元スレまどか「脳内彼氏とデートするの楽しい」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
まどか「ふー、今日も疲れたなぁ」
まどか「え? 今からスタバ? 奢ってくれるって?」
まどか「悪いよ、そんな」
まどか「だから悪いって……」
まどか「! あ~」
まどか「ひょっとして奢ってあげないとわたしがついて来ないと思ってる?」
まどか「ふふっ、安心して」
まどか「いいよ、行ってあげる。ただし、わたしの分はちゃんとわたしが払う! って条件でね」
まどか「それとも奢ってあげないと俺のメンツが……とか思ってる?」
まどか「まだ中学生なんだし、そんなの誰も気にしないよ」
まどか「あ、気分悪くした? ごめんごめん」
まどか「とりあえず行こっ。日が暮れちゃうよ」
2 :
これはデブさんの役割だろ
3 :
ほむほむがいるじゃん
4 :
さやかがやってたら切ない
5 :
まあ俺が隣に居る訳ですが
6 :
つづきは
7 = 1 :
スタバ
まどか「(さすがに店内で彼と会話するのははばかられる)」
まどか「(でも彼は確かにそこにいるんだ)」
まどか「(注文もちゃんと二人分)」
まどか「(……結局わたしが全部食べるんだけど)」
まどか「(あー、こんなに幸せでいいのかな)」
8 :
脳内デート入門?
9 = 1 :
まどか「(わたしが異性を意識する年頃になってからすぐのことだった)」
まどか「(わたしは人並みに男の人を好きになれないと気がついた)」
まどか「(好きな男の子がいなかったわけじゃない)」
まどか「(ただ、男の子のことを考えていると、何かプレッシャーのような)」
まどか「(『お前は男と付き合っちゃいけない』っていう別次元からの力みたいなものを感じた)」
まどか「(それで結局今までまともな恋愛経験なし)」
まどか「(でも気付いたんです)」
まどか「(脳内彼氏にはその別次元からの力も文句をつけられないって!)」
10 = 3 :
だからほむほむがいるじゃん
11 = 1 :
まどか「(彼は高身長のイケメン)」
まどか「(だけど女の子に対してはちょっぴり初心なところがあって)」
まどか「(男らしさを見せようとして空回りしてるところがかわいいです)」
まどか「(部活はサッカー部で、レギュラーメンバー)」
まどか「(気さくな先輩として後輩からの人気も高いみたい)」
まどか「(すっごくモテてたんだけど、わたしに告白してくれて)」
まどか「(彼も誰かと付き合うのはわたしがはじめてなんだって! キャー)」
12 = 5 :
俺の事かーっ!
13 = 1 :
スタバ 外
まどか「じゃ、今日はありがとね」
まどか「そんな寂しそうな顔しないで。明日会えるよ」
まどか「うん。……そう」
まどか「じゃ、またね」
まどか「え? 何?」
まどか「だ、だ、大好きって……!! こんなところで言わないでよ……///」
まどか「……もう。わたしも大好きっ」
まどか「じゃっ」
14 :
これは>>1自身が、もし自分が美少女だったらという妄想に、更に妄想を重ねているということでいいのか?
15 :
そしてその妄想を具現化するために契約
16 = 1 :
ほむら「(……あら、あれはまどか)」
まどか「そんな寂しそうな顔しないで。明日会えるよ」
ほむら「(……誰と話しているの……?)」
まどか「うん。……そう」
ほむら「(っ!! まさか既に魔女の口づけを……!!)」
まどか「じゃ、またね」
ほむら「(歩き出した……! あの方向はまどかの家。後を追いましょう)」
17 = 1 :
まどかの家 前
ほむら「(普通に家に入ってしまった)」
ほむら「(いや、結界がまどかの部屋にあるということも考えられる)」
ほむら「(……覗き見みたいで気が進まないけど、そんなこと言ってる場合じゃないわ!)」
ほむら「(窓からまどかを監視していましょう)」
18 = 8 :
やめてあげて!
19 = 5 :
まどっちまどまど
20 = 1 :
まどかの部屋
まどか「……」
ほむら「(ずっとパソコンに向かってるわね。何を見ているの……?)」
ピロリン♪
まどか「あ、携帯にメールだ」
まどか「あ~、彼か。7時だもんね」
ほむら「(彼? 彼って誰?)」
まどか「すぐに返信してあげないと寂しがるもんなぁ。しょうがないなぁ」
ほむら「(寂しがる……? まさか、彼氏!?)」
まどか「送信、と」
ほむら「(送信したと思ったらまたパソコンへ)」
ほむら「(くっ……ここからだと画面は見えない)」
21 = 1 :
ほむら「(っていうかまどかに彼氏!? そっちの方はまだ子どもだと思っていたのに!)」
ほむら「(ってなんでわたしがショックを受けているのかしら)」
ほむら「(そんなことより、今はまどかの挙動に注意しないと)」
ほむら「(……でもパソコンと携帯の間を行ったり来たりしているだけ)」
ほむら「(若干ネット中毒者にも見えるけど、いたって普通の行動ね)」
ほむら「(……どうやら魔女とは関係なさそう)」
ほむら「(あれはただの独り言だったのかしら)」
まどか「♪」
22 = 1 :
翌日 ゲームセンター
まどか「あー、あのUFOキャッチャーの景品のぬいぐるみかわいい!」
まどか「え? いいよ。どうせ取れないし」
まどか「俺に任せろって? じゃあ任せてみようかな」
まどか「頑張れー!」
まどか「あちゃー、やっぱ無理だよ。とれないように出来てるもん」
杏子「……ん。あれは……鹿目まどか? 何やってんだ?」
23 = 6 :
見てるからな
24 :
あんこちゃんが彼氏になるのが俺得
25 = 1 :
まどか「もー、大丈夫だって」
まどか「ゲーセンの景品がとれなかったくらいで幻滅しないよ」
まどか「そーだねー。じゃあ一緒にプリクラ撮ってくれたら許してあげる」
まどか「ふふっ」
杏子「……!?」
杏子「どういうことだオイ……あいつ一人でプリクラ入ったぞ……!?」
杏子「証明写真と勘違いしてんのかな」
26 :
証明写真www
27 = 5 :
あんこちゃんあんあん
28 = 1 :
「構図を決めてね!」
まどか「えーどれにしよっかなー」
「3、2、1……」
まどか「わわわ! ありゃー、変なのになっちゃったよ……」
「撮るよー。はい、チーズ」
パシャ
まどか「あっ、目つぶっちゃったよ」
まどか「え? ドジ? そんなことないって……あ! 二枚目も変な顔になっちゃった……」
まどか「わ、笑わないでよ! よーし、じゃあ仕返し!」
「好きにデコっちゃおう!」
まどか「変な風にデコってやる~!!」
29 = 1 :
「出来上がったプリクラを取ってね!」
まどか「わぁー、どっちも変な顔」
まどか「でもいい思い出になったね」ホクホク
杏子「おい」
まどか「!?」
杏子「何やってんの」
まどか「(み、見られた……!? さすがにゲーセンは危険度高いからわざわざ遠出して隣町まで来たのに……それがアダとなったか)」
まどか「ひ、人違いでーす」
杏子「なーに言ってんだよ。ところで今プリクラから一人で出てきたように見えたんだけど」
まどか「ふぇっ!? な、な、何のことかな?」
杏子「だからプリクラ一人で……」
まどか「そんなことないよ! そんなことないよ! あ、もうこんな時間! 杏子ちゃん、じゃあねー!!」
杏子「……キョドりすぎだろ」
30 = 5 :
あんあんああん
31 :
結構前にどっかのスレで書くって言ってた人?
33 = 1 :
見滝原市内 公園
さやか「まどかが?」
杏子「そう。一人でプリクラ撮ってたんだぜ? 変なやつだよな」
さやか「え、さすがにないっしょ、それは。まどかのことだから証明写真とかと間違えてたんじゃない?」
杏子「あたしも最初はそう思ったんだけど、あの後話しかけたら『やばい! 一人プリクラしてるところ見られた!』って感じの慌て方だったよ」
さやか「へー。不思議とまどかだとイタいとかそーいう風には思わないね。まどかのやつ、そんなにプリクラ好きだったのか……。
誘ってくれればさやかちゃんがいくらでも付き合うのに」
34 = 1 :
>>31
たぶん違う
35 = 1 :
見滝原市内 カラオケ
マミ「♪~」
マミ「やっぱりヒトカラは最高ね」
マミ「べ、別に友達がいないとかそういうんじゃないけど」
マミ「一人だといっぱい歌えるし、下手でも気にすることないしね」
マミ「あー、ノド渇いた。ここはドリンクバー形式で外にジュース入れに行くのよね」
36 = 31 :
>>34
これは失礼
見てるからがんばれ
37 = 6 :
マミさんも誘ってくれれば俺がいくらでも突き…付き合うのに
38 = 1 :
カラオケ店 廊下
マミ「さて、ジュースも補充したし、部屋に戻りましょう」
まどか「♪~」
マミ「!?」ビクッ
マミ「……」ササッ
マミ「(な、何で鹿目さんがいるの!?)」ドキドキ
マミ「(あ、あれね! きっと美樹さん達と来ているのね!)」
マミ「(今見つかったら確実に馬鹿にされる……。先輩としての威信が……)」
マミ「(鹿目さんに見つからないようにそーっと……)」
まどか「!」
マミ「(って、しまったああああ!!! いきなり見つかってしまったあああ!!!)」
まどか「……」フイ
マミ「(……あれ?)」
まどか「……」タタタ
マミ「(……)」
39 = 1 :
マミ「(目をそらされた!?)」
マミ「(こ、これはつまり……)」
マミ「(『あー、マミさんヒトカラ来てるんだ……。まあマミさんならやりかねないと思ったよ。でもそこを後輩に見られるのってマミさん的に嫌だろうなー。
ここは見なかったフリでもしといてあげるか……。あ、さやかちゃん達が待ってるんだった! 早く部屋に戻らなくちゃ!)」
マミ「(ってことよね!?)」
マミ「(後輩に気を遣わせてしまった……)」
マミ「はぁ」
40 :
マミさん……
41 = 1 :
マミ「(気を取り直してわたしも部屋に戻りましょう……)」
マミ「……!?」
マミ「(ガラス越しに鹿目さんの姿が……。この部屋ね)」
マミ「(……鹿目さん一人……?)」
マミ「(いえ、皆トイレに行ってるかジュースを補充しているだけね、きっと)」
マミ「(コップも2つあるし)」
マミ「(壁越しに聞こえるこれもデュエットの曲じゃない。曲が始まってから相方が部屋を出たのね)」
マミ「はぁ」
42 :
まどかは夢見がちだから違和感ないな
43 = 31 :
後ろ向き過ぎワロタ
44 = 5 :
マミマミ
45 = 1 :
カラオケ 外
マミ「(結局あれが気になってあまり楽しく歌えなかったわ……。次からは店を変えようかしら)」
マミ「(帰りはエレベーターで一回まで)」
マミ「(あ、エレベーターもう来てるじゃない! 閉まっちゃう!)」
マミ「あ、すいません。ちょっと待ってくださーい!」タタタ
マミ「ふー、間に合った……ありがとうございます……」
まどか「……」
マミ「!?」
まどか「こ、こんばんは」
マミ「か、鹿目さん……」
46 = 1 :
まどか「……」
マミ「(あああよりによって同じエレベーターに乗るなんて……めっちゃ気まずそうな顔してるじゃない……)」
マミ「(……まてよ?)」
マミ「(鹿目さん、見たところ荷物持ってるし……帰り?)」
マミ「(そして今鹿目さんは一人でエレベーターに乗っている……)」
マミ「(……ここは勇気を出して訊いてみるしかない!)」
47 = 6 :
まどまど
48 = 1 :
マミ「あ、あの鹿目さん?」
まどか「は、はい」
マミ「もしかして……一人?」
まどか「!!」
マミ「あ、誤解しないでね? 実はわたし、今日一人で来てたの! だから鹿目さんもひょっとしたら……なんて」
まどか「……」
マミ「(これで違ったら当分会うのが憚られるレベル……!)」
まどか「……まあ、そんな感じです……」
マミ「(っし!)」グッ
49 = 1 :
マミ「鹿目さんヒトカラは初めて?」
まどか「え……、いえ、何回か……」
マミ「そう! いいわよねーヒトカラ。誰にも邪魔されることなく歌えるし!」
まどか「そ、そうですね」
マミ「わたしたちってひょっとして気が合うのかしら。あーでも二人で来ちゃったらヒトカラじゃなくなるわね」
まどか「(……ひょっとして……)」
まどか「(同類扱いされてる!?)」
50 = 6 :
マミさんの幸せを壊してやるなよ
みんなの評価 : ☆
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