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元スレ雪歩「春になったら」
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【765プロ】
P「おい、新P君。今度のファンクラブイベントの構成なんだがな…」
新P「あ、はい。その件ならすでに先方に伝えてあります。それで…」
P「おう。ご苦労さん…」
小鳥「お二人ともお疲れ様です。はい、どうぞ。」
P「おう、ありがとな。ピヨスケ。」
新P「ありがとうございます。音無さん。」
P「ふう…しかし新P君が来てからもうすぐ一年になるのか。」
新P「そうですね。あっという間でした。」
P「おい、新P君。今度のファンクラブイベントの構成なんだがな…」
新P「あ、はい。その件ならすでに先方に伝えてあります。それで…」
P「おう。ご苦労さん…」
小鳥「お二人ともお疲れ様です。はい、どうぞ。」
P「おう、ありがとな。ピヨスケ。」
新P「ありがとうございます。音無さん。」
P「ふう…しかし新P君が来てからもうすぐ一年になるのか。」
新P「そうですね。あっという間でした。」
P「最初はこんな色男にこの仕事が務まるかと思ってたがなあ。
先月のニューイヤーズライブの時の手際といい、
今じゃなかなかの敏腕プロデューサーじゃないか」
新P「よしてくださいよ…僕なんてまだまだ…」
P「いや、今じゃガキンチョどもはみんなお前に夢中だよ。やっぱイケメン様にはかなわなねえなあ…」
小鳥「あら?ひょっとして妬いてるんですか?プロデューサーさん?」
P「そんなんじゃねえよ。お前こそ売れ残る前に新P君を捕まえといたほうがいいんじゃないか?あ、もう手遅れか!?
小鳥「な!?私はまだまだ大丈夫です!プロデューサーさんこそご自分の心配なさったらいかがですか?」
P「俺はいいんだよ。その気になったらいつでも結婚できるからな。」
小鳥「あら、初耳ですね。詳しく聞かせてもらいましょうか。」
先月のニューイヤーズライブの時の手際といい、
今じゃなかなかの敏腕プロデューサーじゃないか」
新P「よしてくださいよ…僕なんてまだまだ…」
P「いや、今じゃガキンチョどもはみんなお前に夢中だよ。やっぱイケメン様にはかなわなねえなあ…」
小鳥「あら?ひょっとして妬いてるんですか?プロデューサーさん?」
P「そんなんじゃねえよ。お前こそ売れ残る前に新P君を捕まえといたほうがいいんじゃないか?あ、もう手遅れか!?
小鳥「な!?私はまだまだ大丈夫です!プロデューサーさんこそご自分の心配なさったらいかがですか?」
P「俺はいいんだよ。その気になったらいつでも結婚できるからな。」
小鳥「あら、初耳ですね。詳しく聞かせてもらいましょうか。」
ガチャ
美希「ハニーっ!おっはようなのー!」
P「おう!おはようさん!」
美希「オジサンじゃないの!ハニーに言ったの!」
P「美希…お父さんは悲しいぞ…」
美希「オジサンはミキのパパじゃないの!」
新P「ハハハ…おはよう、美希。」
雪歩「おはようございますぅ。プロデューサー、新P。小鳥さん。」
P「おう、おはよう。」
新P「おはよう。」
小鳥「おはよう。美希ちゃん。雪歩ちゃん。」
美希「ハニーっ!おっはようなのー!」
P「おう!おはようさん!」
美希「オジサンじゃないの!ハニーに言ったの!」
P「美希…お父さんは悲しいぞ…」
美希「オジサンはミキのパパじゃないの!」
新P「ハハハ…おはよう、美希。」
雪歩「おはようございますぅ。プロデューサー、新P。小鳥さん。」
P「おう、おはよう。」
新P「おはよう。」
小鳥「おはよう。美希ちゃん。雪歩ちゃん。」
美希「ねえねえハニー!今日はグラビア撮影だよね!ハニーにミキのすっごい写真いっぱい見せてあげるね☆」
新P「え?いや今日は…」
P「残念だったな。今日は俺と一緒だ。」
美希「えーっ!?そんなのミキ聞いてないの!」
P「しょうがないだろう。新P君は雪歩の収録に付き合うんだ。」
美希「ぶぅ…あ、ねえねえ雪歩!雪歩はオジサンのこと好きだよね!ミキが代わってあげるの!」
雪歩「え、ええっ?す、好きって!ち、違うよ美希ちゃん!そういうんじゃないよ!」
美希「照れなくてもいいの!じゃあそういうことでよろしくね☆」
新P「え?いや今日は…」
P「残念だったな。今日は俺と一緒だ。」
美希「えーっ!?そんなのミキ聞いてないの!」
P「しょうがないだろう。新P君は雪歩の収録に付き合うんだ。」
美希「ぶぅ…あ、ねえねえ雪歩!雪歩はオジサンのこと好きだよね!ミキが代わってあげるの!」
雪歩「え、ええっ?す、好きって!ち、違うよ美希ちゃん!そういうんじゃないよ!」
美希「照れなくてもいいの!じゃあそういうことでよろしくね☆」
P「よろしくね☆じゃねーっつの。」ポカッ
美希「あう!?ひどいの!暴力なの!これはもう裁判所に訴えてハニーとの結婚に踏み切るしかないの!」
P「何言ってるんだお前は…先方との打ち合わせも兼ねてるんだ。いまさら変えられん。」
雪歩「あ、そうなんですかぁ…私はかわった方がよかったんですけどぉ…」
P「ん?」
雪歩「な、何でもありません!」
P「ほら行くぞ。」
美希「ハニー!助けて!拉致なの!きっと悪徳事務所に売り飛ばされるの!」ズルズル
雪歩「いいなあ…」ボソッ
美希「あう!?ひどいの!暴力なの!これはもう裁判所に訴えてハニーとの結婚に踏み切るしかないの!」
P「何言ってるんだお前は…先方との打ち合わせも兼ねてるんだ。いまさら変えられん。」
雪歩「あ、そうなんですかぁ…私はかわった方がよかったんですけどぉ…」
P「ん?」
雪歩「な、何でもありません!」
P「ほら行くぞ。」
美希「ハニー!助けて!拉致なの!きっと悪徳事務所に売り飛ばされるの!」ズルズル
雪歩「いいなあ…」ボソッ
車中
美希「ぶぅ…ハニーと一緒がよかったの。」
P「まだ言ってんのか…贅沢言うんじゃねえよ。ハニーハニーって急に色気づきやがって。」
美希「オジサンは独身でモテないからひがんでるの。ミキだってハニーと一緒のほうが頑張れるって思うな。」
P「…今日の仕事だけどな、そのハニー君が美希にぜひ、って言ってとってきたんだぞ。」
美希「え?そうなの?」
P「あーそうだそうだ。しかも『この仕事は美希ならできる!いや、美希にしかできない!』って意気込んでたぞ。」
美希「本当?ハニーったらそんなにミキのこと…」デレデレ
P「そうだな。これがうまくいったらハニー君もますますお前に惚れ直すかもな。」
美希「えへへ…そういうことならしょうがないの!ミキ、オジサンとでも一生懸命頑張るの!」
P「悪いな新P君」ボソッ
美希「?オジサンなにか言った?」
P「いや?がんばれよ!」
美希「ぶぅ…ハニーと一緒がよかったの。」
P「まだ言ってんのか…贅沢言うんじゃねえよ。ハニーハニーって急に色気づきやがって。」
美希「オジサンは独身でモテないからひがんでるの。ミキだってハニーと一緒のほうが頑張れるって思うな。」
P「…今日の仕事だけどな、そのハニー君が美希にぜひ、って言ってとってきたんだぞ。」
美希「え?そうなの?」
P「あーそうだそうだ。しかも『この仕事は美希ならできる!いや、美希にしかできない!』って意気込んでたぞ。」
美希「本当?ハニーったらそんなにミキのこと…」デレデレ
P「そうだな。これがうまくいったらハニー君もますますお前に惚れ直すかもな。」
美希「えへへ…そういうことならしょうがないの!ミキ、オジサンとでも一生懸命頑張るの!」
P「悪いな新P君」ボソッ
美希「?オジサンなにか言った?」
P「いや?がんばれよ!」
美希「ハーーーーーーーーーーーニーーーーーーーーッ!!」ドドドドド
新P「ぐふぅっ!」
美希「ミキね!ハニーのお仕事すっごく頑張ったよ!ねえねえ、ハニーは嬉しい?」
新P「お…おお…嬉しいぞ…だから、一回離れてくれ…」
ヤ! ハニーハニーハニーハニー! クルシイ…
ガチャ
P「やれやれ…すまんな新P君。…雪歩は?」
小鳥「おかえりなさい。プロデューサーさん。雪歩ちゃんならさっきまでプロデューサーさんを待っていたんですけど…」
P「ああ、もう次の仕事が入ってたか。あいつも一々帰ってくることないんだがなあ。」
小鳥(…プロデューサーさんに会いたいんですよ)
新P「ぐふぅっ!」
美希「ミキね!ハニーのお仕事すっごく頑張ったよ!ねえねえ、ハニーは嬉しい?」
新P「お…おお…嬉しいぞ…だから、一回離れてくれ…」
ヤ! ハニーハニーハニーハニー! クルシイ…
ガチャ
P「やれやれ…すまんな新P君。…雪歩は?」
小鳥「おかえりなさい。プロデューサーさん。雪歩ちゃんならさっきまでプロデューサーさんを待っていたんですけど…」
P「ああ、もう次の仕事が入ってたか。あいつも一々帰ってくることないんだがなあ。」
小鳥(…プロデューサーさんに会いたいんですよ)
千早「お帰りなさいプロデューサー。」
P「おう、千早。来てたのか。今日はオフだったろ?どうしたんだ?」
千早「先日渡された新曲のことでちょっと気になるところがありまして…こことここなんですが…」
P「どれどれ…んー…そうだな…おい、新P君。新P君はどう思う?」
新P「あ、はい。悪い美希。ちょっとどいてくれ。」
美希「や!ミキと千早さんとどっちが大事なの?」
P「はいはい、そんくらいにしてやれ。 おいピヨ。お茶くれ。」
小鳥「はーい。」
P「おう、千早。来てたのか。今日はオフだったろ?どうしたんだ?」
千早「先日渡された新曲のことでちょっと気になるところがありまして…こことここなんですが…」
P「どれどれ…んー…そうだな…おい、新P君。新P君はどう思う?」
新P「あ、はい。悪い美希。ちょっとどいてくれ。」
美希「や!ミキと千早さんとどっちが大事なの?」
P「はいはい、そんくらいにしてやれ。 おいピヨ。お茶くれ。」
小鳥「はーい。」
美希「ちょっと!オジサン離して!これはセクハラなの!責任とってハニーはミキと同棲するべきなの!」
P「あいかわらず訳わからんなお前… おうピヨ、サンキュ。」ズズズ
小鳥「いえいえ。美希ちゃん。冷蔵庫にいちごババロアあるわよ。」
美希「えっ!?本当!?…しょうがないから千早さんにちょ~っとだけハニーを貸してあげるの。」タッタッタ
千早「ふふ。ありがとうね美希。新P、ここなんですが…」
新P「ああ、そうだな…もっとこうした方が…」
千早「あ、はい!それじゃここは…」
千早「すごくよくわかりました。ありがとうございます。」
新P「いやいや、お安い御用だよ。」
P(千早とも大分信頼関係が築けてきたみたいだな…)ズズズ
P「あいかわらず訳わからんなお前… おうピヨ、サンキュ。」ズズズ
小鳥「いえいえ。美希ちゃん。冷蔵庫にいちごババロアあるわよ。」
美希「えっ!?本当!?…しょうがないから千早さんにちょ~っとだけハニーを貸してあげるの。」タッタッタ
千早「ふふ。ありがとうね美希。新P、ここなんですが…」
新P「ああ、そうだな…もっとこうした方が…」
千早「あ、はい!それじゃここは…」
千早「すごくよくわかりました。ありがとうございます。」
新P「いやいや、お安い御用だよ。」
P(千早とも大分信頼関係が築けてきたみたいだな…)ズズズ
あずさ「プロデューサ~、来週の予定の事なんですけど~。」
P「竜宮のことは律子に聞いてくれ。」ズズズ
春香「プロデューサーさん!クッキーどうぞ!」
P「おうサンキュ…」ズズズ
春香「新Pさん!手作りですよ!手作り!このハートのやつがおすすめですよ!」
チョットハルカ!ハニーニテヲダサナイデ!
やよい「プロデューサー、今日はもう帰りますね。お疲れ様でした!」
P「おう…ハイ、ターッチ。」ズズズ
やよい「ハイ、ターッチ!」パシ
P「竜宮のことは律子に聞いてくれ。」ズズズ
春香「プロデューサーさん!クッキーどうぞ!」
P「おうサンキュ…」ズズズ
春香「新Pさん!手作りですよ!手作り!このハートのやつがおすすめですよ!」
チョットハルカ!ハニーニテヲダサナイデ!
やよい「プロデューサー、今日はもう帰りますね。お疲れ様でした!」
P「おう…ハイ、ターッチ。」ズズズ
やよい「ハイ、ターッチ!」パシ
ジーッ…
P「ん?なんか視線を感じる…」
亜美「…なーんか最近おっちゃんって仕事してないよねー」
真美「うんうん。全部兄ちゃんや律ちゃんにふってばっか。」
P「お前らなあ、人聞きの悪いこと言うなよ。」
亜美「だってそうじゃーん。さっきからお茶ばっか飲んでるしさー」
真美「そうだそうだー。給料泥棒だよ!」
P「おいおい…お前らだってそうやってゲームしてダベってるじゃないか。」
亜美「だってしょうがないじゃん!あとちょっとでレア装備が手に入るんだよ!」
真美「そうだよ!なかなかクリアできなくて大変なんだよー。」
P「ん?なんか視線を感じる…」
亜美「…なーんか最近おっちゃんって仕事してないよねー」
真美「うんうん。全部兄ちゃんや律ちゃんにふってばっか。」
P「お前らなあ、人聞きの悪いこと言うなよ。」
亜美「だってそうじゃーん。さっきからお茶ばっか飲んでるしさー」
真美「そうだそうだー。給料泥棒だよ!」
P「おいおい…お前らだってそうやってゲームしてダベってるじゃないか。」
亜美「だってしょうがないじゃん!あとちょっとでレア装備が手に入るんだよ!」
真美「そうだよ!なかなかクリアできなくて大変なんだよー。」
P「お前ら…しょうがないな。手助けしてやるよ。」
亜美「えっ、まさかおっちゃん…」
P「ほれ、見てみろ。これが大人の力だ。」
真美「うわっ全ステータスマックス…」
亜美「ダメな大人だ…」
P「よし、いくぞ。ついてこい!」
亜美「えっ、まさかおっちゃん…」
P「ほれ、見てみろ。これが大人の力だ。」
真美「うわっ全ステータスマックス…」
亜美「ダメな大人だ…」
P「よし、いくぞ。ついてこい!」
カチャカチャ…
亜美「ねー、おっちゃん…」
P「んー?」
亜美「真美にこないだドラマの仕事くれたじゃん?」
P「ああ」
亜美「亜美もドラマやりたいよー。おっちゃんとってきてよー」
P「あー…お前は竜宮の仕事のほうを頑張れ。」
亜美「えー確かに竜宮小町の仕事は楽しいけどさ…」
P「竜宮は今が一番大事な時だ。ここでの頑張りで今後が変わってくる。」
亜美「…うーん。まあおっちゃんがそういうならそうなんだろうけどさ…」
亜美「ねー、おっちゃん…」
P「んー?」
亜美「真美にこないだドラマの仕事くれたじゃん?」
P「ああ」
亜美「亜美もドラマやりたいよー。おっちゃんとってきてよー」
P「あー…お前は竜宮の仕事のほうを頑張れ。」
亜美「えー確かに竜宮小町の仕事は楽しいけどさ…」
P「竜宮は今が一番大事な時だ。ここでの頑張りで今後が変わってくる。」
亜美「…うーん。まあおっちゃんがそういうならそうなんだろうけどさ…」
P「そしたらドラマだってなんだってできるさ。」
真美「そうだよ、それに亜美も新曲どんどん出しててうらやましいよ。」
P「心配すんな。真美にも新曲用意してあるぞ」
真美「えっ?本当?」
P「おう、新曲の方はは新P君と一緒にすすめてくれ。あとで詳しい話があるからな。」
真美「あ、兄ちゃんと…ふーん…」
P「おっ?嬉しそうだなー。お年頃だねー。」
真美「もーおっちゃん!そういうのじゃないよ!」
真美「そうだよ、それに亜美も新曲どんどん出しててうらやましいよ。」
P「心配すんな。真美にも新曲用意してあるぞ」
真美「えっ?本当?」
P「おう、新曲の方はは新P君と一緒にすすめてくれ。あとで詳しい話があるからな。」
真美「あ、兄ちゃんと…ふーん…」
P「おっ?嬉しそうだなー。お年頃だねー。」
真美「もーおっちゃん!そういうのじゃないよ!」
新P「…よし!お待たせしました!」
P「おう、終わったか。じゃあ行くぞ。」
小鳥「喉がカラカラですよ~。早く、早く行きましょう!」
律子「私、社長に声かけてきますね。」
【たるき亭にて】
ガヤガヤ…
社長「それじゃあ諸君!ニューイヤーズライブの大成功を祝って…」
「「カンパーイ!」」
小鳥「ングング…プハー! 染み渡るわ~。」
律子「小鳥さん。今日は私送りませんからね。」
小鳥「え~?冷たいですよ~。律子さんも一杯どうですか?」
律子「…未成年なので遠慮します。」
P「相変わらずお前は固いなあ。そんなんじゃ新P君に振り向いてもらえないぞ?」
律子「なに言ってるんですか。そんなことばかり言ってるからオジサンなんて呼ばれるんですよ。」
P「おーおー。律ちゃんは厳しいですなあ。」
ワイワイ
社長「ウオッホン!諸君!年末年始と本当によく頑張ってくれた!ありがとう!」
社長「雪歩くんは相変わらずプロデューサー君のおかげで今年も不動のトップアイドルだ。律子くんの竜宮小町も好調である。」
社長「そして新P君!君は本当によく頑張ってくれた!星井くんの人気急上昇は目を見張るものがある!」
新P「そんな…僕は何も…」
律子「小鳥さん。今日は私送りませんからね。」
小鳥「え~?冷たいですよ~。律子さんも一杯どうですか?」
律子「…未成年なので遠慮します。」
P「相変わらずお前は固いなあ。そんなんじゃ新P君に振り向いてもらえないぞ?」
律子「なに言ってるんですか。そんなことばかり言ってるからオジサンなんて呼ばれるんですよ。」
P「おーおー。律ちゃんは厳しいですなあ。」
ワイワイ
社長「ウオッホン!諸君!年末年始と本当によく頑張ってくれた!ありがとう!」
社長「雪歩くんは相変わらずプロデューサー君のおかげで今年も不動のトップアイドルだ。律子くんの竜宮小町も好調である。」
社長「そして新P君!君は本当によく頑張ってくれた!星井くんの人気急上昇は目を見張るものがある!」
新P「そんな…僕は何も…」
P「いやいや、アイツは才能の塊みたいな奴だったのに、俺じゃアイツのやる気を引き出せなかった。それをやったのはお前の手柄だよ。」
小鳥「新Pさ~ん。一体美希ちゃんに何をしたんですか~?」
律子「警察沙汰だけはやめてくださいね?」
新P「え、い、いや!」
社長「おいおい、まさか君。本当に何かあるんじゃないだろうね?まあ、春になったら、星井くんもトップアイドルの仲間入りだよ。」
小鳥「春になったら…ですか。」
律子「…」
小鳥「新Pさ~ん。一体美希ちゃんに何をしたんですか~?」
律子「警察沙汰だけはやめてくださいね?」
新P「え、い、いや!」
社長「おいおい、まさか君。本当に何かあるんじゃないだろうね?まあ、春になったら、星井くんもトップアイドルの仲間入りだよ。」
小鳥「春になったら…ですか。」
律子「…」
新P「…プロデューサーさん!…この一年。ありがとうございました。」
P「おいおい、何だよかしこまって…」
新P「僕はあなたが居なかったらきっとここまでこれなかった。今日こうしていられるのは全てあなたのお陰です。」
P「さっきも言ったかもしれんが、別に俺は…」
新P「いつだって俺に手柄を譲ってくれて…俺のフォローをしてくれて…」
P「そうじゃねえって…」
新P「今日だって!千早と俺が少しでも仲良くなるように話をふってくれて!…」
P「…」
新P「僕はまだまだプロデューサーさんに教えてもらいたいこと一杯あるんです…だから…だから…」
P「…俺が居なくてももうお前は大丈夫だよ。春になったらお前がうちのエースだ。がんばれよ。」
新P「プロデューサーさん…春になったら、なんて…」
社長「…さ、さあさあ君達!まだまだ夜は長いよ!今夜はプロデューサー君のためにも盛大に飲もうじゃないか!」
小鳥「そ、そうですよ!今日は楽しいライブの打ち上げですよ!さささ、ジョッキを持って!カンパーイ!」
・・・・・・・・・・・・・・
新P「僕はまだまだプロデューサーさんに教えてもらいたいこと一杯あるんです…だから…だから…」
P「…俺が居なくてももうお前は大丈夫だよ。春になったらお前がうちのエースだ。がんばれよ。」
新P「プロデューサーさん…春になったら、なんて…」
社長「…さ、さあさあ君達!まだまだ夜は長いよ!今夜はプロデューサー君のためにも盛大に飲もうじゃないか!」
小鳥「そ、そうですよ!今日は楽しいライブの打ち上げですよ!さささ、ジョッキを持って!カンパーイ!」
・・・・・・・・・・・・・・
【 雪歩 】
うう、寒い…
木枯らしが吹く通りを事務所へと急ぐ。
今年の冬はいつまで続くんだろう。首をすくめて歩いていた私だったが、ふと顔をあげる。
ショーウインドウに映る自分の姿。まだ新しい純白のコート。
思わず頬がゆるみそうになる。いけない。こんなところでニヤニヤしていたらただの危ない人だ。
それでもこみ上げてくる気持ちを抑えられない。
撮影で着た、真っ白で血行が良くなりそうなこのコート。とても気に入ってしまい、撮影終了後返すのが惜しかった。
自分でも探してみたが見つからず、あきらめかけていたのだけど…
うう、寒い…
木枯らしが吹く通りを事務所へと急ぐ。
今年の冬はいつまで続くんだろう。首をすくめて歩いていた私だったが、ふと顔をあげる。
ショーウインドウに映る自分の姿。まだ新しい純白のコート。
思わず頬がゆるみそうになる。いけない。こんなところでニヤニヤしていたらただの危ない人だ。
それでもこみ上げてくる気持ちを抑えられない。
撮影で着た、真っ白で血行が良くなりそうなこのコート。とても気に入ってしまい、撮影終了後返すのが惜しかった。
自分でも探してみたが見つからず、あきらめかけていたのだけど…
P「雪歩、誕生日おめでとう。」
そういって渡してきた大きな箱。その中身がこのコートだった。
P「お前撮影の時ずーっと物欲しそうに見てたろ。スタイリストさんに聞いて探してきたよ。」
プロデューサー。私のことをなんでもわかってくれる人。
いつも見ていてくれる人。
いつでも私のそばにいてくれる人。
そして私がとっても大好きな人。
春香ちゃんや美希ちゃん、それに伊織ちゃんなんかは去年から来た新しいプロデューサーに夢中だけど、
私はデビューからずっと一緒にやってきたプロデューサーのほうがいい。
そういって渡してきた大きな箱。その中身がこのコートだった。
P「お前撮影の時ずーっと物欲しそうに見てたろ。スタイリストさんに聞いて探してきたよ。」
プロデューサー。私のことをなんでもわかってくれる人。
いつも見ていてくれる人。
いつでも私のそばにいてくれる人。
そして私がとっても大好きな人。
春香ちゃんや美希ちゃん、それに伊織ちゃんなんかは去年から来た新しいプロデューサーに夢中だけど、
私はデビューからずっと一緒にやってきたプロデューサーのほうがいい。
もういい年だし、オジサン、なんて言われたりもするけれど。私はとってもかっこいいと思う。
今日はそのプロデューサーと一緒のお仕事だ。765プロでも最初の方からいた私はいつもプロデューサーと一緒だった。
でも他のアイドルが増えてからは段々プロデューサーと二人だけの時間も少なくなって…
だから今日はすごく嬉しい。
あの人と一緒ならどんなにつらい仕事も頑張れるし、どこまでも行ける気がする。
事務所が見えてきたら自然に足が早まる。プロデューサー。
えへへ。早く会いたいな。
今日はそのプロデューサーと一緒のお仕事だ。765プロでも最初の方からいた私はいつもプロデューサーと一緒だった。
でも他のアイドルが増えてからは段々プロデューサーと二人だけの時間も少なくなって…
だから今日はすごく嬉しい。
あの人と一緒ならどんなにつらい仕事も頑張れるし、どこまでも行ける気がする。
事務所が見えてきたら自然に足が早まる。プロデューサー。
えへへ。早く会いたいな。
「「 プロデューサーがやめる!? 」」
伊織「ちょっと!どういうことよ!突然すぎるじゃない!」
真「プロデューサー!どういうことですか!」
社長「あー、諸君。気持ちはわかるが。今、話したとおり、彼の家庭の事情でね…」
P「…そういうことだ。今までお前たちに黙っていたのは悪いかった。
だが、ニューイヤーズライブが終わるまで余計な心配はかけたくなかったんだ…すまない。」
春香「どうしても行くんですか!?せめて、来年いっぱいだけでも…」
千早「そうです!こんな急に…!あと一ヶ月もないなんて…!」
P「実家のおふくろがとうとう倒れてな…俺もこの年まで好き勝手やらせてもらった。そろそろ帰って家業を継がないとな。」
あずさ「でも…でも…」
響「自分も沖縄から出てきてるから気持ちはわかるけど…急すぎるぞ…グスッ…」
伊織「ちょっと!どういうことよ!突然すぎるじゃない!」
真「プロデューサー!どういうことですか!」
社長「あー、諸君。気持ちはわかるが。今、話したとおり、彼の家庭の事情でね…」
P「…そういうことだ。今までお前たちに黙っていたのは悪いかった。
だが、ニューイヤーズライブが終わるまで余計な心配はかけたくなかったんだ…すまない。」
春香「どうしても行くんですか!?せめて、来年いっぱいだけでも…」
千早「そうです!こんな急に…!あと一ヶ月もないなんて…!」
P「実家のおふくろがとうとう倒れてな…俺もこの年まで好き勝手やらせてもらった。そろそろ帰って家業を継がないとな。」
あずさ「でも…でも…」
響「自分も沖縄から出てきてるから気持ちはわかるけど…急すぎるぞ…グスッ…」
P「悪いな…だがお前たちには俺が教えられることは全て教えたつもりだ。新P君もいる。彼と一緒に頑張ってくれ。」
美希「オジサン…」
みんながお葬式みたいにうつむいている中。私は、ただ、何が起こったか理解出来ないでいた。
やめる?プロデューサーが? いなくなるの? 嘘だよ。そんなの。
プロデューサーはずっと私と一緒なんだよ。
一緒にトップアイドルになろうって言ってくれたもの。
春になったらもうプロデューサーがいないなんて…
嘘ですよね。
きっと冗談ですよね。
早く嘘って言ってください…
でないと私…私…
美希「オジサン…」
みんながお葬式みたいにうつむいている中。私は、ただ、何が起こったか理解出来ないでいた。
やめる?プロデューサーが? いなくなるの? 嘘だよ。そんなの。
プロデューサーはずっと私と一緒なんだよ。
一緒にトップアイドルになろうって言ってくれたもの。
春になったらもうプロデューサーがいないなんて…
嘘ですよね。
きっと冗談ですよね。
早く嘘って言ってください…
でないと私…私…
P「…お前には最初に伝えるべきだったな…すまない。」
雪歩「…うっ…ぐすっ…ぇぐっ…」
お仕事に行く車の中、私はずっと泣いていた。
P「なあ雪歩……そろそろ泣きやんでくれないか…?」
雪歩「…ぅえっ…いやです…ぷろでゅうさあ……ぷろでゅぅさぁ……ひっく…うう……」
その日のお仕事は散々だった。プロデューサーは何度もスタッフさんに謝っていた。
ただ、プロデューサーがやめるという話を聞いたからか、みんな私に怒るよりも寂しがっている人のほうが多かった。
プロデューサー…みんなあなたのことを好きなんです。行かないでください…
それから私はプロデューサーが行かないように
私のところに居てくれるように考えた。
そして
雪歩「あの、私、あなたのことが…!
雪歩「あなたの…ことが…
すいません。セリフ抜けちゃいましたぁ…」
私のところに居てくれるように考えた。
そして
雪歩「あの、私、あなたのことが…!
雪歩「あなたの…ことが…
すいません。セリフ抜けちゃいましたぁ…」
スタッフ「もー!雪歩ちゃん!何回目よー!」
P「おい雪歩。どうしたんだ一体?もう一度落ち着いて台本に目を通せ。」
雪歩「あ、はい。実は…スタッフさん男の人ばかりで緊張しちゃって…」
P「おいおい…いつもと同じ顔ぶれだぞ?」
雪歩「そ、そうですか?…あ、い、言われてみたらそうでした!プロデューサーに言われなかったら気づかなかったですぅ。」
P「何言ってるんだ…台本はどこだ?」
雪歩「あ…楽屋ですぅ…」
P「…いつでも見られるように常に手元に持っておけって言ってるだろう。ちょっと待ってろ。」
雪歩「あ、はい…やっぱりプロデューサーは頼りになりますね…私、プロデューサーがいないとダメダメですぅ…」
P「…」
P「おい雪歩。どうしたんだ一体?もう一度落ち着いて台本に目を通せ。」
雪歩「あ、はい。実は…スタッフさん男の人ばかりで緊張しちゃって…」
P「おいおい…いつもと同じ顔ぶれだぞ?」
雪歩「そ、そうですか?…あ、い、言われてみたらそうでした!プロデューサーに言われなかったら気づかなかったですぅ。」
P「何言ってるんだ…台本はどこだ?」
雪歩「あ…楽屋ですぅ…」
P「…いつでも見られるように常に手元に持っておけって言ってるだろう。ちょっと待ってろ。」
雪歩「あ、はい…やっぱりプロデューサーは頼りになりますね…私、プロデューサーがいないとダメダメですぅ…」
P「…」
みんなの評価 : ★★★
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