元スレ真美「真美、双子だし……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
52 = 10 :
真美は溜め息をつきながらそんなことを考えて肌寒い街を歩いていた
……どれだけ時間がたっただろうか
聞き覚えのある声が前方から聞こえてきた
ふと顔を上げる
あれは兄ちゃんと……竜宮小町のメンバーだ
……亜美と兄ちゃんが楽しそうに会話しているのが目に付いた
兄ちゃんは真美と亜美だったらどちらを選ぶんだろうか……
そんな疑問がわいてきた
……今度確かめてみようかな
55 = 10 :
――翌日
「おっはっよ→!」
真美はそう言って扉を開けた
事務所には兄ちゃんとはるるんが居た
今日は午後からはるるんと……亜美との仕事が入っている
亜美は午前個別の仕事が入っているらしく朝早く家を出て行っていた
56 = 10 :
「ねえ真美聞いてよ、プロデューサーさんが……」
「ごめんって!ホントにゴメンって!」
……兄ちゃんとはるるんはなにやらもめているらしい
「どしたの、はるるん?」
「私がね、プロデューサーさんに私の特技について聞いたらプロデューサーさん、『これといってないよな……』って言ったんだよ!?」
はるるんは若干涙目になりながら真美に訴えた
「いや、ホントにゴメンって!」
兄ちゃんも必死に謝っている
58 = 10 :
しかし…そんなに単刀直入に言うとは……
「兄ちゃんって結構ひどいんだね→…。そんなこと言う兄ちゃんも兄ちゃんだよ→」
「いや、俺も結構考えたんだけど思いつかなくて……」
兄ちゃんは申し訳なさそうに横目ではるるんを見ながら答えた
「お菓子作りとかあるじゃん!……兄ちゃんははるるんが作ってくるお菓子ただぱくぱく食べてただけなんだね→」
真美はジト目で兄ちゃんを見ながら言った
「あ……。お菓子作りがあったか……」
真美の答えを聞いて兄ちゃんは頭を抱えながらつぶやいた
59 = 10 :
「……もう、いいです。どうせ私は無個性ですよ……」
……はるるんはそっぽを向いてそう言うと事務所の奥のほうに歩いていった
「あ…春香……!」
兄ちゃんは何かはるるんに声を掛けようと手を伸ばしたが掛ける声が見つからなかったのか兄ちゃんは何もいえなかった
「……兄ちゃん、はるるん結構傷ついてたよ→?」
真美は事務所の奥のソファーの上で体操座りをしているはるるんを眺めながら言った
「まいったなぁ……」
兄ちゃんは死にそうな顔で呟いた
61 = 10 :
「真美、春香の機嫌を治すいい方法ないかな…?」
兄ちゃんは相変わらず死にそうな顔で呟いた
……流石に兄ちゃんがかわいそうになってきた真美は何かいい方法はないか考えることにした
土下座……はちょっとあれだし→
……あ、そうだ!
「じゃあさ、何でも言うこと聞くから機嫌直してくれ→!ってのは?」
真美は軽く俯いている兄ちゃんの顔を見ながら言った
兄ちゃんは顔を上げて答えた
「……なるほど。……確かに機嫌は治してくれそうだな
62 = 10 :
「……じゃ、謝ってくる」
兄ちゃんは若干緊張した面持ちでそういうとはるるんの方にに歩いていった
……そういえば兄ちゃんなんで真美が突然帰ったのか聞いてこなかったな→
……まぁそれどころじゃなかったっぽいけど→
でもやっぱ兄ちゃんって亜美か真美どっちか居たらそれでいいんじゃ……
そんなことを考えていると事務所の奥ではるるんと兄ちゃんの話し声が聞こえてきた
…どうやら成功したらしい
64 = 10 :
「はるるん機嫌治ってよかったね→」
真美はさっきと打って変わってほっとした面持ちの兄ちゃんに言った
「あぁ、ありがとうな真美。こういうときに真美は亜美よりお姉ちゃんなんだなーって実感するよ」
……!
これはあの質問をするチャ→ンス!
「じゃあさ→!真美と亜美どっちが……」
「ハロハロ→ン!亜美参上だよ→!」
……真美の目論見は事務所に帰ってきた亜美によって阻止された
65 = 22 :
珍しい。いつもっきちり完結させるのに
66 = 10 :
「おぉ、亜美か……ってもう仕事の時間じゃないか!真美、春香準備して!」
「え!?兄ちゃん突然すぎるよ→!!」
「ぷ、プロデューサーさん!私全然準備できてないですよ!?」
兄ちゃんの一言で真美とはるるんは大急ぎで準備を始めた
その後真美たちは準備を終えると兄ちゃんの車で仕事場へと向かった
67 = 10 :
「休憩は五分でーす!」
スタッフの声がスタジオに響いた
結局あの後仕事場にはギリギリに到着し息つく間もなくスタジオ入りした
そして今やっと休憩となり一息つけることとなった
ふと周りを見回すと兄ちゃんの後姿が目に入った
スタジオの端で何もせず暇そうに立っている
……んっふっふ→、真美良い事考えた→
68 = 22 :
>>66
変な勘違いしてすいません
でも面白いから支援
69 = 22 :
寝るの?
保守るのは構わんけど、その代わり、もしアイマスSS他の作品かいてたら教えてほしい
71 :
ふざけんな鯖不安定だし保守が期待出来んからがんばれ
72 = 10 :
>>69
雪歩「私、運動御地だし……」
みたいなSS書いた
あと春香以外ヤンデレのSSをのっとった
スレタイは忘れた
じゃ寝るから!
朝戻って来たい
73 :
あー、あれはよかったよ。見てたよ
76 = 22 :
>>53
このAAの元ネタだれかわかる?
77 :
ほ
81 = 22 :
ほ
82 :
しゅ
83 = 77 :
寝る前ラスト保守
84 = 73 :
真美可愛いよ
85 :
最近真美のファンがじわじわと増えてる気がして嬉しい
86 = 22 :
亜美だってかわいい
87 = 22 :
ほ
89 = 22 :
朝ですよー!!
93 = 10 :
おはよう諸君
気持ちの良い朝だ
94 = 10 :
保守ありがとうございます
再開します
95 = 10 :
そろりそろりと背後から兄ちゃん近づき、真美の小さい手で兄ちゃんを目隠しする
「はい!問題で→す!私は亜美でしょうか→、真美でしょうか→!」
……我ながら最初に亜美をもってきたのを少しズルイと思った
「うわ!?ちょ……!」
兄ちゃんは突然の出来事に動揺している
98 = 10 :
「ほらほら→、早く答えて→!」
真美は動揺している兄ちゃんを急かした
兄ちゃんは堪忍したのか落ち着きを取り戻して言った
「……目隠ししてる人と声出してる人が違う、とかないよな?」
「ないよ→。そんなこといいから早く答えてよ→!!」
実際、真美としても亜美が来てややこしい事になってたら困るので早く答えてもらいたかった
「分かった…。ズバリ………!俺の後ろにいるのは………!」
99 :
ほほ
100 = 10 :
「………亜美?」
兄ちゃんの目を覆っていた手から力が抜け腕はまるで真美の物ではないかのように体の横でダランとぶら下がった
兄ちゃんはゆっくりと振り返る
答えたときに何も返答がなかったことから半ば悟っていたかもしれないが
改めて自分の背後にいたのが亜美ではなかったことをその目で確認してどんなことを思ったのだろう
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