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    元スレ男「幼なじみが冷たい」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - う裏切り + - 幼馴染 + - 男の娘 + - 超すごいオ〇ニー + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 = 24 :

    音声の無い店内カメラには店員が男性と雑談しながら商品見て回ってる様に見えるんだろうか

    52 = 5 :

    「アタックチャンスです」

    53 = 1 :


    幼なじみ「へぇ、あなたみたいな低脳でもいいこと考えるじゃない。でも、それでコンビニ弁当で夕食を済まそうとしているところは流石はダメ人間ね」

    「しょうがねぇだろ、料理なんかしたことないし。料理して失敗するより、確実なコンビニ弁当を選ぶだろ」

    幼なじみ「……」

    俺の言葉を聞くと、幼なじみは呆れるような溜息をついて、弁当とペットボトルを差し出した。

    幼なじみ「これ、棚に戻してきて」

    57 :

    店員が販売を拒否しただと!?

    58 = 1 :


    「はぁ!?」

    幼なじみ「お客様のような気持ちの悪い方には当店は利用いただけませんので、レジも受け付けることができません。陳列していた商品は元にあった場所に戻して、早く店を出て家に帰って下さい」

    「なんでだよ!さっきは使えるって言っただろ!?」

    幼なじみ「今は話は別なの、あなたは何も買わずに家にいればいいの」

    「だからなんで!」

    幼なじみ「だから……」

    そこで幼なじみは口ごもり、やがて、大きな声でこう言った。

    59 = 31 :

    >>53
    気にすんなwww

    60 = 1 :


    幼なじみ「私があなたの夕食を作ってあげるって言ってるの!!」

    「は!?」

    というわけで

    幼なじみが家に来るようです。

    61 = 5 :

    ヒィーはぁぁぁ!!!

    62 = 42 :

    俺はもうちょいツンツンしてた方が良いな性癖的な意味で

    63 = 1 :





    幼なじみ「あなた、何か食べたい物とかあるかしら。といっても、材料とか買ってきちゃったから、別にあなたの返答が私の作る料理に与える影響はゼロに等しいのだけど、一応聞くだけ聞いてあげる。
    私に泣いて感謝してから答えて。あ、やっぱり泣かないで、気持ちが悪くなるから」

    「ありがとう。別になんだっていい、お前が作ってくれるってだけで俺にとっては予想外の出来事なんだから」

    64 = 1 :


    幼なじみ「こういう質問に対して『なんだっていい』と言われることに主婦ってイラッとするらしいわよ。あなたの場合、もうそれだけで離婚沙汰ね」

    「まじか。じゃあシチューとか」

    幼なじみ「……私が作ろうとしていたメニューを言うのはやめてくれないかしら。あなたがそんなことを言うと腹がたってシチュー作るのをためらっちゃうわ」

    65 = 1 :


    「じゃあカレー」

    幼なじみ「誰もが予想できる代替案ね。いいわ、あなたのリクエストに答えるのは胸くそ悪いけどシチュー作るわよ」

    「わーい」

    幼なじみ「気持ちが悪いからそういう反応やめてほしいんだけど。料理前から吐き気に苛まれたくないわ」

    ぬーん……。

    なぜかこの状況に少し浮かれている自分がいる。

    66 = 1 :


    幼なじみ「あなたの家のキッチン使うのは随分久し振りな気がするけど、前から変わらないわね、どこに何があるかとか」

    「母さんよく整理してるからね」

    幼なじみ「『台所は女の城』とはまさにこのことね。なんかおばさんの絶対的不可侵な場所って感じがする、私が使ってもいいのかしら」

    「まあお前だったら母さんも許してくれるんじゃないか?」

    幼なじみ「あなたにご飯を作るというあまり重要でもないことのためにこの整った台所を使うのは少し気が引けるわね。餓死すればいいんじゃないの、あなた」

    「俺の買い物を拒んだお前がそれを言うか」

    67 :

    男きもー

    68 = 1 :


    幼なじみ「はあ、そうね。一時の気の迷いだとしても、この状況にしたのは私のせいなのよね。あーあ、嫌々でもコンビニで会計すればよかったわ」

    「……嫌なら無理に作ってくれなくてもいいんだぞ」

    幼なじみ「は?わさわざ私が作りに来てあげて、材料も買ってきて、さあ今から作るぞってときにそういう私のやる気を割くようなこと言うわけ。あなた、どれだけ厚かましいのよ」

    ……なんか理不尽じゃね。

    69 = 5 :

    もうニヤニヤするしか無い

    70 :

    実際こんな事言われたら正直イラっとする

    71 = 1 :


    「なんか手伝うことでもあるか?」

    幼なじみ「無いわよ。むしろヘタに手を出された方がこちらにとっては迷惑だから。無能は無能らしく指くわえて待っていなさい。邪魔」

    「あ、そうっすか」

    幼なじみ「馴れないことをしようとするものじゃないわ。ほら、向こう行って。ここは『女の城』なのよ、男が足を踏み入れないで」

    ぐいぐいと俺は幼なじみに押されて台所から出された。

    でもアイツは俺よりうちの台所に詳しいから大丈夫か。

    72 = 1 :



    その後

    幼なじみ「出来たけど……なに、何でそんなに驚いた顔しているのよ。理由は分からないけど、なんだか不愉快な気分になるからやめてくれない」

    「いや、あれから一時間も二時間も経ってるから、正直な所不安だったわけだが……」

    幼なじみ「煮込むんだがらそれぐらいかかるのも当たり前のことでしょう。もしかして、そんなことも知らなかったの?呆れた。心からあなたに手を出されずによかったと思うわ」

    「まさか、こんな本格的なビーフシチューが出てくるとはな」

    幼なじみ「本格的とか、普通に市販のルーを使ってるから。あなたがいつも食べている物とあまり変わらないわ」

    73 :

    しねよぼけ











    言わないときがすまない

    74 = 1 :


    「そうなんだけどなぁ。昔は黒コゲのクッキーやらケーキやらを作っていたお前がなぁ」

    幼なじみ「なにそれ、そんなの小学生くらいの時の話じゃない。こんなに大きくなっても私が黒コゲしか作れないとか、普通に考えればあり得ないでしょ。本当にあなたって最低なバカ」

    「……その時はもっと優しかったのにな」

    幼なじみ「なによ。こうやってあなたが困っているのを見かねてご飯作りに来てあげた私が、あなたは優しくないって言うの?そこまで恩知らずな最低人間だと思わなかった」

    「そんなことねーよ。最近は顔を合わせる度に悪態ばっかりつくけど、こうやって飯とか作りに来てくれたりして優しいなと思うし。感謝もしてる」

    75 = 1 :


    幼なじみ「ふーん……、まあいいわ。なんかさっきの口振りだと昔の私の方が今の私より優しいみたいな言い方で、ちょっと納得はいかないけれど」

    「そんなことより、せっかく作ってくれたのに早く食わなきゃ冷めちまうぜ」

    幼なじみ「……そうね。我慢のきかないお子ちゃまなあなたに、おあずけは少し酷よね。ちゃんと、礼儀正しく食べなさい」

    そうどこか棘のある言い方で締めくくると、昼と同じように「いただきます」と小さな声で呟いていた。

    「……いただきます」

    幼なじみ「……召し上がれ」

    なぜ小声でしかそういうことを言えないのか。

    76 = 1 :


    幼なじみ「……一応ね、おばさんの味を意識してみたんだけどどうかしら。あなたに判断してもらうのは癪だけど、私の料理の腕がおばさんにどれくらい近づいたか、あなたほど絶好の相手はいないわ。……ほんと、癪なんだけどね」

    「二回言わなくてもわかってるよ」

    幼なじみ「おばさんは私の料理の師匠なんだから。本当はおばさんに食べて判断してもらいたいのだけど、あなたが居るからあまりこの家には来たくはないのよ」

    「……俺、何かしたっけ?」

    幼なじみ「あなたは変態なの、だから。今日はしょうがないからあなたに私の料理を食べさせて、判断してもらうの。本当だったらあなたには石炭でも食わせてやりたいくらいだけどね」

    ……それは昔に十分お前に食わされたから勘弁していただきたい。

    78 = 1 :



    ………

    それからも、俺が料理に口を付ける度に悪態をつけられる。という感じで夕食は進んでいった。

    なんだか昔に戻ったようで、少しこそばゆい気分になったけど、また口に出すと悪態をつけられそうだったので口には出さなかった。

    79 :

    食べることに集中出来んな

    80 = 1 :



    深夜

    幼なじみは夕食が終わった後帰ってしまった。

    久々にアイツが家に来たせいか、その日、昔の夢を見た。

    81 = 57 :

    82 = 1 :



    小学生期

    小幼なじみ「今日はね、おにいちゃんにクッキー作ったんだよ。おばさんに習ったんだけど」

    「うわっ、黒コゲじゃねーか。これ本当に食えるのかよ」

    小幼なじみ「食べれるよー」

    「お前……味見したのか?」

    小幼なじみ「するわけないでしょ。だって、おにいちゃんのために作ったのに私が食べちゃ意味ないもん」

    「……さんきゅ」

    小幼なじみ「私が食べさせたげる。はい、あーん」

    「……あーん……もぐ」

    小幼なじみ「どおどお?」

    「ゴフ……うん、うまいうまい」

    小幼なじみ「ほんと!? まだいっぱいあるからね。もっと食べて!」

    「……ぐふっ……」


    なぜ、あのとき意地張って無理をしたんだ、俺……。

    83 = 5 :

    絶対所々で幼なじみの表情もにやけてるだろ

    84 = 1 :


    ………


    小幼なじみ「え……お兄ちゃん、来年から中学校なの」

    「うん、だから今度からお前と学校変わっちゃうな」

    小幼なじみ「……やだ」

    「やだって、お前無茶な」

    小幼なじみ「留年してよ。留年して、私と同じ学年になって。それで同じ年に卒業して同じ中学校行くの」

    「無理だよ。俺の友達もみんな中学行っちゃうし」

    小幼なじみ「私は! 私はお兄ちゃんの幼馴染みだもん。留年してくれないなら私がお兄ちゃんと中学校行く」

    「それも無理だろ」

    あの頃はもっと俺の後をくっついてくるような、かわいい妹みたいだったのに。

    85 = 1 :



    中学校期


    中幼なじみ「ねえ、似合う? あなたと同じ学校の制服だよ」

    「おお、お前も大きくなったものだな」

    中幼なじみ「一年しか変わらないでしょ」

    「そのたった一年が、重い一年だと、大きくなれば分かるんだぜ」

    中幼なじみ「へぇ、なんか中学校に上がってからあなた、なんか落ち着いたよね」

    「中学に上がると小学生のときのように頭空っぽにして遊んではいられないからな」

    中幼なじみ「へぇ、やっぱり中学って大変なんだね」

    「ふっ……憂鬱だぜ」

    ……なぜか思い出すと悲しくなるな。

    86 :

    フゥーーーー俺の生きる意味はここにあるぜ!!!

    やっぱりおにゃの子は最高だぜ!!

    今日このスレ終わるまで寝ないわwwwwwwwwwww

    87 = 1 :


    ………


    中幼なじみ「あの……今日さ、あなたの家に遊びに行ってもいい?」

    「ん、別に今更断りが必要な関係じゃないだろ。昔からよく来てたし」

    中幼なじみ「えっと、そうなんだけどさ。……久しぶりにあなたの部屋に行きたいなって思ってね」

    「俺の部屋? でも、俺勉強しないといけないからお前に構ってやれないぞ。だったら母さんとお喋りする方が楽しいと思うんだが」

    中幼なじみ「い、いえ、いいの。私はあなたと同じ部屋にいたいわ」

    「ふーむ。まあお前がいいならいいけどさ」

    中幼なじみ「う、うん。えへへ、よかった」

    「んな喜ぶようなことでもないだろうよ」

    中幼なじみ「そうよね、へへっ」

    88 = 1 :


    ………


    「……」

    中幼なじみ「……ねえ、受験勉強って大変?」

    「まあ、それなり」

    中幼なじみ「たまには息抜きとかも必要なんじゃないかしら」

    「うーん、そうだな」

    中幼なじみ「……ねえ、お兄ちゃん」

    「お前が『お兄ちゃん』っていうのは久しぶりだな。どうした?」

    89 = 1 :


    中幼なじみ「お兄ちゃんさ、女の子と付き合ったりしたことってある?」

    「んー、ねえな」

    中幼なじみ「願望は?」

    「無いわけではない。でも、今はいらねぇかな、受験と両立できる自信ないし」

    中幼なじみ「じゃあさ、勉強に邪魔にならなくて……そう、昔から一緒にいるのが当たり前で仲いいのが普通みたいな女の子だったら……お兄ちゃんも、付き合いたいとか思わない?」

    「なんか条件が相当絞られるな」

    中幼なじみ「え、えっと、そんな事はないわよ。もし、もしの話だから。もしも、そんな子がお兄ちゃんを好きって言ってきたら……どうする」

    90 = 1 :


    「普通に考えてありえねぇ話だけどなぁ。もしもか……」

    中幼なじみ「うぅっ、ありえない……。うん……もしもの話だから」

    「んー、今はやっぱりいらねぇな」

    中幼なじみ「え……、そう……」

    そういえばあの時の質問はなんだったんだろうな。

    あ。

    あれか? アイツ、あの時好きな先輩でも居たのか。なるほど。

    91 = 1 :




    卒業期

    中幼なじみ「よかったわね。あなた、第一志望に受かって。まさか、あなたの頭であの学校に受かるとは思わなかったわ。ずっと勉強していた甲斐があったってわけね」

    「おう、お前にも応援してもらったしな。次はお前の番だぞ」

    中幼なじみ「そうね。あなたが頑張ったせいで私も少し頑張らなくちゃいけないわ」

    「え? どういう意味だよ」

    中幼なじみ「別に、あなたには恥ずかしいところ見せたくないからね。あなたが受かって私が落ちたんじゃ恥ずかしいもの」

    「ま、お前は俺より優秀なんだから俺より上を狙うんだろ」

    92 = 1 :


    中幼なじみ「えっと、どうかしら。私は偏差値とか気にしてないから、行きたいところに行くつもりよ。頭の良い学校が私の行きたい学校とは限らないし」

    「すげえな。やっぱお前、俺よりいろいろ考えてるわ」

    中幼なじみ「そんなこと、ないわよ。私は行きたいところにいく。これほど単純な考え方って無いわ。これがあなたの志望動機より勝っている考え方なら、あなた何も考えず進む道を選んだに等しいわよ」

    「お前、俺より口が達者になっちまったな」

    中幼なじみ「そう?」

    「少なくとも俺よりは語彙力が豊かだ」

    中幼なじみ「これから高校生になるのに現役中学生に負けるなんて情けないわね。高校に入ってあなたのような人はやっていけるのかしら」

    「うるせぇ、まずは受験を終わらせてからその減らず口を聞け」

    あのあたりからか、アイツが少し俺に対してよく悪態を付け始めたのは。

    93 = 5 :

    まず小学校から中学校までの一年に何があったってレベルの変わりようだな

    94 = 1 :


    ………


    中幼なじみ「お邪魔します」

    「あ、よう」

    中幼なじみ「?……こんな時間に高校って終わるの?中学校とそんなに変わらないじゃない」

    「まあ直帰すればこんなもんだ」

    中幼なじみ「へえ、意外と下校時間て早いのね。一瞬、あなたが高校でグレて早退しているのかと疑ってしまったわ」

    「失礼な。俺はちゃんとした高校生活を送っています」

    95 :

    どんどんやれ

    96 :

    書きだめどの位あるの?

    97 = 1 :


    中幼なじみ「……そうね、あなたはそんな事する性格でもないしね。それにグレる度胸もないでしょ」

    「何気にひどいな」

    中幼なじみ「幼馴染みとして見てきた真実を述べただけよ。それよりおばさんいる? お料理教えてもらいたいんだけど」

    「受験勉強しろよ。もうすぐ冬休みに入るんだぞ」

    中幼なじみ「どこかの誰かさんのように受験のときだけ焦って勉強するような真似はしていないので。私は今頃必死にならなくてもゆとりがあるくらい日常的に勉強してるから大丈夫なの」

    「……母さんなら少し出かけてるぞ」

    中幼なじみ「明らかに分が悪くなると話を逸らすのはやめた方がいいわよ。正直見苦しいから」

    98 = 31 :

    見てるからだらだら続けて

    99 = 1 :


    「そんなことよりお前どこ受験すんだよ」

    中幼なじみ「呆れて物も言えないわ」

    「……」

    中幼なじみ「……あ、あなたと、同じ、高校よ」

    「マジかよ」

    その後、アイツは本当にゆとりがある様子で春に第一志望、つまりは俺の通う高校に受かり、再び俺の後輩になった。

    100 :

    もはやデレッデレやないすか


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