私的良スレ書庫
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元スレ澪「ねかふぇ!」
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澪(しまった、今日のはハズレだ)
集合場所に着いた途端、顔から血の気が引いていくのが分かった
持ち物に耳栓とマスクを2枚以上なんて言うから
これは絶対おかしいとは思っていたけど、ここまでとは…
作業長「それでは各自にハンマーを支給しますから…」
ハンマーを支給って、なんだそれはコントか!
いや違う、これは決して笑いごとではない
ビルの解体作業なんて未経験もいいとこだが
とてつもなくヤバい、ということだけは分かる
澪(もう…帰りたい)
解体の対象となるビルは、かなり昔に建てられたものらしかった
なんでも、去年までそこに本拠地を構えていた大会社が
不況の煽りを受けて倒産したがために、必要でなくなったらしい
当時は大ニュースとして国中を騒がせたらしいが
なにぶんテレビを見ていない、と言うか見られないので知らなかった
作業長「解体時にでる粉塵は絶対に吸い込まないで下さい」
作業員A「規定に従わなかった場合、命の保証はありません!」
ほらきた、絶対に危ない仕事だと思っていた
それにしても、命に関わる作業なのに市販のマスクで大丈夫なのか?
正規の作業員はちゃっかりガスマスクとか装着してますけど…
気にはなったが、考えると怖くなってくるので
なるべくこの件には触れないでおこうと誓った
澪(要は、吸い込まなければ大丈夫なんだから…)
なんでも、去年までそこに本拠地を構えていた大会社が
不況の煽りを受けて倒産したがために、必要でなくなったらしい
当時は大ニュースとして国中を騒がせたらしいが
なにぶんテレビを見ていない、と言うか見られないので知らなかった
作業長「解体時にでる粉塵は絶対に吸い込まないで下さい」
作業員A「規定に従わなかった場合、命の保証はありません!」
ほらきた、絶対に危ない仕事だと思っていた
それにしても、命に関わる作業なのに市販のマスクで大丈夫なのか?
正規の作業員はちゃっかりガスマスクとか装着してますけど…
気にはなったが、考えると怖くなってくるので
なるべくこの件には触れないでおこうと誓った
澪(要は、吸い込まなければ大丈夫なんだから…)
作業長「それでは、作業を始めます!まずはこの鉄筋を…」
来たか!マスクを二重にセットし、死の粉塵に備える
背中には早くも冷や汗をかいていた
澪(うぅどうして私がこんなこと…)
あの作業員の言葉が、脳内で何度もリピートされる
死ぬかもしれないと考えると、今にも逃げ出したいのが本音だ
澪(…途中でこっそり、抜けてしまうかなぁ)
確かに仕事は大切だが、命には変えられない
また欝展開()を言い訳にした題材の意味が無いSSですか(^-^;
作業員B「おらぁ!そこぉ!」
澪「ひいっ!す、すすすいませぇっん!」
ヤバい、逃げようとしていたのがバレたかな…?
やっぱり途中で抜け出すのは無理がありそうだ
そうなるとなにか、仮病でも使うしかない
とにかく、この仕事はしたくない、しちゃいけない、とにかく!
澪(気分が悪いとかが、妥当かな…)
澪「すいません、すいません」
防護服とヘルメットにガスマスクを装着した正社員に話しかける
こっちは市販のマスクとワケの分からない制服なんだから、大した待遇だ
作業員C「なんだ?派遣の人?」
明らかに派遣を見下した態度が尺に触るが
これから仮病を使って逃げるのだから、文句は言っていられない
まあ、女だと言うことをアピールすれば、そう難しくも無いだろう
澪「気分が悪くなってしまって…早退したいんです」
作業員C「あ~、気分?そんなもので決められても困るわ」
ううむ、そう甘くは無いんだな…
こうなれば、マスクをとって女ということを知らせるしかない
澪「あの…、すいません、でも…」スッ
マスクを取って、猫撫で声で訴えた
これでもダメなら、もう走って逃げるしかない
作業員C「………」
作業員はにわかに驚いた顔に変わった
いや、正確には、ガスマスクを着けているので表情は伺えないが
それでもなんとなく、驚いているんだと言うことは分かった
作業員C「お前……………」
騒音とガスマスクのせいで、相手の声が良く聞こえない
でも取りあえず、いけないと言っているわけではなさそうだ
私はぺこりと頭を下げ、早々にその場を後にした
>>63
ss的に梓か律だろな
ss的に梓か律だろな
その時だった
全く予想もしていなかった出来事が起こった
作業員C「待て!」ガシッ
澪「!!!?」
心臓が止まるかのような衝撃だった
昔の私なら、確実に気絶していただろう
澪(なにか、気に障ることでも言ったのか…?)
作業員C「……澪、秋山澪、だよなっ?」
またも心臓が止まりかけた
どうして私の名前を知ってるんだコイツは!?
派遣先では番号で呼ばれるから、名前なんて伝えてないのに…
おそるおそる後ろを振り向くと、なおも予想外のことが起きた
澪「律…?」
全く予想もしていなかった出来事が起こった
作業員C「待て!」ガシッ
澪「!!!?」
心臓が止まるかのような衝撃だった
昔の私なら、確実に気絶していただろう
澪(なにか、気に障ることでも言ったのか…?)
作業員C「……澪、秋山澪、だよなっ?」
またも心臓が止まりかけた
どうして私の名前を知ってるんだコイツは!?
派遣先では番号で呼ばれるから、名前なんて伝えてないのに…
おそるおそる後ろを振り向くと、なおも予想外のことが起きた
澪「律…?」
>>63
さよなら
さよなら
>>67
チャオズーーーーーー
チャオズーーーーーー
気がつくと、私はまたマクドナルドに居た
澪(夢だったのか…?)
一瞬そう疑ったが、そうでは無いことはすぐに分かった
懐かしい顔が隣で座って笑っていたから
律「やっと目が覚めたかあ」
律がまだ作業服であることから察するに
おそらく、私はあの場で気絶してしまったのだろう
まあ、自分のことながら、無理もないと思う
…きっと、律がここまで運んできてくれたのだろう
澪「…すごく、驚いた、から、、、」
私はようやく言葉を発した
律「変わらないな、澪は」
澪(夢だったのか…?)
一瞬そう疑ったが、そうでは無いことはすぐに分かった
懐かしい顔が隣で座って笑っていたから
律「やっと目が覚めたかあ」
律がまだ作業服であることから察するに
おそらく、私はあの場で気絶してしまったのだろう
まあ、自分のことながら、無理もないと思う
…きっと、律がここまで運んできてくれたのだろう
澪「…すごく、驚いた、から、、、」
私はようやく言葉を発した
律「変わらないな、澪は」
>>67
無茶しやがって…
無茶しやがって…
澪「…律は、最近、どんな感じなんだ?」
聞かれる前に、聞いた
律「私か? どんな感じも何も、あんな感じさ」
はぐらかすような言動から見るに、多分言い辛いんだろう
でも、これで最後になるかもしれないんだ。聞いておきたい
澪「大学出てから、どんな風に進んだのかなっ、て」
律「うん、まあ、そうさな…」
律は恥ずかしそうに眉の上を掻いた
学生時代から自慢のおデコは、今でも健在だ
やがて、決心したように真剣な顔つきになる
律「…なあ、澪、甘い言葉で誘う男には、ロクな奴が居ないな」
>>71
ヤり逃げされた挙げ句シングルマザーか
ヤり逃げされた挙げ句シングルマザーか
カオスは好きだけど
好きなキャラが中古になってしまったとあっちゃ
1を潰すしかないな
お前等全力で行くぞ
好きなキャラが中古になってしまったとあっちゃ
1を潰すしかないな
お前等全力で行くぞ
どういうことかは、聞かずとも、なんとなく、分かった
澪「…騙されたりしたとか?」
律「騙されたって言うか、…要はアレさ」
澪「アレ?」
律「…逃げられた、かな」
なるほど、それであんな仕事をしていたのか
いくら正規雇用だからと言って、あれをやりたくてやってる人は居ない
澪「でも、律は偉いよ、私なんて仕事すら…」
ここまで来たら、見栄を張らずに話してやろうと思った
澪「…騙されたりしたとか?」
律「騙されたって言うか、…要はアレさ」
澪「アレ?」
律「…逃げられた、かな」
なるほど、それであんな仕事をしていたのか
いくら正規雇用だからと言って、あれをやりたくてやってる人は居ない
澪「でも、律は偉いよ、私なんて仕事すら…」
ここまで来たら、見栄を張らずに話してやろうと思った
しかし、それを制止したのは、他ならぬ律だった
律「止めろよ、辛気くさいのは面白くないってぇ!」
律は私に気を使ってくれたのだろうか
詮索しないどころか、話を遮るなんてよっぽど…
澪(でも、そういうところが律の良いところなんだよな…)
さらに、律が話を続ける
律「そう言えば澪、最近さ、楽器、触ってないだろ?」
澪「…う、うん、社会に出てからはいろいろ忙しくてな」
本当は、お金に困ってすぐ売っちゃったんだけど
そんなところで無駄に話を長くする必要はない
律「んっじゃちょっと付いてきてん♪」
律「止めろよ、辛気くさいのは面白くないってぇ!」
律は私に気を使ってくれたのだろうか
詮索しないどころか、話を遮るなんてよっぽど…
澪(でも、そういうところが律の良いところなんだよな…)
さらに、律が話を続ける
律「そう言えば澪、最近さ、楽器、触ってないだろ?」
澪「…う、うん、社会に出てからはいろいろ忙しくてな」
本当は、お金に困ってすぐ売っちゃったんだけど
そんなところで無駄に話を長くする必要はない
律「んっじゃちょっと付いてきてん♪」
律が連れて行ってくれたのは、小さな楽器店のようなところだった
澪「…ここ、楽器店だよな?」
律「ご名答!でも、ただの楽器店じゃあないんだぜー」
澪「…?どういうことだ?」
律「まあ、中に入れば分かるって」
澪(…律が経営してるのか?)
澪「…ここ、楽器店だよな?」
律「ご名答!でも、ただの楽器店じゃあないんだぜー」
澪「…?どういうことだ?」
律「まあ、中に入れば分かるって」
澪(…律が経営してるのか?)
律が中に入れば分かると豪語していた割には
入っても大して変わったものは無かった
店員さんも普通だし、店内もいたって普通だ
強いて言うなら、店内にあるポスターや置物、サインなんかが
私が昔好きだったロックアーティストのものが多い気がした
あとは、規模の割にレフティ仕様の楽器が多く販売されていた
澪(でも、別にそこまで変わっているものは無いよなあ…)
律「…どうだ?ビックリして声もでないか?」
まったく分からない
なぜ律はこんなにニヤニヤしているんだろう?
入っても大して変わったものは無かった
店員さんも普通だし、店内もいたって普通だ
強いて言うなら、店内にあるポスターや置物、サインなんかが
私が昔好きだったロックアーティストのものが多い気がした
あとは、規模の割にレフティ仕様の楽器が多く販売されていた
澪(でも、別にそこまで変わっているものは無いよなあ…)
律「…どうだ?ビックリして声もでないか?」
まったく分からない
なぜ律はこんなにニヤニヤしているんだろう?
いくらなんでも投下遅くないか
質が下がってもいいから5分おきぐらいにしてくれ
質が下がってもいいから5分おきぐらいにしてくれ
澪「…なあ、律」
律「なんだ?」
澪「…この店の、どこがどう凄いんだ?」
聞いてしまうのは恥ずかしい気もしたが
まったく分からないのだから仕方無い
律「え~、分かんないのかよぉ」
澪「分かんないから聞いてるんだろ?」
律「ヒントは店員さん」
澪「店員さん?」
澪「店員さんならさっきも見たよ、普通の人だったろ?」
律「そうじゃないんだって、これは」
律はやれやれと首を振った
律「もう一度、きちんと見て見ろよ」
ワケが分からなかったが、言われた通りにやってみた
栗毛のゆるいパーマのロング、茶色い瞳、落ち着いた身のこなし
背は高くも低くもないけれど、すっきりした顔立ちで大人らしい…
確かに美人だが、絶世の美女と言うほどでもないし…
澪「やっぱり普通の女の人じゃないか?」
律「んだよぉ、分かんないのか…」
「分かるもなにも、変なところなんてどこにも無いだろ?」
そう言おうとして、ハッと気づいた
店員さんのことではない、レジの後ろの棚を見たのだ
澪「…写真、、、」
そこには、高校の軽音部で一番初めに撮った写真が置かれていた
律「…写真? あ、本当だ」
気づいてなかったのかお前は
澪「あ、あれが飾ってあるってことは、このお店ってもしかして…」
律「そうだぜ~」
澪「じゃ、じゃあ、あの店員さんはもしかしてムギ…」
律「唯な」
澪「!!?」
なんともまあ、人は変わると言うけれど
ここまで劇的に変わるもんだなんて、信じられない
瞳の色的にムギちゃんミスリードのさわちゃんかと思ったけど、唯か
>>89
ワロタ
ワロタ
その晩は、三人で飲み明かした
近くのスタジオを借り、お店の楽器でセッションしたり
高校・大学時代の思い出話に花を咲かせたりした
久しぶりにシャワー浴びたり
きちんと横になって眠ることも出来たので
文句無しに楽しいひとときだった
そんな中で、唯が時折寂しそうな目で遠くを見つめているのを
私と律はまったく気づいていなかった
近くのスタジオを借り、お店の楽器でセッションしたり
高校・大学時代の思い出話に花を咲かせたりした
久しぶりにシャワー浴びたり
きちんと横になって眠ることも出来たので
文句無しに楽しいひとときだった
そんな中で、唯が時折寂しそうな目で遠くを見つめているのを
私と律はまったく気づいていなかった
翌朝は、前日にも増して体調が良かった
この調子だと、ビルの解体工事もいけそうな気がしたが
日雇いだし、今日も同じところへ派遣されることは無いだろう
私は二人に別れを告げ、携帯を見ずにハローワークへ向かうことにした
それにしても、どうしてこんなに立て続けに
高校時代の思い出が甦るような出来事ばかり起こるのだろう
澪(ここまで来ると、もう偶然では済まされないよな)
なにか、これは運命のような気がする
何が起こるかは分からないけど、きっとなにかが起こる
そんな気がして、ならなかった
この調子だと、ビルの解体工事もいけそうな気がしたが
日雇いだし、今日も同じところへ派遣されることは無いだろう
私は二人に別れを告げ、携帯を見ずにハローワークへ向かうことにした
それにしても、どうしてこんなに立て続けに
高校時代の思い出が甦るような出来事ばかり起こるのだろう
澪(ここまで来ると、もう偶然では済まされないよな)
なにか、これは運命のような気がする
何が起こるかは分からないけど、きっとなにかが起こる
そんな気がして、ならなかった
不思議に思うんだが、
日雇い派遣やるくらいならアルバイトした方がよくね?
ある程度歳くったらバイトすらみつからないん?
日雇い派遣やるくらいならアルバイトした方がよくね?
ある程度歳くったらバイトすらみつからないん?
常に同じメンバーと絡む苦痛を味あわずにすむだろ
むしろ治験とかすればいいのに
むしろ治験とかすればいいのに
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