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元スレ榊原「今日はホワイトデーか」

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51 = 43 :

見崎「わ、私って面白いの?」

榊原「意外とね」

見崎「どんなところが?」

榊原「そうだなあ…意味深なこと呟いてると思ったら、ただのカッコつけだったり意外と天然だったりするところ?」

見崎「私は天然じゃない」

榊原「うん、そうだね。本当に天然の人こそ見崎みたいにそうやって否定するの」

見崎「今の榊原君……意地悪。……嫌い」

榊原「いらぬ心配をさせたお返しだよ」

見崎「ご、ごめんなさい」

52 = 43 :

榊原「いや、もうそれはいいんだ。むしろ今は……すごく幸せな気分だよ」

見崎「私も…………とりあえず話も一段落したし、少し冷めちゃったけどどんどん食べて」

榊原「うん、ありがとう」

榊原「……」モグモグ

見崎「……」モグモグ

榊原「見崎……クッキー飽きたと言ってる割には、結構食べるよね」

見崎「食べるのに飽きたとは言っていない」モグモグ

榊原「そうだっけ?まあいいけど。見崎の食べっぷりって見てて気持ちがいいし」

53 :

かわいい

56 :

かわいい

57 = 43 :

見崎「……私ってそんなに大食いっぽく見られてるの?…ちょっとショック」

榊原「一応今のは褒めたつもりなんだけどな」

見崎「私は……時々榊原君が私の事褒めてるのか貶してるのかわからなくなる」

榊原「基本的に褒めてると思ってもらえればいいよ」

見崎「そうなの?さっきから天然とか食べっぷりがいいとか言われてるのは気のせい?」

榊原「まあ、そもそも何を言われたのか気にする必要すらないと思うよ」

見崎「何故?」

榊原「そういうところも含めて見崎のことが好きだから」

見崎「……さ…榊原君のバカ」カァァ

58 :

この2人がお似合い杉て辛い 恒一の為に料理を必死に覚えようとする鳴ちゃんが可愛すぎる

59 = 43 :

榊原「あれ?今度はこっちがバカと言われてしまった。これは気にしたほうがいいのかな」

見崎「気にしたほうがいい。榊原君はバカだもん」

榊原「どんなところが?とりあえず学校の成績は良いほうだと思うけど」

見崎「そうじゃなくて……わ、私に……やっぱりやめとく」

榊原「途中で言いかけてやめるのはなしにしようよ」

見崎「自分で言うのは……自意識過剰みたいで恥ずかしい。違っててもイヤな感じがするし」

榊原「言ってみて?たぶん本当だと思うから」

61 = 43 :

見崎「榊原君が……バカなところは……その……私に目がないところ」

榊原「うん、確かに見崎は隻眼だしね」

見崎「そう、私は目が片方ない…って、そうじゃなくて…もう……わかってるくせに……榊原君は基本的に私の事見過ぎなの」

榊原「そ、そうなの?」

見崎「ほら、だから自意識過剰みたいで自分で言うのはイヤだってさっき……」

榊原「あ~、いや自覚がなかっただけだと思う……例えばどんな時にそう思った?」

見崎「割と最初に学校で会った時から視線は感じてた。まあ、その時は私は『いない者』だったから仕方ないと思ってたけど」

見崎「二人で『いない者』になった時は、まあ他に喋る相手がいないからその時もあまり気にはしなかった」

62 = 43 :

見崎「でも、それが解かれても榊原君はずっと私の事を見てた。極めつけは、私が別荘に行ってた時」

見崎「普通、あんな遠くから見つけられないよ。そんな感じで榊原君の視線は今日まであまり変わりはなかった。だから……」

榊原「…私に目がないと。そうかもね。でも、好きな人のほうに視線がいくのは自然なことじゃない?」

見崎「それもそうね……その理屈からいくと……そういえば榊原君に訊こうと思っていたけど、いつから私の事……好きだった?」

榊原「え?…そうだなあ……今から思えば一目ぼれだったのかもしれない」

榊原「ちょっと行動的にもアレだったし……」

見崎「ああ、帰り道に私をつけてた時の事?」

榊原「ハハハ、バレてたの……」

63 = 47 :

まぁ鳴ちゃん美人だし見ちゃうよね

64 :

めいめい

65 = 43 :

見崎「途中でまいたと思ったから、まさか家までついてくるとは思ってなかった」

榊原「しかし、あの時見崎も僕のことを無視して姿を見せる必要もなかったよね?」

見崎「そう言われると……今から思えば……やっぱり私も榊原君と話したかったんだと思う」

見崎「私の家に来る人もあまりいないしね……」

見崎「だからあの後学校で話しかけてくれたとき……災厄の対策としてはダメだけど……本当は嬉しかった」

榊原「うん…」

66 = 43 :

見崎「これは榊原君と出会うまで、あまり自覚はなかったんだけど……私は本当は他の人と色々お喋りしたいのかもしれない」

見崎「あの時は……未咲が…死んじゃって……誰も話す相手がいなかったから」

榊原「……」

見崎「……」

見崎「ごめんなさい……しんみりしちゃって。せっかくのホワイトデーなのに」

榊原「ううん、むしろ見崎が話したい事話してくれた方がありがたいよ」

見崎「ありがとう」

榊原「それと、クッキー御馳走様」

見崎「ど、どういたしまして」

見崎「…ちょっと片づけてるから、先に私の部屋に行っててもらえる?」

榊原「…わかった」

67 :

紫煙

68 :

エロ展開くるか

69 :

うっ



ふぅ…

70 = 43 :

…………

【鳴の部屋】

榊原(何度か来てるとはいっても、改めて恋人になったせいなのか緊張するなあ)

榊原(絵が少し置いてあるけど、やっぱり上手い)

榊原(お母さんの絵は家に持って帰っていたのか)

榊原(いちおうこれは完成……してるんだよね?)

榊原(切り裂かれてるのも含めて作品……なのか?)

榊原(……)

榊原(?……この机の上にあるのは)パラパラ

榊原(!……)

71 :

勅使川原ってイケメンだよな
赤沢みたいなのとお似合いだろ

72 :

>>71
お前勅使河原だろ

73 = 43 :

ガチャリ

榊原「!」サッ

見崎「…待った?」

榊原「い、いや全然。全然待ってないよ」

見崎「?……榊原君」

榊原「……はい」

見崎「後ろ手に何を隠しているの?」

榊原「……ご、ごめん。勝手に見て。返すよ」スッ

見崎「……そうか、榊原君はこれを見たんだ」

榊原「ごめんなさい」

見崎「……まあ見られたものは仕方ない。ちゃんとしまっておかなかった私も悪いか……」

74 = 54 :

>>72
中尾のような奴にしかまかせられないよな

75 = 67 :

>>74
ようスクリュー

76 = 64 :

>>74
スライスしてクラッカーの上に乗せるぞ中尾

77 :

やっぱ鳴ちゃんと恒一はかわいい

78 = 43 :

見崎「……で。どう思った?」

榊原「え?えーと……見崎は相変わらず絵が上手いなあって」

見崎「そ、それだけ?気持ち悪いとか思わなかった?」

榊原「いや、別に」

見崎「そう……それならいいんだけど」

榊原「さすがに最初は自分の顔ばかり描かれてるの見た時は少し驚いたけど」

見崎「……誰にも見せるつもりなかったんだけどな、このスケッチブックは」

見崎「……なんだか頭の中覗かれるみたいで恥ずかしい……」

榊原「それって暗に『自分は榊原君の事ばかり考えてる』って事を言ってるような」

見崎「!……え、あ、いやそういうつもりじゃ」カァァ

79 :

あざといほどかわいい

80 = 47 :

もしアカザーがこんな事してたらヤンデレにしか思えない

81 = 43 :

榊原「……大丈夫だよ、見崎。恥ずかしがらなくても」

見崎「?」

榊原「……同じだから。僕も見崎のことばかり考えてる」

見崎「!……な、なんで榊原君ってそういうことサラッと言えちゃうの?」

榊原「まあ……ここには二人しかいないし……それに…」

榊原「僕は見崎の事信頼してるから。だから……何を言っても大丈夫だって」

見崎「……ちょっと……買いかぶり過ぎじゃない?」

榊原「そう?ある程度人を見る目はあると思ってるよ」

見崎「……じゃあ、自分の事買いかぶり過ぎ……と言った方がいいのかな」

83 = 77 :

ぐはあああかわいいいい

84 = 71 :

鳴ちゃんマジ乙女

85 :

かわいい

86 = 43 :

榊原「そうかもね。……そう、時々そうやって辛辣な事言う所も好きだよ」

見崎「……もう私からは何も言わない」

榊原「え~、僕は見崎ともっと話したい」

見崎「榊原君は沈黙に耐えられないタイプ?逆だと思ってた」

榊原「う~ん、むしろ普段は見崎と無言で会話することが多いから今日はちょっと違うことを、と」

榊原「……まあ見崎が望まないなら話さなくてもいいか」

見崎「そ、それは……榊原君が恥ずかしい事言ったりするから…」

榊原「僕は恥ずかしくないよ」

見崎「それに………私が話したいことって……あまり楽しい話題じゃないし……」

87 = 79 :

迷ってる鳴ちゃんかわいい

88 = 43 :

榊原「!……」

見崎「…出来れば……出来ることなら二人で楽しい時間を過ごしたい……だから…」

榊原「聴くよ。見崎が話すのを望むなら。……それがどんな話でも」

見崎「あ、ありがとう」

見崎「……いいの?たぶん気分が良くなる話じゃないと思う」

榊原「気分の良くなる話じゃなくても、それで見崎の気が楽になるなら……いいよ」

見崎「……榊原君」

榊原「?」

89 = 43 :

見崎「手、握ってもらっててもいい?」

榊原「…わかった。……こう?」ギュッ

見崎「うん……」

見崎「榊原君の手……温かいね」

榊原(見崎の手は……冷たいな)

榊原(ん?……手が……)

見崎「どうしたの?」

榊原「いや、なんでもない(これは後で言っとかないと……)」

見崎「じゃあ隣に座って」ポンポン

榊原(え?いいの見崎のベッドに)

見崎「椅子は一つしかないから、ほら」

榊原「う、うん」

90 = 79 :

しえん

91 = 77 :

頬が痛い

92 = 43 :

………………………………

榊原「……ということは、あの羽根をつけるって言ってた絵はひょっとして未咲さんがモデルなの?」

見崎「そうかもね」

榊原「……」

榊原「……もっと、一緒にいてあげれば良かった……僕は卒業したら東京に帰るっていうのに」

見崎「!……ううん、大丈夫」

見崎「私は…榊原君に出会えたことで、もちろん榊原君の事もだけど……自分の事も前よりは分かるようになったから……だから……」

榊原「……前に見崎は、結局人はひとりとか……つながってないほうが安心とか言ってたけど……」

93 = 71 :

「う、うん」

94 = 67 :

脳が痛い~

95 = 43 :

榊原「…その……たとえひとりでも……つながってなくても……ずっと僕は……榊原恒一は…いるから…」

見崎「うん」

榊原「だから……もしひとりが嫌になった時は……つながりたい時は……いつでも呼んで。すぐ行くから」

見崎「…ありがとう。榊原君も、もしそうなったらいつでも私は……」

榊原「うん」

見崎「…ごめんなさい。本来は榊原君がゲストなのに、こっちばかり話しちゃって」

榊原「いいよ。僕も前より見崎の事よく分かるようになったし」

見崎「それでね……お詫びというわけではないんだけど…」

榊原「?」

96 :

この淡々としてるけど本人たちは楽しそうなやりとりが二人らしくてかわいい
アニメしか知らんけど

97 = 43 :

見崎「夕食もうちで食べていかない?」

榊原「え?」

榊原「いや、さすがに悪いよ。家族も帰ってくるでしょ?」

見崎「今日は私以外外食で夜遅くにしか帰らない」

見崎(…さすがに出払っててもらってることは榊原君には黙っておこう)

榊原「いや見崎はそれでいいかもしれないけど……うちのことは」

見崎「大丈夫。怜子さんに電話した時、私の家で夕食を食べることも言っておいたから」

榊原「そうだったの!?……わかった」

99 = 47 :

鳴ちゃんやるな

100 = 43 :

見崎「クッキーと違って、私の手作りじゃないけど……いい?」

榊原「さすがにそこまで手が回るとは思ってないよ」

榊原(怜子さんに手を回してるのには驚いたが)

榊原(見崎って口で何かをアピールすることはあんまりないから忘れがちだけど、妙に積極的な行動とる時あるよなあ……)

見崎「じゃあ、そういうことで。温めるだけだからそんなに時間はかからないと思うから、上で待っててね」

榊原「うん」

ガチャッ パタパタパタ……


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