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元スレ絢辻「じゃあどうするの橘君。私の弟にでもなる?」
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橘「絢辻さん。次はあれに入らない?」
絢辻「『エジプトの謎』?所詮子ども騙しでしょ」
橘「でも雰囲気よさそうだけど…」
絢辻「そう…?まぁいいわ。入ってみましょ」
橘「…?」
橘「(『ファラオの入り口』って書いてあるけど…なにか嫌な予感が…)」
絢辻「『エジプトの謎』?所詮子ども騙しでしょ」
橘「でも雰囲気よさそうだけど…」
絢辻「そう…?まぁいいわ。入ってみましょ」
橘「…?」
橘「(『ファラオの入り口』って書いてあるけど…なにか嫌な予感が…)」
橘「ちょ、ちょっと絢辻さーん。一人で行くなんて酷いよ!」
絢辻「あっ」
橘「?!」
キング「ウオオオオオン!!」
橘「うわぁぁぁ!!」
絢辻「……」
絢辻「触った感じはイマイチだけど見栄えとしては及第点」
絢辻「あっ」
橘「?!」
キング「ウオオオオオン!!」
橘「うわぁぁぁ!!」
絢辻「……」
絢辻「触った感じはイマイチだけど見栄えとしては及第点」
キング「ウオ?」
橘「ちょっと絢辻さん!あんまり刺激しない方が……」
キング「我の眠りを妨げる者よ、千年王国の呪いを受けるがいい!」
橘「ほら!怒らした!」
絢辻「平気よ。お好きにどうぞ?」
橘「そんな簡単に…」
キング「ウオオオオオオオオオン!!!」
橘「危ない絢辻さん!!」
ササッ!
絢辻「へっ…?きゃっ…!」
橘「うおおおおおぉぉぉ?!?!」
橘「ちょっと絢辻さん!あんまり刺激しない方が……」
キング「我の眠りを妨げる者よ、千年王国の呪いを受けるがいい!」
橘「ほら!怒らした!」
絢辻「平気よ。お好きにどうぞ?」
橘「そんな簡単に…」
キング「ウオオオオオオオオオン!!!」
橘「危ない絢辻さん!!」
ササッ!
絢辻「へっ…?きゃっ…!」
橘「うおおおおおぉぉぉ?!?!」
橘「いてて…」
絢辻「…!」
橘「だ、大丈夫?!絢辻さん」
絢辻「……」ジー
橘「ど、どうしたの?僕の顔になにか…」
絢辻「ぷっ…ふふ…」
橘「あれ…なんか目線が低く……」
橘「?!」
橘「なんだこれ?!僕の体が…小さく……?!」
絢辻「あははっ」
橘「ちょっと絢辻さん!笑ってる場合じゃないよ!」
絢辻「…!」
橘「だ、大丈夫?!絢辻さん」
絢辻「……」ジー
橘「ど、どうしたの?僕の顔になにか…」
絢辻「ぷっ…ふふ…」
橘「あれ…なんか目線が低く……」
橘「?!」
橘「なんだこれ?!僕の体が…小さく……?!」
絢辻「あははっ」
橘「ちょっと絢辻さん!笑ってる場合じゃないよ!」
橘「な、なんでこんな事に…」
絢辻「これが千年王国の呪いとやらなんじゃない?
アトラクションにしてはなかなか凝ってるわね」
橘「そんな冷静に分析されても…」
絢辻「ぼく、どこからきたのかなぁ?」
橘「くっ…!」
絢辻「いいこいいこ♪」
ナデナデ
橘「(な、なんか悔しいぞ…!くそ…!)」
絢辻「これが千年王国の呪いとやらなんじゃない?
アトラクションにしてはなかなか凝ってるわね」
橘「そんな冷静に分析されても…」
絢辻「ぼく、どこからきたのかなぁ?」
橘「くっ…!」
絢辻「いいこいいこ♪」
ナデナデ
橘「(な、なんか悔しいぞ…!くそ…!)」
>>12
くそっ
くそっ
絢辻「ほらっ、そんなところに座ってないで先に進むわよ」
橘「あ、あぁ…そうだね絢辻さん」
絢辻「お姉さんが手繋いであげよっか?」
橘「(なっ…?この……)」
橘「子どもだからって子ども扱いしないでよ」
絢辻「あらそう?残念ね」
橘「……」
橘「(もし…このままずっと……この建物を出てもずっと……)」
絢辻「このまま元の姿に戻れなかったらどうしよう……」ボソッ
橘「(見透かされてる?!)」
絢辻「また小学生からやり直しだなんて……」
橘「……」
絢辻「……可愛そうな橘くん」
橘「……はぁ」ズーン…
橘「あ、あぁ…そうだね絢辻さん」
絢辻「お姉さんが手繋いであげよっか?」
橘「(なっ…?この……)」
橘「子どもだからって子ども扱いしないでよ」
絢辻「あらそう?残念ね」
橘「……」
橘「(もし…このままずっと……この建物を出てもずっと……)」
絢辻「このまま元の姿に戻れなかったらどうしよう……」ボソッ
橘「(見透かされてる?!)」
絢辻「また小学生からやり直しだなんて……」
橘「……」
絢辻「……可愛そうな橘くん」
橘「……はぁ」ズーン…
絢辻「冗談よ」
橘「えっ?」
絢辻「アトラクションの一環なんだからきっと元に戻るわよ。心配する事ないわ」
橘「……」
絢辻「お返事は?」
橘「う、うん…」
橘「えっ?」
絢辻「アトラクションの一環なんだからきっと元に戻るわよ。心配する事ないわ」
橘「……」
絢辻「お返事は?」
橘「う、うん…」
絢辻「……」
絢辻「ほらっ、手」
ぎゅ
橘「えっ?(絢辻さんから握って……)」
絢辻「ありがとう…」ボソ
橘「えっ?」
絢辻「さっき私を庇ってくれて…ありがとうって言ったの」
橘「……」
橘「う、うん…」
絢辻「……」
橘「どういたしまして」ぎゅ
絢辻「ほらっ、手」
ぎゅ
橘「えっ?(絢辻さんから握って……)」
絢辻「ありがとう…」ボソ
橘「えっ?」
絢辻「さっき私を庇ってくれて…ありがとうって言ったの」
橘「……」
橘「う、うん…」
絢辻「……」
橘「どういたしまして」ぎゅ
絢辻「そろそろ出口みたいね」
橘「本当だ。日の光がまぶし…」
絢辻「はぁー意外と面白かったわ。橘くんの可愛い姿も見れたしね。ねぇまた今度来た時m」
橘「戻ってないよ絢辻さん!!!」
絢辻「」
橘「うわぁぁぁぁ……!!」
絢辻「う、嘘でしょ…?まさか本当にこのまま……」
橘「本当だ。日の光がまぶし…」
絢辻「はぁー意外と面白かったわ。橘くんの可愛い姿も見れたしね。ねぇまた今度来た時m」
橘「戻ってないよ絢辻さん!!!」
絢辻「」
橘「うわぁぁぁぁ……!!」
絢辻「う、嘘でしょ…?まさか本当にこのまま……」
橘「もうダメだ……やっぱりアトラクションなんかじゃなかったんだ…」
絢辻「……」
橘「呪いだ…千年の呪いを僕はかけられて……きっとこれはまだ序章に過ぎなくて
数日後に苦しみながら僕はファラオに呪い殺されるんだ……もう終わりだ…」
絢辻「ちょ、ちょっと橘くん。そんな訳ないじゃない。もう一度入ればきっと元に…」
「閉館時間です。申し訳ございませんがまたのお越しをお待ちしております」
絢辻「えっ…?」
橘「ほら、きっとこれも呪いのせいだよ。もうダメだ…はは…」
絢辻「……」
橘「呪いだ…千年の呪いを僕はかけられて……きっとこれはまだ序章に過ぎなくて
数日後に苦しみながら僕はファラオに呪い殺されるんだ……もう終わりだ…」
絢辻「ちょ、ちょっと橘くん。そんな訳ないじゃない。もう一度入ればきっと元に…」
「閉館時間です。申し訳ございませんがまたのお越しをお待ちしております」
絢辻「えっ…?」
橘「ほら、きっとこれも呪いのせいだよ。もうダメだ…はは…」
絢辻「捉われすぎなだけよ。呪いなんて非現実的なもの、私は信じないわ
また明日ここへ来てみましょ。そうすればきっと元に戻れる筈よ」
橘「そうだと…いいんだけどね……」
絢辻「もう…シャキっとしなさい。下を向いていても事態は何も変わらないわよ?」
橘「……」
絢辻「お返事」
橘「はい」
また明日ここへ来てみましょ。そうすればきっと元に戻れる筈よ」
橘「そうだと…いいんだけどね……」
絢辻「もう…シャキっとしなさい。下を向いていても事態は何も変わらないわよ?」
橘「……」
絢辻「お返事」
橘「はい」
絢辻「とにかく、今日は私が橘くんを家まで送ってあげるから」
橘「?」
絢辻「当然でしょ?見た目は小学生なんだし何かあったら大変じゃない」
橘「……」
絢辻「…なによ?あなたは一人で帰りたいかもしれないけど私が許しません」
橘「家帰りたくない」
絢辻「えっ」
橘「?」
絢辻「当然でしょ?見た目は小学生なんだし何かあったら大変じゃない」
橘「……」
絢辻「…なによ?あなたは一人で帰りたいかもしれないけど私が許しません」
橘「家帰りたくない」
絢辻「えっ」
絢辻「はぁ…」
橘「……」
絢辻「何を言っているの?理由、聞かせてくれる?」
橘「美也に…馬鹿にされる…」
絢辻「妹さんに?なぜ…?」
橘「きっと僕の事を子ども扱いしてくる…これでもかってくらいにね…
僕にも兄として今まで接したプライドがある。妹にそんな事されるのは屈辱なんだ」
絢辻「はぁ…くだらない……」
橘「くだらなくない!」
橘「……」
絢辻「何を言っているの?理由、聞かせてくれる?」
橘「美也に…馬鹿にされる…」
絢辻「妹さんに?なぜ…?」
橘「きっと僕の事を子ども扱いしてくる…これでもかってくらいにね…
僕にも兄として今まで接したプライドがある。妹にそんな事されるのは屈辱なんだ」
絢辻「はぁ…くだらない……」
橘「くだらなくない!」
絢辻「脳みそまで子どもになっちゃったのかしら…」
橘「いや、もともとこんなものだと…」
絢辻「そうね」
橘「(そうねって…)」
絢辻「で、どうしても帰りたくないのね?」
橘「……」
絢辻「じゃあどうするの橘君。私の弟にでもなる?」
橘「!」
絢辻「冗談。じゃあこういうのはどうかs」
橘「それでお願いします」
絢辻「……」
橘「いや、もともとこんなものだと…」
絢辻「そうね」
橘「(そうねって…)」
絢辻「で、どうしても帰りたくないのね?」
橘「……」
絢辻「じゃあどうするの橘君。私の弟にでもなる?」
橘「!」
絢辻「冗談。じゃあこういうのはどうかs」
橘「それでお願いします」
絢辻「……」
……
橘「おじゃましまーす」
橘「絢辻さんの家、絢辻さんのお見舞いの時以来だよ」
橘「相変わらず綺麗にしてるんだね。ウチとは大違……絢辻さん?」
絢辻「ありえない……ありえない……なんで橘くんと私が一つ屋根の下で……
いくら状況が状況だとは言え…こんな事って……」ブツブツ
橘「絢辻さん?なにブツブツ言ってるの?」
絢辻「…………確かに私があのミイラを挑発したのが発端だけど…」
橘「……」
橘「あの…絢辻さん…ご両親の姿が見えないんだけど…」
絢辻「いないわよ、旅行で」
橘「なんてご都合な」
橘「おじゃましまーす」
橘「絢辻さんの家、絢辻さんのお見舞いの時以来だよ」
橘「相変わらず綺麗にしてるんだね。ウチとは大違……絢辻さん?」
絢辻「ありえない……ありえない……なんで橘くんと私が一つ屋根の下で……
いくら状況が状況だとは言え…こんな事って……」ブツブツ
橘「絢辻さん?なにブツブツ言ってるの?」
絢辻「…………確かに私があのミイラを挑発したのが発端だけど…」
橘「……」
橘「あの…絢辻さん…ご両親の姿が見えないんだけど…」
絢辻「いないわよ、旅行で」
橘「なんてご都合な」
橘「じゃ…じゃあもしかして…この家には今僕と絢辻さんしか……」
絢辻「……声、出てるわよ」
橘「?!」
絢辻「変態。いるわよもう一人」
縁「あっ、詞ちゃんおかえり♪」
橘「(あ、絢辻さんの……おねいさま!!)」
絢辻「……声、出てるわよ」
橘「?!」
絢辻「変態。いるわよもう一人」
縁「あっ、詞ちゃんおかえり♪」
橘「(あ、絢辻さんの……おねいさま!!)」
細かい所だけどファラオイベントはスキで
お見舞いイベントはシリアイ
お見舞いイベントはシリアイ
絢辻「ただいま」
縁「あれ?どうしたの?その子…」
橘「えっ?えーと…僕は…そのですね……」
絢辻「もう…お母さんから聞いてなかったの?今日から預かる事になった純一君よ
私達のいとこなんだから顔くらい覚えてよ。昔会った事あるでしょ?」
縁「あっ、えーと……そういえば見たことがあるような……」
絢辻「でしょ?ほら純一君。あいさつは?」
橘「あ、純一です…縁お姉ちゃんよろしく……」
縁「思い出した!ごめんね純一君。お姉さん忘れっぽくて…」
絢辻「……」ニコニコ
橘「……」
縁「今日からよろしくね」にぎっ
純一「…ハイ」
縁「あれ?どうしたの?その子…」
橘「えっ?えーと…僕は…そのですね……」
絢辻「もう…お母さんから聞いてなかったの?今日から預かる事になった純一君よ
私達のいとこなんだから顔くらい覚えてよ。昔会った事あるでしょ?」
縁「あっ、えーと……そういえば見たことがあるような……」
絢辻「でしょ?ほら純一君。あいさつは?」
橘「あ、純一です…縁お姉ちゃんよろしく……」
縁「思い出した!ごめんね純一君。お姉さん忘れっぽくて…」
絢辻「……」ニコニコ
橘「……」
縁「今日からよろしくね」にぎっ
純一「…ハイ」
絢辻「じゃあお姉ちゃんの部屋はこっちよ。純一君」
純一「…ハイ」
バタン
絢辻「……」
橘「ねぇ絢辻さん。なんだか騙してる様でお姉さんにものすごく罪悪感を感じるんだけど…」
絢辻「あの人はああ言っとけばいいのよ。大抵信じるんだから。なかなか演技巧いじゃない」
橘「(いまさらながら怖いな…絢辻さんって……)」
絢辻「じゃあ橘くん。押し入れの中入って?」
橘「はい?」
絢辻「もう…察しが悪いわね…」
絢辻「着替えたいの。良いって言うまで出てきちゃダメよ?」
橘「あっ、はいはい…」
橘「(やっぱり小さくなっても僕はこの扱いか…)」
純一「…ハイ」
バタン
絢辻「……」
橘「ねぇ絢辻さん。なんだか騙してる様でお姉さんにものすごく罪悪感を感じるんだけど…」
絢辻「あの人はああ言っとけばいいのよ。大抵信じるんだから。なかなか演技巧いじゃない」
橘「(いまさらながら怖いな…絢辻さんって……)」
絢辻「じゃあ橘くん。押し入れの中入って?」
橘「はい?」
絢辻「もう…察しが悪いわね…」
絢辻「着替えたいの。良いって言うまで出てきちゃダメよ?」
橘「あっ、はいはい…」
橘「(やっぱり小さくなっても僕はこの扱いか…)」
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