元スレ勇者「俺と勝負したいって?」王様「勝ったほうが魔王を倒しに行く」

みんなの評価 : ★
1 :
王様「情報によると城下に勇者と名乗るものが現れたらしいな」
大司祭「ええ、城の占いにの予言で示された通りです」
兵士長「そいつ、強いのか?」
王様「分からん。まだ10代と聞いたが……」
兵士長「はぁ!?糞ガキじゃねえか」
大司祭「占いによる勇者の仲間達も若者のようですが……」
兵士長「10年やそこら体鍛えたからって魔物に通用するわけねーだろ」
王様「そうだな……黒服はどう思う?」
黒服「私ですか?」
大司祭「黒服さんは今日も黒いスーツとシルクハットがお似合いですね」
黒服「それはどうも。これしか持ってないんですよ」
王様「で、お前の意見は?」
黒服「そうですね。では、勇者達の実力を試す……ということでどうです?」
2 = 1 :
王様「なるほど。シンプルでいいな」
大司祭「どうやって試すんです?」
兵士長「実力を試すっつったらバトルしかねーだろ」
ワクワク
黒服「いいですね。じゃあ我々と戦って勝ったら魔王討伐を許可するというのでは?」
王様「私達とか?」
兵士長「確かに俺らに負けるようじゃ魔王なんて倒しにいく資格ねーな」
兵士長「つーか俺らが倒しに行ったほうが早くね?」
王様「誰かが行かねばならんからな。伝説の勇者の実力次第では考えねばならないな」
大司祭「しかし、我々に本当に勝てるのでしょうか……剣を取っては天下一の兵士長さんに」
大司祭「魔法を極めた黒服さん、そして私と……何代も前から技を受け継いできた王様に勇者達が」
3 = 1 :
王様「それは戦ってみれば分かるだろう。よし!兵錬場を開けておけ」
兵士長「うぉっし!楽しみだぜ!」
大司祭「勇者達を呼びますか?」
王様「いや、魔王討伐に行くのであれば挨拶に来るだろう、その時話そう」
黒服「私も久しぶりに体を動かせそうで楽しみです」
4 :
ほう
5 = 1 :
―――謁見室
勇者「はじめまして。勇者と申します」
魔法使い「魔法使いよ」
僧侶「僧侶です」
戦士「よろしく!」
ペコッ
王様「そんな堅苦しい挨拶はいい」
勇者「そお?よかったー。敬語苦手あんだよね」
王様「急に変わるな……まぁ、いい。随分若いな」
勇者「ああ、15歳です。で、王様。魔王討伐に向かう報告に……」
王様「やはり行く気か。だが、ただで許可するわけにはいかん」
勇者「は?金取るの?」
王様「違う!実力を試させてもらおう」
6 :
7×がまとめてくれると信じている
7 = 1 :
勇者「実力?いっちゃなんだけど、俺すげー強いよ?」
王様「ほぅ」
勇者「剣の修行もしてたし」
ブンブンッ
勇者「魔法も使える。メラッ!」
ボボゥ
魔法使い「あたしも自信はあるわ」
僧侶「私も回復でしたら……」
戦士「俺より強い奴に会いに行く……」
王様「では勝負しようか」
勇者「はっ?俺と勝負したいって?」
王様「ああ、勝ったほうが魔王を倒しに行く」
8 = 1 :
―――兵錬場
兵士長「おう!来たか、待ってたぜ」
勇者「ここは?」
王様「兵達の兵錬を行う、まぁ修行場みたいなところだ」
戦士「うわぁ……コロシアムみてー」
勇者「ここで戦うのか?」
王様「そうだ。そちらも4人だから丁度いいな」
大司祭「初めまして」
9 = 1 :
黒服「よろしく」
勇者「まっ、いいや。俺つえーし。ルールは?」
王様「そうだな。1対1でやりあうか?」
兵士長「ったりめーだろ。男の勝負はガチンコだぜ!」
大司祭「私女なんですけど……」
魔法使い「あたしも」
僧侶「私もです」
兵士長「気にすんな!がははは」
10 = 4 :
ほう
11 :
ほほう、続けたまえ
12 = 4 :
あげ
13 = 1 :
王様「じゃあ、私と勇者。戦士と兵士長。黒服と魔法使い。大司祭と僧侶ってところでいいか?職業も近いからな」
勇者「おっけー」
魔法使い「わかったわ」
僧侶「はい」
戦士「くくくっ、剣の錆にしてくれる」
王様「怪我をしても治療してやるから安心するがいい。武器も魔法も使っていいぞ。ここは頑丈だからな」
兵士長「いよっしゃー。誰からやる?誰からやる?」
王様「そうだな、まずはやはり勇者の実力が知りたいところだな」
勇者「いいぜー。怪我しても怒るなよ」
王様「ははは、私に勝てるような勇者がいるということは喜ばしいことだ。怒るものか」
14 = 1 :
勇者「よし、じゃあいくか」
ジャキンッ
王様「来い」
ブンッ
勇者「あれ?王様は剣じゃなくてそんな棒なのか?」
王様「剣は王者の持つ武器ではないからな」
勇者「そ、そうなのか?でもそんな鉄の棒っきれで大丈夫か?」
王様「10代前より受け継ぎ、事上磨錬され続けた技がある。遠慮することはない」
勇者「わかった。死んでも怒るなよ!うりゃああ」
ズバッ
王様「ん?」
ギィーン
勇者「うっ、受けただと……」
ググッ
15 :
書き溜めとけよ
16 = 1 :
勇者「くそっ、これでどうだ!二段斬り!」
ズババッ
王様「ほっ」
キンキンッ
勇者「防がれた……」
王様「勇者……お前剣を取って何年だ?」
勇者「5年間死ぬ気で修行したんだ!」
ブンッ
17 = 1 :
王様「うむ……5年でこの実力であれば喜ぶべきだな」
ヒョイ
勇者「ば、馬鹿にするな!」
ズバッ
王様「勇者でなければな!!」
ドスゥ
勇者「うごぁ……」
戦士「うぉっ」
魔法使い「棒が勇者の体を……」
僧侶「貫いた……!」
18 :
おはようございます
20 :
勇者「と思うだろ?あめぇよ!」
21 = 1 :
勇者「うぐぐ……」
バタッ
王様「安心しろ。急所ははずしてある」
魔法使い「外してあるって!貫通してんじゃん!」
王様「治療してやれ」
兵士「はっ」
ズルズルッ
王様「残念だ……だが、あれではスライム相手にも苦戦しただろう」
兵士長「だなぁ、腰がはいってねーよ。腰が」
王様「道半ばで死ぬよりはここで実力を知った意味は大きいだろう」
魔法使い「そ、そうかもしれないけど……」
兵士長「よっしゃ!次は俺達だぜ?戦士」
戦士「くっ、勇者の仇……討たせてもらう」
兵士長「いいね、いいねー。そのノリ嫌いじゃねーぜ」
22 :
かっけー
23 = 1 :
兵士長「さぁて、いくか」
トントン
戦士「おう」
魔法使い「ちょっと!」
兵士長「ん?なんだよ。男の勝負に水刺すなよ」
魔法使い「だって、なんか武器が違いすぎない?」
兵士長「あ?この王者の剣のことか?王様に借りたんだけどな」
魔法使い「戦士は銅の剣よ!ずるいじゃない!」
兵士長「あー、まー、本当の剣士は獲物を選ばないんだけどなー。まぁいいや。ほれっ」
ヒョイッ
戦士「?」
兵士長「それ使っていいぜ」
戦士「こ、この業物をくれるのか!」
王様「やるか!!貸すだけだ!」
24 = 1 :
戦士「この刃渡り……そして……軽い!」
ブンブンッ
戦士「くくくっ……これで斬って斬って斬って……」
魔法使い「で、兵士長さんは素手?」
兵士長「んーっ、じゃあこの棍棒でいっか」
グッ
兵士長「ほれっ、きな」
戦士「じゃあ、いくぜえええ!どりゃああ!」
ズバッ
25 = 1 :
兵士長「あー、お前はさっきのよりちょっとは腰が入ってるが、まだまだだなぁ」
ヒョイッ
戦士「ふざけるな!俺は道場で10年修業したんだ!」
ブンブンッ
兵士長「道場?どこの?」
サッサッ
戦士「王国道場だ!田舎のほうのだけどな!」
兵士長「へぇ……じゃあ受身は出来るな。本気でいくぜ」
トントンッ
兵士長「はぁ!」
ダッ
26 = 20 :
魔法使い「戦士の体が……」
僧侶「真っ二つに……!
27 = 15 :
勇者「そして一つに・・・」
28 = 1 :
兵士長「棍棒パンチ!!」
ドスッ
戦士「うがっ」
兵士長「棍棒キック!」
ドガッ
戦士「うぐっ……ま、まだまだ……」
兵士長「棍棒ヘッドバッド!」
ガンッ
戦士「がっ……頭が……」
兵士長「棍棒スープレックス!!」
ドゴーンッ
戦士「……」
王様「1……2………………10!」
カンカンカーン
29 = 1 :
魔法使い「棍棒使いなさいよ!!」
兵士長「言っただろう。本当の剣士は剣を選ばないと」
魔法使い「使ってないだけじゃない」
兵士長「まったく嘆かわしい弟子だぜ」
魔法使い「弟子?」
兵士長「ああ、俺が王国道場のトップだからな」
魔法使い「剣が使えないのに?」
兵士長「弟子殺すわけにゃいかねーだろ」
僧侶「戦士さん、しっかり!」
戦士「……」
ピクピクッ
30 = 11 :
こん棒使えよ
31 = 1 :
魔法使い「この……」
黒服「次は私達の番ですね。魔法勝負ってところですか」
魔法使い「魔法が使えるような格好には見えないんだけど……」
黒服「あいにくこの服しか持ってませんので」
魔法使い「こっちが2敗しちゃったけど、あと2人勝ったらどうなるのよ」
王様「私達に2勝で引き分けたのなら、まぁ、実力は認めてやろう」
魔法使い「ってことは絶対負けられないってことね……」
黒服「でははじめましょう」
33 = 4 :
あ
34 = 1 :
魔法使い「いくわよ!メラッ!」
ボボゥ
黒服「あちちっ」
魔法使い「まだまだいくわよ!」
黒服「ではこちらからもメラをお見舞いしますか」
ジャキンッ
魔法使い「な、なにその黒いの……」
黒服「あ、ゴム弾にしてありますので安心してください。メラッ!」
パンッ
魔法使い「うぐぅ……な、何?当たったの?」
36 = 11 :
なんで銃があんだよwww
37 = 1 :
黒服「マヌーサ!」
ポイッ カランカランッ
魔法使い「な、何?その丸くて黒いの……」
黒服「閃光手榴弾です」
カッ
キィーン
魔法使い「目が……耳が……ううっ」
クラクラッ
38 = 1 :
ザザザッ
魔法使い「ど、どこ?どこにいるの?」
黒服「後ろです。ギラッ!」
グッ
魔法使い「な、何を……」
ビリビリビリビリッ
魔法使い「きゃあああああああ!」
兵士長「あちゃー、きつそうだな。黒服のあの電流流れるギラ効くんだよなー」
大司祭「やっぱり黒服さんの魔法はすごいですねぇ」
39 :
ソレ、メラじゃねぇしマヌーサも幻術なのに閃光目くらましかよww
職業似てねえよwww
40 :
魔法じゃねーからwww
41 = 4 :
ぎらって雷だっけか
42 = 18 :
イオじゃねーの?
45 :
>>43
じゃぁおまえかけ
46 = 40 :
>>45
それコピペだぜ
47 :
予定調和
48 = 1 :
魔法使い「……」
ビクビクッ
黒服「勝ちました」
大司祭「勝負はつきましたが、最後までやりますか」
僧侶「ひぃ!」
ズササッ
大司祭「しかし、そんな実力で魔王を倒そうなんて、なんで思ってしまったんですようね」
ズルズルッ
僧侶「な、なんですそれ?」
大司祭「モーニングスターですよ。まぁ要するに鉄球付きの棒ですけど。私達僧侶が使える数少ない武器ですね」
ニコッ
僧侶「い、いや……」
大司祭「まったく、皆さん冒険者登録したんですよね。いくつまで上げたんですか?レベル」
49 :
>>45
頭冷やせよ
50 = 20 :
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