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元スレ杏子「……なんだよ」タツヤ「ティヘぇ♪」
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キュウべえ「…杏子みたいな直情的なタイプは扱いが容易くていいね」
キュウべえ「暁美ほむらの話が事実であれば、ワルプルギスの夜の襲来はまどかに契約をせまる絶好の機会になる」
キュウべえ「その時の為に戦える魔法少女の人数を出来るだけ減らしておきたいんだ」
キュウべえ「すまないね、杏子。せいぜい頑張って潰しあうといい。僕は大助かりだよ」
キュウべえ「暁美ほむらの話が事実であれば、ワルプルギスの夜の襲来はまどかに契約をせまる絶好の機会になる」
キュウべえ「その時の為に戦える魔法少女の人数を出来るだけ減らしておきたいんだ」
キュウべえ「すまないね、杏子。せいぜい頑張って潰しあうといい。僕は大助かりだよ」
数時間後…
杏子(この身体はもう……ソウルジェムが……)よろよろ
ショーウィンドウのガラスに映りこんだ自分の姿を呆然と眺める杏子
杏子(あたしの身体…たしかに…ここに在るのに…!)
親戚のおばさん『杏子ちゃん、辛いだろうけど最後にきちんとお別れをしないと、ね?」
杏子『……あれはもう、お父さんたちじゃないよ』
杏子『ただの抜け殻だもん』
杏子「…………」かたかた
杏子(この身体はもう……ソウルジェムが……)よろよろ
ショーウィンドウのガラスに映りこんだ自分の姿を呆然と眺める杏子
杏子(あたしの身体…たしかに…ここに在るのに…!)
親戚のおばさん『杏子ちゃん、辛いだろうけど最後にきちんとお別れをしないと、ね?」
杏子『……あれはもう、お父さんたちじゃないよ』
杏子『ただの抜け殻だもん』
杏子「…………」かたかた
おぼつかない足取りでテントまでたどり着く杏子。だが、中から誰かの気配がする
杏子(誰だ…?いや、別に誰でもいいや…もう全部どうでも…)ばさっ
タツヤ「ふぁ…」
杏子「へ?」
タツヤ「うわああああん!ちょんまげええええ!」
振り向いたタツヤは杏子に気付くなり泣き声をあげて抱きついてきた
タツヤ「うぐっ…ええええん…やっとかえってきたぁ…」
杏子「おまっ…どうして戻って来てるんだよ!ちゃんと交番連れてってやっただろ!?」
タツヤ「ひっく…だってぇ…おまわりさん…いなかったもん…」
杏子「えっ…!」
杏子「そうだったのか…ごめん。そりゃ悪い事したね…」なでなで
タツヤ「ひぐっ…そとでたら…ちょんまげもいなかったぁ…」
杏子(誰だ…?いや、別に誰でもいいや…もう全部どうでも…)ばさっ
タツヤ「ふぁ…」
杏子「へ?」
タツヤ「うわああああん!ちょんまげええええ!」
振り向いたタツヤは杏子に気付くなり泣き声をあげて抱きついてきた
タツヤ「うぐっ…ええええん…やっとかえってきたぁ…」
杏子「おまっ…どうして戻って来てるんだよ!ちゃんと交番連れてってやっただろ!?」
タツヤ「ひっく…だってぇ…おまわりさん…いなかったもん…」
杏子「えっ…!」
杏子「そうだったのか…ごめん。そりゃ悪い事したね…」なでなで
タツヤ「ひぐっ…そとでたら…ちょんまげもいなかったぁ…」
杏子「ああ~ごめんごめん。それでここまで一人で戻ってきたのか?」
タツヤ「うぅ…ごわがっだぁ…びええええ!」
杏子「あああ~よしよし。そうだな…車も多いのに危ない目させちゃった。とにかく…無事でよかったよ」
タツヤ「うぅ…うううぅ…」
杏子「ここは寒かっただろ?ほら、手が冷たくなってる」
タツヤの手を自分の手で包み込んで温める杏子
タツヤ「……ひっく」
タツヤ「………ティヘぇ♪」
杏子の手のぬくもりに安心したのか、タツヤはやがて泣き止み笑顔を見せる
タツヤ「うぅ…ごわがっだぁ…びええええ!」
杏子「あああ~よしよし。そうだな…車も多いのに危ない目させちゃった。とにかく…無事でよかったよ」
タツヤ「うぅ…うううぅ…」
杏子「ここは寒かっただろ?ほら、手が冷たくなってる」
タツヤの手を自分の手で包み込んで温める杏子
タツヤ「……ひっく」
タツヤ「………ティヘぇ♪」
杏子の手のぬくもりに安心したのか、タツヤはやがて泣き止み笑顔を見せる
タツヤ「ちょんまげのて、あったかいね」
杏子「……」じわっ
杏子「うっ…ううっ…」
タツヤ「???」
杏子「なぁ…あたしの手…本当に温かいか…?自分ではもう…全然わからないんだ…」
タツヤ「……ちょんまげどったの?」
杏子「へへ…いや。それより今度こそタツヤを家に帰さねーと。あんたの親にめちゃくちゃ心配させちゃってる」
タツヤ「…タッくんちょんまげといっしょにいるよぉ」
杏子「ダメだって…ここにはまた今度泊まらせてやるから。家族に心配かけちゃいけないだろ?」
タツヤ「だって…ちょんまげないてるもん」
杏子「…!」
杏子「……」じわっ
杏子「うっ…ううっ…」
タツヤ「???」
杏子「なぁ…あたしの手…本当に温かいか…?自分ではもう…全然わからないんだ…」
タツヤ「……ちょんまげどったの?」
杏子「へへ…いや。それより今度こそタツヤを家に帰さねーと。あんたの親にめちゃくちゃ心配させちゃってる」
タツヤ「…タッくんちょんまげといっしょにいるよぉ」
杏子「ダメだって…ここにはまた今度泊まらせてやるから。家族に心配かけちゃいけないだろ?」
タツヤ「だって…ちょんまげないてるもん」
杏子「…!」
杏子「……はは。なんだよそれ。ガキのお前に同情されなくたってなぁ…」
杏子「……」がばっ
タツヤ「ふわっ!」
強がる杏子だったが湧き上がった感情がどうにも押し殺せなくなり、タツヤを抱きしめていた
杏子「じゃあさ…今日だけ…今日だけだぞ…?泊めてやるから…お願いだ…いっしょに居てくれ……!」ぎゅう
タツヤ「……うん!」
杏子「……」がばっ
タツヤ「ふわっ!」
強がる杏子だったが湧き上がった感情がどうにも押し殺せなくなり、タツヤを抱きしめていた
杏子「じゃあさ…今日だけ…今日だけだぞ…?泊めてやるから…お願いだ…いっしょに居てくれ……!」ぎゅう
タツヤ「……うん!」
このくらいの年齢でも朝立ちするよな
俺はしてた
アレのメカニズムって何なんだろうマジで
俺はしてた
アレのメカニズムって何なんだろうマジで
杏子「ぐすっ…へへ…でもこれじゃあたしが誘拐犯だな」
タツヤ「ゆーかい!ゆーかい!」
杏子「腹減ったな。晩飯どうしよっか。何か食いに行くか?」
タツヤ「おにく!おにくやこ!」
杏子「え?」
タツヤ「おにくやくのがきゃんぷってゆった!」
杏子「あはは。そうだったな。じゃあ買い物してこねーと」
タツヤ「ゆーかい!ゆーかい!」
杏子「腹減ったな。晩飯どうしよっか。何か食いに行くか?」
タツヤ「おにく!おにくやこ!」
杏子「え?」
タツヤ「おにくやくのがきゃんぷってゆった!」
杏子「あはは。そうだったな。じゃあ買い物してこねーと」
スーパー
杏子「焼肉の肉ってどれ買えばいいんだよ…ああ、ちゃんと書いてあった」
タツヤ「ねー!おかしかって!かって!」
杏子「…あんたってかなり図々しいよね」
タツヤ「ひとつだけでいいからぁ」
杏子「ひとつだけねえ…」
タツヤ「おねがぁい…」うるうる
杏子「ばーか。こういうのはいっぺんに色々食うのがいいんだろ♪」手当たり次第カゴに放り込む
タツヤ「すごーい♪」
杏子「焼肉の肉ってどれ買えばいいんだよ…ああ、ちゃんと書いてあった」
タツヤ「ねー!おかしかって!かって!」
杏子「…あんたってかなり図々しいよね」
タツヤ「ひとつだけでいいからぁ」
杏子「ひとつだけねえ…」
タツヤ「おねがぁい…」うるうる
杏子「ばーか。こういうのはいっぺんに色々食うのがいいんだろ♪」手当たり次第カゴに放り込む
タツヤ「すごーい♪」
再び川原。アウトドア用のガスコンロと焼き網を組み合わせ、杏子が不慣れな調理に奮闘している
杏子「あちっ…あちいっ!」
杏子「タツヤ、あぶねーからこっちくんなよ!」
タツヤ「はーい」
杏子「…あんたさぁ、本当に帰らなくていいわけ?やっぱもっかい交番に…」
タツヤ「ううん」ふるふる
タツヤ「ちょんまげのとこいたい」
杏子「///」
杏子「まったく…かーちゃん恋しくなってもしらねーぞ」
タツヤ「ならないもーん♪」
杏子「あちっ…あちいっ!」
杏子「タツヤ、あぶねーからこっちくんなよ!」
タツヤ「はーい」
杏子「…あんたさぁ、本当に帰らなくていいわけ?やっぱもっかい交番に…」
タツヤ「ううん」ふるふる
タツヤ「ちょんまげのとこいたい」
杏子「///」
杏子「まったく…かーちゃん恋しくなってもしらねーぞ」
タツヤ「ならないもーん♪」
タツヤの件で接触したなら当然使い魔の事も言ってるだろうし本編より魔女化早いだろうな
杏子「やれやれ…その歳で女のとこに無断外泊なんてとんだ不良だよあんたは」
杏子「ほら、焼けたよ。皿出しな」
タツヤ「わーい♪」
杏子「お、男のために料理してやるなんてあたしだって初めてなんだからなっ///ありがたく食えよ」
タツヤ「いたらきまぁす」もっきゅもっきゅ
杏子「…う、うまいか?コゲてない?」
タツヤ「おいしーい♪」
杏子「そ、そうか…よかったぁ」ほっ
タツヤ「んふぅ♪」
杏子(あぁ…昼間は偉そうなこと言っちゃったけど、こいつの親父の言ってた事…なんとなく分かる気がするなぁ…)
杏子(この肉買った金が自分で稼いだものだったら…タツヤのこの笑顔もまた違って見えるんだろうな…)
杏子「ほら、焼けたよ。皿出しな」
タツヤ「わーい♪」
杏子「お、男のために料理してやるなんてあたしだって初めてなんだからなっ///ありがたく食えよ」
タツヤ「いたらきまぁす」もっきゅもっきゅ
杏子「…う、うまいか?コゲてない?」
タツヤ「おいしーい♪」
杏子「そ、そうか…よかったぁ」ほっ
タツヤ「んふぅ♪」
杏子(あぁ…昼間は偉そうなこと言っちゃったけど、こいつの親父の言ってた事…なんとなく分かる気がするなぁ…)
杏子(この肉買った金が自分で稼いだものだったら…タツヤのこの笑顔もまた違って見えるんだろうな…)
食後のおやつタイム
タツヤ「ぽりぽり」
杏子「ぽりぽり」
タツヤ「ねーねー」
杏子「あ?」
タツヤ「ちょんまげのパパってどんなひと?」
杏子「……ロッキー食うか?」
タツヤ「どんなひとー?」
杏子「なんだよ突然…どんなって言われてもなぁ…」
タツヤ「ぽりぽり」
杏子「ぽりぽり」
タツヤ「ねーねー」
杏子「あ?」
タツヤ「ちょんまげのパパってどんなひと?」
杏子「……ロッキー食うか?」
タツヤ「どんなひとー?」
杏子「なんだよ突然…どんなって言われてもなぁ…」
杏子「そうだな……魂の人、かな」
タツヤ「なにそれー」
杏子「いや、ごめん。あたしもよくわかんねーこと言っちゃった」
杏子「でもさ、なんつーか…親父のどこを褒めてやりたいか、って言ったらね。
給料たくさん稼いでくれるお父さんとか友達に自慢できるお父さんとか…あたしはそんなのどうでもよくてさ。
どんな最低の時だって自分の信じるものを絶対に手放したりない…
優しいけどそういう強さを…魂を持った人だったから親父のことが大好きだったな」
杏子「……まぁ、その強さを最期の時まで持っててくれたらよかったんだけどさ」ぼそっ
タツヤ「…たましいってなぁに?どこにあるの?」
杏子「……さぁね」
杏子「そろそろ寝るぞ」
タツヤ「なにそれー」
杏子「いや、ごめん。あたしもよくわかんねーこと言っちゃった」
杏子「でもさ、なんつーか…親父のどこを褒めてやりたいか、って言ったらね。
給料たくさん稼いでくれるお父さんとか友達に自慢できるお父さんとか…あたしはそんなのどうでもよくてさ。
どんな最低の時だって自分の信じるものを絶対に手放したりない…
優しいけどそういう強さを…魂を持った人だったから親父のことが大好きだったな」
杏子「……まぁ、その強さを最期の時まで持っててくれたらよかったんだけどさ」ぼそっ
タツヤ「…たましいってなぁに?どこにあるの?」
杏子「……さぁね」
杏子「そろそろ寝るぞ」
タツヤ「これおもしろぉい♪いもむしみた~い」
杏子「ほらタツヤ、そんなかに入って寝転がって」
タツヤ「ティヘぇ♪」こてん
杏子「手ぇ引っ込めてなよ。指とか挟むから」寝袋のファスナーを閉めてやる
タツヤ「あったかーい」
タツヤ「ちょんまげはどうするの?」
杏子「あたしはなくても平気だし。つーかふたりで入ったら破れるだろ」
タツヤ「これちょんまげのにおいがする~」
杏子「うわっ…ごめん。くさかった…?」
タツヤ「~♪」すりすり
杏子「…き、気に入ったならいいけどさ///」
杏子「ほらタツヤ、そんなかに入って寝転がって」
タツヤ「ティヘぇ♪」こてん
杏子「手ぇ引っ込めてなよ。指とか挟むから」寝袋のファスナーを閉めてやる
タツヤ「あったかーい」
タツヤ「ちょんまげはどうするの?」
杏子「あたしはなくても平気だし。つーかふたりで入ったら破れるだろ」
タツヤ「これちょんまげのにおいがする~」
杏子「うわっ…ごめん。くさかった…?」
タツヤ「~♪」すりすり
杏子「…き、気に入ったならいいけどさ///」
杏子「じゃあもう寝ろ。明るくなったらそっこーであんたの家探すんだから」
タツヤ「おはなししてー」
杏子「おはなし?」
タツヤ「ねるまえのおはなし。パパはしてくれるの」
杏子「…あたしはパパじゃねーもんで。おやすみ」
タツヤ「ぶうーっ!してよー」
杏子「くかーっ」
タツヤ「おきてるでしょーっ!おーはーなーしー!」ゆさゆさ
杏子「あぁもう!してやってらちゃんと寝るんだな!?」
タツヤ「ティヘぇ♪」
杏子「ったく…あたしあんたの我侭に全部付き合わされてるじゃねーか」
杏子(そうだな…よくモモにしてやったはなしでも…)
タツヤ「おはなししてー」
杏子「おはなし?」
タツヤ「ねるまえのおはなし。パパはしてくれるの」
杏子「…あたしはパパじゃねーもんで。おやすみ」
タツヤ「ぶうーっ!してよー」
杏子「くかーっ」
タツヤ「おきてるでしょーっ!おーはーなーしー!」ゆさゆさ
杏子「あぁもう!してやってらちゃんと寝るんだな!?」
タツヤ「ティヘぇ♪」
杏子「ったく…あたしあんたの我侭に全部付き合わされてるじゃねーか」
杏子(そうだな…よくモモにしてやったはなしでも…)
むかしむかし、ある貧しい村に女の子がお母さんとふたり暮らしていました。
その村には、もうずっと雨が降っていませんでした。
来る日も来る日も太陽が照りつけるばかりで、池も井戸もすっかり干上がってしまいました。
あ?井戸っていうのはほら、昔は水道なんかなかったから穴掘ってそこから水汲んでたんだよ。
いや、そうだけど地面の下に水が流れてるところもあるの。とにかくそこらからぜーんぶ水がなくなっちゃったわけさ。
それでえっと…村の人たちは飲む水にも困るありさまで、ついに村から一滴の水もなくなってしまった頃
とうとう女の子のお母さんが病気で倒れてしまいました。女の子が懸命に看病しても、うわごとで
「あぁ、喉が渇いた。お水が飲みたい」と繰り返すばかりです。女の子は…いや、お茶もないって。ジュースも!
それどっちも水から作るんだから。…そんなことで尊敬すんなよ。そんで女の子は…
どうにかお母さんに水を飲ませてあげたく思い、村の外へ水を探しに行きました。
だけどどこまで行っても、どこをさがしても一滴の水も見つけることはできません。
水がなくなったのは女の子の村だけではなかったのです。
へとへとになった女の子は、かさかさに干からびた草をベッドに横たわると、そのまま眠ってしまいました。
女の子が目を覚ますと、あたりはすっかり暗くなっていました。お母さんのところへ帰らないと。
だけどとうとう水は見つからなかった…すっかり気を落とした女の子がそこから去ろうとするとき
月の光に照らされてなにか輝くものを見つけました。近づいてよく見ると、驚いたことに一本の木のひしゃくに並々と水が…
はいはい、聞かれると思ったよ。ひしゃくってほら、花に水撒く時…は、そうだな。如雨露でやるよな。
じゃあほら…墓参りとかする?あれのほら、バケツから水すくってかける…そうそう。そういうやつ。
それに並々と水が注がれているのを見つけました。これはきっと神様の贈り物に違いないと女の子は喜びました。
水を探して歩き回ってすっかり喉が渇いていた女の子はさっそくその水を飲もうとしましたが
ひしゃくに口を近づけた時、家で待っているお母さんのことを思い出しました。
「そうだ。この水はこれだけしかないのだからお母さんに飲ませてあげなくちゃ。
もしお母さんがお水を残してくれたら、私はそれを飲めばいい」そう思い直し、家に向かって歩き出しました。
その村には、もうずっと雨が降っていませんでした。
来る日も来る日も太陽が照りつけるばかりで、池も井戸もすっかり干上がってしまいました。
あ?井戸っていうのはほら、昔は水道なんかなかったから穴掘ってそこから水汲んでたんだよ。
いや、そうだけど地面の下に水が流れてるところもあるの。とにかくそこらからぜーんぶ水がなくなっちゃったわけさ。
それでえっと…村の人たちは飲む水にも困るありさまで、ついに村から一滴の水もなくなってしまった頃
とうとう女の子のお母さんが病気で倒れてしまいました。女の子が懸命に看病しても、うわごとで
「あぁ、喉が渇いた。お水が飲みたい」と繰り返すばかりです。女の子は…いや、お茶もないって。ジュースも!
それどっちも水から作るんだから。…そんなことで尊敬すんなよ。そんで女の子は…
どうにかお母さんに水を飲ませてあげたく思い、村の外へ水を探しに行きました。
だけどどこまで行っても、どこをさがしても一滴の水も見つけることはできません。
水がなくなったのは女の子の村だけではなかったのです。
へとへとになった女の子は、かさかさに干からびた草をベッドに横たわると、そのまま眠ってしまいました。
女の子が目を覚ますと、あたりはすっかり暗くなっていました。お母さんのところへ帰らないと。
だけどとうとう水は見つからなかった…すっかり気を落とした女の子がそこから去ろうとするとき
月の光に照らされてなにか輝くものを見つけました。近づいてよく見ると、驚いたことに一本の木のひしゃくに並々と水が…
はいはい、聞かれると思ったよ。ひしゃくってほら、花に水撒く時…は、そうだな。如雨露でやるよな。
じゃあほら…墓参りとかする?あれのほら、バケツから水すくってかける…そうそう。そういうやつ。
それに並々と水が注がれているのを見つけました。これはきっと神様の贈り物に違いないと女の子は喜びました。
水を探して歩き回ってすっかり喉が渇いていた女の子はさっそくその水を飲もうとしましたが
ひしゃくに口を近づけた時、家で待っているお母さんのことを思い出しました。
「そうだ。この水はこれだけしかないのだからお母さんに飲ませてあげなくちゃ。
もしお母さんがお水を残してくれたら、私はそれを飲めばいい」そう思い直し、家に向かって歩き出しました。
帰り道の途中で、向こうから痩せこけた犬がとぼとぼ歩いてきましたが、その犬は女の子の近くを通りかかると
くんくん鼻を鳴らしてこう言いました。「おや、お嬢さんお水を持っているのですか。僕が最後にお水を飲んだのは
もういつの事だったか思い出せません。どうかそのお水を少し分けてくれませんか」
…さぁ。世の中にはしゃべる犬もいるんじゃねーの。女の子は迷いました。
この犬に水を飲ませてあげたら、お母さんにあげる水が少なくなってしまう。
けれど、今にも倒れそうな犬の事を気の毒に思い、ひしゃくの水をすこし手ですくって犬の前に差し出しました。
犬はごくごくと、本当においしそうに水を飲み干すと、女の子にお礼を言いました。
水はすこし減ってしまいましたが、犬がすこし元気を取り戻したので女の子はうれしく思いました。
その時です。突然女の子の手の中でひしゃくが輝きだし、やがて銀色のひしゃくに変わりました。
女の子はとても驚きましたが、とにかくお母さんに早く水を飲ませようと、また家に向かって歩き出しました。
「お母さん、お水があったのよ!」家の扉をあけるなり喜んでベッドのお母さんにかけ寄りました。
「あぁ…お水をおくれ」弱々しい声で答えるお母さんですが
ひしゃくを受け取った時しっかりした口調に戻って女の子に尋ねました。「お前はもう飲んだのかい」
女の子は答えました。「ええ、もう飲んだわ。少しお水が減っているでしょう?あとは全部お母さんが飲んでちょうだい」
…タツヤはどうしてだと思う?そうだな。嘘をつかないときっとお母さんは飲もうとしない。女の子もそう思ったんだ。
「あぁ。冷たくておいしい。ありがとう。お前は本当に優しい子だよ」お母さんは喉を鳴らして水を飲みました。
女の子はその様子を心から嬉しく思いました。その時です。銀のひしゃくが光り輝いて今度は金色へと変わりました。
「本当にありがとうよ。さぁ、残りはお前がお飲み」すこし顔色のよくなったお母さんが女の子にひしゃくを差し出します。
全部飲んでもいいと女の子は言ったのにお母さんはまだすこし水を残してくれていたのです。
くんくん鼻を鳴らしてこう言いました。「おや、お嬢さんお水を持っているのですか。僕が最後にお水を飲んだのは
もういつの事だったか思い出せません。どうかそのお水を少し分けてくれませんか」
…さぁ。世の中にはしゃべる犬もいるんじゃねーの。女の子は迷いました。
この犬に水を飲ませてあげたら、お母さんにあげる水が少なくなってしまう。
けれど、今にも倒れそうな犬の事を気の毒に思い、ひしゃくの水をすこし手ですくって犬の前に差し出しました。
犬はごくごくと、本当においしそうに水を飲み干すと、女の子にお礼を言いました。
水はすこし減ってしまいましたが、犬がすこし元気を取り戻したので女の子はうれしく思いました。
その時です。突然女の子の手の中でひしゃくが輝きだし、やがて銀色のひしゃくに変わりました。
女の子はとても驚きましたが、とにかくお母さんに早く水を飲ませようと、また家に向かって歩き出しました。
「お母さん、お水があったのよ!」家の扉をあけるなり喜んでベッドのお母さんにかけ寄りました。
「あぁ…お水をおくれ」弱々しい声で答えるお母さんですが
ひしゃくを受け取った時しっかりした口調に戻って女の子に尋ねました。「お前はもう飲んだのかい」
女の子は答えました。「ええ、もう飲んだわ。少しお水が減っているでしょう?あとは全部お母さんが飲んでちょうだい」
…タツヤはどうしてだと思う?そうだな。嘘をつかないときっとお母さんは飲もうとしない。女の子もそう思ったんだ。
「あぁ。冷たくておいしい。ありがとう。お前は本当に優しい子だよ」お母さんは喉を鳴らして水を飲みました。
女の子はその様子を心から嬉しく思いました。その時です。銀のひしゃくが光り輝いて今度は金色へと変わりました。
「本当にありがとうよ。さぁ、残りはお前がお飲み」すこし顔色のよくなったお母さんが女の子にひしゃくを差し出します。
全部飲んでもいいと女の子は言ったのにお母さんはまだすこし水を残してくれていたのです。
やっと水が飲めるんだと女の子が喜んだ時、背後で粗末なドアが弱々しくノックされました。
ドアを開けると、ひとりのみすぼらしい年寄りが、杖にしがみついてなんとかそこに立っていました。
「どうかこの老いぼれに水を恵んでくださいませんか。ほんの一滴でかまわないのです」
やっと水が飲めるところだったのに。女の子だってもう我慢できないほど喉が渇いています。
ですが、本当は涙を流したいのでしょうに、それすら渇ききってしまった老人の目を見ていると、女の子はひしゃくを差し出していました。
「おじいさん、家にあるお水はもうこれだけなんです。ごめんなさい」
年寄りはそれを受け取ると、底にほんのわずか水が残っただけのひしゃくをずいぶん長い事口に当てていました。
やがてひしゃくを置いた年寄りは何度も女の子にお礼を言って、外に出て行きました。
とうとう水は飲めませんでしたが、女の子は不思議と満ち足りた気持ちでいました。
その時、お母さんが驚いた声をあげました。床に置かれた金のひしゃくには、今度は七つの宝石が彩られ美しく輝いていたのです。
それだけではありません。そのひしゃくからは水がこんこんといくらでも湧き出てくるのです。
女の子はその水を水瓶いっぱいに満たしたあとで、ようやくその水を口にしました。女の子の瞳からすっと涙がこぼれます。
一息ついた女の子が柄を握り締めた手をゆるめると、ひしゃくはその手を離れ宙をただよい開け放された窓から外に飛んでいきました。
女の子が窓から顔を出すと、ひしゃくは空高く、高く飛んでいき、やがてそれは夜空でひしゃくの形に並んだお星様になり
煌々と輝きだしました。その様子をずっと見上げていた女の子ですが、自分を呼ぶ優しい声に振り向きました。
お母さんが、昔のような美しい優しい声でもう一度女の子を呼びます。ひしゃくのお水はお母さんの病気も治してくれたのです。
「あぁ、お母さん…!」女の子は涙を浮かべて、昔のようにふっくらとした薔薇色を取り戻したお母さんの腕に飛び込みました──
ドアを開けると、ひとりのみすぼらしい年寄りが、杖にしがみついてなんとかそこに立っていました。
「どうかこの老いぼれに水を恵んでくださいませんか。ほんの一滴でかまわないのです」
やっと水が飲めるところだったのに。女の子だってもう我慢できないほど喉が渇いています。
ですが、本当は涙を流したいのでしょうに、それすら渇ききってしまった老人の目を見ていると、女の子はひしゃくを差し出していました。
「おじいさん、家にあるお水はもうこれだけなんです。ごめんなさい」
年寄りはそれを受け取ると、底にほんのわずか水が残っただけのひしゃくをずいぶん長い事口に当てていました。
やがてひしゃくを置いた年寄りは何度も女の子にお礼を言って、外に出て行きました。
とうとう水は飲めませんでしたが、女の子は不思議と満ち足りた気持ちでいました。
その時、お母さんが驚いた声をあげました。床に置かれた金のひしゃくには、今度は七つの宝石が彩られ美しく輝いていたのです。
それだけではありません。そのひしゃくからは水がこんこんといくらでも湧き出てくるのです。
女の子はその水を水瓶いっぱいに満たしたあとで、ようやくその水を口にしました。女の子の瞳からすっと涙がこぼれます。
一息ついた女の子が柄を握り締めた手をゆるめると、ひしゃくはその手を離れ宙をただよい開け放された窓から外に飛んでいきました。
女の子が窓から顔を出すと、ひしゃくは空高く、高く飛んでいき、やがてそれは夜空でひしゃくの形に並んだお星様になり
煌々と輝きだしました。その様子をずっと見上げていた女の子ですが、自分を呼ぶ優しい声に振り向きました。
お母さんが、昔のような美しい優しい声でもう一度女の子を呼びます。ひしゃくのお水はお母さんの病気も治してくれたのです。
「あぁ、お母さん…!」女の子は涙を浮かべて、昔のようにふっくらとした薔薇色を取り戻したお母さんの腕に飛び込みました──
杏子「こうして女の子とお母さんはいつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」
タツヤ「うっ…ひっく…うううっ…」
杏子「タツヤ?」
タツヤ「うわああああん!ま゙ま゙~!」
杏子「……」
杏子「はぁ…言わんこっちゃない。だから家が恋しくなるって言ってやったのに…」
タツヤ「ああああん!おうちかえりたいいいぃ!」
杏子「…やっぱりかーちゃんの方がいいか」
杏子「泣くなよタツヤ。あたしがすぐママに会わせてやるからさ」
タツヤ「ひっく…ほんとぉ?」
杏子「あぁ。キャンプはもうお仕舞いだ。遊びが済んだら家に帰らないとね」
タツヤ「…ティヘぇ♪」
タツヤ「うっ…ひっく…うううっ…」
杏子「タツヤ?」
タツヤ「うわああああん!ま゙ま゙~!」
杏子「……」
杏子「はぁ…言わんこっちゃない。だから家が恋しくなるって言ってやったのに…」
タツヤ「ああああん!おうちかえりたいいいぃ!」
杏子「…やっぱりかーちゃんの方がいいか」
杏子「泣くなよタツヤ。あたしがすぐママに会わせてやるからさ」
タツヤ「ひっく…ほんとぉ?」
杏子「あぁ。キャンプはもうお仕舞いだ。遊びが済んだら家に帰らないとね」
タツヤ「…ティヘぇ♪」
杏子(とはいえこいつの家の場所…どうやって…やっぱ警察で聞いたら誘拐の現行犯でお縄か…?)
杏子「…?」
タツヤの服の襟元に、ちらりと紐のような物が見える。首に何か掛けているようだ
杏子「タツヤ…お前服のなかに何入れてんだ?」タツヤの服に手を突っ込む
タツヤ「ティヘヘヘヘwww」
杏子「こら!くねくねすんなって」
タツヤ「えっち~♪」
杏子「あほ!……なんだこりゃ」ずるっ
杏子「鹿目タツヤ、見滝原市○○町△△丁目◎◎の×……お前…」
タツヤ「ふぇ?」
杏子「迷子札なんてしてたのかよ…」がくっ
杏子「…?」
タツヤの服の襟元に、ちらりと紐のような物が見える。首に何か掛けているようだ
杏子「タツヤ…お前服のなかに何入れてんだ?」タツヤの服に手を突っ込む
タツヤ「ティヘヘヘヘwww」
杏子「こら!くねくねすんなって」
タツヤ「えっち~♪」
杏子「あほ!……なんだこりゃ」ずるっ
杏子「鹿目タツヤ、見滝原市○○町△△丁目◎◎の×……お前…」
タツヤ「ふぇ?」
杏子「迷子札なんてしてたのかよ…」がくっ
杏子「なぁタツヤ…お前の家って」
タツヤ「あれー♪」
杏子「…あっちの家じゃなくて?」
タツヤ「ちがーう。あれー」
杏子「しつこいけどあの家で間違いないんだな?」
タツヤ「そうだよー」
杏子(……やべえ)
杏子(家の前にパトカー停まってんじゃん…!)
杏子(さっきみたいにタツヤだけ行かせてあたしは逃げるって事も出来るけど…)
杏子(いや、ダメだ。他所の子をこんな時間まで連れまわしといて知らん振りじゃ卑怯すぎる…!)
杏子「タツヤ…」
タツヤ「なぁに?」
杏子「フォローよろしく」
タツヤ「???」
タツヤ「あれー♪」
杏子「…あっちの家じゃなくて?」
タツヤ「ちがーう。あれー」
杏子「しつこいけどあの家で間違いないんだな?」
タツヤ「そうだよー」
杏子(……やべえ)
杏子(家の前にパトカー停まってんじゃん…!)
杏子(さっきみたいにタツヤだけ行かせてあたしは逃げるって事も出来るけど…)
杏子(いや、ダメだ。他所の子をこんな時間まで連れまわしといて知らん振りじゃ卑怯すぎる…!)
杏子「タツヤ…」
タツヤ「なぁに?」
杏子「フォローよろしく」
タツヤ「???」
ピンポーン…
チャイムを鳴らすと数人分の慌しい足音が扉越しに聞こえた
詢子「タツヤ!?」ガチャ
杏子「あ、あの……えっ!?あんた……!?」
まどか「あ、あれっ?あなたは…」
知久「あぁ…君!タツヤも!よかった…無事だったんだね…すいませーん!ふたりとも帰ってきましたー!」
詢子「タツヤっ!」杏子の手からタツヤをもぎ取る
タツヤ「ママぁ♪」
詢子「タツヤ…あぁタツヤぁ…」ぎゅう
杏子「……」
まどか「……」
チャイムを鳴らすと数人分の慌しい足音が扉越しに聞こえた
詢子「タツヤ!?」ガチャ
杏子「あ、あの……えっ!?あんた……!?」
まどか「あ、あれっ?あなたは…」
知久「あぁ…君!タツヤも!よかった…無事だったんだね…すいませーん!ふたりとも帰ってきましたー!」
詢子「タツヤっ!」杏子の手からタツヤをもぎ取る
タツヤ「ママぁ♪」
詢子「タツヤ…あぁタツヤぁ…」ぎゅう
杏子「……」
まどか「……」
杏子「え、えっと…あの…」
ぱちんっ!
詢子が杏子の頬を思い切り張り飛ばした
杏子「……」
タツヤ「ポカーン」
詢子「うっ…ううっ…あんたっ!なに考えてんだ!人の子を…こんな時間まで連れまわして!」
まどか「マ…ママ…ダメだよぉ…」おろおろ
杏子「ごめん…なさい……」
詢子「私らがどんだけこの子を心配したのか分からないのか!あんたにだって家族が居るんだろう!?」
杏子「……!」
ぱちんっ!
詢子が杏子の頬を思い切り張り飛ばした
杏子「……」
タツヤ「ポカーン」
詢子「うっ…ううっ…あんたっ!なに考えてんだ!人の子を…こんな時間まで連れまわして!」
まどか「マ…ママ…ダメだよぉ…」おろおろ
杏子「ごめん…なさい……」
詢子「私らがどんだけこの子を心配したのか分からないのか!あんたにだって家族が居るんだろう!?」
杏子「……!」
知久「ちょ…なにやってるんだ詢子さん!」
詢子「うっさい!だってこいつが…!」
詢子「とにかく…二度と家の子に近付かないでくれ!」
杏子「……くっ!」
警察「あ~…奥さん落ち着いて。タツヤ君無事に帰って来たんだから。ね?
お~…それと君、少しお話聞かせてもらうけどいいかな?」
杏子「……」だっ
まどか「あっ…!」
警察「に…逃げ…!待ちなさい!」だだっ
詢子「うっさい!だってこいつが…!」
詢子「とにかく…二度と家の子に近付かないでくれ!」
杏子「……くっ!」
警察「あ~…奥さん落ち着いて。タツヤ君無事に帰って来たんだから。ね?
お~…それと君、少しお話聞かせてもらうけどいいかな?」
杏子「……」だっ
まどか「あっ…!」
警察「に…逃げ…!待ちなさい!」だだっ
今のまどかにとっては杏子は危険な人物だよな
パパが仲介してくれるといいが
パパが仲介してくれるといいが
杏子「はぁはぁ…ぜぇぜぇ…」
闇の中をがむしゃらに走った杏子は、鹿目家から随分離れた繁華街の立橋まできてようやく足を止めた
詢子『あんたにだって家族が居るんだろう!?』
詢子『二度と家の子に近付かないでくれ!』
杏子「……」
杏子「ちくしょう…ちくしょう…!」
まどか「はぁ…はぁ…あっ…あのっ…」
杏子「!?」
杏子「へぇ…驚いたなぁ。鈍臭そうなのによくついて来れたね」
闇の中をがむしゃらに走った杏子は、鹿目家から随分離れた繁華街の立橋まできてようやく足を止めた
詢子『あんたにだって家族が居るんだろう!?』
詢子『二度と家の子に近付かないでくれ!』
杏子「……」
杏子「ちくしょう…ちくしょう…!」
まどか「はぁ…はぁ…あっ…あのっ…」
杏子「!?」
杏子「へぇ…驚いたなぁ。鈍臭そうなのによくついて来れたね」
>>246
多分知久さんは杏子を半ば娘みたいに思ってるのかも
多分知久さんは杏子を半ば娘みたいに思ってるのかも
まどか「はぁ…はぁ…えへへ…体育でも…こんなに走った事ないんだけど…」
杏子「で、どーする?警察に突き出すってんなら大人しく従ってやるよ」
まどか「そ…そんなことしないよ!あなたタツヤにすごく好かれてるんだもん」
杏子「…それがどうした。あたしはそれを利用してあんた達を潰そうとしたんだぞ?」
まどか「そんなの嘘だよ…私思うんだ。あなた口で言うほど悪い子じゃないって…」
杏子「…ふざけんな!」
杏子「いったい何のつもりだよ…何だって追いかけてきやがった…」
まどか「さやかちゃんのこと…」
杏子「さやか…?」
杏子「で、どーする?警察に突き出すってんなら大人しく従ってやるよ」
まどか「そ…そんなことしないよ!あなたタツヤにすごく好かれてるんだもん」
杏子「…それがどうした。あたしはそれを利用してあんた達を潰そうとしたんだぞ?」
まどか「そんなの嘘だよ…私思うんだ。あなた口で言うほど悪い子じゃないって…」
杏子「…ふざけんな!」
杏子「いったい何のつもりだよ…何だって追いかけてきやがった…」
まどか「さやかちゃんのこと…」
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