元スレカツオ「え?僕にそっくりなロボットが家に届いたの?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
波平「さっき、骨董屋で買ってきたんだ」
フネ「まあ…カツオにそっくりじゃありませんか」
マスオ「お父さんもしかしてこのロボットって?」
波平「ああ、最近テレビでやっている人口知能型ロボットだ」
サザエ「あらそれって、家事とかも全部こなしてくれるロボットじゃな~い!」
波平「カツオにそっくりだからつい買ってしまったんだ」
ワカメ「ホントにお兄ちゃんにそっくりね」
サザエ「名前はどうするのよ?」
波平「ロボットだから…KA-2o(カーツオー)でどうだ?」
カツオ「カーツオー?」
2 :
かっこいいですぅ
3 :
セクサロイドか
5 :
最近テレビでやってるのにもう骨董屋に流れてんのかよwww
6 = 1 :
KA-2o「…」
サザエ「お父さん動かないわよ」
波平「まぁ、貸してみなさい」
サザエ「でも父さんじゃ…」
波平「いいから貸しなさい」
フネ「サザエ、気の済むまでやらせてあげてくれないか?」
サザエ「分かったわ」
―30分後―
波平「ワシは知らん、後は好きにするがいい」
スタスタ
マスオ「あ…お父さん待ってください」
サザエ「やっぱり、父さんじゃ扱えなかったわね」
カツオ「父さんはいっつもそうじゃないか」
KA-2o「プログラム起動」
サザエ「!?」
8 = 1 :
ワカメ「しゃ、喋ったわ!」
タラヲ「すごいですぅ、ロボットが喋ったですぅ」
カツオ「へぇーもうほとんど人間と変わらないね」
KA-2o「こんにちは、私はどんな指令でも受けます」
サザエ「それじゃあ…早速食器洗いでもしてもらいましょうか」
フネ「そうだね、丁度夕飯が終わったところだからね」
KA-2o「かしこまりました」
スタスタ
カチャカチャ
サザエ「まあ!ホントに食器を洗い始めたは!」
フネ「カツオもロボットを見習わないといけないね」
カツオ「うるさいなぁ…」
9 :
鬱な予感しかない
10 = 1 :
それから、KA-2oは僕達サザエ一家の一員となった
家事はもちろんのこと
お使いやタラちゃんの子守などもしてくれる
タラヲ「…走るですぅ!」
タッタッタ
ドスッ
タラヲ「ふぁぁぁぁん!転んだですぅ!痛いですぅ!!」
タッタッタ
KA-2o「大丈夫ですか?」
タラヲ「もう1人のカツオお兄ちゃんありがとうですぅ」
KA-2o「すぐに傷の手当をします」
ワカメ「タラちゃんが転んだ音を聞いてすぐに駆けつけるなんてすごいわ…」
カツオ(……)
11 = 1 :
フネ「KA-2o、悪いけどそこにある食器取ってくれるかい?」
KA-2o「かしこまりました」
スッ
波平「おーい、KA-2o」
KA-2o「夕刊でございますね」
波平「おぉ!随分と気がきくじゃないか」
マスオ「お父さんの頼みたい事を事前に予想してたみたいですね~」
波平「こんな万能なロボットが3万6000円なんて信じられん」
13 = 1 :
カツオ「姉さん!僕なにか手伝うことない?」
サザエ「え?急にどうしたのよ?」
カツオ「僕も家族に貢献したいなぁ…って思って」
サザエ「KA-2oが全部やってくれるから頼むことなんてないわよ」
フネ「サザエ、KA-2oはどこだい?」
サザエ「あたしも探してるとこなのよ!」
タラヲ「僕ももう1人のカツオお兄ちゃんに遊んでもらいたいですぅ」
カツオ「…」
ワカメ「お兄ちゃんどこ行くの?」
カツオ「散歩」
スタスタ
カツオ(家族皆が…僕という存在を忘れかけている気がする…気のせいかな…)
14 = 1 :
―公園―
中島爺「ひろしぃ…これがロボットじゃぁ」
中島「じいちゃん、また押し売りに買わされたの?」
中島爺「バカタレェ…これは人口知能型のロボットじゃぁ」
中島「容姿がすごくエロいよ…」
中島爺「決してやましいことは考えておらん」
中島「まぁ、いいや」
中島「それにしても街を見ても随分とロボットが増えてきたね」
中島爺「今こそ人間とロボットは共存を図るべきなのじゃ」
中島爺「人間とロボットが協力して初めてこの世界は幸福に満ちていくのじゃ」
中島「…ふーん」
15 = 1 :
カツオ「…」
「お母さん!ロボットが欲しいー!」
「はいはい、今度お家に届くからそれまで我慢しなさい」
「やったー!僕の家にもロボットが届くんだね!」
カツオ「おかしいよ」
カツオ「人間がしなきゃいけないことを…全部ロボットに任せるなんて」
カツオ「これじゃあ、その内ロボットと人間の立場が逆転しても知らないよ僕は」
カツオ「姉さんや母さんはKA-2oのことばっかり」
カツオ「本当の心を持った僕には見向きもしない…」
16 :
反逆まだー?
17 = 1 :
KA-2o「カツオくん、そろそろ夕飯の時間です」
カツオ「KA-2o…どうしてここが分かったの?」
KA-2o「磯野家全ての人達の行動は把握しております」
カツオ(こいつの所為で…僕は今どん底の淵に立たされている…)
KA-2o「…カツオくん、今度一緒にタラちゃんと遊びませんか?」
カツオ「え?」
KA-2o「タラちゃんが3人で遊びたいと申していましたので」
カツオ「…ぼ、僕なんて必要ないだろ」
KA-2o「いいえ、カツオくんがいなくてはダメです」
KA-2o「私はカツオくんと仲良くなりたいのです」
カツオ「!!」
18 = 1 :
カツオ(…そうか、コイツはただ僕と仲良くなりたくて…)
KA-2o「…」
カツオ(それなのに僕は意地を張って、KA-2oが憎いだなんて思ってしまった…!)
カツオ「ごめん…」
KA-2o「なぜ、謝るのですか?」
カツオ「なんでもないよ…僕で良ければ喜んで友達になるさ」
KA-2o「ありがとうございます」
KA-2o「これから、私達はトモ ダチ です」
カツオ「うん…!」
その日、僕はKA-2oと手を繋いで家まで帰った
KA-2oのことが憎いと思わなくなったからである
19 = 12 :
カーツオ....。
20 :
お前らだってブサイクな人間の女と
可愛いロボットの女がいたら
ロボットの方選ぶんだろ?
21 :
ったりめーだろ
22 = 1 :
KA-2oが僕の家にきてから1週間が経った
中島「よーし、行くぞお!」
ピシュッ!
KA-2o「えい」
カキーーーーンッ
中島「ひぇぇぇ…僕のウィニングショットが簡単に打たれちゃったやぁ」
かおり「すごいわKA-2oくぅーーん!」
花沢「本物の磯野くん以上のバッティングね!」
カツオ(すごいな)
KA-2oは僕の友達の間でも話題となっていた
遊ぶ時でもKA-2oは絶対に参加していた
23 = 12 :
>>20
何当たり前な事言ってんだ
24 = 1 :
中島「KA-2oは誰に作られたんだい?」
花沢「あたしも気になってたのよね~」
カツオ「僕も聞いてなかったや」
KA-2o「あまり、詳しくは言えません」
カツオ「え?」
KA-2o「私が誰に作られたか等ということはどうでもいいことです」
KA-2o「私は皆様の役に立てばそれでいいと思っています」
中島「すごいなKA-2oは」
中島「僕のじいちゃんが買ったロボットなんて2日で壊れちゃったよ」
花沢「磯野くんのKA-2oぐらいよ、こんなによく働いてくれるのは」
カツオ(皆の所のロボットはKA-2o程有能ではないみたいだな…)
25 :
タラヲがカツオを犯す展開はよ
26 = 1 :
波平「みんなを呼んだのは他でもない」
サザエ「何かしら?」
波平「KA-2oをカツオ達と同じ学校へ通わせようと思う」
カツオ「え」
波平「異論はないな?」
マスオ「ええ、お父さんに全て任せますよ」
フネ「あたしもないね」
ワカメ「賛成ー!」
サザエ「KA-2oが学校に行けばもっと有能になってくれるわよ」
カツオ「ちょ、ちょっと待ってよ!」
波平「なんだカツオ」
カツオ「いくら有能なロボットだからって学校にまで通わせることないんじゃないの?」
波平「ぶわっかもーーーーーーーん!!!!!!」
28 = 1 :
波平「KA-2oは家族の一員だ!学校に通わせるのは当然の事だ!」
カツオ「うっ…」
ワカメ「そうよ、お兄ちゃん邪魔しないでよ」
タラヲ「邪魔するカツオお兄ちゃんは嫌いですぅ」
カツオ「ご、ごめん…」
KA-2o「嬉しいです」
波平「早速、明日から通ってもらうことにしたからな」
サザエ「KA-2oのために新品のランドセルと筆箱とか用意しといたわ」
カツオ「ずるいや姉さん!僕の時はそんな高いの買ってくれなかったのに!」
サザエ「KA-2oの方が有能なんだから仕方ないじゃない」
29 :
なんか面白い
30 :
つづきはよ
31 :
僕のとこにも人工知能持ったドエロな妹ロボット来ないかな
32 = 1 :
―次の日―
カツオ「…」
KA-2o「今日はよろしくお願いします」
カツオ「ついてきなよ」
スタスタ
中島「よぉ磯野!」
カツオ「中島!」
中島「あれ?KA-2oもどうして一緒にいるんだい?」
カツオ「今日から僕達と同じ学校に通うことになったんだよ」
中島「ええ!それじゃあKA-2oと一緒に遊べるじゃないかぁ!」
カツオ(僕は嬉しくないけどね)
KA-2o「中島くんよろしくお願いします」
中島「ははは、こちらこそ」
33 = 1 :
ガラガラ
カツオ「おはよう」
花沢「あら磯野くん!…とKA-2oもきてるじゃな~い!」
KA-2o「おはようございます」
……
…
先生「えー、今日からKA-2oくんがこのクラスの仲間になる」
先生「皆仲良くするんだぞ」
先生「じゃあKA-2oくん自己紹介して」
KA-2o「はい」
KA-2o「KA-2oで特技は家事全般です」
KA-2o「スポーツ全て出来ますのでよろしくお願いします」
かおり「すごい…家事も出来てスポーツ万能だなんて///」
カツオ(チッ)
34 = 1 :
先生「よーし、今日は1~2時間目は学年集会だが」
先生「KA-2oくん歓迎会で校庭でドッチボールだ!」
中島「やったぁああああ!!」
花沢「校長先生の長ったらしい話を聞かなくて済むわね」
かおり「これもKA-2oくんのお陰よね」
KA-2o「いえいえ、そんなことありません」
中島「っしゃあああああ!!気合入れていこうよ!!」
花沢「なにテンション上がってるのよ」
中島「ドッチだよドッチ!真剣にやらないとダメなんだよ!!うああああああ!!」
カツオ「中島」
中島「おぉ、磯野!どうしたんだい?」
カツオ「ちょっと…話したいことがあるんだ」
中島「?」
35 :
タラヲ死ねと言いながら書かれるSSはカツオが対象。
36 = 1 :
―男子トイレー
中島「話ってなんだよ?」
カツオ「ドッチボールの時、KA-2oを狙って欲しいんだ」
中島「え…どうしてさ?」
カツオ「いいから!」
中島「わ、分かったよぉ…」
カツオ「それとチーム分けで男子と女子チームに分けて」
カツオ「KA-2oは女子チームにして集中狙いしよう」
中島「分かったけど、僕はやっぱりKA-2oは狙えないや…」
カツオ「頼む…!今度給食の鯨の肉全部あげるから!」
中島「よし、やろう」
37 = 20 :
買収かよ
38 = 1 :
―校庭―
先生「じゃあ、男子チームは体育帽子を被れ」
中島「はぁーい」
カツオ「中島…頼むぞ」
中島「任せてよ、KA-2oの顔面吹き飛ばしてやるさ」
先生「ハンデとして女子チームからの攻撃だ」
ポーンポーン
女子コートにボールが転がされた
それを花沢さんが拾い上げた
花沢「あら、あたしが拾っちゃったわ」
かおり「お願い花沢さん!」
中島「ははは、ハンデとして僕は真ん中に立っておいてあげるよ」
花沢「バカにするんじゃないわよ…!!」
ビシュッ!
ゴォォォォォォッ!!!
40 = 1 :
中島「…エッ!?」
ボキィバキィッ!
中島(なんて重いボールだ…ボウリングの球みたいだ…!)
花沢「きゃっ…当てることが出来たわ!」
中島の腹部にボールは見事直撃した
骨の折れる音が僕達には聞こえた
中島「ハーッ…ハァッ……」
先生「中島外野に行け!」
カツオ「せ、先生…中島胃液吐いてます…」
中島「ゼェー…ゼーハァハァ…ハーッ…オエッ……ァァ」
中島はフラフラの状態で立ち上がった
カツオ「中島大丈夫なの?」
中島「…あ…あぁ…肋骨が2~3本イッただけだ…」
41 :
このロボット東芝製じゃね
42 = 1 :
カツオ(チッ…僕がKA-2oを当てるしかない…!)
ビシュッ
カツオ「あ、しまった…」
僕は汗で手元が狂い
かおりちゃんの方へ向けてボールを投げてしまった
ボールの軌道はほぼ顔面である
花沢「危ないわ!!!」
かおり「きゃーーーーーっ!」
バシィッ!
かおり「……!」
KA-2o「大丈夫ですか?かおりさん」
かおり「KA-2oくん///」
カツオが投げたボールをKA-2oが片手で受け止めたのであった
カツオ「あ…あいつ……」
43 = 1 :
KA-2o「女の子の顔面を狙うなんて卑怯です」
かおり「そうよ磯野くん…!」
カツオ「ち、違う!僕は手元が狂っただけで…」
KA-2o「えい」
ブシュッ!!
ゴォォォォォ
カツオ「ぎぇっ」
カツオの右足にボールは見事に直撃した
先生「磯野!外野だ!」
カツオ「く…クソォ……」
その後も男子全員、KA-2o花沢ペアに全滅させられ
KA-2o歓迎会は男子全滅で幕を閉じた
44 :
一瞬だけイケメンだった中島
45 :
中島とは何だったのか
46 = 20 :
花沢もロボじゃね?
47 = 1 :
がやがや
中島「ったく、花沢の野郎なに食ってんだよ…」
男子A「中島の肋骨折るぐらいだもんな」
中島「球が重過ぎるんだよ!」
カツオ「…」
KA-2o「とても、楽しかった歓迎会でした」
カツオ「そ、それなら良かった」
中島「KA-2oも反則みたいに強かったしなぁ」
KA-2o「運動能力に関しては全てアスリート以上にプログラムされています」
中島「アスリート以上!?」
男子A「道理で強いわけだよな~」
48 = 1 :
―給食の時間―
先生「神に感謝しろ、手を合わせろ」
パチンッ
一同「いただきます!」
ざわざわ
中島「磯野ォ!鯨の肉僕によこせよ!」
カツオ「え?」
中島「ドッチボールで肋骨3本折ったんだぞ」
カツオ「分かったよ…」
KA-2o「カツオくん、私のを差し上げます」
カツオ「あ…ありがとう」
かおり「KA-2oくんって優しいのね!」
花沢「ホントにロボットなのに見習っちゃうわね~」
49 :
本当に驚くべきは花澤…花沢の戦闘力ではないだろうか
50 = 1 :
かおり「KA-2oくんっていつまでいるつもりなの?」
KA-2o「この身が滅ぶまで皆さんの世話をしたいと思っています」
中島「へぇ~すごいなぁ」
カツオ「KA-2oは夢とかないの?」
KA-2o「夢…夢ですか」
KA-2o「夢というのは実現したい理想のことでしょうか?」
花沢「そうよ、あたし達みんな夢ぐらい持ってるのよ」
KA-2o「贅沢な理想ですが」
KA-2o「ロボットではなく、いつか皆様のような人間になりたいと考えています」
カツオ「人間……に?」
みんなの評価 : ★
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