私的良スレ書庫
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元スレ男「……誰?」??「……こたつ」
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男「いやそれはわかったけど……君誰よ」
??「こたつ」
男「あとで入らせてあげるから、その前に君が誰かを教えてくれ」
??「こたつ」
男「……はぁ。わかったよ。こたつに入ってゆっくり話そう」
男「ってこたつがない!?」
??「だから……」
??「私が……こたつ」
??「こたつ」
男「あとで入らせてあげるから、その前に君が誰かを教えてくれ」
??「こたつ」
男「……はぁ。わかったよ。こたつに入ってゆっくり話そう」
男「ってこたつがない!?」
??「だから……」
??「私が……こたつ」
男「いやいやご冗談を」
こたつ「だってこたつないじゃん。それが一番の証拠」
男「君が仲間と盗み出してる途中に見つかったってことも考えられる」
こたつ「……ふぅ」トコトコ
男「なんだよ。言いたいことがあるならちゃんと言え」
こたつ「……」トコトコ
男「つーか近づいてくる――」
こたつ「……」ダキ
男「…………」
こたつ「だってこたつないじゃん。それが一番の証拠」
男「君が仲間と盗み出してる途中に見つかったってことも考えられる」
こたつ「……ふぅ」トコトコ
男「なんだよ。言いたいことがあるならちゃんと言え」
こたつ「……」トコトコ
男「つーか近づいてくる――」
こたつ「……」ダキ
男「…………」
男「あったけえ」
こたつ「これが証拠」
男「そういやあ、服もこたつ布団の柄と同じだ」
こたつ「それも証拠」
男「……」
こたつ「……」
男「あの、一応話はわかったから、一回離してくれないかな」
こたつ「これが私の仕事」
男「いや、こたつって話とはいえ女の子に抱きしめられるのは恥ずかしい」
こたつ「……」
こたつ「これが証拠」
男「そういやあ、服もこたつ布団の柄と同じだ」
こたつ「それも証拠」
男「……」
こたつ「……」
男「あの、一応話はわかったから、一回離してくれないかな」
こたつ「これが私の仕事」
男「いや、こたつって話とはいえ女の子に抱きしめられるのは恥ずかしい」
こたつ「……」
男「擬人化したということでしょうか」
こたつ「そうなる」
男「というかこたつに戻れるんだな」
こたつ「できないと、あなたが困る」
男「まあそうだけど、こたつから声が聞こえてくるのが、なんか気持ち悪い」
こたつ「ひどい」
男「これってどこから聞こえてるんだ」
こたつ「中覗くな変態」
男「こたつって中覗かれるのイヤなんだ」
こたつ「そうなる」
男「というかこたつに戻れるんだな」
こたつ「できないと、あなたが困る」
男「まあそうだけど、こたつから声が聞こえてくるのが、なんか気持ち悪い」
こたつ「ひどい」
男「これってどこから聞こえてるんだ」
こたつ「中覗くな変態」
男「こたつって中覗かれるのイヤなんだ」
男「というかなんで擬人化したの?」
こたつ「……?」
男「いや、俺他の擬人化のストーリーみたいに大切にこたつを使ってたわけじゃないし」
こたつ「……」
男「むしろうまくいかないときに結構叩いたりしてしまったし」
こたつ「……それについて抗議しにきた」
男「ああ、普通とは逆なのか」
こたつ「もっと大切に扱ってほしい」
男「肝に命じる」
こたつ「信じられないからしばらく起きとく」
男「起きるって感覚なのか擬人化って」
こたつ「……?」
男「いや、俺他の擬人化のストーリーみたいに大切にこたつを使ってたわけじゃないし」
こたつ「……」
男「むしろうまくいかないときに結構叩いたりしてしまったし」
こたつ「……それについて抗議しにきた」
男「ああ、普通とは逆なのか」
こたつ「もっと大切に扱ってほしい」
男「肝に命じる」
こたつ「信じられないからしばらく起きとく」
男「起きるって感覚なのか擬人化って」
こたつ「あなたは物をぞんざいに扱いすぎる」
男「自覚しております」
こたつ「特に布団の扱いがひどい」
男「……」
こたつ「柔らかいから音が響かないという理由で、よく叩いてる」
男「……ほんと、申し訳ない気持ちです」
こたつ「……まああとは」
こたつ「本人と話し合って」
男「?」
布団「どもー」
男「!?」
男「自覚しております」
こたつ「特に布団の扱いがひどい」
男「……」
こたつ「柔らかいから音が響かないという理由で、よく叩いてる」
男「……ほんと、申し訳ない気持ちです」
こたつ「……まああとは」
こたつ「本人と話し合って」
男「?」
布団「どもー」
男「!?」
男「あの、もしかしてこの部屋にあるもの全部擬人化するって物語っすか?」
こたつ「特に被害が大きい物には人になってもらう」
男「つまり、やっぱり理由は抗議ってことか」
こたつ「……」
男「で、なんで君はニコニコしてるの」
布団「いやー、意外と君って、かっこよくないなってー」
男「長年の恨みがあるとはいえ、その悪口はひどい」
布団「長年の恨みがあるとわかってるんなら、ちょっとお願いを聞いてもらってもいいですかね~」
男「どんとこい」
布団「……!」ダキ
男「……」
こたつ「……」
こたつ「特に被害が大きい物には人になってもらう」
男「つまり、やっぱり理由は抗議ってことか」
こたつ「……」
男「で、なんで君はニコニコしてるの」
布団「いやー、意外と君って、かっこよくないなってー」
男「長年の恨みがあるとはいえ、その悪口はひどい」
布団「長年の恨みがあるとわかってるんなら、ちょっとお願いを聞いてもらってもいいですかね~」
男「どんとこい」
布団「……!」ダキ
男「……」
こたつ「……」
男「なに、うちの部屋のもの、みんな人肌恋しいの?」
布団「うーん、いつもの匂いだー」
こたつ「……」
男「まああの、すまんかったな。叩いたりして」
布団「だいじょうーですよー。私はMですからー」
男「衝撃の事実だけど、どうすりゃあいいのかよくわからん」
こたつ「……私の場合離れろと言ったのに、なんで布団には言わない」ボソボソ
男「え、なんか言った」
こたつ「なにも言ってない」
男「……?」
布団「……」ニヤニヤ
布団「うーん、いつもの匂いだー」
こたつ「……」
男「まああの、すまんかったな。叩いたりして」
布団「だいじょうーですよー。私はMですからー」
男「衝撃の事実だけど、どうすりゃあいいのかよくわからん」
こたつ「……私の場合離れろと言ったのに、なんで布団には言わない」ボソボソ
男「え、なんか言った」
こたつ「なにも言ってない」
男「……?」
布団「……」ニヤニヤ
妹「おーい男。飯できたったよー」
男「まずいから元に戻ってくれ布団」
布団「うーん、どうしましょうかねー」
男「頼むから、今度一度願いを聞いてやるから」
布団「おー、それはありがたい。じゃあそれで妥協しましょう」
妹「飯できたって――なんで布団持ってるの」
男「いや、なんとなく」
妹「?とりあえず飯」
男「わかった」
男(って布団がなぜか離れねえ!)
布団「三個ぐらい願い聞いてくださいよー」ボソボソ
男「わかったよちくしょう!」
妹「……」
男「まずいから元に戻ってくれ布団」
布団「うーん、どうしましょうかねー」
男「頼むから、今度一度願いを聞いてやるから」
布団「おー、それはありがたい。じゃあそれで妥協しましょう」
妹「飯できたって――なんで布団持ってるの」
男「いや、なんとなく」
妹「?とりあえず飯」
男「わかった」
男(って布団がなぜか離れねえ!)
布団「三個ぐらい願い聞いてくださいよー」ボソボソ
男「わかったよちくしょう!」
妹「……」
男「はぁ」
男「今日は意味不明な出来事が起きて疲れたなー」
こたつ「……」
布団「そうですねー」
男「ひとりごとは頼むから放っておいてくれ」
こたつ「紛らわしいからひとりごとつぶやくな」
男「ここ俺の部屋なんだけど、それさえ許されないのか」
こたつ「どうせ友達もいないのだから、話し相手ができて嬉しいでしょう」
男「いるわい」
布団(ニヤニヤ)
男「今日は意味不明な出来事が起きて疲れたなー」
こたつ「……」
布団「そうですねー」
男「ひとりごとは頼むから放っておいてくれ」
こたつ「紛らわしいからひとりごとつぶやくな」
男「ここ俺の部屋なんだけど、それさえ許されないのか」
こたつ「どうせ友達もいないのだから、話し相手ができて嬉しいでしょう」
男「いるわい」
布団(ニヤニヤ)
布団「そういえば、願い事ひとつ、ここで叶えちゃっていいですかね」
男「こんなすぐに使っちゃっていいのか」
布団「だいじょーぶですよー。毎晩って条件をつけてもらいますから」
男「せっこいっすねー」
布団「で、いいですかね」
男「いいですよー」
布団「じゃあ、遠慮なくー」ダキ
男「うお! 背中から抱きつくな」
布団「寝るときはこういう体制で抱きつくこと」
男「いや、これはちょっと、あの、やめてほしいんだが」
布団「なんでですかー。抱き心地はいいでしょー」
男「いいけど……」
布団「じゃあいいじゃないですかー」
男「こんなすぐに使っちゃっていいのか」
布団「だいじょーぶですよー。毎晩って条件をつけてもらいますから」
男「せっこいっすねー」
布団「で、いいですかね」
男「いいですよー」
布団「じゃあ、遠慮なくー」ダキ
男「うお! 背中から抱きつくな」
布団「寝るときはこういう体制で抱きつくこと」
男「いや、これはちょっと、あの、やめてほしいんだが」
布団「なんでですかー。抱き心地はいいでしょー」
男「いいけど……」
布団「じゃあいいじゃないですかー」
こたつ「……」
男「でもこれは、ちと恥ずかしい」
布団「さすが童貞ですねー」
男「うるさい――ってどうしたんだこたつ、擬人化して」
こたつ「……」ダキ
男「うおい、上から抱きつくな!」
こたつ「……寒いから」
男「こたつって寒く感じるから」
こたつ「……電源入ってないから」
男「そりゃあ寝る時まで電源つけるわけにはいかないけど」
布団「あったかいから、寝やすいんじゃないですかね」
男「それ以前に色んな感触が、俺の睡眠の邪魔をしてくる」
男「でもこれは、ちと恥ずかしい」
布団「さすが童貞ですねー」
男「うるさい――ってどうしたんだこたつ、擬人化して」
こたつ「……」ダキ
男「うおい、上から抱きつくな!」
こたつ「……寒いから」
男「こたつって寒く感じるから」
こたつ「……電源入ってないから」
男「そりゃあ寝る時まで電源つけるわけにはいかないけど」
布団「あったかいから、寝やすいんじゃないですかね」
男「それ以前に色んな感触が、俺の睡眠の邪魔をしてくる」
男「……zzz」
布団「とか言ってて寝てるんですねー」
こたつ「こいつはどこでも寝れる」
布団「こたつでよく寝られている経験者は違いますねー」
こたつ「……」
布団「物になってるときは、寒さは感じないじゃないですか」
布団「素直になればいいのに。応援してあげますよ」
こたつ「じゃあなんで擬人化した」
布団「……それは、面白そうだったんでつい」
こたつ「……」
布団「まあ、ハーレムを目指すっていう手もありますけど」
男「んー」
こたつ「ひぅ!」
布団「あらら、抱きつかれましたか」
布団「……羨ましい」ボソボソ
布団「とか言ってて寝てるんですねー」
こたつ「こいつはどこでも寝れる」
布団「こたつでよく寝られている経験者は違いますねー」
こたつ「……」
布団「物になってるときは、寒さは感じないじゃないですか」
布団「素直になればいいのに。応援してあげますよ」
こたつ「じゃあなんで擬人化した」
布団「……それは、面白そうだったんでつい」
こたつ「……」
布団「まあ、ハーレムを目指すっていう手もありますけど」
男「んー」
こたつ「ひぅ!」
布団「あらら、抱きつかれましたか」
布団「……羨ましい」ボソボソ
妹「あっさだぞー。男起きろー」バタン
妹「…………」
妹「なんで布団の上にこたつが……」
妹「おかしい。絶対昨日からおかしい」
男「んんんー」
男「おお、妹か。どうしたん、朝からそんなおかしい顔して」
妹(あきらかにお前の状況の方がおかしい)
妹「いや、こたつをなんで布団に乗せてるんさ」
男「……なんとなく?」
妹「……」
男「いや、なんか急に深夜に知的好奇心が湧いてな」
妹(おかしい)
妹「…………」
妹「なんで布団の上にこたつが……」
妹「おかしい。絶対昨日からおかしい」
男「んんんー」
男「おお、妹か。どうしたん、朝からそんなおかしい顔して」
妹(あきらかにお前の状況の方がおかしい)
妹「いや、こたつをなんで布団に乗せてるんさ」
男「……なんとなく?」
妹「……」
男「いや、なんか急に深夜に知的好奇心が湧いてな」
妹(おかしい)
部屋のあらゆるものが擬人化して文句言ってきたら自室ですら落ち着かなくなるな
そいつらに見られながら生活してると思うと尚更
そいつらに見られながら生活してると思うと尚更
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