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元スレほむら「宇宙人と」 QB「時間遡行者」
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『キュゥベえと疑似夫婦生活』
ほむら「………」
ほむら「……ごめんなさい。耳がおかしくなったみたい」
さやか「キュゥベえとままごとやれって言ってんのよ恥ずかしい」
ほむら「わけがわからないわ」
QB「本当だ。わけがわからないよ」
さやか「いやー、あまりにも自信満々だったからさ」
さやか「ちょっとほむらの音を上げるのが見たくて……」
ほむら「………」ムッ
ほむら「いいわ、やってやろうじゃない」
さやか「んじゃあシチュエーションその一」
さやか「帰宅したキュゥベえを労うほむら。スタート!」
~~~~~~~
QB「ただいま、ほむら」
ほむら「おかえり、キュゥベえ」
QB「今日も疲れたよ」
ほむら「仕事の調子はどうなのかしら」
QB「最近は契約が取れなくてね。業績が上がらないんだ」
ほむら「さっさと給料あげてちょうだい」
QB「でもね、もう少しで大きい契約ができそうなんだ!」
ほむら「へぇ」
ほむら「して、その契約先というのは?」
QB「鹿目まどかという少女でね―――」
ほむら「今すぐその契約やめなさい、悪いものがつくから」
ほむら「相手方に」
QB「ひどいなぁ。僕の業績はどうでもいいというのかい?」
~~~~~~~~~~
さやか「カットカーット!」
さやか「なんか全然夫婦って感じがしない!」
ほむら「ごめんなさい」
ほむら「コイツ相手だと演技じゃなくて素で労ってしまって」
さやか「これが労い!?」
さやか「シチュエーションその二」
さやか「些細な意見の食い違いでケンカする。スタート!」
~~~~~~
QB「やれやれ、君は本当にわけがわからないね」
QB「どうしてそれを選ぶのかが理解できないよ」
ほむら「物はいいようね、インキュベーター」
ほむら「今日ほどあなたを憎たらしいと思ったことはないわ」
QB「きのこの良さが分からないとは、人類の中でも底辺だね」
ほむら「知らないの?たけのこのよさがわからない宇宙人に人類を語る資格なんてないのよ」
おいVIPでそのネタはマジでやめろ
たけのこの素晴らしさを理解できないきのこ馬鹿が荒らしを始めるぞ
たけのこの素晴らしさを理解できないきのこ馬鹿が荒らしを始めるぞ
QB「確かに食品としての筍は高級品な場合もある」
QB「人類の失敗は、それを菓子にしてしまったことだ」
ほむら「きのこなんて元は菌類なのよ」
ほむら「それを今さらお菓子にしたところで、なにがかわると―――」
~~~~~~~
さやか「カットカット!」
さやか「それ以上はいけない!」
QB「邪魔する気かい?美樹さやか」
ほむら「これは人類とインキュベーターの戦いなの」
まどか「二人とも落ち着いてよ……」
マミ「もう手遅れね」
杏子「どっちもうめーのに……」バリボリ
さやか「これならどうだ……」
さやか「シチュエーションその三」
さやか「お互いを褒め合う!スタート!」
~~~~~~~~~
ほむら「………」
QB「………」
~~~~~~~~~
まどか「す……進まないよ……」
マミ「まぁ、暁美さんとキュゥベえの組み合わせなら当然なのかしら」
杏子「あいつがキュゥベえを褒めるなんて想像できねぇ……」
なりふり構わず傷ついた振りをしたりして契約を取ろうとするところとかいっぱい褒めれるよ!
ほむらちゃんならいっぱい褒めれるよ!ただたっぷりと皮肉が入るだけだよ!
キュゥべえ側も同様にまどっちへの事とか褒めれるよ!
もはやストーカーだねみたいな皮肉入りだけどある意味褒め言葉だよ!
ほむらちゃんならいっぱい褒めれるよ!ただたっぷりと皮肉が入るだけだよ!
キュゥべえ側も同様にまどっちへの事とか褒めれるよ!
もはやストーカーだねみたいな皮肉入りだけどある意味褒め言葉だよ!
ほむら「………」
QB「………」
さやか「おーい、おわらないぞー!」
ほむら「無理な要求なのよ」
QB「全く同意だね」
さやか「だめ!お互い一つだけでも出さないと次に移れません!」
ほむら「そうねぇ……キュゥベえのいいところ」
ほむら「宇宙のために尽くしている、という建前を作り出した事かしらね」
ほむら「よく考えれば確かにすばらしい考えね。ええ、ほんとに」
ほむら「いずれ人類があなたたちの仲間に入るための露払いをしてくれてるのよね」
ほむら「ほんと、すばらしい建前を見せてくれるのが素晴らしいわ」
さやか(うわぁ……)
QB「………」イラ
QB(なんだろう、このもやもやするのは……)
QB「それじゃあ、次は僕の番だね」
QB「ほむらのいいところは、その努力の一点集中にあるね」
QB「鹿目まどかという守る相手を見つけ、何度も繰り返しながら守る」
QB「その執念というものはもはや人類のそれを超えている気がするよ」
QB「なんたってその気になれば嫌われることもいとわない」
QB「その決意があって、あんなことやこんなことをきゅぷい!」ガスッ!
ほむら「素晴らしい褒め言葉をありがとう。感動して姿勢が崩れてしまったわ」
ほむら「執念言えば、あなたのまどかへのこだわりもすばらしいわね」
ほむら「わざわざ自分の体を傷つけて、『たすけて』」
ほむら「どこぞの営業もビックリの手口を、あなたは一人で思いついたのね」
QB「」キュプ
QB「ありがとう、暁美ほむら」
QB「その話で思い出したけど、君の銃の腕も素晴らしいよね」
QB「魔法を使っているとはいえ、あの命中精度は大したものだ」
QB「逃げている僕を“弱らせる”という目的で見事なポイントで掠らせるのには頭が下がるよ」
QB「一発で当てずに殺さないとは、まさにプロだね」
ほむら「」ピキ
ほむら「ふふふ……」
QB「きゅっぷい……」
杏子「やべーよおい。なんかほむらから翼でてんぞ」
まどか「さ…さやかちゃん……」
さやか「あれ?あたし地雷踏んだ?」
マミ「誘爆して手が付けられなくなってきたわ」
さやか「つ、つぎのシチュエーション行こうか!」
さやか「これで最後!」
さやかちゃんはかわいい
さやかちゃんは歌がうまい
さやかちゃんは世界を救ってる
さやかちゃんは歌がうまい
さやかちゃんは世界を救ってる
さやか「シチュエーションその四」
さやか「夫婦喧嘩だったのを仲直り!スタート!」
~~~~~~~~~~
ほむら「いい加減にしてちょうだい」
QB「感情というものを持つ人間は本当に厄介だ」
QB「君こそ、もうすこし理性的に考えられないのかい?」
ほむら「理性的……?」
ほむら「感情を持たない生き物が、よく理性なんて言葉をつかえるわね」
ほむら「さしずめ、エリート宇宙人といったところかしら」
QB「やれやれ、これでも譲歩しているつもりだというのに……」
ほむら「……どうも私たちは合わないようね」
QB「奇遇だ、僕もそう思っていたところさ」
ほむら「離婚ね」
QB「そうだね」
~~~~~~~~~~
さやか(さやかちゃん流『遊びの中で仲直り作戦』失敗……)
杏子「そう肩落とすなって……」
マミ「この二人をくっつけるのは、神様でも至難の業よ」
まどか「あわわ……」
ほむら「~~~~~」
QB「~~~~~」
さやか「お二人さん、もう事態の収拾が不可能なので罰ゲームは終わりです……」
まどか「だからほむらちゃんもキュゥベえもそろそろ……」
ほむら「あら、そうなの」パッ
QB「やれやれ、演技は疲れるね」クルッ
杏子「切り替えはええ……」
ほむら「罰ゲームごときで、私が本音を出すわけないじゃない」
QB「額に汗まで浮かべて、よほど迫真の演技だったんだねぎゅぷい!」
ほむら「さて、次は……」ゲシ!ガス!
ほむら「……!」
QB「お決まりの魔女イベントだね」
杏子「しかし五人そろってる時に来るとは、いい度胸だな」
マミ「私も久しぶりに体を動かしたいわ」
さやか「それじゃ、行きましょうか!」
ほむら「そうね、さっさと倒していきましょう」
QB「方角はこっちだ!」
まどか「わわ、みんな待ってよぉー」
魔女結界
マミ「ティロ・ボレー!」
使い魔「ぎゃわー!」
マミ「二人とも!道が開いたわ!」
杏子「行くぞさやか!遅れんなよ」バッ!
さやか「あんたの方こそね!」ダッ!
ほむら「圧倒的ね」
まどか「ほ……ほむらちゃんは行かなくていいの?」
ほむら「あんな魔女相手なら三人で十分よ」
ほむら「それに私はまどかの護衛という重要な任務があるのだから」
QB「僕からしたら、単なるサボりにしか見えないのだけどね」
ほむら「あら、いたの?」
QB「ちゃんと道案内をしてたじゃないか」
ほむら「ごめんなさい。道案内なんて使ってないから覚えてないわ」
マミ「ちょっと暁美さん!すこしは手伝って」
ほむら「仕方ないわね」ガサゴソ
ほむら「これでいいかしら」
QB「なんだい?それは」
ほむら「06式小銃てき弾の改造版よ」
ほむら「89式の銃口の先につけて、銃弾でグレネードを飛ばすの」
ほむら「それを改造して、いろいろなものが飛ばせるようにしたのよ」ガシ
QB「え?」
ほむら「どこかの時間軸で、美樹さやかに爆発物を嫌われていたのを思い出して」
ほむら「だったら、弾頭が爆発しなきゃいいじゃない、って思って」
QB「あの、ほむら?」キリキリ
ほむら「飛んでいきなさい、インキュベーター」ボスッ!
まどか「キュゥベえがきれいな放物線を描いて飛んで行った……」
ほむほーむ
ほむら「ふぅ、今日はよくはしゃいだわ」
QB「はしゃぐ、ね」
QB「僕は君にさんざんいじり倒されたよ」
ほむら「あなただって、私に皮肉をぶつけまくってたじゃない」
QB「僕は本音を言っただけなんだけどね」
ほむら「そう、あなたが私をどう思っているかがよくわかったわ」
QB「僕は以前から分かっていたけどね」
翌日
QB「………」ダラン
ほむら「よくもまぁ堂々とだらけていられるわね」ゲシゲシ
QB「うぅ……やめておくれよ……」
QB「なんだかこの個体の調子が悪いんだ……」ズリズリ…
ほむら「這ってないで立ちなさい。気持ちが悪いわ」
QB「そうはいってもね……」プルプル…
QB「やっぱり駄目だ。立てないんだ……」ポテッ
ほむら「顔を貸しなさい」スッ
ほむら「………」ピトッ
QB「僕の額がどうかしたのかい?」
ほむら「これは風邪ね」
QB「風邪だって……?この僕が風邪になるなんて……」
ほむら「食べ物を食べて地球生物同様の生活をしている以上、風邪はひくでしょうに」
QB「となると、この個体がダメなのか……」
QB「ほむら、お得意の銃でこの個体を殺しておくれよ」
ほむら「………」
ほむら「いやよ」
あいつら残機とかじゃなくて複数の個体が同時に活動してるんだよな
QB「君が断るとは意外だね」
ほむら「殺しを娯楽にしているわけじゃないのよ」ホムッ
QB「よく言うね……」
QB「暇があれば僕をマトに遊ぶくせに」
ほむら「刃向うほど余裕があるなら、殺す必要もないわね」
ほむら「寝てればなおるわ」
QB「なかなか……風邪というのは苦しいね……」
ほむら「いい体験じゃない」
ほむら(こいつが活動できないなら、まどかの契約機会も減る)
ほむら(放っておきましょ)
QB「体が……熱いよ……」
QB「ほむら……助けてくれ……」
ほむら「………」
ほむら「……少し待ってなさい」
QB「ほむら……?」
ほむら「………」ガラッ
ほむら「これを飲みなさい」
ほむら「風邪薬よ」
QB「やれやれ……この僕が、人間の薬品に頼ることになるとは……」
QB「きゅぷ……きゅぷ……」
QB「……!?」
QB「にがい!にがいよほむら!ぐむぅっ!」
ほむら「それが薬。黙って飲みなさい」
ほむら(子供に薬を飲ませるより、手間がかかるんじゃないかしら)
QB「はぁ……はぁ……」
ほむら「どう?気分は」
QB「最悪だね……」
QB「この世にあんなに苦いものが存在するなんて思わなかったよ」
ほむら「これでも、人間が飲む分をさらに減らしたのよ」
QB「もっと苦いのを飲むというのかい?」
ほむら「あなたの舌が巴マミの甘味に慣れ過ぎているだけでしょう」
ほむら「あとは一晩寝るくらいでいいんじゃないかしら」
QB「なら、そうさせてもらうよ……」
QB「ありがとう、ほむら」
ほむら「……おやすみ」
数日後
QB「きゅぷあぁ……」ゴロン
ほむら「治ったら治ったでめんどくさい奴ね」
QB「人間らしいと言って欲しいね」
ほむら「宇宙人やめたらどうかしら?」
QB「せっかくだけど、断るよ」
ほむら「しかし、暇ね」
QB「そうだね……」
ほむら「テレビ……」ピッ
『今日、〇〇で事故があり~』
ほむら「………」ホムー…
QB「………」キュップーイ…
『次のニュースです』
『日本政府は新日米ガイドライン法に基づいた海上自衛隊の海外派遣を決め』
『それに伴い明日、横須賀からイージス護衛艦群が出港する予定です』
ほむら「!?」ガタッ!
QB「どうしたんだい?」
ほむら「こうしちゃいられないわ!」
ほむら「………」ガサガサ
ほむら「………」ゴソゴソ
QB「出かけるのかい?」
ほむら「ええ」
QB「どこへ?」
ほむら「横須賀へ行くわよ」
QB「」
ガタンゴトン……
ほむら「電車に乗るなんて、久しぶりね」
QB「魔法少女が持ち場を離れるとは」
QB「いいのかい?」
ほむら「グリーフシードは持ってきたし」
ほむら「携帯まどかも持ってきた。準備に抜かりはないわ」
QB(携帯まどか……?)
ほむら「それより、どうしてあなたもついてきてるのよ」
QB「どうしようと、僕の勝手だろう?」
ほむら「……邪魔しないなら別にいいのだけど」
ほむら「………」カチカチカチ
QB「携帯で何をしているんだい?」
ほむら「宿の予約よ」
ほむら「日付をまたぐから、この際泊まるわ」
ほむら「魔法少女だって、たまには旅行に行ったっていいでしょ?」
QB「それは構わないけど……」
QB「学校だよね?」
ほむら「……一日くらい休んでもいいわよ」
学校
さやか「あれ?ほむらは?」
まどか「朝も会わなかったし……」
まどか「お休みみたいだね」
マミ『暁美さんなら、キュゥベえと遠くにお出かけしてるみたいよ』テレパス
まどか「あ、マミさん」
マミ『朝急に「私はふねを見に行くから、ここの魔女は任せわ」とだけ言ってすぐ消えちゃうし……』
さやか「あの真面目なほむらがサボり?珍しい」
さやか「こりゃ明日は天変地異か大事件が起こるね」
まどか「さやかちゃんそれ言い過ぎだよぉ……」
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