のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:126,332,216人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    私的良スレ書庫

    不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitter
    ログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ魔王「…私に世界征服は不可能なようだ」

    SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニュー
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    レスフィルター : (試験中)
    1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    1 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:14:12.88 ID:99+OsvCy0 (+120,+30,-24)
    魔王「…諦めよう。」

    魔王「私には無理だったのだ。」

    魔王「静に余生を過ごすとしよう。」
    2 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:17:20.17 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-53)
    魔王「かと言って人間の街に住む訳にはいかないし…」

    魔王「とりあえず山にでもこもるとするかな。」

       ー濃霧の森 洞窟ー

    魔王「なかなかいいところだな。ここに住むとしよう。」
    3 : 忍法帖【Lv= - 2012/02/22(水) 07:18:26.53 ID:ZX7cktdG0 (+13,+28,+0)
    ふーんおつかれ
    4 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 07:18:41.27 ID:dOe7SsXv0 (+19,+29,-18)
    浅田「保守ね☆」
    5 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:19:16.14 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-42)
    魔王「こんなところまで来る物好きの人間はいないだろうしな。」

    魔王「それに万が一見つかっても魔王だと言わなければいいだけの話だ。」

    魔王「誰からも命を狙われる危険が無いって幸せだな!」
    6 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:22:26.21 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-56)
    魔王「…少しこの洞窟を探索してみるか。」

    魔王「結構広いな。魔王の城とは比較にならん程だが、ひと一人すむには

       十分すぎる広さだ。」

    魔王「…ん?…水?なんでこんなところに水があるんだ?」
    7 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:25:29.06 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-62)
    魔王「…それに温かい。温泉のようだな。」

    魔王「この近くに火山でもあるのか?」

    魔王「まぁいいだろう。…飲み水と風呂を一気に手に入れられるとは…」

    魔王「なかなか運がいいな。今まで巡って来なかったつきがやっと来たか。」
    8 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:28:16.92 ID:99+OsvCy0 (+99,+30,-48)
    魔王「出来ればもう少し早く来てほしかったものだが…」

    魔王「まぁそんな事を言っても仕方ないな。」

    魔王「どうやらこの洞窟はこの地下温泉で行き止まりのようだな。」

    魔王「結構いいところじゃないか。よし!ここに住むぞ!」
    9 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:33:03.79 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-65)
       ー数日後ー

    魔王「この生活にも結構なれてきたな。」

    魔王「一人だから少し寂しいが、わがままを言うつもりはない。」

    魔王「このまま一生ここで暮らすかな。」

    魔王「…って言っても私は不老不死だったな。まぁいいさ。」
    10 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:36:50.53 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-47)
     ドサッ…その時、洞窟の入り口でなにか音がした。

    魔王「ん?なんの音だ…?まさか、人間か!?」

    魔王「…どうする?人間だったら戦う事も考えておかねばならんな。」

    魔王「…なにもこんな雷雨の日に来なくてもよいものを。」
    11 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 07:39:06.16 ID:T1LJK5mb0 (-14,+0,+1)
    wktk
    12 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:39:56.45 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-53)
    魔王「とりあえず様子を見にいくとしよう。」

     洞窟の入り口には、ボロボロになった服を着た、一人の少女が倒れていた。

    魔王「…なんだこの痛々しい傷は…生きているのか?」

     魔王が少女の首に手を当てると、まだ微かに脈があった。
    13 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:42:10.99 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-48)
    魔王「…どうやらまだ生きているようだな。」

    魔王「仕方ない…助けてやるとしよう。」

    魔王「早めに手当てしないと死んでしまいそうだな。」

    魔王「とりあえず洞窟の中に運び入れるとしよう。」
    14 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 07:42:19.80 ID:r4Qj4xkm0 (+15,+25,+1)
    テヒヒ
    15 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 07:42:40.79 ID:YINp8yTW0 (+24,+29,-20)
    SS読み過ぎて魔王が男な事に違和感を覚えるレベルになってしまった
    16 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:46:50.04 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-80)
     魔王は回復魔法Ⅸを唱えた。少女の全身の傷が消えた。

    魔王「…どうやら結構衰弱もしているようだな。肋骨が浮き出ているな。」

    魔王「随分と栄養状態が悪いな。目を覚ましたら林檎でも食ってもらうか。」

    魔王「…昔の話とはいえ、魔王である私が人間の娘を助ける事になるとはな。」

    魔王「世の中、何が起こるかわからないものだな。」
    17 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:49:44.17 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-39)
     ゴロゴロゴロ…ドシャァー

    魔王「…雨がますます激しく降ってきたな。」

    魔王「まぁz、雨は嫌いじゃないからいいのだが。」

    魔王「それにしても、この娘は一体どこから来たんだ?」
    18 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:52:49.32 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-41)
    魔王「まぁ…そのうち目を覚ますだろう。回復魔法もかけといたしな。」

    「…ん…?ここ…は?」

    魔王「やっと目が覚めたか。ここはただの洞窟だ。」

    「…どう…くつ…?」
    19 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:56:01.99 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-51)
    魔王「ああ、そうだ。洞窟だ。」

    魔王「お前さんが倒れていたから、なかに運んだだけだ。」

    魔王「…それで、何があったんだ?随分と大変な目にあっていたようだが。」

    「…あ!え、えっと…その…あの。」
    20 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:57:35.77 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-31)
    魔王「言いたくなければ言わなくていいぞ。」

    魔王「とりあえず、これでも食え。」

     魔王は少女に林檎を渡した。

    「え…?食べて…いいんですか…?」
    21 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 07:58:13.21 ID:99+OsvCy0 (+84,+29,+0)
    申し訳ない、少し席を外しますね。
    22 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 07:58:25.55 ID:r4Qj4xkm0 (+19,+29,-11)
    すげぇ内緒
    23 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 08:07:54.99 ID:cvBej+fK0 (-21,-9,+0)
    はよ
    24 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:12:43.99 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-27)
    魔王「ああ。」

    「あ、ありがとうございます!いただきます!」

    魔王「そんなに急いで食わなくても、別に林檎はなくならんよ。」

    「…ふぅ、すごく美味しかったです!」
    25 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:15:10.75 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-41)
    魔王「そうか。よかったな。」

    魔王「他にも色々あるが何か食べるか?」

    「…食べていいんですか?」

    魔王「どうせ私一人では食べきれないからな。」

    魔王「好きなだけ食っていいぞ。」
    26 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:17:57.45 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-45)
    「ありがとうございます!本当にありがとう!」

    魔王(果物を食べていいって言っただけでここまで喜ぶか…)

    魔王(やはり、そうとう苦労していたようだな)

    「お、おいしかったです。ご馳走様でした。」
    27 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:22:05.05 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-46)
    魔王「よかったな。後、この洞窟をもう少し奥に行くと温水が出ているところ

       がある。よかったらそこで体を洗ってきてはどうだ?」

    「…本当にいいんですか?」

    魔王「ああ、ゆっくりしてこい。」

    「わかりました。じゃ…少しいいってきますね。」
    28 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:25:41.11 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-35)
    魔王「…人間も大変だな。」

    魔王「それにしても、今後はどうしたらいいものか。」

    魔王「あのまま街に帰しても、結果は見えているしな。」

    魔王「まぁ、何とかなるだろう。」
    29 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 08:29:54.02 ID:NX30lf0U0 (+1,+13,-11)
    しえん
    30 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 08:30:01.25 ID:Z9YLvT9O0 (-26,-14,+1)
    4266
    31 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 08:31:41.26 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-70)
    「…お風呂までお貸しして頂き、本当にありがとうございます。」

    魔王「別に感謝されるような事をした覚えは無いな。」

    魔王「元々、あの温泉だって、私が来たときには既にあった物だからな。」

    「色々してくれて本当にありがとう。」
    32 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 08:35:18.12 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-43)
    魔王「…それにしても、着るものがないんだな。」

    「いえ、結構です。別に寒くは無いので。」

    魔王「そうは言っても怪我とかしないためにも着た方がいいと思うんだがな。」

    「食事やお風呂を借りた上、服までなんて…」
    33 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:38:31.35 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-53)
    魔王「別に遠慮しなくていい。私がやりたくて勝手にやっている事だからな。」

    魔王「サイズが合わないとは思うが、とりあえず私の服で我慢してくれ。」

    「…本当にありがとうございます・・・グスッ」

    魔王「おいおい。泣くなよ…」
    34 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:42:43.15 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-55)
    魔王(…普通、家の前に人が倒れてたら、これくらいはすると思うんだが。)

    魔王(愛やら、絆やらあれだけ言っていた癖に、結構冷たいんだな。)

    魔王(人間界…予想以上に厳しい世界のようだな。)

    魔王「まだ疲れているだろう。ゆっくり休んでいいぞ。」
    35 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:45:27.40 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-35)
    「ありがとう…本当にありがとう…」

    魔王「それじゃおやすみ。」

    「おやすみなさい…」

    魔王(…まぁ、これでもう大丈夫だろう。)
    36 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:49:18.54 ID:99+OsvCy0 (+97,+30,-60)
    「すー…すー…」

    魔王「よく眠っているようだな。」

    魔王「とりあえず、こいつの服が必要だな。」

    魔王「明日にでも買いに行くとするか。」

    魔王「それにしても、よくみるとなかなか整った顔だな。」

    魔王「将来は美人になりそうだな。なかなか楽しみだ。」
    37 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 08:51:06.34 ID:DU2llwYRO (+22,+29,-3)
    魔王のクセに聖人だな
    38 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:55:01.09 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-44)
       ー翌朝ー

    「おはようございます。」

    魔王「ん?もう起きたのか。随分と早起きだな。」

    魔王「夜も開けきってないし、まだ寝てていいぞ。」

    「いえ、大丈夫です。」
    39 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 08:57:10.88 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-31)
    「それで、なにかすることはありますか?」

    魔王「いや、別にないぞ。」

    「なんでもします。」

    魔王「まぁゆっくり休んでくれ。そんなんじゃ体が持たんぞ。」
    40 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 08:57:34.12 ID:NX30lf0U0 (+1,+13,-11)
    しえん
    41 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 09:00:01.58 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-54)
    「でも…。」

    魔王「いいじゃないか。少しくらい休んだって。」

    魔王「必要な事は私がやるから、外の景色でも眺めていればいいさ。」

    「…わかりました。本当にありがとう…」
    42 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 09:04:44.27 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-47)
    魔王「とりあえず、朝飯でもつくるか。」

    魔王「なににするかな?」

    「あの…なにか作りましょうか…?」

    魔王「…少しは休んだらどうだ?」

    「いいんです!こんなにしてもらったのに、何もしない方が耐えられないんです!」
    43 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 09:09:11.46 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-53)
    魔王(これは、一度決めたら絶対に意見を変えないタイプだな…)

    魔王「…わかった。でも無理はするなよ。」

    「は、はい!頑張ります!」

    魔王(頑張るな、と言っているのだがな…まぁいいだろう)
    44 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 09:13:00.09 ID:91QIxPM1O (+26,+23,-11)
    45 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 09:13:55.96 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-63)
       ー数十分後ー

    魔王「なんかいい匂いがしているな…。」

    「出来ました!はいっ。」

    魔王「…おいしそうだな。それじゃ頂くとしよう。」

    「お口に合わないかもしれませんが…」

    魔王「…いや、とてもおいしいぞ。よくここまで腕を上げたな。」
    46 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 09:16:02.01 ID:hemlfrQLi (+5,+20,+0)
    読んでる
    47 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 09:17:47.05 ID:99+OsvCy0 (+93,+29,+0)
    >>44さん 画像ありがとう。とても嬉しいです。
    48 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 09:20:18.09 ID:99+OsvCy0 (+90,+30,-32)
    「本当ですか…そういってもらえてとても嬉しいです!」

    魔王「ご馳走様。後片付けは私がやるから、少しは休んでくれ。」

    「はい。ありがとう。」

    49 : 以下、名無しにか - 2012/02/22(水) 09:23:11.85 ID:gBoyPua10 (+42,+29,-10)
    何でコテハンつけてんの?
    詰まらないうえに自己主張とかキモ過ぎw
    50 : 魔王の僕A - 2012/02/22(水) 09:24:26.79 ID:99+OsvCy0 (+95,+30,-81)
    魔王「今日、火の国まで買い物にいこうと思うのだが、どうする?」

    「ついていっていいんですか?」

    魔王「ああ、もちろんだ。なんせお前の服を買いにいくんだからな。」

    「本当に買ってもらっていいんですか?」

    魔王「そう遠慮するな。人の好意は素直に受け取っておくもんだぞ。」

    「本当に…ありがとう。この恩は必ず返します!」
    1 2 3 4 5 6 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS スレッド一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について