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元スレ勇者「俺が守ったものはこんなにも醜かったのか…!?」

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51 = 37 :

娘 「ううん! そもそも武器なんて売れないからいいの。ここいらの魔の勢力なんて、あたし達でぶっ飛ばしちゃったじゃない」

勇者「はは、確かにそうだな…痛ッ―」

娘 「? 右腕、どうかしたの…?」

52 = 37 :

勇者「ああ…ちょっとしくじってな。ある魔女に妙な呪いをかけられちまった」

娘 「呪い!? …ちょっと、見せて!」

娘は勇者の右腕をまくった。

娘 「これは…!」

53 = 37 :

勇者「犯罪者に押される印なんだってな。妙な物こさえやがって」

娘 「これ、何日ほっといたの…!?」

勇者「ん…5日ぐらいか?」

娘 「ばか! 常人なら三日で死ぬ呪いよ、これ!」

54 = 37 :

※ 呪いが左右の腕を行ったり来たりしていますがミスです。左腕です

55 = 49 :

行ったりきたりワロタ

56 = 37 :

勇者「そりゃキツい訳だ。…じゃ、剥がしてくれ」

娘 「こんなの…あたしの手には負えないよ! 早く、街の教会で―」

勇者「教会には行けない」

娘 「どうして…? 勇者、あんたまさか―」

勇者「何もしちゃいない! 俺がそんな事をする人間じゃないのはわかるだろ…? 頼む。今はお前だけが頼りなんだ」

娘 「…」

57 = 37 :

娘 「…わかった。ただ、今すぐには無理。然るべき用意と、月の加護がいる」

勇者「ありがたい…頼んだぜ、神官サマ」

娘 「うん…任せて! じゃああたしは、早速準備にとりかかるから。
夜、街の東の森に来て。月の映る大きな泉の前で待ち合わせね」

勇者「ああ…待ってるぜ」

58 = 37 :

―東の森―

勇者(あいつ…あんな小さな体で、頑張って家の鍛治屋を継ごうとしてるんだな。
あいつだけは…このまま何事にも巻き込まれずに、平和に暮らして欲しい―)

森の道をしばらく進むと、指定された泉らしき場所に出た。

勇者「ここか…」

59 :

嫌な予感がする

60 = 42 :

フラグだよな

61 = 37 :

勇者「すごいな…場所が神聖だからか、月が何倍にも大きく映し出されている」

??「貴方のような異端者の討伐にはうってつけの場所ですねえ」

その声の直後、泉から水柱が触手のように伸び、勇者めがけて襲い掛かった。

勇者「!」

62 :

スレタイでバラン想像した

63 = 37 :

咄嗟に身をひるがえし、襲い掛かる水柱をかわす勇者。
地面に突き刺さった水の触手は、地面を深く抉って消えた。まるで水の槍だ。

勇者「術師か!?」

術師「さすがにお見事。その消耗した体でよく跳ね回る事…では、これはどうですか?」

今度は水面から三本の水柱が立ち上り、またも勇者に向かって発射される。

65 = 37 :

勇者「くそったれ…! 光の盾よ!」

勇者は飛来する水柱に向かって右手をかざす。すると光に包まれた荘厳な盾があらわれ、水柱を弾いた。

術師「まだそんな物を使う力があるとは…さすがは化け物だ」

勇者「ちぃっ…!」

66 = 37 :

勇者は泉に背を向けて走り出す。

術師「おや、逃げますか」

勇者(あいつが来る前にここを離れなければ…巻き込む訳にはいかない!)

術師「ま、逃げられませんけどね」

67 = 49 :

私怨

68 = 42 :

朝まで残っててほしい

69 = 37 :

逃げ去ろうとする勇者の前に、巨大な光の網が立ち塞がった。

勇者「何だ…!?」

左右を見渡すと、それは視界の続く限り張り巡らされており、どうやらこの泉を囲んでいるらしかった。

勇者「はっ!」

大剣で切り払おうと試みる。

70 = 37 :

勇者「ぐぁあっ!?」

剣づたいに、強烈な痺れが勇者をおそった。

??「無駄よ。望月結界は力では破れない」

勇者「…!?」

71 :

魔術師も女?

72 = 37 :

声のした方角を見る。
泉の真ん中に、神官服姿の少女が浮いていた。

勇者「なっ…! オマエ…!?」

神官「…」

勇者「どういう事だ…? どうしてオマエが、術師の側にいる!」

73 :

モンスターズ+かと思ったらそうでもなかった

74 :

ダメだ、朝まであることを祈る

75 = 37 :

術師「あなたが禁忌を侵した異端者だからですよ」

未だ姿を見せない術師の声が響く。

勇者「何だと…? まさかお前、神官に喋ったのか…!」

術師「私は真実を伝えたまでです。彼女にはかつての仲間として、伝えない訳にはいかないでしょう?」

76 = 37 :

勇者「神官…」

術師の声に空を見回していた勇者は、神官の方に向き直った。

神官「…」

勇者「まさか…お前も俺を許さないというのか」

77 = 37 :

神官「…あたし、知ってたんだ」

勇者「何…?」

神官「勇者と…その、剣士の事」

勇者「…!!!」

勇者の顔色が変わる。

78 :

何だホモか

79 = 71 :

おい待て
まさかホm

80 :

なるほど確かに異端だし時代が時代なら禁忌だな

82 = 37 :

術師「あっはっは! 傑作ですねえ」

勇者「そんな…知っていて、ずっと一緒に旅していたのか…!?」

神官「ごめんね、勇者…その、神官の法術には異端者を感知するものがあるから…」

勇者「あ…」

83 :

>>40
だからクソ以下なのか……

85 = 37 :

神官「黙ってるつもりだったけど…そうか、剣士は死んじゃったのか…」

勇者「神官ッ…! 剣士は…王家の奴らに殺されたんだぞ!?
お前は旅の仲間だったじゃないか! 何で…何で、あいつらの側に回るんだよっ!!」

術師「当たり前でしょう。異端を庇った者は家族まで皆殺しなんですから。今日、彼女の店にお邪魔したばかりでしょう? 何代も続く聖鍛治の家に」

86 = 37 :

勇者「術師ッ…! 貴様も、本当に友より地位が大事なのか!?
宮廷魔術師が何だよ!! お前はそんな器に収まるような小物じゃなかっただろうが!!」

術師「黙れ。この男色が」

勇者「くっ…!」

87 = 37 :

修正

× 男色
○ 男色家

89 = 37 :

神官(勇者…違う…違うよ…! 術師さんは…!)

術師「さて…お喋りは終わりにしましょうか。神官、片付けますよ」

神官「…うん…」

勇者「くそっ…くそっ!」

90 = 37 :

神官「ごめんね。ごめんね、勇者…!」

神官は水の上から銀のナイフを投擲してきた。

勇者「やるしか、ないのか…! 光の盾!」

光の盾を生成しナイフを弾こうとする勇者。

勇者「がっ…!?」

しかしナイフは盾をすり抜け、勇者の脇腹と右肩に深々と突き刺さる。

91 = 88 :

そろそろ闇堕ちするかな

92 = 84 :

異端者でも光の技とか使えんのか

93 = 37 :

術師「あっはっは。あなたの光の盾で、本物の神官の聖銀武器を防げる訳が無いでしょう」

勇者「ちっ…ならば斬る! 神官! これは命の奪り合いなんだなッ!? なら…怨むなよッ!!」

背中に担いだ大剣を八奴に構え、神官を見据える勇者。

94 = 37 :

勇者「活殺自在…斬る! 我が敵を討て、光の…!」

剣を振りかぶり技の体制に入った勇者の体を、火花の鞭が襲った。

勇者「ぐぁぁあぁっ!?」

それは勇者のすぐ左にある木の上部から放たれていた。

勇者「術師かっ…!!」

95 :

あのひとか

96 :

術師は女なのか...
おじさんとしか思えん

97 :

ここをホモスレにしよう!(提案)

98 = 37 :

術師「おや、見つかってしまいましたね。ではまた隠れます」

そう言うなり、外套に身を包み姿を消してしまう。

勇者(完全に対策されている…! 俺に使えるまともな飛び道具が、光の剣しか無い事を知っての立ち回りだ…!
中途半端な魔法はあいつらには通用しないし、近接をしようにも魔術師はまず捕まらない、神官のいる場所に行くまでには確実に迎撃される…どうすれば…!)

99 = 37 :

思考を巡らせている間にも、神官のナイフは飛来する。
今度は右と左の腿に、一本ずつ食い込んだ。

勇者「ぐっ…!」

術師「どうしました? 刺されるのは慣れっこではないのですか?
まさか貴方が攻めだった? いやいや、撤回します! あんな線の太い男が攻め立てる姿など、想像したくありませんから…!」

100 = 80 :

禁忌とか言ったくせに魔術師も結構ノリノリだなwwww


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