私的良スレ書庫
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元スレ杏子「……なんだよ」タツヤ「ティヘぇ♪」
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まどか「さやかちゃんのこと…助けてあげて欲しいの…!
さやかちゃんもあなたもキュウべえに騙されて…あんなの…酷すぎるよぉ…」
杏子「……」ぎりっ
まどか「私だってさやかちゃんを励ましてあげたい…でも…ダメなの私じゃ…
魔法少女じゃない私には…さやかちゃんの苦しみ…分かってあげられないもん…」
杏子「……」
杏子「…化物のことは化物に任せよう、ってか?」
まどか「ちがっ…!そんなつもりで言ったんじゃないよ!」
杏子「うるせえ!お前みたいのが一番ムカツクんだよ!」
まどか「……!」びくっ
杏子「自分じゃあ何もしようとしないくせに…未練がましく戦いにくっ付いてまわって…
それで誰かが不幸に見舞われたら涙だけ流して同情か?聖母様気取りかよ…!バカにすんじゃねえ!」
まどか「ちがっ…私そんな…」
まどか「ううん…その通りかもしれない…私、いつだってキュウべえと契約できるのに…私って最低だ…!」
杏子「お、おい…」
まどか「ごめんね……!」だだっ
杏子(あいつまさか…くそっ…!早まってんじゃねーよ!)
さやかちゃんもあなたもキュウべえに騙されて…あんなの…酷すぎるよぉ…」
杏子「……」ぎりっ
まどか「私だってさやかちゃんを励ましてあげたい…でも…ダメなの私じゃ…
魔法少女じゃない私には…さやかちゃんの苦しみ…分かってあげられないもん…」
杏子「……」
杏子「…化物のことは化物に任せよう、ってか?」
まどか「ちがっ…!そんなつもりで言ったんじゃないよ!」
杏子「うるせえ!お前みたいのが一番ムカツクんだよ!」
まどか「……!」びくっ
杏子「自分じゃあ何もしようとしないくせに…未練がましく戦いにくっ付いてまわって…
それで誰かが不幸に見舞われたら涙だけ流して同情か?聖母様気取りかよ…!バカにすんじゃねえ!」
まどか「ちがっ…私そんな…」
まどか「ううん…その通りかもしれない…私、いつだってキュウべえと契約できるのに…私って最低だ…!」
杏子「お、おい…」
まどか「ごめんね……!」だだっ
杏子(あいつまさか…くそっ…!早まってんじゃねーよ!)
>>249
いや……たつやを手放しすぎ
いや……たつやを手放しすぎ
鹿目家前
杏子(…もうパトカーは引き上げてる。あたしを探し回ってんのか)
杏子(ここに居た方がかえって安全かもね)
杏子(それにあたしが余計なこと言っちまったせいで
思い詰めたあいつが契約なんてしちまわねーように見張っとかなきゃなんねーし)
杏子(別にあいつの為とかじゃなくてこれ以上あのぬいぐるみ野朗のいいようにさせたくないだけなんだからな!)
杏子(タツヤ、もう寝たかな…かーちゃんに怒られてないといいんだけど…)
杏子(もう会わないでくれって言われちゃった…)
杏子(こんなに近くにいるのに…もう会えねーのかぁ……)
杏子(…もうパトカーは引き上げてる。あたしを探し回ってんのか)
杏子(ここに居た方がかえって安全かもね)
杏子(それにあたしが余計なこと言っちまったせいで
思い詰めたあいつが契約なんてしちまわねーように見張っとかなきゃなんねーし)
杏子(別にあいつの為とかじゃなくてこれ以上あのぬいぐるみ野朗のいいようにさせたくないだけなんだからな!)
杏子(タツヤ、もう寝たかな…かーちゃんに怒られてないといいんだけど…)
杏子(もう会わないでくれって言われちゃった…)
杏子(こんなに近くにいるのに…もう会えねーのかぁ……)
>>254
あ、そっちか…。確かに親としてどうかと思うよな…
あ、そっちか…。確かに親としてどうかと思うよな…
朝
チュンチュン
杏子(やっと朝か…ふあぁ…眠っむ…無糖の缶コーヒーまじぃ…)ギンギン
ガチャ
杏子「お…」
まどか「いってきまーす」
杏子(学校に行けばほむらもいるし、取りあえずは大丈夫だろう。借りは返したぜ…)
杏子「やばっ!」さっ
詢子「行ってくるよー!ほいタツヤ、いってきますのチューして。
よっしゃ!これで一日頑張れる。そんじゃいってきまーす!」つかつかつかつか
杏子(あのおばさんおっかないから苦手だよ…)こそこそ
杏子「よし…行ったな。あたしも帰ると…」
知久「詢子さん!忘れ物忘れ物!」たたた
杏子「うげっ!?」
チュンチュン
杏子(やっと朝か…ふあぁ…眠っむ…無糖の缶コーヒーまじぃ…)ギンギン
ガチャ
杏子「お…」
まどか「いってきまーす」
杏子(学校に行けばほむらもいるし、取りあえずは大丈夫だろう。借りは返したぜ…)
杏子「やばっ!」さっ
詢子「行ってくるよー!ほいタツヤ、いってきますのチューして。
よっしゃ!これで一日頑張れる。そんじゃいってきまーす!」つかつかつかつか
杏子(あのおばさんおっかないから苦手だよ…)こそこそ
杏子「よし…行ったな。あたしも帰ると…」
知久「詢子さん!忘れ物忘れ物!」たたた
杏子「うげっ!?」
母親も母親で相当やべぇ嵐の中に娘一人出かけることを許容出来る人だからなぁ
知久「あ…君…」
杏子「あぅ…あの…別にタツヤに会いにきたわけじゃないから安心してよ。たまたま通りかかっただけだし…そんじゃ」
知久「あ、待ってくれ」
杏子「…娘からあたしがどんな奴か少しは聞いてるんだろ?その通りの奴なんだよ。あたしは」
知久「そうか…やっぱりそうだったんだ…」
杏子「言われなくてもこの家には2度と関わりたくねーよ。これで正真正銘最後の別れになるといいな」
知久「まどかがね…君はきっと優しい子なんだと思う、って」
杏子「はぁ!?あいつまだそんな寝言…」
知久「わかってるよ…どうせまたタツヤの我侭に付き合わせてしまったんだろう?」
杏子「あたしが…勝手に連れまわしただけさ…///」ぷいっ
知久「…くすっ」
杏子「あぅ…あの…別にタツヤに会いにきたわけじゃないから安心してよ。たまたま通りかかっただけだし…そんじゃ」
知久「あ、待ってくれ」
杏子「…娘からあたしがどんな奴か少しは聞いてるんだろ?その通りの奴なんだよ。あたしは」
知久「そうか…やっぱりそうだったんだ…」
杏子「言われなくてもこの家には2度と関わりたくねーよ。これで正真正銘最後の別れになるといいな」
知久「まどかがね…君はきっと優しい子なんだと思う、って」
杏子「はぁ!?あいつまだそんな寝言…」
知久「わかってるよ…どうせまたタツヤの我侭に付き合わせてしまったんだろう?」
杏子「あたしが…勝手に連れまわしただけさ…///」ぷいっ
知久「…くすっ」
知久「昨日は詢子さんがすまなかったね。痛かっただろう?」
杏子「ひゃあ///」
知久の掌がいたわるように杏子の頬に触れる
知久「彼女を許してあげてほしい。タツヤが心配で仕方がなかっただけなんだ」
杏子「別に…あれくらいなんともないよ///」
知久「そうか。優しいだけじゃなくて強いんだね。おまけに面倒見もいいときてる」
杏子「そんなことねーけど///」もじもじ
知久「正直、タツヤを泊めてくれるならひと言欲しかったっていうのはあるけどね」にこっ
杏子「うっ…だ、だって電話番号知らないし…いや、そういう事じゃねーよな…だから…その…」
杏子「…ごめんなさいっ!」
杏子「もう2度とあんなバカな真似しない…だから…もうタツヤに会わせないなんて言わないでください!」
知久「……」
杏子「……」ふるふる
杏子「ひゃあ///」
知久の掌がいたわるように杏子の頬に触れる
知久「彼女を許してあげてほしい。タツヤが心配で仕方がなかっただけなんだ」
杏子「別に…あれくらいなんともないよ///」
知久「そうか。優しいだけじゃなくて強いんだね。おまけに面倒見もいいときてる」
杏子「そんなことねーけど///」もじもじ
知久「正直、タツヤを泊めてくれるならひと言欲しかったっていうのはあるけどね」にこっ
杏子「うっ…だ、だって電話番号知らないし…いや、そういう事じゃねーよな…だから…その…」
杏子「…ごめんなさいっ!」
杏子「もう2度とあんなバカな真似しない…だから…もうタツヤに会わせないなんて言わないでください!」
知久「……」
杏子「……」ふるふる
知久「…僕の奥さんね、ハイヒールなのに歩くのがとても速いんだ」
杏子「…え?」
知久「忘れ物をしていったのに、僕たちがこうして話してる間に今頃はもう電車に乗ってしまっただろう」
杏子「???」
知久「そうなるともう、僕が会社までこいつを届けに行って来ないといけない」
知久「…留守番を頼まれてくれるかな?」
杏子「……!」
知久「2階にタツヤが寝ている。昨夜は遅かったからまだ寝かせているんだけど、君がお客さんなら喜んで起きるだろう」
杏子「あ…あの…」
知久「キッチンに朝食が用意してあるからタツヤに食べさせてあげて。もちろん君も食べていってね」
杏子「///」
知久「一時間ほどでもどるから。それじゃあ頼んだよ」
杏子「あ…」
杏子「ありがとう!おじさん!」
杏子「…え?」
知久「忘れ物をしていったのに、僕たちがこうして話してる間に今頃はもう電車に乗ってしまっただろう」
杏子「???」
知久「そうなるともう、僕が会社までこいつを届けに行って来ないといけない」
知久「…留守番を頼まれてくれるかな?」
杏子「……!」
知久「2階にタツヤが寝ている。昨夜は遅かったからまだ寝かせているんだけど、君がお客さんなら喜んで起きるだろう」
杏子「あ…あの…」
知久「キッチンに朝食が用意してあるからタツヤに食べさせてあげて。もちろん君も食べていってね」
杏子「///」
知久「一時間ほどでもどるから。それじゃあ頼んだよ」
杏子「あ…」
杏子「ありがとう!おじさん!」
杏子「お、おじゃましまーす…」ぎぃ…
杏子「……」きょろきょろ
杏子「階段あがって…あ、いた」
タツヤ「すー…すー…」
夫婦の寝室のダブルベッドの真ん中でタツヤは小さな寝息をたてている。
昨夜はきっと両親にはさまれて安心しきって眠りについたのだろう。
杏子「……なんか起こすの可哀想な気がしてきた」
タツヤ「くー…くー…」
杏子「……」きょろきょろ
杏子「階段あがって…あ、いた」
タツヤ「すー…すー…」
夫婦の寝室のダブルベッドの真ん中でタツヤは小さな寝息をたてている。
昨夜はきっと両親にはさまれて安心しきって眠りについたのだろう。
杏子「……なんか起こすの可哀想な気がしてきた」
タツヤ「くー…くー…」
杏子「もう会えないかと思ったのに…こうしてお前の寝顔を見てるなんて…」なでなで
タツヤ「うぅ…ん…むにゃ…」ぱちっ
杏子「あ」
タツヤ「……」
タツヤ「ふわああ~っ!ちょんまげだぁ♪」だきっ
杏子「うおっと///」
タツヤ「なんでー?なんでちょんまげがいるのぉ?」
杏子「あー…あれだ、ちょっと留守番頼まれて。だからいいか、おじさんが帰ってくるまであたしの言うことをよーく…」
タツヤ「ちょんまげ~好き好きぃ~♪」すりすり
杏子「……ふふっ」
タツヤ「~♪」
タツヤ「うぅ…ん…むにゃ…」ぱちっ
杏子「あ」
タツヤ「……」
タツヤ「ふわああ~っ!ちょんまげだぁ♪」だきっ
杏子「うおっと///」
タツヤ「なんでー?なんでちょんまげがいるのぉ?」
杏子「あー…あれだ、ちょっと留守番頼まれて。だからいいか、おじさんが帰ってくるまであたしの言うことをよーく…」
タツヤ「ちょんまげ~好き好きぃ~♪」すりすり
杏子「……ふふっ」
タツヤ「~♪」
杏子「…なぁタツヤ、お前に聞いてもらいたいことがあるんだ」
タツヤ「ふぇ?」
杏子「まぁタツヤには難しい話だろうけど…どうしてもいま言っときたいんだ」
タツヤ「???」
杏子「あたしはね、ある時から人のために生きるのが嫌になった。恐くなったんだ。
誰かのために生きるなんて事に陶酔してると、知らない間に周りの人生を狂わせてる。
だからあたしは自分だけのために生きることを選んだ。自分の為だけに戦って、自分の人生を守る。
あたしにはもうそうやって生きる事しかできないし、それを間違いだとも未だに思えない。
ただ…そうやって生きてるだけじゃ、ここが空っぽのままなんだよ」
杏子は胸に手を当てる
タツヤ「ふぇ?」
杏子「まぁタツヤには難しい話だろうけど…どうしてもいま言っときたいんだ」
タツヤ「???」
杏子「あたしはね、ある時から人のために生きるのが嫌になった。恐くなったんだ。
誰かのために生きるなんて事に陶酔してると、知らない間に周りの人生を狂わせてる。
だからあたしは自分だけのために生きることを選んだ。自分の為だけに戦って、自分の人生を守る。
あたしにはもうそうやって生きる事しかできないし、それを間違いだとも未だに思えない。
ただ…そうやって生きてるだけじゃ、ここが空っぽのままなんだよ」
杏子は胸に手を当てる
杏子「どこまで行ったって…何を手に入れたって…ここが満たされることがないんだ。
好き勝手できるはずなのに、自分は何をすればいいのか、本当に手に入れたいものってなにか、わからなくなった。
いや、そういったもんがあたしの人生から全部消えちまったんだ。
だからいつもイラついてて、世の中すべてに噛み付いて…色んな奴らを傷つけて…
それでほんの一瞬だけこのクソみてーな世の中に一杯喰わせてやったような気になって
結局すぐまた空っぽの自分に気づかされて…もう暴れるだけ暴れまわってこの世界を引っ掻き回して、どうだざまーみろって…
それで気が済んだら自分もさっさと死んでやろうって…そんないじけたことずっと考えてた。だけど…」
言葉を切って杏子はタツヤの目を見つめる
杏子「タツヤに逢えてなんかわかってきた気がする。あたしがどうしたいか。何があたしの幸せなのか。
あたしはこれからだって自分の為だけに戦うよ。それだけは絶対に変わらない。
だからタツヤのために生きるなんて事は言えない。もうそんなのはこりごりなんだ。
ただ…あんたと居られるこの時間があたしの幸せなんだってわかった。
だから、あたしはこの幸せを守るために戦うよ。戦って、勝って、意地でも生き残って、何度でもタツヤに会いにくる。
タツヤ、あんたあたしに最高のものをくれたよ」
杏子「それは…“戦う理由”だ。ずっと空っぽだったここに、ようやくそれが納まったんだよ」
好き勝手できるはずなのに、自分は何をすればいいのか、本当に手に入れたいものってなにか、わからなくなった。
いや、そういったもんがあたしの人生から全部消えちまったんだ。
だからいつもイラついてて、世の中すべてに噛み付いて…色んな奴らを傷つけて…
それでほんの一瞬だけこのクソみてーな世の中に一杯喰わせてやったような気になって
結局すぐまた空っぽの自分に気づかされて…もう暴れるだけ暴れまわってこの世界を引っ掻き回して、どうだざまーみろって…
それで気が済んだら自分もさっさと死んでやろうって…そんないじけたことずっと考えてた。だけど…」
言葉を切って杏子はタツヤの目を見つめる
杏子「タツヤに逢えてなんかわかってきた気がする。あたしがどうしたいか。何があたしの幸せなのか。
あたしはこれからだって自分の為だけに戦うよ。それだけは絶対に変わらない。
だからタツヤのために生きるなんて事は言えない。もうそんなのはこりごりなんだ。
ただ…あんたと居られるこの時間があたしの幸せなんだってわかった。
だから、あたしはこの幸せを守るために戦うよ。戦って、勝って、意地でも生き残って、何度でもタツヤに会いにくる。
タツヤ、あんたあたしに最高のものをくれたよ」
杏子「それは…“戦う理由”だ。ずっと空っぽだったここに、ようやくそれが納まったんだよ」
タツヤ「……」
杏子「…わかんなかっただろ?」
タツヤ「わかんないよぉ」
杏子「へへ…どうせわかんねーだろうから言ったんだ。結構恥ずかしいこと言っちゃってるし。
…でもまぁあたしは親切だからお前にもわかるように言ってやろう」
タツヤ「うん!おしえておしえてー!」
杏子「んとだな…ふわあ~ぁ…眠てぇ…あたし徹夜しちゃったんだよなぁ」ぽふん
杏子「おやすみー」
タツヤ「ねちゃだめー!おーしーえーてー!」ゆさゆさ
杏子「…しょうがねえなぁ。ほら、耳貸しな」
タツヤ「うん!」わくわく
杏子「……お前が好きってことだよ。タツヤ」
タツヤ「……」
タツヤ「ティヘぇ♪」
杏子「…わかんなかっただろ?」
タツヤ「わかんないよぉ」
杏子「へへ…どうせわかんねーだろうから言ったんだ。結構恥ずかしいこと言っちゃってるし。
…でもまぁあたしは親切だからお前にもわかるように言ってやろう」
タツヤ「うん!おしえておしえてー!」
杏子「んとだな…ふわあ~ぁ…眠てぇ…あたし徹夜しちゃったんだよなぁ」ぽふん
杏子「おやすみー」
タツヤ「ねちゃだめー!おーしーえーてー!」ゆさゆさ
杏子「…しょうがねえなぁ。ほら、耳貸しな」
タツヤ「うん!」わくわく
杏子「……お前が好きってことだよ。タツヤ」
タツヤ「……」
タツヤ「ティヘぇ♪」
>>277
使い方違う
使い方違う
一時間後
知久「ただいまぁ~。いやぁすまなかったねぇ…」
タツヤ「すー…すー…」
杏子「くー…くー…」
知久「…おやおや」にこにこ
知久「本当にいいのかい?朝ごはんまだなんだろう?」
杏子「うん。前にも言ったろ?あたしは忙しいんだ」
杏子(…もうひとり、駄々っ子の世話を焼きに行かなくちゃいけないんでね)
知久「ただいまぁ~。いやぁすまなかったねぇ…」
タツヤ「すー…すー…」
杏子「くー…くー…」
知久「…おやおや」にこにこ
知久「本当にいいのかい?朝ごはんまだなんだろう?」
杏子「うん。前にも言ったろ?あたしは忙しいんだ」
杏子(…もうひとり、駄々っ子の世話を焼きに行かなくちゃいけないんでね)
>>279
ハシャイジャッテスマヌ…
ハシャイジャッテスマヌ…
タツヤ「ちょんまげぇ…いっちゃやだぁ…」
知久「だーめ。お姉ちゃん行くところがあるんだってさ」
タツヤ「ぶう~っ」
杏子「はは…またいつでも会えるさ」
タツヤ「う~…じゃあねえ…ちょんまげしゃがんで?」
杏子「ん?これでいいかい」ひょい
杏子「」
知久「くすくす」
タツヤ「いってらっしゃいの、ちゅー♪」
杏子「///」
知久「だーめ。お姉ちゃん行くところがあるんだってさ」
タツヤ「ぶう~っ」
杏子「はは…またいつでも会えるさ」
タツヤ「う~…じゃあねえ…ちょんまげしゃがんで?」
杏子「ん?これでいいかい」ひょい
杏子「」
知久「くすくす」
タツヤ「いってらっしゃいの、ちゅー♪」
杏子「///」
佐倉杏子は人の為に生きることをよしとせず、他人をよせつけない暮らしを心がけてきた。
しかし、見滝原にやってきてからの数日間は奇妙な巡り会わせで常に誰かがそばに居た。
杏子と敵対する者。杏子を利用する者。杏子の力を必要とする者。杏子を気遣う者。
杏子を信じようとする者。杏子を認める者。杏子を慕う者。
それらの因果が本人すら長く見失っていた杏子のあるべき姿をかたち創っていった。
だから今、とある家を目指す彼女の足取りは実にしっかりとしている。
さやか「こんな身体になっちゃって…あたし、どんな顔して恭介に会えばいいのかな…」
杏子(いつまでもしょぼくれてんじゃねーぞ、ボンクラ)
さやか「……!」
誰かと繋がることが、空虚でおぼろげな世界を漂う亡霊に過ぎなかった杏子に自身のあり方を示してくれる。
それを学んだ彼女に、もうじき死と救済がおとずれようとしていた。
杏子(ちょいとツラかしな。話がある)しゃりっ
おしまい
しかし、見滝原にやってきてからの数日間は奇妙な巡り会わせで常に誰かがそばに居た。
杏子と敵対する者。杏子を利用する者。杏子の力を必要とする者。杏子を気遣う者。
杏子を信じようとする者。杏子を認める者。杏子を慕う者。
それらの因果が本人すら長く見失っていた杏子のあるべき姿をかたち創っていった。
だから今、とある家を目指す彼女の足取りは実にしっかりとしている。
さやか「こんな身体になっちゃって…あたし、どんな顔して恭介に会えばいいのかな…」
杏子(いつまでもしょぼくれてんじゃねーぞ、ボンクラ)
さやか「……!」
誰かと繋がることが、空虚でおぼろげな世界を漂う亡霊に過ぎなかった杏子に自身のあり方を示してくれる。
それを学んだ彼女に、もうじき死と救済がおとずれようとしていた。
杏子(ちょいとツラかしな。話がある)しゃりっ
おしまい
あんこちゃんが7話であまりにも唐突にデレたので裏でこんな事があったんじゃないかというお話
深夜までお付き合いありがとうございました。
深夜までお付き合いありがとうございました。
>>287
乙、凄く良かった!おやすみ
乙、凄く良かった!おやすみ
みんなの評価 : ★★
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