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元スレ上条「バレンタインデーか」
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レッサー「では今日はこの辺で勘弁してあげましょう。中々面白かったですよ」
上条「おう、もう二度と来んなちくしょうめ」ボロボロ
レッサー「ふふ、それは聞けないですね。私はしつこい女ですよ」
禁書「むむっ、あんまりとうまを誘惑するのは止めてほしいんだよ! ただでさえフラフラしてるのに!」
上条「おい」
レッサー「それならしっかりと繋ぎ止めておくことです。ではでは」ニヤ
【数分後】
禁書「うーん、やっぱりコタツは最高なんだよー」ホクホク
上条「そりゃ良うござんした」スタスタ
禁書「あっ、とうま、ご飯できた!?」
上条「もうちょい、後は煮こむだけ。にしても、この時期は水仕事がキツくてなー」
禁書「……あ、あのね、それなら…………」
上条「あ、そういえば御坂のチョコは早い内に食った方がいいか。連絡ほしいって言ってたし」
禁書「……むぅ」
上条「ん、どうしたインデックス?」
禁書「何でもないんだよ」プイッ
上条「……? まぁとりあえずチョコを……ってやっぱこれドロドロに溶けてんじゃねえか!!」ドロッ
禁書「とうま、さすがにこれは酷いんだよ」
上条「違うって、初めからやたら熱かったんだよ! 主にビリビリのせいで」
禁書「これはとりあえずもう一度冷やした方がいいんじゃないかな」
上条「ああ、そうだな……うっわ、チョコが漏れ出てメッセージカードってのもダメだなこりゃ」
禁書「メッセージカード?」ピクッ
上条「あぁ、御坂にしては珍しくな」
禁書「ふーん」ジトー
上条「まぁでもこれじゃ読めねえし……とりあえず連絡だけはしとくか」
プルルルルルルルルルルルルル……
上条「……あれ、出ねえぞ?」
18:50 【常盤台中学女子寮208号室】
白井「酷いですの、お姉様!! わたくしを放置なんて!!!」
美琴「ご、ごめんごめん!! 私もテンパっててすっかり忘れてたの!!」
白井「もう……それで、どうでしたの?」
美琴「う、うん。一応渡せた///」
白井「ぐああああああああああああああああああああ」ゴンゴン!!
美琴「ちょ、アンタ何やって――――」
ハナテ!! ココロニキザンダユメヲ~♪
美琴「!!!??」ビクッ
白井「お電話ですが……も、もしやこれは…………!!!」
美琴「アイツからだ……!!」
白井「なっ、こんなの切ってしまえばいいんですのー!!」ガバッ
美琴「やめい!!!」バチッ
白井「あふんっ!!!」ビリッ
美琴(落ち着け落ち着け落ち着け!!!)スーハー
美琴「も、もしもし!!!!!」ピッ
上条『うおおっ!? お、お前いきなり大声出すなよ!!』
美琴「ご、ごめん!!」
上条『へ……? な、何か悪いモンでも食ったか?』
美琴「え、何で?」
上条『いや、御坂が素直に謝るなんて珍しいからさ』
美琴「あ、アンタはいちいち嫌味言わなきゃ気が済まないわけ!?」
上条『わ、分かった分かった!! それならいつも通りだよ!!』
美琴(それじゃダメなのよ!!)
上条『えっとな、さっきチョコに入ってたメッセージカード見たんだけど……』
美琴「ま、待って!!!」
上条『はい?』
美琴「………………」スーハー
上条『おーい』
美琴「………………」スーハー
上条『もしもーし』
美琴「………………」スーハー
上条『御坂さーん?』
美琴「………………」スーハー
上条『美琴さーん?』
美琴「ぶっ!!!」
上条『うおっ!!! お前どんな音出してんの!?』
美琴「アンタがいきなり変なこと言うからじゃない!!! せっかく落ち着いてきてたのに台無しよ!!!」
上条『どこにそんな慌てる要素があるんだよ!?』
美琴「は、はぁ!? 当たり前じゃない!!! だ、だって、あのカードには……///」
上条『何て書いてあったんだ?』
美琴「……は?」
上条「いやー、どうやらお前のビリビリで中のチョコが溶けてたみたいでさー。カードの文字が読めねえんだよ」
>>161
コーホー コーホー
コーホー コーホー
>>162
スーホー スーホー 美琴の方が若干風通しの良いマスク
スーホー スーホー 美琴の方が若干風通しの良いマスク
美琴「なっ……なっ…………!!!」パクパク
上条『お前のその様子だと何か大事な事が書いてあったんじゃねえか?』
美琴「そ、それは……!!!///」
美琴(どうすんの!? どうすんのよこれ!?)
上条『だから何かわりーけど、今ここで言ってくれないか? 俺も気になるしさ』
美琴「なっ……えっ…………!!!」
美琴(今ここで『好き』って言えって事!? ちょ、こ、心の準備ってもんが……!!///)
上条『ん? おーい、御坂ー?』
美琴「………………」ブツブツ
上条『もしもーし! なんか回線わりーのか? おーい、聞こえてるかー?』
美琴「………………」ブツブツ
上条『ゲコ太大好き、意外と少女趣味の御坂美琴さーん。聞こえてんなら……』
美琴「ああもう、うっさいわね!!!!! カードには『1000倍返し』って書いてあったのよコラァァ!!!!!」
上条『は、はぁぁ!?』
美琴(何言ってんだ私いいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!)
上条『せ、1000倍って、100円のものでも10万で返せってことですか!?』
美琴「い、いや、その、ちがっ!!!」アセアセ
上条『……はぁ、あのですね、レベル5とレベル0の間には絶望的な財力の差があってな』
美琴「ま、待って!! あのねっ!!」
上条『そこの所考えてくれたら上条さんは嬉しいです、はい』
美琴「コラ聞け!! 聞けっつの!!!」
上条『んな怒んなって……。じゃあ、お返しはちゃんとするけど、さすがに諭吉さん以上は勘弁してくれよ? じゃな』ピッ
美琴「あっ……!!!」
ツーツー
美琴「………………」
美琴「ふふ、ふふふふふふふ…………終わった」
白井「お、お姉様?」
美琴「なに?」ジト
白井(目が死んでますの!!!)
白井(……はっ、ですがここでお姉様を慰めれば好感度急上昇!!! そのまま……ぐへへへへへへへへへへ)
白井「お姉様……その悲しみ、黒子が癒してあげますのおおおおおおおおおお!!!!!」バッ
美琴「もう、何でこんなにも上手くいかないのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」バチバチバチィ!!!
白井「あばばばばばばばばばばばばばばばば!!!!!」ビリビリ
美琴「何が1000倍返しよ!? バカか私はァァああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ガチャ
寮監「ほう、珍しく意見が合いそうだな、御坂」
ゴキッ!!!
ここまで原作の性格を理解してる禁書SSは珍しい
ところでバードウェイはまだか?
ところでバードウェイはまだか?
19:00 【上条の部屋】
上条「はぁ、1000倍返しとか言ってること麦野と一緒じゃねえか……レベル5ってどっか似てんのか……?」ガクッ
禁書「あ、あはは、元気だすんだよとうま。ほらナデナデー」
上条「うふふ、何か逆に虚しくなる…………あ、そうだ。そういやお前、逆チョコ欲しいって言ってたな」ガサゴソ
禁書「え、も、もしかして……」
上条「ほら、市販品で悪いけどさ。一応、バレンタインデー専用チョコっぽいぞ」スッ
禁書「と、とうま……!」
上条「まぁ飯前だけど、このくらいなら食べてもいいだろ。忘れないうちにな」ポリポリ
禁書「…………ありがとう!」ニコ
上条「はは、どういたしまして」
上条(まぁ、この顔見れただけで値段以上の価値はあるか)
禁書「私からもあるんだよ」
上条「……え? 何が?」
禁書「何がって、チョコレートに決まってるんだよ!」
上条「え、チョコレート!? お前が!? ダークマターじゃなくて!?」
禁書「そこはかとなくバカにしてるね!? もう、早くこっち来るんだよ!!」
上条「こっちって……そこに俺が座ると物凄く密着する、よな? てかわざわざコタツの一辺を二人で使わなくても……」
禁書「ふ、雰囲気ってやつなんだよ! いいから早く!///」
上条「お、おう」
ゴソッ
上条「お、お邪魔します」
禁書「とうま、何だか全体的にイヤラシイ。私はシスターさんなんだよ」
上条「お前さらっと相当酷い事言うな!?」
禁書「も、もう、とにかく一旦黙って! 雰囲気も何もないんだよ!!」
上条「お、おう…………」
禁書「………………」
上条「………………」
禁書「何だかこれはこれで気まずいかも」
上条「どうすりゃいいんだよ!?」
禁書「じゃ、じゃあそのままでいい! えっとね……」コホン
禁書「とうま、いつもありがとうね。普段は中々言えないけど、とっても感謝してるんだよ」
上条「……それならお風呂洗いくらいはできるようになってほしいものですが」
禁書「も、もう、分かったよう! えっと、それでね……」
禁書「と、とうまの事は、そ、その、大好きなんだよ///」
上条「……インデックスさん、何か体の内側がムズムズします」
禁書「私も同じなんだよ! で、でも、私はシスターさんだから、この身は主と繋がっているんだよ! だ、だから好きって言っても、そういう意味ではないかも!」
上条「ツンデレ……だよなそれ?」
禁書「何で短髪には突っ込まないで私に突っ込むんだよう!!!///」
上条「は、はい??」
禁書「も、もういいんだよ! はい、チョコレート!!」スッ
上条「お、おぉ、サンキュ……」
上条(さぁ……問題はここからだ…………)
上条「開けていいよな……?」
禁書「うん!」
上条(さぁ……何が出てくる!!!)
パカッ
上条「……チョコレートだ」
禁書「だから最初から言ってるかも」
上条「見た目は……普通のチョコレートじゃねえか…………ッ!!!」ガクブル
禁書「驚き過ぎなんだよ!!! どう考えても失礼かも!!!」
上条「わ、悪い悪い。で、味……は」
禁書「………………」ソワソワ
『俺は二度死にかけた』
上条(こ、このタイミングで一方通行の言葉が頭にいいいいいい!!!)ゾクッ
禁書「………………」ソワソワ
上条(……くっ、けどここで止めることなんてできねえ!!! それでインデックスを悲しませる事なんてできねえ!!!)
パクッ
禁書「……ど、どうかな?」ドキドキ
上条「………………」
禁書「とうま?」
上条「う、うまい…………!?」ガクブル
禁書「ホント!?」
上条「あぁ、うまい!! 味もちゃんとチョコレートじゃねえかこれ!!!」
禁書「何だかとてつもなく引っかかる言い方だけど、良かったんだよ!」ニコ
上条「お前、本当にこれどうしたんだよ!? フィアンマの奇跡でも利用したのか!?」
禁書「だから失礼だって言ってるかも!!!!! 普通にこもえに教えてもらったんだよ!!!」
上条「小萌先生に……? だからお前出かけるって……!」
禁書「もう、その分だと本当にチョコを貪りに行ったと思ってたみたいだね」ジトー
上条「そっかそっか……!! 頑張ったなぁインデックス!!」ナデナデ
禁書「もう、大袈裟すぎるかも」
禁書(た、確かに数えきれないほど失敗したけど……)
【小萌のアパート】
小萌「結標ちゃん、今度先生と一緒に検査に行きましょう。たぶんそれは能力なのです」
結標「何でよ!! 何でチョコレート一つまともに作れないのよおおおおおおおおおお!!!」
小萌(それにしてもシスターちゃん、本当に良く頑張ったのですよー)
小萌「まぁ、先生の部屋は危険物だらけになっちゃいましたけど」
結標「こ、小萌! このチョコ爆発したわよ!?」
小萌「何をどうしたらそうなるんですか!?」
【上条の部屋】
禁書「やっぱりね、とうまに頼りっきりっていうのは良くないと思ったんだよ」
上条「インデックス……」
禁書「だからね、これからは、その、お料理とかも教えてほしいんだよ。最初は失敗ばかりすると思うけど、私頑張るから」ニコ
禁書「他にもお洗濯とか、洗い物とか……ね?」
上条「…………うっ」ジワッ
禁書「と、とうま?」
上条「インデックスゥゥうううううううう!!!」ギュッ
禁書「わっ、わわっ!?///」
上条「お前ホントに成長したんだなああああ!!! 上条さんはこれ以上ないほど嬉しいです!!!」グスッ
禁書(や、やっぱり、今までが酷すぎたのかな私)アセアセ
禁書「と、とうま、分かったから、その、いつまでも抱きしめられてると……///」
上条「ん? お前もたまにやるじゃん」
禁書「私がやるのはいいけど、とうまがやるのはダメなの!! セクハラなんだよ!!///」
上条「そうなの!?」
禁書「やっぱりね、とうまに頼りっきりっていうのは良くないと思ったんだよ」
上条「インデックス……」
禁書「だからね、これからは、その、お料理とかも教えてほしいんだよ。最初は失敗ばかりすると思うけど、私頑張るから」ニコ
禁書「他にもお洗濯とか、洗い物とか……ね?」
上条「…………うっ」ジワッ
禁書「と、とうま?」
上条「インデックスゥゥうううううううう!!!」ギュッ
禁書「わっ、わわっ!?///」
上条「お前ホントに成長したんだなああああ!!! 上条さんはこれ以上ないほど嬉しいです!!!」グスッ
禁書(や、やっぱり、今までが酷すぎたのかな私)アセアセ
禁書「と、とうま、分かったから、その、いつまでも抱きしめられてると……///」
上条「ん? お前もたまにやるじゃん」
禁書「私がやるのはいいけど、とうまがやるのはダメなの!! セクハラなんだよ!!///」
上条「そうなの!?」
禁書「……もう、仕方ないからもう少しこのままで許してあげるかも」
上条「の割には、顔が緩んでいますが?」ニヤ
禁書「そ、そんな事ないもん!」
上条「……なぁ」
禁書「んー?」
上条「お前は主と結ばれてるって言ってたけどさ」
禁書「そ、それがどうかしたのかな!?///」
上条「お前がシスターじゃなくなっちまえば、そんな事もないよな」
禁書「……そうだけど///」
上条「そっかそっか」
禁書「も、もう、何が言いたいのかな!?」
上条「べっつにー」
禁書「とうまズルい!!!」
上条「何がだよ」
禁書「とにかくズルいの!!」
上条「そういえば、ホワイトデーもちゃんとお返ししないとな」
禁書「どうせとうまは沢山貰ったんだろうし、大変だね~」
上条「……妬いてる?」
禁書「とうまキャラ違うんだよ!! ここは『何怒ってんだ?』っていう所かも!!///」
上条「いや、こうして近くに居ると何となく分かんだよ」
禁書「……そうなんだ」
上条「そうなんです」
禁書「えっとね、私もとうまから沢山貰ったから、ホワイトデーもちゃんとお返しするんだよ」
上条「おう、楽しみにしとく」
上条「にしても、御坂のお返しどうすっかなー」ハァ
禁書「むっ」
上条「……分かったよ、まずはお前のお返し考える」
禁書「う、うん///」
禁書「あ、そうだ。ホワイトデーのお返しなんだけど……」
上条「おっ、何かご希望でも? 姫」
禁書「焼肉食べ放題がいいかも」
上条「色々と台無しだよ」
24:00 【とある病院】
青ピ「み、見えるで……!!! 沢山のチョコレートが見えるでえええええ!!!」
カエル「それは幻覚だし、バレンタインデーはもう終わったよ?」
おしまい
禁書「むっ」
上条「……分かったよ、まずはお前のお返し考える」
禁書「う、うん///」
禁書「あ、そうだ。ホワイトデーのお返しなんだけど……」
上条「おっ、何かご希望でも? 姫」
禁書「焼肉食べ放題がいいかも」
上条「色々と台無しだよ」
24:00 【とある病院】
青ピ「み、見えるで……!!! 沢山のチョコレートが見えるでえええええ!!!」
カエル「それは幻覚だし、バレンタインデーはもう終わったよ?」
おしまい
予想してたより遥かに長くなった……ここまで読んでくれた人はホントにありがとう!
姫神可愛いよね
姫神可愛いよね
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