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元スレほむら「Ten years after」 QB「十年後」
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喫茶店 キャンデロロ
カランカラン
まどか「こんばんわー」
マミ「いらっしゃい、鹿目さん」
杏子「いらっしゃいな」
まどか「時間間に合ってよかったー」
マミ「まだだれも来てないから大丈夫よ」
杏子「あいつら時間にルーズだよな」
杏子「注文はなんにする?」
まどか「まだみんな来てないからなぁ……」
まどか「マミさんの紅茶を久しぶりに飲みたいです」
杏子「だってさ」
マミ「わかったわ」
マミ「それじゃあ、昔と同じ紅茶で……」カチャカチャ…
マミ「はい、おまたせ」カチャ
まどか「わぁ、懐かしい香り……」
杏子「それじゃ、追加があったら呼んでくれ」
まどか「うん」
まどか「でも、みんな遅いなぁ……」
マミ「みんな仕事とかで忙しいんじゃないかしら」
まどか「今日も、結構ギリギリで集まれたんですよね」
カランカラン
マミ「あら、いらっしゃい」
さやか「ごめーん!ちょっと遅れっちゃった」
まどか「さやかちゃんひさしぶりー!」
さやか「おおまどか!相変わらずかわいいなぁ!」
さやか「どぉれ、今からでもあたしの嫁にしてやろうかぁ?」
まどか「うぇひひ……上条君に言いつけちゃうよ?」
杏子「ほらほら、店で暴れんな」
さやか「杏子久しぶり!元気してた?」
杏子「まぁな」
杏子「相変わらずマミの店で働いてるよ」
まどか「教会立て直すお金を稼ぐためにがんばってるんだね」
さやか「昔のアンタとは大違いだわ」
杏子「よせやい……」
まどか「マミさんが喫茶店をやるって聞いた時は驚いちゃいました」
さやか「そぉ?あたしは『ああ、やっぱりなー』って感じだったけど」
マミ「昔からの夢だったのよ」
マミ「お菓子屋さんとか、こういうお店を持つのが」
まどか「そうだったんですか」
杏子「まぁ、昔からケーキとか好きだしな」
杏子「暇があれば紅茶飲んで、ケーキを作ってたりしてたし」
さやか「それでその細い体格を維持できるのが羨ましい……」
カランカラン
マミ「いらっしゃい」
さやか「遅いぞほむらー!」
ほむら「遅れてごめんなさい」
QB「久しぶりだね、みんな」
まどか「ほむらちゃん、ひさしぶり」
ほむら「こんばんは、まどか」
マミ「キュゥベえも暁美さんも、しばらくぶりね」
QB「最後にあったのはいつ振りだろう?」
ほむら「こうやって全員であったのは、魔法少女同窓会以来かしら?」
杏子「なんか飲み会みたいな名前になってんな」
さやか「本当はただのお茶会だけどさ」
ほむら「なんにせよ、久しぶりに集まれてうれしいわ」
まどか「なんだか懐かしいな」
マミ「全員そろったことだし、パーティ始めましょうか?」
さやか「よっしゃあ!久しぶりに張り切っちゃいますよ!」
まどか「まぁまぁさやかちゃん、ちょっと落ち着いて……」
マミ「今日は貸し切りだから気にしないでいいわよ」
マミ「それじゃ、私は奥から料理取ってくるわね」
マミ「佐倉さん、お手伝いお願いしていいかしら?」
杏子「ん、わかった」
・
・
・
マミ「はい、おまたせ」カチャカチャ
杏子「ちょいとテーブル開けてくれ」カチャカチャ
さやか「おお、すごいメニューだ」
まどか「どれもおいしそうだなぁ……」
QB「うちじゃ想像できないメニューだね」
ほむら「余計なことを言わないでちょうだい」
・
・
マミ「はい、おまたせ」カチャカチャ
杏子「ちょいとテーブル開けてくれ」カチャカチャ
さやか「おお、すごいメニューだ」
まどか「どれもおいしそうだなぁ……」
QB「うちじゃ想像できないメニューだね」
ほむら「余計なことを言わないでちょうだい」
杏子「飲み物注ぐぞー」
トクトクトク…
杏子「これで全部か」
マミ「それじゃ、私たちもいただきましょう」
さやか「それじゃ、さやかちゃんが初めのシメをさせてもらいます!」
ほむら「さやか、日本語がおかしいわよ」
さやか「まーまー気にしない。それじゃグラス持って……」
「「「「「かんぱーい!」」」」」
ワイワイ
さやか「わっ、このお肉おいしー!」
マミ「それ、佐倉さんが作ったのよ」
さやか「マジか。あんたやるねぇ」
杏子「マミのみてたら覚えただけだよ」
ほむら「まどか、そこの醤油とってもらっていいかしら?」
まどか「あ、これ?はい」
ほむら「ありがとう。キュゥベえもほら、醤油つけなさい」
QB「すまないね、ほむら」
ガヤガヤ
・
・
・
さやか「ふぅ、お腹満腹!」
まどか「ごちそうさまでした」
QB「きゅぷい!」
ほむら「我ながらよく食べたわ……」
マミ「それじゃ、片付けてきましょ」
杏子「あいよ」
さやか「食べた後は、雑談タイムにしゃれ込むとしますか」
マミ「何か欲しいものがあったら言ってね」
マミ「今日はうんとサービスするわ」
ほむら「あ、それじゃあ巴マミ……」
ほむら「ほろよく酔えるウォッカでもお願いするわ」
マミ「あのねぇ暁美さん、ここは一応喫茶店なのだけど……」コトッ
杏子「そういいながら用意してるマミもマミだよな」
さやか「ええ?ウォッカなんて飲むの!?」
杏子「コイツよくうちに来るんだけどさ、大半はアルコールだよ」
さやか「でもウォッカの類ってアルコール結構高いんじゃ……」
マミ「モノによってはね」
まどか「ほむらちゃんって意外にお酒強いの―――」
ほむら「ん~?」ゴクゴク
さやか「ラッパ飲み!?」
ほむら「マミぃ……また弱いのを注いだわね」
マミ「またそういう飲み方をすると思ったからよ」
マミ「だいたいそういう飲み方じゃないの。体を壊すわ」
ほむら「むぅ……お酒くらい好きに飲んでいいじゃない」
QB「それにだよ、君は自分がいかにアルコールに弱い体質かを理解してないだろう?」
ほむら「なによ、あなたまで……」
QB「全く……」
さやか「こりゃ酒豪というのかな……?」
QB「僕からしたらただの飲んだくれだよ」
ほむら「なによ、いいじゃない……」ホムゥ
QB「やれやれ……」
さやか「まぁほむらも本調子(?)になったことだし」
さやか「話に花を咲かせようか!」
まどか「わー」パチパチ
さやか「そういや、久しぶりに先生にあったんだ」
まどか「え?早乙女先生?」
さやか「うん。このまえ道端でばったり」
杏子「だれだ?」
ほむら「私たちが中三の時の担任よ……」グビグビ
まどか「ほむらちゃん、二年生のときだよ……」
QB「早くも酔い始めたようだね」
>>2-3で安心した
さやか「驚いたのがさ、横に男の人がいたんだ」
まどか「わぁ……」
ほむら「まぁ、流石に身を固めているでしょう」
さやか「そうと思うでしょ?」
さやか「まだお付き合いの段階だって」
ほむら「あえて年齢は聞かないでおくわ」
まどか「ひぃ、ふぅ、みぃ……」
ほむら「そういえばあなたは上条恭介と結婚しているのよね」
さやか「うん、まぁね」
マミ「アシスタントをしているんですってね?」
杏子「へぇ、そんなことやってんのか」
まどか「なんだか大変そう」
さやか「んー、まぁ大変な時もあるけどさ」
さやか「あたしはこれが転職だと思ってるよ」
ほむら「……良かったわね、さやか」ヒック
転職→天職
さやか「そういえば仁美からの手紙貰った?」
ほむら「結婚式上るんっですってね」チビチビ
まどか「ドレス姿の仁美ちゃんかぁ……」
まどか「……気付いたら周りのみんながどんどん結婚していってるよ」
まどか「私もはやく身を固めた方がいいのかな……?」
杏子「まぁ焦る気持ちもわかるけどさ、安易に決めるもんじゃないぜ」
マミ「後で後悔できるものじゃないわ」
さやか「そういえば仁美からの手紙貰った?」
ほむら「結婚式上るんっですってね」チビチビ
まどか「ドレス姿の仁美ちゃんかぁ……」
まどか「……気付いたら周りのみんながどんどん結婚していってるよ」
まどか「私もはやく身を固めた方がいいのかな……?」
杏子「まぁ焦る気持ちもわかるけどさ、安易に決めるもんじゃないぜ」
マミ「後で後悔できるものじゃないわ」
ほむら「心配しないでも大丈夫よ、まどか」
ほむら「いずれあなたにも、最高の相手が見つかるはずだから」
まどか「そうだったらいいけど……」
さやか「して、お二人の恋愛事情はどんなものですかな?」
杏子「残念だけど、あたしは聖職者だからな」
杏子「シスターになるつもりだから、結婚をするつもりもないよ」
さやか「お堅いなぁー」
さやか「マミさんはどうですか?」
マミ「わ…わたし!?」
マミ「わたしはそんな人いないわよ……」
杏子「へぇ……」
杏子「最近常連の人と仲良いようだけどさ―――」
マミ「佐倉さん?それ以上言ったら給料引くわよ?」ニッコリ
杏子「すまん。勘弁してくれ」
まどか「わぁ……」マドマド…
さやか「しかしまぁ、恋愛がらみで驚いたのが」
さやか「そこの二人だよねぇ……」
QB「きゅぷい!」
ほむら「……なによ」グビグビ
さやか「おおう、酒癖がさらに悪化していらっしゃる」
QB「ほむら、その変でやめておいた方が……」
ほむら「まだまだよ……」グビッ!
たまに見るけどマドマドの意味が未だに分からん
暑くて窓開けようとしてるみたい
暑くて窓開けようとしてるみたい
マミ「まぁ、そうよね……」
杏子「犬猿の仲だった二人がよぉ……」
さやか「まさか結婚するほどの仲にまで進むとは……」
ほむら「まぎらわしーいいかたしないでくれないかしら?」
QB「………」
さやか「前は否定してなかった気がするんだけど?」
ほむら「今否定してるじゃないの……」グビグビ
まどか「最初聞いた時、びっくりしちゃったよ」
さやか「一緒に暮らす時点で驚いてるのにさ」
さやか「まさかそういう関係になるとは……」
杏子「今じゃキュゥベえもすっかりほむらに馴染んでるしよぉ……」
ほむら「ふん……」グビグビ
マミ「ちょっと暁美さん、ピッチ早くない?」
ほむら「これくらい朝飯前よ……」
犬猿の仲以前に、宇宙から来たナマモノと結婚というのがよく分からない
ほむら「……まぁ、仲が良くなったというのは認めるわ」
ほむら「でも、どうして結婚という話になるのよ」
杏子「おめーが自分で言ってたんだろうが」
ほむら「んなの覚えてないわ……」チビチビ
QB「今の彼女はところどころ記憶が飛んでいる」
QB「酔いがさめてからじゃないと無意味だと思うよ」
マミ「飲み過ぎよ、暁美さん」
ほむら「……巴マミ、もう一本持ってきなさい」
QB「彼女は酔うと適当なことを言い出すからね」
QB「あまりあてにしない方がいいよ」キュップイ
さやか「ちぇっ、すこし時間が遅すぎたか……」
マミ「あら、聞き出す相手なら目の前にいるじゃない」
QB「……きゅぷい?」
さやか「ああそうか、キュゥベえは酔っていないし」
さやか「それにたしか、嘘憑けなかったんだよね」ワキワキ
QB「さやか、その卑猥な動きをする手を収めてほしいな」
まどか「キュゥベえ、ほむらちゃんの事教えて!」
QB「白状することは何もないんだけどな……」
QB「もっとも、それが君の願いとして魔法少女になってくれるなら別だけど」
ほむら「させないわよ」ガシッ!
QB「やめてくれよほむら」ギリギリギリ
QB「もうこの年になって契約しないなんて、わかりきった事だろう?」
ほむら「……ふん」ポイ
QB「やれやれ……」
さやか「それじゃ、白状してもらおうか」
QB「そうだね……白状というわけじゃないけど、誤解は解いておこうか」
QB「僕と暁美ほむらは、この星における結婚という行為は行っていない」
QB「それだけさ」
まどか「なぁーんだ、びっくりしちゃった」
さやか「つまんないなぁ」
QB「そもそもぼくらインキュベーターと地球人ができるわけないだろう?」
マミ「それもそうよね……」
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