私的良スレ書庫
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元スレ男「おっ、幼馴染さん」
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男「失礼しゃーしたー!」
男「ま、いつも通りだわな」
幼馴染「ねぇ」
男「さってと、授業フケますかね」
幼馴染「どこいくの?」
男「コンビニでも行ってこようかと」
幼馴染「私も行っていい?」
男「いい――って!お前何時からいた!」
幼馴染「あんたが職員室出た時から」
男「何か言えよ!」
幼馴染「言ったよ!」
男「ったく、しゃーねーなー、何買ってきたらいいんだよ?」
幼馴染「ちょこ」
男「へいりょーかい」
男「ま、いつも通りだわな」
幼馴染「ねぇ」
男「さってと、授業フケますかね」
幼馴染「どこいくの?」
男「コンビニでも行ってこようかと」
幼馴染「私も行っていい?」
男「いい――って!お前何時からいた!」
幼馴染「あんたが職員室出た時から」
男「何か言えよ!」
幼馴染「言ったよ!」
男「ったく、しゃーねーなー、何買ってきたらいいんだよ?」
幼馴染「ちょこ」
男「へいりょーかい」
―ガシッ
男「あ?」
「どこへ行く?」
男「てめぇに言う必要ねーだろ」
幼馴染(ちょ、ちょっと!)
男(あんだよ)
幼馴染(この人副会長だよ!)
男(だからなんだよ)
幼馴染(流石に停学明けでこの人に問題ばれたらまずいよ!)
男(知るか)
副会長「君もこんな屑と一緒に行動するのはやめろ、君まで低能に見られてしまうぞ」
幼馴染「すみません……」
男「――おい」
男「あ?」
「どこへ行く?」
男「てめぇに言う必要ねーだろ」
幼馴染(ちょ、ちょっと!)
男(あんだよ)
幼馴染(この人副会長だよ!)
男(だからなんだよ)
幼馴染(流石に停学明けでこの人に問題ばれたらまずいよ!)
男(知るか)
副会長「君もこんな屑と一緒に行動するのはやめろ、君まで低能に見られてしまうぞ」
幼馴染「すみません……」
男「――おい」
副会長「なんだ」
男「俺の事をどうこう言うのはかまわねーけどな、こいつの事一緒くたにすんじゃねーよ」
副会長「屑と一緒に行動するような奴は屑と相場が決まっている、私はそれを注意したまでだ」
幼馴染「でも、でもっ!こいつにもいいところはあるんです!今はちょっと道外してるだけで……」
副会長「今?ちょっと?低能がうつったのか?道を外した時点でゴミだ、それくらい理解しろ」
――グッ!
幼馴染「だめ!やめて!」
男「これ以上こいつの事悪く言うな、お前の綺麗面凹ませるぞ」
副会長「やはり暴力か、これだから屑は困る!もっと人間として立派に生きることができないのか!この屑が!」
男「俺の事をどうこう言うのはかまわねーけどな、こいつの事一緒くたにすんじゃねーよ」
副会長「屑と一緒に行動するような奴は屑と相場が決まっている、私はそれを注意したまでだ」
幼馴染「でも、でもっ!こいつにもいいところはあるんです!今はちょっと道外してるだけで……」
副会長「今?ちょっと?低能がうつったのか?道を外した時点でゴミだ、それくらい理解しろ」
――グッ!
幼馴染「だめ!やめて!」
男「これ以上こいつの事悪く言うな、お前の綺麗面凹ませるぞ」
副会長「やはり暴力か、これだから屑は困る!もっと人間として立派に生きることができないのか!この屑が!」
幼馴染「すみません、こいつにはよく言って聞かせるので……」
幼馴染「あんたも離しなさい!」
男「チッ…」
副会長「ふん…、今日の所は見逃してやる、だがな…」
副会長「屑と一緒に居る人間もまた屑として見られる、それをよく覚えておくといい」
男「まだ言うかてめぇ…」
幼馴染「だめ、今は抑えて……お願い」
副会長「悔しかったらまともな人間になってみろ!ゴミ虫が!」
副会長「それではまた後日、生徒指導室で会おうか」
副会長「はははは」
幼馴染「あんたも離しなさい!」
男「チッ…」
副会長「ふん…、今日の所は見逃してやる、だがな…」
副会長「屑と一緒に居る人間もまた屑として見られる、それをよく覚えておくといい」
男「まだ言うかてめぇ…」
幼馴染「だめ、今は抑えて……お願い」
副会長「悔しかったらまともな人間になってみろ!ゴミ虫が!」
副会長「それではまた後日、生徒指導室で会おうか」
副会長「はははは」
幼馴染「よく抑えた!偉い偉い!ぱちぱちぱち!」
男「あーまじ気分わりぃ」
幼馴染「でも良かった、また停学になったらどうしようかと……」
男「そん時は自宅警備でもしてるさ」
幼馴染「そんなこと言わないでよ、これでも一応心配してるんだから……」
男「なんでお前が湿っぽくなってるんだよ」
幼馴染「だってーぇ…」
男「あ゛ー、わかったわかった、学校では問題おこさねー様に頑張るから」
幼馴染「じゃあ私は見守ってる!ずっと傍にいるよ!」
男「なんだその気持ち悪いのは」
幼馴染「あ、授業始まるから行くね!それじゃまた後で!」
男(ずっと傍にいる、か)
男「あーまじ気分わりぃ」
幼馴染「でも良かった、また停学になったらどうしようかと……」
男「そん時は自宅警備でもしてるさ」
幼馴染「そんなこと言わないでよ、これでも一応心配してるんだから……」
男「なんでお前が湿っぽくなってるんだよ」
幼馴染「だってーぇ…」
男「あ゛ー、わかったわかった、学校では問題おこさねー様に頑張るから」
幼馴染「じゃあ私は見守ってる!ずっと傍にいるよ!」
男「なんだその気持ち悪いのは」
幼馴染「あ、授業始まるから行くね!それじゃまた後で!」
男(ずっと傍にいる、か)
――それから『暫く』の間、俺は問題を起こさなかった
友「今日はどうするよ?」
男「ああ、あいつと待ち合わせてる」
友「最近熱いっすなあ、俺の入る隙間ゼロじゃねーっすか」
男「ちげーよ、行動を監視するとかでよく一緒にいるだけだ」
友「それはその、裏側に事情とか私情があってだな」
男「まぁそんなわけで先行くわ」
友「んじゃまたなー」
男「おう、すまねーな」
友「今日はどうするよ?」
男「ああ、あいつと待ち合わせてる」
友「最近熱いっすなあ、俺の入る隙間ゼロじゃねーっすか」
男「ちげーよ、行動を監視するとかでよく一緒にいるだけだ」
友「それはその、裏側に事情とか私情があってだな」
男「まぁそんなわけで先行くわ」
友「んじゃまたなー」
男「おう、すまねーな」
男(……30分か、少し長引いてるのかもな)
男(まぁ委員会だからそういう時もよくある、か)
男(待ちますかねぇ)
「ねぇねぇ聞いた聞いた?」
「えっ、なになにー?」
「隣のクラスの子が言ってたんだけどー、副会長さんと補佐の人、できてるらしいよー!」
「え、マジでー!あの綺麗な人でしょ?お似合いだよねー!」
「生徒会室でキスしてるの見たとかいう話もあるらしいよ!」
「きゃっ!大胆!」
頭の中が真っ白になっていく、何も考えられない
あいつと副会長が?何故?
男(まぁ委員会だからそういう時もよくある、か)
男(待ちますかねぇ)
「ねぇねぇ聞いた聞いた?」
「えっ、なになにー?」
「隣のクラスの子が言ってたんだけどー、副会長さんと補佐の人、できてるらしいよー!」
「え、マジでー!あの綺麗な人でしょ?お似合いだよねー!」
「生徒会室でキスしてるの見たとかいう話もあるらしいよ!」
「きゃっ!大胆!」
頭の中が真っ白になっていく、何も考えられない
あいつと副会長が?何故?
俺が屑だから離れて行ってしまったのか
いや、あいつは一緒に居てくれると言っていた
ついに愛想尽かされてしまったのか、副会長の事が好きだったのか?
男(やめろ、考えるな、考えちゃいけない)
男(俺は今まで通りにしていればいい、それが俺にとってもあいつにとっても最善)
男(俺がもっとまともな人間になれば、こんな卑屈な考え方をしなくてもいいはずだ……)
走り出していた、あてもなく
何時の間にか降り出した雨に打たれながら、一人で
いや、あいつは一緒に居てくれると言っていた
ついに愛想尽かされてしまったのか、副会長の事が好きだったのか?
男(やめろ、考えるな、考えちゃいけない)
男(俺は今まで通りにしていればいい、それが俺にとってもあいつにとっても最善)
男(俺がもっとまともな人間になれば、こんな卑屈な考え方をしなくてもいいはずだ……)
走り出していた、あてもなく
何時の間にか降り出した雨に打たれながら、一人で
>>38の彼女ってまったくの別人だよね?
それから俺は幼馴染を避けるようになった
言うまでもないが、副会長とできているという噂によるものが大きい
俺のような人間が近くに居てはいけない、離れていなければ…
今まで毎日のように会っていたのが嘘のように、大きな溝が出来た瞬間だった
男(これでよかったんだ、これで……)
お互いに話す事も無くなり、自然と距離は離れていく
その後、進級した幼馴染は副会長に、副会長は会長になる
俺と幼馴染とは同じクラスになったものの、会話する事もない単なるクラスメイトの一員だった
言うまでもないが、副会長とできているという噂によるものが大きい
俺のような人間が近くに居てはいけない、離れていなければ…
今まで毎日のように会っていたのが嘘のように、大きな溝が出来た瞬間だった
男(これでよかったんだ、これで……)
お互いに話す事も無くなり、自然と距離は離れていく
その後、進級した幼馴染は副会長に、副会長は会長になる
俺と幼馴染とは同じクラスになったものの、会話する事もない単なるクラスメイトの一員だった
やはり、美男美女のカップルで委員会のツートップというだけで新入生や学校中の生徒からの注目度も高い
周りの発言が悔しかった
幼馴染を失って気付いたことは、あいつが俺にとって大切な存在だったという事
俺に残ったのは唯一つだけ、成長した自分を見て欲しいという謂わば願望のようなもの
――その日、俺は変わることを決心した
それが友の言う『いい子ちゃんゴッコ』始まりだった
周りの発言が悔しかった
幼馴染を失って気付いたことは、あいつが俺にとって大切な存在だったという事
俺に残ったのは唯一つだけ、成長した自分を見て欲しいという謂わば願望のようなもの
――その日、俺は変わることを決心した
それが友の言う『いい子ちゃんゴッコ』始まりだった
>>73
せめて書いてから寝てくれ
せめて書いてから寝てくれ
――
―
男(…何時だろう)
男(大分ゆっくり寝た気がする)
男(って!外暗い)
男(これは眠れそうにないな……)
男(ん、玄関に人影?)
男(幼馴染?何してるんだろう?)
男(停学の事で何か言いに来たのかな……)
男(また迷惑かけちゃったな……)
男(忙しいだろうし、早く帰してあげないと)
―
男(…何時だろう)
男(大分ゆっくり寝た気がする)
男(って!外暗い)
男(これは眠れそうにないな……)
男(ん、玄関に人影?)
男(幼馴染?何してるんだろう?)
男(停学の事で何か言いに来たのかな……)
男(また迷惑かけちゃったな……)
男(忙しいだろうし、早く帰してあげないと)
幼馴染「……」
男「どうしたの?」
幼馴染「まず一つ言わせて」
男「なに?」
幼馴染「ごめんっ!!」
男「えっ?」
男「どうしたの?」
幼馴染「まず一つ言わせて」
男「なに?」
幼馴染「ごめんっ!!」
男「えっ?」
幼馴染「昨日のは、確かに相手に怪我させちゃったけど、相手も殴ってきてたし正当防衛の上で起きた事だから説明のしようはあったと思って」
男「仕方ないと思うよ、結果的に相手も重傷になっちゃったし」
幼馴染「でもっ!それじゃあんただけが悪いみたいじゃない!」
男「一度腐ったものは、元通りにならないってことなのかな」
男「今更まともな人間になろうと努力したって、だめってことなんだろうね」
幼馴染「……」
男「迷惑かけてごめんね、あと態々ありがとう、遅くならない内に帰った方がいいよ」
男「僕と一緒だと君の印象も悪くなるから……」
幼馴染「…何それ?」
男「屑と一緒だと、屑になっちゃ――」
幼馴染「何それ!馬鹿じゃないの!」
男「!」
男「仕方ないと思うよ、結果的に相手も重傷になっちゃったし」
幼馴染「でもっ!それじゃあんただけが悪いみたいじゃない!」
男「一度腐ったものは、元通りにならないってことなのかな」
男「今更まともな人間になろうと努力したって、だめってことなんだろうね」
幼馴染「……」
男「迷惑かけてごめんね、あと態々ありがとう、遅くならない内に帰った方がいいよ」
男「僕と一緒だと君の印象も悪くなるから……」
幼馴染「…何それ?」
男「屑と一緒だと、屑になっちゃ――」
幼馴染「何それ!馬鹿じゃないの!」
男「!」
幼馴染「散々心配させといて…一杯考えさせておいて…、まともに口もきいてくれなくて…」
幼馴染「挙句それ?なによ!なんなのよ!」
男「ちょ、ちょっと…」
幼馴染「こっちは会長とできてるって噂までされて!でもあんたは私から逃げるようにしてたし……」
男「噂までされてって……」
幼馴染「もしかして…あんたまで信じてたわけ?」
男「……」
幼馴染「会長とは付き合ってないよ……」
幼馴染「挙句それ?なによ!なんなのよ!」
男「ちょ、ちょっと…」
幼馴染「こっちは会長とできてるって噂までされて!でもあんたは私から逃げるようにしてたし……」
男「噂までされてって……」
幼馴染「もしかして…あんたまで信じてたわけ?」
男「……」
幼馴染「会長とは付き合ってないよ……」
男「そっか……だけど」
男「進級してから僕の事避けるようにしてたよね…」
幼馴染「嫌がることしたくないから…、私が近くにいると嫌なのかと思って……」
幼馴染「だから私も変わろうと思った、前みたいじゃなくて、唯の幼馴染であるようになろうと……」
男「……」
幼馴染「でも進級してからずっと、変わっていくの見てたよ」
幼馴染「言葉遣いも直して、ちょっと行き過ぎて気持ち悪いけど」
男「やっぱり?」
幼馴染「一時期に比べるとそれくらいの変化があったってこと!」
幼馴染「あんだけ嫌がってた学校行事への参加もちゃんとするし、先生の言う事もちゃんと聞く、授業にも出る」
男「それだけ聞くと普通の学生のような気がしてきた」
幼馴染「なんでさ…」
男「え?」
幼馴染「なんで私から離れて行っちゃおうと思ったのよ……」
幼馴染「なんで私が悲しい事に気付かなかったのよ……」
男「進級してから僕の事避けるようにしてたよね…」
幼馴染「嫌がることしたくないから…、私が近くにいると嫌なのかと思って……」
幼馴染「だから私も変わろうと思った、前みたいじゃなくて、唯の幼馴染であるようになろうと……」
男「……」
幼馴染「でも進級してからずっと、変わっていくの見てたよ」
幼馴染「言葉遣いも直して、ちょっと行き過ぎて気持ち悪いけど」
男「やっぱり?」
幼馴染「一時期に比べるとそれくらいの変化があったってこと!」
幼馴染「あんだけ嫌がってた学校行事への参加もちゃんとするし、先生の言う事もちゃんと聞く、授業にも出る」
男「それだけ聞くと普通の学生のような気がしてきた」
幼馴染「なんでさ…」
男「え?」
幼馴染「なんで私から離れて行っちゃおうと思ったのよ……」
幼馴染「なんで私が悲しい事に気付かなかったのよ……」
幼馴染「寂しかったよ、辛かったよ……」
男「ごめんね…」
幼馴染「こんなに好きなのにどうして伝わらないのよ…」
男「は、え?」
幼馴染「うるせー!好きで悪いかこのやろー!私はあんたの事が好きなんだよ!ばーかばーか!」
男「全然雰囲気ないなあ」
幼馴染「…あんたは、どうなのよ」
男「どう応えたらいいの?」
幼馴染「聞くなばかああああああ!」
男「うん、ごめんね」
男「言う必要もないくらい、そう何にも例えられないくらい」
――大好きだよ
男「ごめんね…」
幼馴染「こんなに好きなのにどうして伝わらないのよ…」
男「は、え?」
幼馴染「うるせー!好きで悪いかこのやろー!私はあんたの事が好きなんだよ!ばーかばーか!」
男「全然雰囲気ないなあ」
幼馴染「…あんたは、どうなのよ」
男「どう応えたらいいの?」
幼馴染「聞くなばかああああああ!」
男「うん、ごめんね」
男「言う必要もないくらい、そう何にも例えられないくらい」
――大好きだよ
>>95
乗っ取り即興だろ?許してやれ
乗っ取り即興だろ?許してやれ
停学明け後日
怪我をさせた相手側からの謝罪もあり、俺の行動は行き過ぎたとはいえ正当な理由があったということが明らかになった
相手が謝罪に来た理由は、幼馴染による根回しが大きかったと言える
病院へのお見舞いを欠かさずに行っていたらしい、どんな説得があったのかは聞かないでおこう
怪我をさせた相手側からの謝罪もあり、俺の行動は行き過ぎたとはいえ正当な理由があったということが明らかになった
相手が謝罪に来た理由は、幼馴染による根回しが大きかったと言える
病院へのお見舞いを欠かさずに行っていたらしい、どんな説得があったのかは聞かないでおこう
会長の目は光っているものの、前のようなゴミを見るような目ではなくなってきた
「その程度で満足するなチンピラが!」とのこと
屑からチンピラに昇格したのは大きな進歩なのかもしれない
でも、ここで立ち止まってはいけない
もっと先に進めるように成長しなくてはいけない
繋がることのできた大切な人を守るために
「その程度で満足するなチンピラが!」とのこと
屑からチンピラに昇格したのは大きな進歩なのかもしれない
でも、ここで立ち止まってはいけない
もっと先に進めるように成長しなくてはいけない
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