出ていないガキ。あーダメだ血が頭に上がってきた。
口を開いて、言葉を発するために大きく息を吸った。
『すみません通してください!!』
凛「……?」
変装はしているけど、この声の主たる男性は――…
『通して!!』
凛「プロデュー…むぐっ」
P「今はなにも話すな……」
凛「……」コク
――…【事務所】
P「っはぁ~」プハ
凛「……」
P「なに、数日 我慢すればほとぼりも冷めるさ」
凛「……ごめん、なさい」
P「なにを責める事がある」
凛「あの時、プロデューサーが来てくれなかったら私。事務所に迷惑をかけるような事を言っていたと思う」
P「間に合ったんだし……なに、それにその時はその時でなんとかするさ」
凛「……ありがとう」
凛「……それと」
P「?」
凛「長髪のカツラ。似合ってない」
P「わるかったな」
凛「プロデュー…むぐっ」
P「今はなにも話すな……」
凛「……」コク
――…【事務所】
P「っはぁ~」プハ
凛「……」
P「なに、数日 我慢すればほとぼりも冷めるさ」
凛「……ごめん、なさい」
P「なにを責める事がある」
凛「あの時、プロデューサーが来てくれなかったら私。事務所に迷惑をかけるような事を言っていたと思う」
P「間に合ったんだし……なに、それにその時はその時でなんとかするさ」
凛「……ありがとう」
凛「……それと」
P「?」
凛「長髪のカツラ。似合ってない」
P「わるかったな」
――…数週間後 【P宅】
凛「……お邪魔します」ヒョコ
P「おー入れ入れ」
凛「洗濯物。溜まってるね」
P「最近忙しくてな……」
凛「洗い物に…冷蔵庫も空、か」
凛「洗濯と食器洗いが済んだら買い物に行くから」
P「しばらく凛には頭が上がらなくなりそうだ」
凛「しばらくといわず一生頭が上がらなくなる提案もあるんだけど」
P「そうだな、もう凛を嫁さんにもらうのが一番な気がしてきたよ」
凛「…………」
P「黙るなよ」
P「ああ、そこら辺に転がってる洋服で欲しいものあったら言ってくれ。凛の友達とかにあげればいい」
凛「……そう、わかった。じゃあ」
P「ああなんでもいいぞ」
凛「………………Yシャツ」
凛「……お邪魔します」ヒョコ
P「おー入れ入れ」
凛「洗濯物。溜まってるね」
P「最近忙しくてな……」
凛「洗い物に…冷蔵庫も空、か」
凛「洗濯と食器洗いが済んだら買い物に行くから」
P「しばらく凛には頭が上がらなくなりそうだ」
凛「しばらくといわず一生頭が上がらなくなる提案もあるんだけど」
P「そうだな、もう凛を嫁さんにもらうのが一番な気がしてきたよ」
凛「…………」
P「黙るなよ」
P「ああ、そこら辺に転がってる洋服で欲しいものあったら言ってくれ。凛の友達とかにあげればいい」
凛「……そう、わかった。じゃあ」
P「ああなんでもいいぞ」
凛「………………Yシャツ」
凛「掃除、終わったよ」
P「すまないな、本当。こっちも持ち帰りの仕事、一段落したから」
P「少し休んだら買い物に……ああ」
P「また前みたいになったら困るな、俺が行ってくるよ」
凛「……りょうかい」
――…
凛「……」ゴク
凛「お茶飲んで、くつろいで……」
凛「専業主婦って大変だって聞いたけど、洗濯や食事作りの家事を終えたら暇だな……」
凛「観たいTV番組はやってないし…」
凛「お菓子を咀嚼して韓国ドラマを見るくらいしか楽しみが無くなるのかな……」
凛「……独り言も多くなるみたいだ。余計に寂しくなるね」
ピンポーン
凛「郵便? ……出た方が良いのかな。前は、気にせず出たけど…」
凛「覗き穴から……」チラ
『プロデューサーさん! ホームヘルパーですよ! ホームヘルパーっ』
凛「っ、この声は……」
P「すまないな、本当。こっちも持ち帰りの仕事、一段落したから」
P「少し休んだら買い物に……ああ」
P「また前みたいになったら困るな、俺が行ってくるよ」
凛「……りょうかい」
――…
凛「……」ゴク
凛「お茶飲んで、くつろいで……」
凛「専業主婦って大変だって聞いたけど、洗濯や食事作りの家事を終えたら暇だな……」
凛「観たいTV番組はやってないし…」
凛「お菓子を咀嚼して韓国ドラマを見るくらいしか楽しみが無くなるのかな……」
凛「……独り言も多くなるみたいだ。余計に寂しくなるね」
ピンポーン
凛「郵便? ……出た方が良いのかな。前は、気にせず出たけど…」
凛「覗き穴から……」チラ
『プロデューサーさん! ホームヘルパーですよ! ホームヘルパーっ』
凛「っ、この声は……」
>>76
大天使降臨だろうが
大天使降臨だろうが
>>78
手に持ってる物は電マ?
手に持ってる物は電マ?
ガチャッ
凛「春香……さん?」
春香「おはようございます! って、あれ? 凛ちゃん??」
春香「あーそうか、そういえば今日からプロデューサーさんと同棲だったもんね」
――……天海春香さん。765プロの先輩で、老若男女に幅広くファンを持つ正統派アイドル。趣味はお菓子作りに、長電話。あと、ちょっぴりドジというのがこれまた可愛い。
そういえば春香さんの実家は、電車で2時間かかる距離にあると聞いた。ここは事務所から大分離れているし、もしかしたら意外と近い距離にご自宅があるのかもしれない。
凛「今日は……さっき、ホームヘルパーって」
春香「えっとね、プロデューサーさん忙しいから また散らかってるんだろうな~と思って家事手伝いに来たの」ハハ
凛「そう……ですか」
春香「プロデューサーは?」
凛「いま買い物に……」
春香「上がってもいいのかな?」
凛「それは勿論、どうぞ」
春香「おじゃましま~っす!」ニコッ
凛「春香……さん?」
春香「おはようございます! って、あれ? 凛ちゃん??」
春香「あーそうか、そういえば今日からプロデューサーさんと同棲だったもんね」
――……天海春香さん。765プロの先輩で、老若男女に幅広くファンを持つ正統派アイドル。趣味はお菓子作りに、長電話。あと、ちょっぴりドジというのがこれまた可愛い。
そういえば春香さんの実家は、電車で2時間かかる距離にあると聞いた。ここは事務所から大分離れているし、もしかしたら意外と近い距離にご自宅があるのかもしれない。
凛「今日は……さっき、ホームヘルパーって」
春香「えっとね、プロデューサーさん忙しいから また散らかってるんだろうな~と思って家事手伝いに来たの」ハハ
凛「そう……ですか」
春香「プロデューサーは?」
凛「いま買い物に……」
春香「上がってもいいのかな?」
凛「それは勿論、どうぞ」
春香「おじゃましま~っす!」ニコッ
春香「わ~っ、綺麗だね! 凛ちゃんが掃除してくれたの?」
凛「はい……」
春香「洗濯物とかたくさんあったでしょ? あっ、洗剤もうそろそろ切らす頃だと思ったから持ってきたから」ニコ
凛「あ、ありがとうございます」
春香「そうか~じゃあもう私が来る必要も無いみたいだね」
凛「でも、春香さんが来ればプロデューサーもきっと喜びます」
春香「そう? そうかなぁ えへへ」
凛「そうですよ、春香さん可愛いですし。プロデューサーも… 春香「プロデューサーの好みは、髪が長くて、スラッとした子なんだって」
凛「え? ……」
春香「千早ちゃんみたいな子とか、凛ちゃんみたいな子とか?」ニコ
凛「……春香さん?」
凛「はい……」
春香「洗濯物とかたくさんあったでしょ? あっ、洗剤もうそろそろ切らす頃だと思ったから持ってきたから」ニコ
凛「あ、ありがとうございます」
春香「そうか~じゃあもう私が来る必要も無いみたいだね」
凛「でも、春香さんが来ればプロデューサーもきっと喜びます」
春香「そう? そうかなぁ えへへ」
凛「そうですよ、春香さん可愛いですし。プロデューサーも… 春香「プロデューサーの好みは、髪が長くて、スラッとした子なんだって」
凛「え? ……」
春香「千早ちゃんみたいな子とか、凛ちゃんみたいな子とか?」ニコ
凛「……春香さん?」
話をする前に、言い訳というか、前口上を述べておく。
人は、誰しもなにかしらの狂気を含んでいる。
悪い意味ではなく。
例えば、私が尊敬していると言った千早さん。
千早さんはレッスンをひたむきにこなす。皆が帰っても、トレーナーが帰っても、……事務所の明かりが消えても。
その話を聞いた時に、私は恐怖を感じた。熱中していたから。夢中になると時間の経過に気づかない。よくある。
明かりが消えても歌う?
その話を千早さんが失敗談のように照れながら教えてくれた時は、失礼ながら笑えなかった。少しだけ、後ずさりをした。
例えば三浦あずささん。
彼女はよく道に迷う。
道を覚えられないのはまあ、仕方ないのかもしれない。
深夜の3時になっても暗闇の中を歩き続けるらしい
まあ、ヒトの事をとやかく言うのは良くない。
でも……目の前の、天海春香さん。
私は、この人が一番怖い。理由は明白。
考えが読めないからだ
「凛ちゃん」
「……はい」
「プロデューサーはあとどれくらい帰ってこないのかな?」
人は、誰しもなにかしらの狂気を含んでいる。
悪い意味ではなく。
例えば、私が尊敬していると言った千早さん。
千早さんはレッスンをひたむきにこなす。皆が帰っても、トレーナーが帰っても、……事務所の明かりが消えても。
その話を聞いた時に、私は恐怖を感じた。熱中していたから。夢中になると時間の経過に気づかない。よくある。
明かりが消えても歌う?
その話を千早さんが失敗談のように照れながら教えてくれた時は、失礼ながら笑えなかった。少しだけ、後ずさりをした。
例えば三浦あずささん。
彼女はよく道に迷う。
道を覚えられないのはまあ、仕方ないのかもしれない。
深夜の3時になっても暗闇の中を歩き続けるらしい
まあ、ヒトの事をとやかく言うのは良くない。
でも……目の前の、天海春香さん。
私は、この人が一番怖い。理由は明白。
考えが読めないからだ
「凛ちゃん」
「……はい」
「プロデューサーはあとどれくらい帰ってこないのかな?」
凛「1時間もかからないかと……」
春香「そうかぁ、じゃあもう少しだけ二人きりで話せるね」ニコ
凛「そうですね」ニコ
他人からすれば、私もどこかしら常軌を逸した行動をしているのかもしれない。でもそれは、私にとっての普通。
それと同じで、春香さんに対するこの気持ちも私だけのマイノリティで勝手な思い込みなのだろう。
なぜこの話をしたかというと。もう一度、自分自身に言い聞かせるためだ。誰かと同棲するということは、その人の色々な部分が見えてくること。
春香「凛ちゃん?」
凛「っ、あ……すみません」
春香「大丈夫? 気分が優れない??」
凛「大丈夫です、ありがとうございます」
やっぱり春香さんはアイドルだ。心配する顔も、真摯で、可愛いではないか。
春香「そうかぁ、じゃあもう少しだけ二人きりで話せるね」ニコ
凛「そうですね」ニコ
他人からすれば、私もどこかしら常軌を逸した行動をしているのかもしれない。でもそれは、私にとっての普通。
それと同じで、春香さんに対するこの気持ちも私だけのマイノリティで勝手な思い込みなのだろう。
なぜこの話をしたかというと。もう一度、自分自身に言い聞かせるためだ。誰かと同棲するということは、その人の色々な部分が見えてくること。
春香「凛ちゃん?」
凛「っ、あ……すみません」
春香「大丈夫? 気分が優れない??」
凛「大丈夫です、ありがとうございます」
やっぱり春香さんはアイドルだ。心配する顔も、真摯で、可愛いではないか。
春香「そうだ、私材料持ってきたからプロデューサーにお料理作ってあげたいんだ」ニコ
凛「そうですか、では……プロデューサーに電話で、その事を…」
春香「ダメでしょ凛ちゃん」
春香「サプライズだよ、サプライズっ」ニコ
春香「豪華な料理を作って驚かせちゃおうよ!」
凛「……なるほど、わかりました」
春香「えっとぉ、海老に、鯛に……」ガサゴソ
凛「……」
――…
春香「出来たーっ!」
凛「すごい……美味しそう」
春香「やったね凛ちゃんプロデューサーさんも驚くよ絶対!」ニコッ
凛「はいっ」ニコ
P「ただいま~」
凛「あっ、おかえりなさいプロデューサー!」
P「おっ、ん? どうしてご飯が?? それもやたら豪華な」
凛「ああ、春香さんが来て二人で作ったんです」エヘン
P「そうか春香か」
P「靴は凛のしか無かったけど帰ったのか?」
凛「……?」
凛「そうですか、では……プロデューサーに電話で、その事を…」
春香「ダメでしょ凛ちゃん」
春香「サプライズだよ、サプライズっ」ニコ
春香「豪華な料理を作って驚かせちゃおうよ!」
凛「……なるほど、わかりました」
春香「えっとぉ、海老に、鯛に……」ガサゴソ
凛「……」
――…
春香「出来たーっ!」
凛「すごい……美味しそう」
春香「やったね凛ちゃんプロデューサーさんも驚くよ絶対!」ニコッ
凛「はいっ」ニコ
P「ただいま~」
凛「あっ、おかえりなさいプロデューサー!」
P「おっ、ん? どうしてご飯が?? それもやたら豪華な」
凛「ああ、春香さんが来て二人で作ったんです」エヘン
P「そうか春香か」
P「靴は凛のしか無かったけど帰ったのか?」
凛「……?」
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