元スレほむら「Ten years after」 QB「十年後」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 = 1 :
杏子「だったらよぉ、なんでほむらはそんなこと言ったんだ?」
ほむら「………」グビグビ
QB「……さてね」
QB「大方、酔っているときに吐いた妄言の類なんじゃないかい?」
さやか「妄言……ねぇ……」
まどか「……うぇひひ」
マミ「ふふふ」
杏子「へぇ……」
QB「なんだい?みんなそろって……」
52 = 8 :
ほむらさーん
53 = 1 :
ほむら「……ふぅ」
ほむら「巴マミ、お水を貰えないかしら……」ウプ
マミ「ほら、いわんこっちゃないでしょう?」スッ
ほむら「ん……」チビチビ…
ほむら「……アルコールが足りないわ」トクトクトク
マミ「また飲むの……?」
QB「やれやれ、まだ飲み足りないのかい」
まどか「ほむらちゃん、飲み過ぎは体に毒だよ?」
ほむら「いざとなったら魔力でどうにかするわ」グビッ
54 = 1 :
さやか「ところでほむらさん」
ほむら「なによ」
さやか「キュゥベえさんと仲がいいのは認めるわけですね?」
ほむら「……ええ、そこは認めてあげるわ」グビグビ
さやか「昔はあんなにケンカしてたのに?」
ほむら「ケンカ?生ぬるいわね」
ほむら「視界に入ろうものならすぐに撃ち殺そうとでも思ってたほどよ」グビッ!
さやか「わぉ……」
55 = 1 :
さやか「どうしてこんな風になったか気にならない?」
まどか「ほんとだ。どうして急に仲良くなったんだろう?」
杏子「不思議だよな」
マミ「気になるわね」
ほむら「………」チビチビ
ほむら「そんなに気になるなら、別に話てもいいけど……」
さやか(計画通り!)
56 = 21 :
史絵
57 = 1 :
ほむら「……ワルプルギスの夜を倒した後の事ね」
~~~~~~~~
さやか「スクワタトーレ!」
杏子「ロッソ・ファンタズマ!」
ほむら「ハープーン発射!サルボー!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
ワルプル「キャッハハハハハ……」
バシュウ!
▼ワルプルギスのよる を たおした !
58 = 1 :
ほむら「おわった……」ペタン
まどか「ほむらちゃん……お疲れ様……」
杏子「やったな」
マミ「お疲れ様、暁美さん」
さやか「やったね、ほむら!」
QB「やれやれ、本当に倒してしまうとは……」
QB「魔法少女は、やはり侮れない存在だ」
ほむら「………」
59 = 1 :
ほむほーむ
どんちゃんどんちゃん
さやか「一番美樹さやか!一発芸行きます!」
さやか「しゃちほこのポーズ!」ビシッ!
まどか「うぇひひ……」
杏子「あっははは!全然似てねー!」
さやか「んなっ!?」
ほむら「魔女化してから出直してきなさい」クスッ
さやか「ひどいいわれようだー!」
マミ「あらあら……」
61 = 1 :
・
・
・
杏子「ぐぉー……」
マミ「すぅ、すぅ……」
まどか「むにゃむにゃ……」
ほむら「暴れたら暴れたで放置で、勝手に泊まって勝手に寝るんだから……」
ほむら「まぁ、今回だけは勘弁してあげましょう」
QB「……君は寝ないのかい?」
62 = 1 :
ほむら「……いたの」
QB「僕がいちゃいけないのかい?」
ほむら「あなたにとって、今日の出来事はゲームに負けたようなものでしょう?」
QB「たしかに、僕がまどかを魔法少女にする戦略――」
QB「ワルプルギスの夜で君たちを追い込み、契約させることはできなかったよ」
QB「だけど君達みたいに、悔しいということを感じないからね」
QB「隙あらばと狙っているだけさ」
ほむら「無駄な努力ね」
63 = 1 :
QB「なにはともあれ、君たちはワルプルギスの夜を乗り越えた」
QB「そのことは、素直に褒めさせてもらおう」
ほむら「……ふん」
QB「とりわけ君は、よくがんばったとおもうよ」
ほむら「……?」
QB「数多の並行世界を横断し、やっと手に入れた未来だ」
QB「おめでとう、ほむら」
ほむら「……あなたに祝われても、嬉しくないわ」
QB「やれやれ、せっかくお祝いの言葉をかけてあげたというのに……」
65 = 1 :
~~~~~~~~~
ほむら(……あの時から、私はなにか変わった気がしたのね)
ほむら(キュゥベえを見る目とでもいうのかしら?)
ほむら(とにかく、何かが変わった)
さやか「おーいほむら、一人で思いふけってるんじゃないぞー!」
ほむら「……悪かったわ」グビッ
マミ「それで、それで?」
杏子「なんかマミが生き生きしてんな……」
66 = 1 :
~~~~~~~~~
QB「やぁ」
ほむら「……また来たの」
QB「特に仕事もないからね、暇なのさ」
ほむら「あなたの仕事は少女の勧誘でしょう?」
QB「それもそうだけどね」
QB「ここら辺の魔法少女の勧誘ノルマは達成したから、別に新たにする必要もないのさ」
ほむら「なら、まどかの勧誘をやめてとっとと母星に帰ることね」
QB「それはできない相談だよ」
67 :
ほむらちゃん!!
68 = 1 :
ほむら「だいたい、ここにきても暇なのには変わりないと思うのだけど」
QB「それもそうなんだよね」
QB「だが、今の時間はどこに行っても暇なんだ」
QB「そのなかで、君の家に白羽の矢が立ったんだよ」
ほむら「人の家に弓を射る宇宙人は始末しなければいけないわね」ジャコ
QB「全く、君はいつもそうだ。少しは我慢というのを覚えた方がいい」
ほむら「あなたが私の前に姿を現さなければいい話なのよ」
69 :
ほむ
70 = 1 :
~~~~~~~~~~~
ほむら「……こんな風に、何度も家に来てね」
ほむら「うざかったわ。本当にうざかった」
ほむら「こいつは私に一人の時間を与えないつもりなのか、というほどにね」
さやか「そんなに来てたの?」
QB「……ほむらの家に行ってたことは事実だけれども、そこまではなかったはずだよ」
QB「過剰表現だね」
ほむら「うるさいわねぇ……」グビッ
71 = 67 :
ほむらさん☆
72 = 1 :
~~~~~~~~~
QB「………」
ほむら「………」
ほむら「よくも飽きずに来るわね」
QB「飽きないから来ているんだろう?」
ほむら「私の家は暇つぶしの家?」
QB「そうともいえるかもしれないね」
73 = 1 :
ほむら「暇つぶしハウス:ほむほーむ」
ほむら「インキュベーターの入場料は一匹につき一匹となっております」
QB「?」
QB「君が言っていることがわからないよ、暁美ほむら」
QB「『一匹につき一匹』じゃ、わけがわからない」
ほむら「鈍いのね」
ほむら「つまりはあなた一匹の命が入場料ということよ」ジャコ
QB「きゅっ…ぷい……?」
74 = 1 :
~~~~~~~~
QB「やぁ、また来たよ」
ほむら「料金は前払いよ」ジャキ
QB「……冗談だと思っていたんだけどな」
ほむら「冗談だけど」
ほむら「本当が良かった?この淫獣は」
QB「……たちが悪いね」
ほむら「あなたほどじゃないわ」
75 = 1 :
~~~~~~~~~~
ほむら「……気付いたら、こいつは毎日来るようになっていた」
ほむら「詫びれもせず、まるで自分の家の様にね」
ほむら「ずうずうしいったらありゃしなかったわ」グビグビ
まどか「あれ?でもさっき……」
QB「………」
さやか「……!」
さやか「……いやいやまさかぁ」
76 = 21 :
史絵
77 = 1 :
~~~~~~~~~~
ほむら「今日は月がきれいね」
QB「十五夜、いわゆる月見の日だね」
ほむら「今日ほど魔法少女になってよかったと思う日はないわ」
QB「やれやれ……」
QB「魔法を使って、建設現場の一番高いところで月見をするなんて」
QB「どうしてそんな無駄なことをするのかわからないよ」
78 = 1 :
ほむら「風情というものを知らないあなたには、そうとしか感じないのでしょうね」
QB「何か意味があるのかい?」
ほむら「誰にも、何にも邪魔されず月見ができるのよ」
ほむら「団子を食べるために争う必要もないし」ガサゴソ…
ほむら(……団子がない?)
QB「きゅぷ?」モシャモシャ
ほむら「………」
ほむら「地獄に落ちなさい、インキュベーター」ポイ
QB「ひどいなあぁぁぁ……」ヒュウウウウ…
79 = 67 :
ほ、む、ら、ちゃん♪
80 = 1 :
ちょっと休憩
81 :
>>79
またおまえか
82 = 67 :
ほむらちゃーん
83 = 1 :
~~~~~~~~~
ほむら「とまぁ、こんな感じよ」
さやか「いやいやいや、訳わかんないから!」
さやか「そっからが重要でしょ!?」
ほむら「とはいっても、なにもないのだけど」
マミ「キュゥベえ、どうなの?」
QB「……確かに、これといって取り上げることはないね」
杏子「どういうことだおい……」
85 = 67 :
ほむらさん!
86 = 1 :
ほむら「………」グビグビ
まどか「ねぇ、ほむらちゃん」
ほむら「なにかしら?」
まどか「……ほむらちゃんはさ、キュゥベえのどこが好きなの?」
さやか(だ……ダイレクトに行った!)
ほむら「ん……」
ほむら「好きなところなんて、あるわけないじゃない」
まどか「そ……そうなんだ……」
さやか(ですよねー)
87 = 1 :
まどか「じゃあ、ほむらちゃんはどうしてキュゥベえといっしょにいるの?」
まどか「さっきの話を聞いてて思ったんだ」
まどか「ほむらちゃん、途中からキュゥベえをあまり拒絶してないよね?」
まどか「なにか訳があるのかな?」
ほむら「………」チビチビ
ほむら「……まどかには敵わないわ」
ほむら「そうね、そうかもしれない」
90 = 1 :
ほむら「………」チビチビ
ほむら「……退屈じゃなかったからかしら」
杏子「あん?どーいう意味だい?」
ほむら「アイツといる時間は、なぜだか退屈しなかった」
ほむら「たぶん、私はキュゥベえといる時間を、私は気に入ってたのね」
ほむら「だから次第に拒むことも少なくなっていった……」
ほむら「……思い返すと、我ながら笑えるわね」
まどか「ほむらちゃん……」
91 = 1 :
ほむら「だって考えてみなさい」
ほむら「憎くて憎くて仕方のなかった相手に、今じゃ得体の知れない感情を抱いているのよ」
ほむら「……今ならアイツの言っていた感情の厄介さがわかるわ」
QB「………」
マミ「キュゥベえ?」
QB「……! な、なんだいマミ?」
マミ「どうしたの?さっきから黙りこんでるけど……」
QB「な…なんでもないよ!」
93 = 1 :
まどか「じゃあ、キュゥベえ」
QB「きゅぷい!?」
まどか「キュゥベえは、ほむらちゃんとどうしているの?」
まどか「私との契約を邪魔するほむらちゃんは、特に好きというわけじゃないでしょ?」
QB「………」
QB「……さぁね」
QB「それがわかれば、苦労しないさ」
94 = 28 :
ほ
95 = 1 :
QB「最初はね、なんでもなかったんだ」
QB「たまたまふらりと立ち寄った家がほむらの家だっただけ」
QB「そんなことが数回繰り返すうちに、なぜだかそれが当たり前のようになったんだ」
QB「自分の意志で行ってるはずなのに、裏で僕を操っている人間がいるような」
QB「足が引き寄せられるとでもいうかな、そんな感じでね」
QB「やがて毎日通うようになってしまった」
QB「……今考えても、わけがわからないよ」
96 = 1 :
まどか「ほむらちゃんが、その……好きなんじゃないの?」
QB「……まさか、ありえないよ」
QB「感情を持たない僕が人を好きになるなんて、ありえっこないさ」
さやか「ほむらの家に行くとき、ドキドキしたりは?」
QB「そんなこともなかったさ」
マミ「暁美さんと話していて、どんな感じがした?」
QB「これといって何も」
QB「……ただ、退屈ではなかったね」
97 = 67 :
ほむらさん
98 = 1 :
ほむら「うぇっぷ……」
ほむら「流石に飲み過ぎたわね……」
QB「言わんこっちゃないよ、ほむら」
ほむら「うるさいわねっ……」フラフラ
マミ「トイレで吐く?」
ほむら「その必要は……ないわ……」
まどか「ほむらちゃん、落ち着いてね」
99 :
>>96
保守してやるから頭冷やせ。
100 :
QB「話を書き直したいだって? そんなあなたに魔法少女プラン!
今ならちょっと狩りをしてもらうだけで願いが叶うビッグチャンスが!
変身後の衣装は有名絵師の書きおろし
更に初回特典として、あの○野×■●さんがあなたのメインテーマを作曲!
当社正社員による安心のアフターサービス!」
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