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    元スレ士郎「セイバー?!セイバーじゃないか!?」リリィ「はい?」

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    みんなの評価 : ★★
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    151 = 1 :

    昼休み

    士郎「……よっと」ガタッ

    リリィ「……」

    「衛宮君」

    士郎「今行く。―――リリィ?」

    リリィ「なんですか?」

    士郎「一緒にどうだ?」

    リリィ「……いえ。今日は約束がありますから」

    士郎「そうか……」

    リリィ「リンと二人で食べてきてください」

    士郎「ああ……」

    リリィ「……」

    「リリィさん、ひとり?」

    リリィ「ええ」

    「一緒に食べよ」

    152 = 1 :

    放課後

    士郎「リリィ、一緒に帰るか?」

    リリィ「サクラやリンは?」

    士郎「どっちも用事だ」

    リリィ「では、ご一緒します」

    士郎「……もしかして、二人に気を遣ってるのか?」

    リリィ「……過去が現在に入り込むと色々と思うこともあるでしょう」

    士郎「おい……」

    リリィ「シロウだけではなく、リンもサクラも……」

    士郎「……」

    リリィ「分かっています。シロウが私に気をかけてくれるのは―――」

    士郎「違う!!」

    リリィ「いいえ。それは嘘です」

    士郎「……っ」

    リリィ「さ、行きましょう、シロウ?」

    154 = 1 :

    通学路

    リリィ「……」

    士郎「……」

    リリィ「シロウ……もう……私に声をかけるのは……」

    士郎「なんでさ……?」

    リリィ「貴方も辛いだけのはずです」

    士郎「そんなことない。リリィは……辛いか?」

    リリィ「私はセイバーさんではないので……」

    士郎「そういうことじゃない……」

    リリィ「では、どういうことですか?」

    士郎「リリィ自身のことを聞いてるんだ」

    リリィ「……それをセイバーさんの気持ちとして受け取る気なのでしょう?」

    士郎「そんなわけない」

    リリィ「シロウ、自分を偽るのは難しいですよ?」

    士郎「俺は……リリィのことが知りたい……」

    156 :

    桜可愛い

    157 = 103 :

    158 = 1 :

    リリィ「私がセイバーさんではないと割り切るためですか?」

    士郎「リリィ!!」

    リリィ「すいません。どうしても……そのように聞こえてしまって……」

    士郎「……セイバーはもういない……わかってる」

    リリィ「では、どうして会って間もない私に固執するのですか?」

    士郎「……」

    リリィ「シロウ、優しくしてくださるのは大変嬉しいです。ですが、貴方は私のことを見てはいません」

    士郎「そんなこと……」

    リリィ「遠い……限りなく遠い世界を眺めている……」

    士郎「……」

    リリィ「その目が見るに耐えないほど脆弱に映ります。私は貴方を悲しませたくはないし、苦痛を与えたくもありません」

    士郎「リリィ、俺は別に悲しくもない。辛くもない。ただ、リリィと話したいだけだ」

    リリィ「郷国を想うその双眸が……私とセイバーさんを重ねている何よりの証拠です」

    士郎「……」

    リリィ「シロウ……」

    159 = 149 :

    リリィ可愛いよりりぃ

    160 = 1 :

    士郎「リリィはリリィだ!!セイバーとなんて重ねてない」

    リリィ「……」

    士郎「確かに驚いた。リリィを見たとき、セイバーが帰ってきたって思った」

    士郎「でも……」

    リリィ「話せば話すほど、セイバーさんではないことを思い知る……」

    士郎「……!」

    リリィ「私が辛いのは、そこです。シロウは私にセイバーさんの影を重ね、でも見えてしまうずれに落胆している」

    リリィ「私は貴方の期待を裏切り続けている……」

    士郎「俺は……」

    リリィ「いつか貴方は絶望し、私を嫌悪するかもしれない。器が同じだけの女に」

    リリィ「私は貴方に嫌われたくない」

    士郎「……」

    リリィ「それだけです……」

    士郎「嫌いになんてなるか……。俺はリリィが……リリィのことが……」

    リリィ「それ以上、言ってみなさい。私は貴方を軽蔑します」

    161 :

    ライダーわぁ!?

    162 :

    泣けてきた…

    163 = 1 :

    士郎「え……」

    リリィ「……貴方を好きでいさせてください……」

    士郎「リリィ……」

    リリィ「……」

    士郎「どうして……」

    リリィ「どうして?貴方……自分が何を口走ろうとしたか、わかっていますか?」

    士郎「違う!!本当のことだ!!」

    リリィ「……」

    士郎「勿論、セイバーと比べてないって言ったら嘘になる。でも、リリィの魅力に惹かれているのも間違いない」

    士郎「俺は……多分……いや、きっと……」

    リリィ「やめて……」

    士郎「リリィが……好きなんだ……」

    リリィ「……っ」

    士郎「だから……」

    リリィ「―――言いたいことはそれだけですか?」

    164 = 1 :

    士郎「え……」

    リリィ「貴方は……最低です」

    士郎「ま、まて……」

    リリィ「貴方が愛しているのはセイバーさんであって、私ではありません!!」

    士郎「ちが―――」

    リリィ「さようなら……シロウ」

    士郎「リリィ!!」

    士郎「……」

    士郎「……そうだな」

    士郎「俺は……最低だな……」

    士郎「……」

    士郎「帰ろう……」

    士郎「藤ねえ、来るって言ってたし……」

    165 = 119 :

    ここまでへたれな士郎も珍しい

    166 :

    結局このリリィはどういう存在なんだ
    本当にただのそっくりさんか

    167 :

    続き気になるが今から用事だ。

    ちくしょー

    169 = 1 :

    新都

    リリィ「……」スタスタ

    リリィ「うぅ……!!」

    リリィ「うっ……ぅ……うぅ……」ポロポロ

    リリィ「う……シ、ロォ……うぅ……」ポロポロ

    「……奇遇ね」

    リリィ「?!」

    「……」

    リリィ「な、なんですか……?」ゴシゴシ

    「ハンカチぐらい貸してあげるわよ」

    リリィ「……すいません」

    「いい喫茶店知ってるけど、いく?」

    リリィ「え……?」

    「泣いてお腹すいたでしょ?軽食ぐらいなら奢ってあげるわ」

    リリィ「……」

    170 :

    凛がおごる……だと……
    青には怖くて言えないセリフだな

    171 = 1 :

    腹減った

    172 :

    >>161
    アストルフォ「呼んだか?」

    174 = 162 :

    セイバー…

    175 :

    俺得すぎるスレだな

    176 = 123 :

    178 = 52 :

    しゅ

    179 :

    宗一郎様…

    181 :

    赤は俺のな

    182 = 52 :

    じゃあ青はもらう

    184 :

    仕事いってくるわ
    保守保守

    187 = 1 :

    喫茶店

    「で、どうして泣いていたのかしら?」

    リリィ「……」

    「士郎となにかあった?」

    リリィ「……」コクッ

    「士郎に告白された?」

    リリィ「な、なぜ!?」

    「一番可能性が低いやつを言ったんだけど……マジか」

    リリィ「……でも、断りました」

    「どうして?」

    リリィ「シロウは私のことを愛しているわけではないからです」

    「そうね。セイバーを想っているだけでしょうね」

    リリィ「はい……」

    「……貴女のこと少しだけ調べさせてもらったわ」

    リリィ「え?」

    188 = 162 :

    ステイナイトの最終回は泣いた…

    189 = 37 :

    君との明日が良かったよな

    190 = 1 :

    「アイルランド出身で、中々の名家の出ね」

    リリィ「あの……」

    「祖先はアーサー・ペンドラゴン……」

    リリィ「それは伝説みたいなものです。恐らく誰かが捏造したのでしょう」

    「でしょうね……」

    リリィ「私の親族にそれを信じている者はいません」

    「でも、私は信じちゃうわ」

    リリィ「は?」

    「……」ズズッ

    リリィ「……」

    「貴女はたぶん、生まれ変わりなのよ。アーサー王の」

    リリィ「生まれ変わりって……私は女ですよ?」

    「でも、生まれ変わりなのは間違いないわ。だって、セイバーとそっくりなんだもの」

    リリィ「意味がわかりません……」

    「分からなくてもいいの。貴女には関係のないことだもの」ズズッ

    191 = 170 :

    魔族大隔世

    193 = 1 :

    「貴女、どうして日本に来ようと思ったの?」

    リリィ「以前から日本に興味があったので……」

    「きっかけは?」

    リリィ「は?」

    「日本に興味をもったきっかけよ」

    リリィ「……」

    「……ないの?」

    リリィ「ええ……」

    「ふーん」

    リリィ「気づいたときには……日本に憧れていたかもしれません」

    「そう……そうなんだ……」

    リリィ「リン?」

    「貴女……士郎のこと好きでしょ?」

    リリィ「な、なななにを!?」

    「正直に……大事なことよ」

    194 :

    どういうことなの…?

    195 :

    つまりライダーの生まれ変わりもこの地球のどこかに居るんですね!?

    196 = 1 :

    リリィ「……わかりません」

    「……」

    リリィ「だけど……シロウに嫌われたくはないと思っています」

    「……それで十分よ」

    リリィ「リン……?」

    「やっぱり奢るのはなし!」

    リリィ「え?!」

    「なんかむかつくわ。だからなし!」

    リリィ「か、構いませんが……」

    「それと……士郎と早く仲直りしなさい」

    リリィ「……」

    「あー。そうだ。もう一つだけ。―――どうして冬木に?」

    リリィ「……特に理由は。ただ、この街の風景を見たときにいいなと思いまして」

    「確定ね。じゃ、さよなら」

    リリィ「リン!!……一体、どういうことですか……?」

    197 :

    アニメのSSいい加減にしろ
    作者が頑張って練って考えて我がもの顔で使いやがって

    198 = 59 :

    wktkが止まらない

    200 :

    アニメ・・・だと・・・?


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