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元スレ京子「結衣と綾乃がいなくなった」
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~2-5教室~
京子「結衣~綾乃~?進路って決った?」
結衣「うん、私はC高校へ行くつもり」
京子「そっかー、千歳は地元の高校受けるらしいし……綾乃は?」
綾乃「わ、わたしは、あの……私より、歳納京子はどうなのっ!」
京子「うーん、結衣がC高校へ行くつもりなら、私もそっちかなあ?」
綾乃「そ、そうなの、偶然ね、私も、C高校にしようと思ってるのよ」
結衣「うーん、京子、そういう決め方するのはどうかと思うよ、将来の事にも影響して来るんだし」
京子「結衣~綾乃~?進路って決った?」
結衣「うん、私はC高校へ行くつもり」
京子「そっかー、千歳は地元の高校受けるらしいし……綾乃は?」
綾乃「わ、わたしは、あの……私より、歳納京子はどうなのっ!」
京子「うーん、結衣がC高校へ行くつもりなら、私もそっちかなあ?」
綾乃「そ、そうなの、偶然ね、私も、C高校にしようと思ってるのよ」
結衣「うーん、京子、そういう決め方するのはどうかと思うよ、将来の事にも影響して来るんだし」
結衣「京子や綾乃の成績なら、もっと上を狙えるんじゃない?」
京子「え、結衣にゃん、私達と一緒の高校へ行くのが嫌なの?」
結衣「そういう訳じゃないけど……ほら、私だって別にC高校しか行けない訳じゃないし」
結衣「頑張れば上の高校狙えるかもしれないから、さ」
結衣「だから、二人が狙えそうな範囲の志望校をちょっと聞いておきたいなって」
京子「私は本当に何処でもいいんだけどね、行けそうなのはA高校……かなあ」
結衣「綾乃は?」
綾乃「え、あ、私は……えっと、狙える範囲の中で言うなら、B高校よ……」
結衣「そっか……」
京子(一番難しいのがA高校、その次がB高校、最後がC高校)
京子(やっぱり、本当の志望校は、みんなバラバラなんだなあ……)
京子「え、結衣にゃん、私達と一緒の高校へ行くのが嫌なの?」
結衣「そういう訳じゃないけど……ほら、私だって別にC高校しか行けない訳じゃないし」
結衣「頑張れば上の高校狙えるかもしれないから、さ」
結衣「だから、二人が狙えそうな範囲の志望校をちょっと聞いておきたいなって」
京子「私は本当に何処でもいいんだけどね、行けそうなのはA高校……かなあ」
結衣「綾乃は?」
綾乃「え、あ、私は……えっと、狙える範囲の中で言うなら、B高校よ……」
結衣「そっか……」
京子(一番難しいのがA高校、その次がB高校、最後がC高校)
京子(やっぱり、本当の志望校は、みんなバラバラなんだなあ……)
京子「あー、進学、いやだなあ……」ダルーン
綾乃「歳納京子、いきなりどうしたのよ?」
京子「だってさー、ヘタすると私達、全員別々になっちゃうわけでしょ」
京子「既に千歳とは別れる事は決まっちゃってるわけだし」
京子「そんなのやだよ、ずっと一緒にいたいよ……」
結衣「京子……」
京子「子供っぽい我がままだってのは、わかってるんだけどね~」ハァ
綾乃「歳納京子、いきなりどうしたのよ?」
京子「だってさー、ヘタすると私達、全員別々になっちゃうわけでしょ」
京子「既に千歳とは別れる事は決まっちゃってるわけだし」
京子「そんなのやだよ、ずっと一緒にいたいよ……」
結衣「京子……」
京子「子供っぽい我がままだってのは、わかってるんだけどね~」ハァ
京子「あのさ、もし宝くじが当ったりしたら進学しなくていいんじゃないかな?」
結衣「またそんな夢みたいな話を……」
綾乃「そうよ、それに宝くじが当っても、数億程度よ?」
綾乃「それだけでは一生遊んで暮らせるって訳じゃないんだから、やっぱり進学は必要よ」
京子「う、ううー……じゃあ、油田を発見するとか、徳川埋蔵金を掘るとか……」
結衣「はぁ、もう、京子はしょうがないなあ……」
結衣「またそんな夢みたいな話を……」
綾乃「そうよ、それに宝くじが当っても、数億程度よ?」
綾乃「それだけでは一生遊んで暮らせるって訳じゃないんだから、やっぱり進学は必要よ」
京子「う、ううー……じゃあ、油田を発見するとか、徳川埋蔵金を掘るとか……」
結衣「はぁ、もう、京子はしょうがないなあ……」
結衣「じゃあさ、私もA高校とB高校受けてみるよ」
京子「え、まじ?」
結衣「うん、今から精一杯頑張れば、何とかなる気がする」
綾乃「……私も、試すって意味で、あの、受けてみようかしら」
京子「おお!じゃあ、一緒の高校行ける可能性高くなるね!」
綾乃「べ、別に、歳納京子と同じ高校へ行く為に受けるわけじゃないんだからねっ!」
京子「あははは、それでも嬉しいよ、綾乃、結衣っ!」
京子「え、まじ?」
結衣「うん、今から精一杯頑張れば、何とかなる気がする」
綾乃「……私も、試すって意味で、あの、受けてみようかしら」
京子「おお!じゃあ、一緒の高校行ける可能性高くなるね!」
綾乃「べ、別に、歳納京子と同じ高校へ行く為に受けるわけじゃないんだからねっ!」
京子「あははは、それでも嬉しいよ、綾乃、結衣っ!」
京子「じゃあさ、今日の放課後から、どっかに集まって勉強会でもする?」
結衣「京子がそんな事を言い出すなんて、珍しいな」
京子「だって、絶対同じ高校に行きたいからさ!」
京子「皆で一緒にがんばろよっ!」ニコッ
結衣「京子……」
綾乃「歳納京子……」
結衣「けど、駄目だ」
京子「え」
結衣「気持ちは嬉しいんだけど、京子と一緒に勉強すると、絶対に集中して取り組めない」
京子「え、えええーっ」
綾乃「……それもそうね」
京子「綾乃まで!?」
結衣「京子がそんな事を言い出すなんて、珍しいな」
京子「だって、絶対同じ高校に行きたいからさ!」
京子「皆で一緒にがんばろよっ!」ニコッ
結衣「京子……」
綾乃「歳納京子……」
結衣「けど、駄目だ」
京子「え」
結衣「気持ちは嬉しいんだけど、京子と一緒に勉強すると、絶対に集中して取り組めない」
京子「え、えええーっ」
綾乃「……それもそうね」
京子「綾乃まで!?」
京子「うう、ひどいよ、二人とも……」イジイジ
結衣「京子、別にコレは仲間はずれしてる訳じゃないんだ」
結衣「あの、京子が居ると、どうしても、楽しくなっちゃうだろ」
綾乃「そ、そうね、多分、雑談の楽しさに負けちゃいそう……」
京子「じゃ、じゃあ、黙ってるから、黙って勉強だけしてるからっ!」
結衣「本当か?」
京子「うんっ!」
綾乃「……じゃあ、ちょっと今から試してみましょうか」
京子「任せて!」
結衣「京子、別にコレは仲間はずれしてる訳じゃないんだ」
結衣「あの、京子が居ると、どうしても、楽しくなっちゃうだろ」
綾乃「そ、そうね、多分、雑談の楽しさに負けちゃいそう……」
京子「じゃ、じゃあ、黙ってるから、黙って勉強だけしてるからっ!」
結衣「本当か?」
京子「うんっ!」
綾乃「……じゃあ、ちょっと今から試してみましょうか」
京子「任せて!」
結衣「それじゃ、今から数学の問題集を五問やってみよう」
京子「うん!」
綾乃「わかったわ」
京子「……お、綾乃、その消しゴム可愛いね」
綾乃「え、ええ、昨日、小物店で買ってきたの」
京子「綾乃って、そういう可愛いのを見つけてくる才能あるよね~」ニコ
綾乃「そ、そんな事無いわよっ///」
結衣「開始10秒でもう脱線してるじゃないかっ!」
京子「うん!」
綾乃「わかったわ」
京子「……お、綾乃、その消しゴム可愛いね」
綾乃「え、ええ、昨日、小物店で買ってきたの」
京子「綾乃って、そういう可愛いのを見つけてくる才能あるよね~」ニコ
綾乃「そ、そんな事無いわよっ///」
結衣「開始10秒でもう脱線してるじゃないかっ!」
結衣「という訳で、今日の放課後から私の家で勉強会だね、綾乃、宜しく」
綾乃「ええ、船見さん、一緒に頑張りましょう!」
京子「う、うう、なかまはずれ……」シクシク
結衣「もう、京子、拗ねないでよ、日曜日は一緒に遊べると思うから、ね?」
京子「ほ、ほんと?」
結衣「うん、ほんと」
京子「綾乃も、遊んでくれる?」
アヤノ「え、ええ、仕方ないわねっ///」
京子「やった!二人とも、ありがと!」ニコー
綾乃「ええ、船見さん、一緒に頑張りましょう!」
京子「う、うう、なかまはずれ……」シクシク
結衣「もう、京子、拗ねないでよ、日曜日は一緒に遊べると思うから、ね?」
京子「ほ、ほんと?」
結衣「うん、ほんと」
京子「綾乃も、遊んでくれる?」
アヤノ「え、ええ、仕方ないわねっ///」
京子「やった!二人とも、ありがと!」ニコー
~数日後~
結衣「……」
綾乃「……」
京子「う、うわあ、あの、二人とも、目の隈が凄いんだけど……」
結衣「あ、ああ、ちょっと夜遅くまで頑張っちゃってね……」
綾乃「さ、さすがに、眠いわ……」
京子「も、もう、二人とも、無茶しちゃ駄目だよ?身体壊したら、元も子もないんだし……」
結衣「う、うん、気をつけるよ、京子……」
綾乃「ふ、ふふふ……」
結衣「……」
綾乃「……」
京子「う、うわあ、あの、二人とも、目の隈が凄いんだけど……」
結衣「あ、ああ、ちょっと夜遅くまで頑張っちゃってね……」
綾乃「さ、さすがに、眠いわ……」
京子「も、もう、二人とも、無茶しちゃ駄目だよ?身体壊したら、元も子もないんだし……」
結衣「う、うん、気をつけるよ、京子……」
綾乃「ふ、ふふふ……」
~更に数日後~
京子「ふ、二人とも、本当に大丈夫?」
結衣「ら、らいじょうぶ、ね、あやにょ」
綾乃「ふふふふ、色々な物が見えてくるわ、凄いのね」
京子「あ、明日は日曜日だからさ、勉強の事は忘れて、パーッと遊ぼうよ!ね?」
京子「だから、今日はちゃんと寝ないと駄目だよ!」
結衣「うん、らいりょうぶ、このあと、西垣しぇんしぇいのところに相談にいかにゃいと」
綾乃「知ってる?歳納京子、地球の真ん中は実は空洞でね、ふふふふっ」
京子(大丈夫なのかな、この二人……)
京子「ふ、二人とも、本当に大丈夫?」
結衣「ら、らいじょうぶ、ね、あやにょ」
綾乃「ふふふふ、色々な物が見えてくるわ、凄いのね」
京子「あ、明日は日曜日だからさ、勉強の事は忘れて、パーッと遊ぼうよ!ね?」
京子「だから、今日はちゃんと寝ないと駄目だよ!」
結衣「うん、らいりょうぶ、このあと、西垣しぇんしぇいのところに相談にいかにゃいと」
綾乃「知ってる?歳納京子、地球の真ん中は実は空洞でね、ふふふふっ」
京子(大丈夫なのかな、この二人……)
~日曜日~
京子「ありゃりゃ、ちょっと遅刻しちゃったかな」
京子「あ、二人ともベンチに座って待っててくれてる、おーーいっ!」トテトテ
京子「あ……」
結衣「……」zzz
綾乃「……」zzz
京子(二人とも、仲よさそうに寄り添って寝てるや)
京子(ほんとに疲れてるんだなあ……)
京子「ありゃりゃ、ちょっと遅刻しちゃったかな」
京子「あ、二人ともベンチに座って待っててくれてる、おーーいっ!」トテトテ
京子「あ……」
結衣「……」zzz
綾乃「……」zzz
京子(二人とも、仲よさそうに寄り添って寝てるや)
京子(ほんとに疲れてるんだなあ……)
結衣「ん、あやの……」zzz
綾乃「なに、ふなみさん……」zzz
京子「……」
京子(よし、ちょっと予定は狂うけど、二人が起きるまでは寝せといてあげよう……)
京子(私で力になれるのは、これくらいなんだし……)
綾乃「なに、ふなみさん……」zzz
京子「……」
京子(よし、ちょっと予定は狂うけど、二人が起きるまでは寝せといてあげよう……)
京子(私で力になれるのは、これくらいなんだし……)
結衣「……ふごっ」
結衣「あ、あれ」
京子「あ、結衣起きた?」
結衣「わたし、寝ちゃってたのか……」
結衣「あ、あやの、起きてっ」ユサユサ
綾乃「なによ、船見さん、あさごはん……?」ショボショボ
結衣「いや、朝御飯はまた明日作ってあげるから、起きてって」ユサユサ
京子(ん?朝御飯?)
結衣「あ、あれ」
京子「あ、結衣起きた?」
結衣「わたし、寝ちゃってたのか……」
結衣「あ、あやの、起きてっ」ユサユサ
綾乃「なによ、船見さん、あさごはん……?」ショボショボ
結衣「いや、朝御飯はまた明日作ってあげるから、起きてって」ユサユサ
京子(ん?朝御飯?)
綾乃「……ん、あ……」ジュルッ
結衣「綾乃、よだれ垂れてるっ」
綾乃「あ、ご、ごめんなさい、船見さん……」ゴシゴシ
京子「綾乃、おはよっ」
綾乃「え、歳納京子……あっ!」
綾乃「わ、わたし、どれくらい寝てたのっ!?」
京子「えーと、6時間くらい?」
結衣「そ、そんなにかっ!」
綾乃「もう夕方じゃない……」
結衣「京子、起してよ……」
京子「あんなに安らかな顔で寝てたら、起せないよ~」
結衣「綾乃、よだれ垂れてるっ」
綾乃「あ、ご、ごめんなさい、船見さん……」ゴシゴシ
京子「綾乃、おはよっ」
綾乃「え、歳納京子……あっ!」
綾乃「わ、わたし、どれくらい寝てたのっ!?」
京子「えーと、6時間くらい?」
結衣「そ、そんなにかっ!」
綾乃「もう夕方じゃない……」
結衣「京子、起してよ……」
京子「あんなに安らかな顔で寝てたら、起せないよ~」
綾乃「そんな、折角、みんなで遊ぶ機会だったのに……」
京子「ま、こういう日があってもいいでしょ?また来週、つきあってよ!」
綾乃「来週……」
京子「綾乃?」
結衣「……京子、この時間からでも、まだ行ける所はあるよね」
京子「あ、うん、ゲーセンとかなら別に問題ないと思うけど……」
結衣「よし、じゃあ、行こうよ、京子」
綾乃「そうね、行きましょ、歳納京子、折角のお休みだもの、楽しまないと!」
京子「……うん!」
京子「ま、こういう日があってもいいでしょ?また来週、つきあってよ!」
綾乃「来週……」
京子「綾乃?」
結衣「……京子、この時間からでも、まだ行ける所はあるよね」
京子「あ、うん、ゲーセンとかなら別に問題ないと思うけど……」
結衣「よし、じゃあ、行こうよ、京子」
綾乃「そうね、行きましょ、歳納京子、折角のお休みだもの、楽しまないと!」
京子「……うん!」
~ゲーセン~
結衣「京子は相変わらずUFOキャッチャーが上手いなあ」
綾乃「ぬいぐるみ、かわいいっ///」ギュッ
京子「えへへ///」
綾乃「と、歳納京子、私、もうひとつ、このぬいぐるみ、取りたいんだけど……」
京子「あ、取ってあげよっか?」
綾乃「い、いや、あの、私が自分の力で取りたいから……あの、アドバイスして貰えると、た、助かるわ」
京子「ん、わかった」ニコ
京子「このぬいぐるみは、重心が前に偏ってるから、頭を掴む感じで……」
綾乃「こ、こうかしら……あっ」
京子「お、惜しいっ」
綾乃「も、もう一度!」
京子「綾乃、もう20回やってるよ?やっぱり私が……」
綾乃「だ、だめ、これは私が取るのっ」
京子「もう、綾乃って、強情だなあ」
綾乃「だって……」
京子「仕方ないから、終わるまでつきあってあげる!」
綾乃「あ、ありがと、歳納京子……」
綾乃「こ、こうかしら……あっ」
京子「お、惜しいっ」
綾乃「も、もう一度!」
京子「綾乃、もう20回やってるよ?やっぱり私が……」
綾乃「だ、だめ、これは私が取るのっ」
京子「もう、綾乃って、強情だなあ」
綾乃「だって……」
京子「仕方ないから、終わるまでつきあってあげる!」
綾乃「あ、ありがと、歳納京子……」
京子「よ、よし、上手くキャッチできたっ」
綾乃「あ、あとは、穴まで運べれば………」
ポトンッ
ガシャンッ
綾乃「や、やった!やったわ!やったったわ!!」
京子「綾乃、おめでと!」
結衣「うん、頑張ったね、綾乃」
綾乃「あ、あとは、穴まで運べれば………」
ポトンッ
ガシャンッ
綾乃「や、やった!やったわ!やったったわ!!」
京子「綾乃、おめでと!」
結衣「うん、頑張ったね、綾乃」
結衣「あ、プリクラがある、京子、綾乃、一緒に撮ろうよ」
綾乃「え、ええ、そうね、船見さん」
京子「よーし!じゃあ、私が真ん中だー!」
綾乃「ちょ、歳納京子、押さないでっ」
結衣「こら、京子、暴れるな、大人しくしろ、スイッチ押すぞ」
京子「いえーーーーいっ!」
カシャッ
綾乃「え、ええ、そうね、船見さん」
京子「よーし!じゃあ、私が真ん中だー!」
綾乃「ちょ、歳納京子、押さないでっ」
結衣「こら、京子、暴れるな、大人しくしろ、スイッチ押すぞ」
京子「いえーーーーいっ!」
カシャッ
京子「おー、凄く可愛く撮れてる、流石、京子ちゃん!」
綾乃「そうね、良く撮れてるわ」
結衣「うん……」
京子「と、もうこんな時間だ……今日は、もうお開きにする?」
結衣「うん……綾乃、もういかな?」
綾乃「え、あ、いいわよ、船見さん」
京子「ん、それじゃ、帰ろうか?」
結衣「私と綾乃は、ちょっと明日からの勉強の事で相談があるからさ、京子は先に帰っててくれない?」
京子「はいはい、まーた私だけ仲間はずれかー……」
綾乃「そうね、良く撮れてるわ」
結衣「うん……」
京子「と、もうこんな時間だ……今日は、もうお開きにする?」
結衣「うん……綾乃、もういかな?」
綾乃「え、あ、いいわよ、船見さん」
京子「ん、それじゃ、帰ろうか?」
結衣「私と綾乃は、ちょっと明日からの勉強の事で相談があるからさ、京子は先に帰っててくれない?」
京子「はいはい、まーた私だけ仲間はずれかー……」
結衣「……」
綾乃「……」
京子「え、あの、二人とも、そこで黙らないでよっ、冗談だからっ」
結衣「まったく、しょうがないなあ、京子は」クスッ
綾乃「ほんと、相変わらずよね、歳納京子は」クスクス
京子「どうせ私はいつも能天気ですよーだ!」
京子「じゃ、また明日ね、二人とも!無理すんなよー!」タッ
結衣「うん、京子、またね……」
綾乃「歳納京子、またね……」
綾乃「……」
京子「え、あの、二人とも、そこで黙らないでよっ、冗談だからっ」
結衣「まったく、しょうがないなあ、京子は」クスッ
綾乃「ほんと、相変わらずよね、歳納京子は」クスクス
京子「どうせ私はいつも能天気ですよーだ!」
京子「じゃ、また明日ね、二人とも!無理すんなよー!」タッ
結衣「うん、京子、またね……」
綾乃「歳納京子、またね……」
結衣「綾乃、本当にいいの?」
綾乃「それは、もう昨日応えたはずよ、船見さん」
結衣「そうだね、ごめん……」
綾乃「じゃ、行きましょうか」
結衣「うん……」
綾乃「さよなら、歳納京子」
結衣「ばいばい、京子……」
綾乃「それは、もう昨日応えたはずよ、船見さん」
結衣「そうだね、ごめん……」
綾乃「じゃ、行きましょうか」
結衣「うん……」
綾乃「さよなら、歳納京子」
結衣「ばいばい、京子……」
~翌日~
京子「おっはよー!」
千歳「歳納さん、おはよう」
京子「千歳~、昨日は楽しかったよ~!千歳も来ればよかったのに」
千歳「ごめんなあ、どうしても実家に行かなあかん用事があって……」
京子「じゃ、来週は四人で集まろうよ!」
千歳「せやね」
京子「おっはよー!」
千歳「歳納さん、おはよう」
京子「千歳~、昨日は楽しかったよ~!千歳も来ればよかったのに」
千歳「ごめんなあ、どうしても実家に行かなあかん用事があって……」
京子「じゃ、来週は四人で集まろうよ!」
千歳「せやね」
京子「にしても、結衣と綾乃遅いなあ……」
千歳「綾乃ちゃん、朝は一番に来るんやけど……何かあったんかなあ」
キーンコーンカーンコーン
京子「あ、チャイムだ……」
千歳「二人はお休みなんやろか」
京子「ちょっと携帯に電話してみよっと……」ピッ
ツーツーツー
京子「だめだー、繋がらないや」
千歳「綾乃ちゃん、朝は一番に来るんやけど……何かあったんかなあ」
キーンコーンカーンコーン
京子「あ、チャイムだ……」
千歳「二人はお休みなんやろか」
京子「ちょっと携帯に電話してみよっと……」ピッ
ツーツーツー
京子「だめだー、繋がらないや」
~放課後~
~娯楽部~
京子「結局、結衣と綾乃は無断欠勤かぁ」
ちなつ「結衣先輩……心配ですね」
あかり「京子ちゃん、どうする?」
京子「ん、ちょっとお見舞いに行こうか、最近無茶な頑張り方してたし、もしかしたら倒れてるのかも」
ちなつ「そ、そうですね!」
京子「よし、そうと決れば出発だ!」
~娯楽部~
京子「結局、結衣と綾乃は無断欠勤かぁ」
ちなつ「結衣先輩……心配ですね」
あかり「京子ちゃん、どうする?」
京子「ん、ちょっとお見舞いに行こうか、最近無茶な頑張り方してたし、もしかしたら倒れてるのかも」
ちなつ「そ、そうですね!」
京子「よし、そうと決れば出発だ!」
~結衣の部屋~
ピンポーン
ちなつ「……結衣先輩、出ませんね……」
あかり「どうしよう、もし本当に倒れてたら……」オロオロ
京子「んー、仕方ない、これを使うか~」キラッ
ちなつ「え、京子先輩、その鍵どうしたんですか?」
京子「あいかぎー」
ちなつ「え!?」
京子「結衣の部屋には時々泊まってたし、鍵が一つだと不便だろうって事で作ってもらったの」
ちなつ「ぐぎぎぎ、何時の間にっ」
京子「……よし、開いたっ」
ピンポーン
ちなつ「……結衣先輩、出ませんね……」
あかり「どうしよう、もし本当に倒れてたら……」オロオロ
京子「んー、仕方ない、これを使うか~」キラッ
ちなつ「え、京子先輩、その鍵どうしたんですか?」
京子「あいかぎー」
ちなつ「え!?」
京子「結衣の部屋には時々泊まってたし、鍵が一つだと不便だろうって事で作ってもらったの」
ちなつ「ぐぎぎぎ、何時の間にっ」
京子「……よし、開いたっ」
京子「結衣ー!いるー!?」
ちなつ「結衣先輩!」
あかり「結衣ちゃん!大丈夫!?」
シーーーーンッ
京子「あれ、誰も居ないや……」
ちなつ「結衣先輩、実家の方に帰ってるんじゃ?」
京子「いや、さっきそっちには電話したんだけど、帰って無いらしいんだよね」
京子(何だろ、何か嫌な予感が……)
ちなつ「結衣先輩!」
あかり「結衣ちゃん!大丈夫!?」
シーーーーンッ
京子「あれ、誰も居ないや……」
ちなつ「結衣先輩、実家の方に帰ってるんじゃ?」
京子「いや、さっきそっちには電話したんだけど、帰って無いらしいんだよね」
京子(何だろ、何か嫌な予感が……)
~2-5教室~
「二人同時に行方不明なんだって」
「二人とも、部屋の荷物は整理してあったらしいよ」
「じゃ、事件に巻き込まれたとかじゃなくて、自発的に?」
「最近、二人、仲がよかったから」
「え、じゃあ、あの、駆け落ちって事?」
「ちょっと、声が大きいって」
「歳納さん、可愛そうに」
「そりゃ、ショックだよね」
「二人同時に行方不明なんだって」
「二人とも、部屋の荷物は整理してあったらしいよ」
「じゃ、事件に巻き込まれたとかじゃなくて、自発的に?」
「最近、二人、仲がよかったから」
「え、じゃあ、あの、駆け落ちって事?」
「ちょっと、声が大きいって」
「歳納さん、可愛そうに」
「そりゃ、ショックだよね」
京子「……」
千歳「歳納さん……」
京子「ちとせ」
千歳「元気出して、な」
京子「……ちとせもね」
千歳「うちは、大丈夫」
京子「そっか……」
千歳「歳納さん……」
京子「ちとせ」
千歳「元気出して、な」
京子「……ちとせもね」
千歳「うちは、大丈夫」
京子「そっか……」
京子(結衣、綾乃、何処に行っちゃったの)
京子(どうして、私に何も言わずに行っちゃったの)
京子(わたし、そんなに、頼りにならなかったのかな)
京子(それとも二人のことを大切に思ってたのは、私だけだったってことなのかな……)
京子(結衣、綾乃、教えてよ……)
京子(どうして、私に何も言わずに行っちゃったの)
京子(わたし、そんなに、頼りにならなかったのかな)
京子(それとも二人のことを大切に思ってたのは、私だけだったってことなのかな……)
京子(結衣、綾乃、教えてよ……)
~結衣の部屋~
京子「……今日も、帰ってないや」
京子「……」グゥ~
京子「……結衣の部屋に来ると、反射的におなかが空いてくるな」
京子(結衣はもういないのに……)
京子「冷蔵庫に何かないかな……」カチャッ
京子(空っぽだ……は、はは、本当に全部整理して行っちゃったんだ……)
京子「う、ううっ、ゆいぃ、あやのぉ……」ウルッ
京子「……今日も、帰ってないや」
京子「……」グゥ~
京子「……結衣の部屋に来ると、反射的におなかが空いてくるな」
京子(結衣はもういないのに……)
京子「冷蔵庫に何かないかな……」カチャッ
京子(空っぽだ……は、はは、本当に全部整理して行っちゃったんだ……)
京子「う、ううっ、ゆいぃ、あやのぉ……」ウルッ
京子「結衣の部屋に来れば、何時でもラムレーズン用意してくれてたよね……」グスン
京子「しょうがないなぁって言いながら」ヒック
京子「こっちの冷凍庫の方から……」カチャ
京子「……」
京子「え」
京子「ラムレーズンが、残ってる?」
京子「冷凍庫いっぱいに、ラムレーズン残ってる……」
京子「ど、どうして?結衣、出て行っちゃったのに、どうして……」
京子「しょうがないなぁって言いながら」ヒック
京子「こっちの冷凍庫の方から……」カチャ
京子「……」
京子「え」
京子「ラムレーズンが、残ってる?」
京子「冷凍庫いっぱいに、ラムレーズン残ってる……」
京子「ど、どうして?結衣、出て行っちゃったのに、どうして……」
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- 京子「結衣を無視し続けたらどうなるか」 (882) - [58%] - 2011/8/25 4:15 ★★★×5
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