元スレ結衣「ペルソナ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 1 :
結衣「京子……」
京子「幻滅、しちゃった?」
結衣「……ううん、そんな事無いよ」
京子「そっか……良かった」ホッ
結衣「……京子、私が、いっぱい優しくしてあげる」
結衣「守り続けてあげるから」
京子「ありがとう、結衣……」ニコ
結衣(京子との絆を感じる……もう、さっきみたいな目には、合わせない……!)
102 = 57 :
やっぱ結京いいねぇ
103 = 3 :
いいねいいね
104 = 1 :
~生徒会室~
京子「あ、綾乃?居る?」ソーッ
『いらっしゃい、歳納京子』
京子「綾乃……!」
『約束、守ってくれるのね……嬉しいわ』
京子「ううん、私こそ、遅くなってごめんね……」
綾乃「……」zzz
105 = 1 :
結衣「京子、やっぱり、綾乃が2人居るよ」
京子「うん、奥で寝てる方の綾乃が、本物の綾乃なのかな……」
京子「綾乃、他の生徒会役員は……?」
『関係ない人は、生徒会の権限で全員帰宅させたわ』
『千歳は、渋っていたけど』
京子「そ、そう、良かった……」ホッ
106 = 33 :
ご就寝中の綾乃ちゃん
107 = 1 :
『名乗らないのは騎士の礼に反するから名乗っておくわね』
『我は影、真なる我』
『妖精騎士アヤノ』
『本物の私は、私を受け入れる事が出来なかったから……』
『私は、独自の存在として、私自身の願いを、正々堂々と叶える事にする』
108 = 1 :
アヤノ『歳納京子……』スタッ
結衣「……!」
結衣「……キングフロスト!」パリーン
京子「結衣!?」
結衣「アヤノ、それ以上、近づかないで」
京子「結衣、そんな脅すような事は……」
結衣「壁や下駄箱、それに窓に残った切断跡がアヤノの仕業なら」
結衣「無闇に近づけるのは危険だよ、京子」
京子「け、けど、アヤノは、私たちにまだ何もして無いのに……」
結衣「アヤノはちなつちゃんと違って、物理的な破壊力を見せてる」
結衣「私、もう京子を嫌な目にあわせたくないよ……!」
京子「結衣……」
結衣「さっきだって、京子が恐慌してて、本当に、恐かったんだから……」
109 = 1 :
アヤノ『船見さん』スタ
結衣「……!」
アヤノ『まだ約束は果たせてないの……邪魔するなら、生徒会室から出て行って……』ザワッ
京子「あ、あれ、アヤノの、髪が……動いて」
アヤノ『デス』
結衣「ブフ」
110 = 1 :
アヤノ『バウンド』ブンッ
結衣「ダイン!」ピキピキ
バッキンッ
カキンッ
111 = 3 :
流石のもみあげ
112 = 83 :
>バッキンッ
113 = 1 :
京子「アヤノの髪と結衣の氷結が激突した……!?」
結衣「そう、廊下や窓の斬跡は、髪による攻撃で出来たもの、なんだ……」
結衣「けど、私の氷結の方が、威力は上みたいだね?」
アヤノ『……』カキンッ
結衣「京子!アヤノが凍りついてる今のうちに!」
京子「う、うん……!」タッ
京子「あ、綾乃!起きて!」ユサユサ
綾乃「……むにゃ、としのーきょーこ……」zzz
114 = 1 :
アヤノ『……』バッキンッ
結衣「流石に長時間凍らせるのは無理か……けど、何度でも凍らせてあげる」
結衣「ブフダインっ!」ピキピキッ
アヤノ『白の壁……』キンッ
結衣「凍り……つかない!?」
アヤノ『この壁は、氷結への耐性があるのよ』
アヤノ『氷結さえ防げれば、貴女のペルソナで私を抑える事は出来ない……』
115 = 1 :
京子「あやの、起きてってば!」ユサユサユサ
綾乃「……だめよ、としのーきょーこ、そのプリンは私のなんだから……」zzz
京子「だ、だめだ、全然目が覚めない」
≪魔法による眠りのようね≫
京子「そ、それなら……」カッ
京子「お願い!魔法の眠りを打ち消して!」
京子「歳納さん!」パリーン
歳納「任せてちょうだい、京子」
アムリタッ
117 = 1 :
デスバウンドッ
結衣「くっ……」ガクッ
アヤノ『これ以上は、危険よ、船見さん、もう生徒会室から出て行った方がいいわ』
結衣「京子を置いて、出ていけるはずないだろ……!」
アヤノ『どうして、邪魔をするの、私は約束の続きをしようとしてるだけよ』
アヤノ『教室では、歳納京子が嫌がったから……だから、生徒会室で』
結衣「……ああ、やっぱり、朝、京子と何かあったんだ」フラッ
結衣「京子が、嫌がるような事、したんだ……」
結衣「……京子を……誰にも渡したくない……」
結衣「例え無理やりにでも、京子と愛し合いたい……」
結衣「それが私の想い……だった」
118 = 41 :
ふむ
119 = 1 :
結衣「けど、今は!」ブワッ
結衣「京子が嫌がる事を、したくない、誰にも、されたくないんだ!」
結衣「京子には笑っていてほしい!」
結衣「それが新しい私の、願い!」
結衣「それが新しい私!」
≪そう、それが新しい私≫
≪私は貴女、貴女は私≫
≪貴女が変われば、私も変わる≫
≪さあ、呼んで、新しい私を≫
120 = 94 :
うむ……うむ
121 = 1 :
結衣「ペルソナ……!」カッ
122 = 1 :
結衣「オーディン!」
パリーン
123 = 3 :
なん……だと……
125 = 1 :
アヤノ『ペルソナが変わった……?』
結衣「これが、新しい私のペルソナ……」
アヤノ『例え誰が相手でも、約束の続きを邪魔するなら、生徒会室から出て行ってもらうわ』
アヤノ『デス』
結衣「万物」
126 = 33 :
む
127 = 1 :
アヤノ『バウンド!」ブンッ
結衣「流転!」ヒュルッ
バッキンッ
ゴゥッ
128 = 1 :
京子「綾乃!起きて!」ユサユサ
綾乃「ん……と、としのうきょうこ……?」
京子「よ、よかった、綾乃……!」ホッ
綾乃「わ、私は……」
綾乃「そ、そうよ、私は、鏡の中から出てきたもう一人の私を追いかけて……」
京子「うん、綾乃……自分の影を、否定しちゃったんだよね……?」
綾乃「あ……」
綾乃「あ、あああっ///」
綾乃「あんなの、私じゃ///」
歳納「綾乃」ガシッ
綾乃「え、え、と、歳納京子が二人?」
歳納「それは、後で説明するから……教えて、貴女は、鏡に何と願ったの?」
綾乃「わ、私は、私は……」
129 = 1 :
アヤノ『……』ガクッ
アヤノ『……まるで、嵐のような魔法ね』ボロッ
結衣「アヤノ……」
アヤノ『結局、私は、船見さんには、勝てないのかしら』
アヤノ『悔しい、なぁ……』
アヤノ『けど、諦めたくない……私だって……』
アヤノ『私だって、歳納京子を……』
京子「待って!」
結衣「……京子?」
アヤノ『としのう、きょうこ……それに、もう一人の、私も……』
綾乃「……」
130 = 1 :
綾乃「もう一人の私、こ、こんなに、こんなに傷ついて……」
綾乃「……そうまでして、あの願いを、叶えたかったの?」
アヤノ『あたりまえよ……』
アヤノ『ずっと、ずっと、願ってきたじゃない……』
アヤノ『それは、貴女だって、同じでしょう』
綾乃「けど、けど、私は、傷つくのが嫌で、出来なかった……」
綾乃「と、歳納京子に、否定されるのが、嫌で……貴女を認める事が出来なかった……」
綾乃「そ、それなのに、貴女は……貴女は……」
アヤノ『傷つくのなんて怖くないわよ、だって、私は、歳納京子の事が……』
綾乃「ええ、私も、私も歳納京子の事が……」
綾乃アヤノ「「大好きだもの」」
131 = 57 :
キマシタワ……
132 = 1 :
アヤノ『そう、私を、認めてくれるのね……』サラサラ
綾乃「ええ、ごめんなさい、貴女を否定して、ごめんなさい……」ウルッ
アヤノ『私こそ、ごめんね……結局、願いを叶える事は、出来なかったし……』サラサラ
綾乃「ううん、貴女の勇気は、私が受け取るから……」ゴシゴシ
綾乃「私、頑張るから……消える前に、見て行って……」
アヤノ『うん、頑張れ、わたし……』
133 = 1 :
綾乃「としのーきょーこ!!!」
京子「は、はい!」
綾乃「……」ギュッ
京子「!?」
結衣「ちょ!綾乃!?」
歳納「……結衣、ちょっとだけ、二人に時間をあげて」
結衣「と、歳納さん……」
134 = 1 :
京子「あ、あやの、どうしたの抱きついて来て///」
綾乃「……きょ、きょ」
京子「綾乃?」
綾乃「京子っ!」
京子「はいっ」
綾乃「京子も、私の事、呼んでっ///」
京子「う、うん……」
135 = 1 :
京子「あ、綾乃っ///」
綾乃「京子っ」ギュッ
京子「あやのあやのっ///」
綾乃「きょ、きょ、京子っ」
京子「あやのあやのあやのあやのあやのあやのっ///」
綾乃「きょ、京子っ、京子京子京子っ!」ギューッ
136 = 57 :
いいねぇ
137 = 89 :
ラスボスはあかりか…
138 = 1 :
結衣「……何してんの、あの二人」
歳納「あれが、綾乃の望みだったみたいね」
結衣「え?」
歳納「京子に抱きついて、ちゃんと名前で呼び合いたい……それが綾乃の望み」
歳納「それが、アヤノの望み」
結衣「そ、そんな、願いの為に……あれだけの苦労を?」
歳納「……貴女には、判らないかもしれないわね」
結衣「歳納さん……?」
歳納「私も、ずっと、そうしたかった」
歳納「京子の心の中に居たけど、京子とは触れ合う事ができなくて」
歳納「名前で呼ばれる事もなくて……ずっと、ずっとそうして過ごしてきたんだから」
歳納「だから、私も、綾乃の気持ちが少しわかるわ」
結衣「……」
139 = 94 :
綾乃はやはりGood
140 = 1 :
アヤノ『おめでとう……わたし……』サラサラ
綾乃「ありがとう、わたし……勇気をくれて、ありがとう……」
アヤノ『これからも……勇気を忘れないで……』サラサラサラッ
綾乃「うん……忘れないわ、だって、貴女は私なんだもの……」
アヤノ『うん……』サラサラサラサッ
綾乃「もう一人の私、消えちゃった……」
京子「///」プシュー
綾乃「あ、ご、ごめんなさい、歳納京子っ///」パッ
京子「う、うん、気にしないで///」
142 = 1 :
綾乃「あ、タロットカードが……」
京子「これは、塔のカード?」
綾乃「カードの中に、アヤノが感じられるわ……」
綾乃「……ありがとう、私」
綾乃「たとえどんな困難が待ち受けていても……私は貴女と一緒に立ち向かっていくわ……」
綾乃「これからも……」
144 = 1 :
≪ペルソナ補足≫
●京子のペルソナ
歳納さん(女教皇)
原型:スカアハ
スキル:アムリタ・他
特徴:氷結攻撃に強い
●結衣のペルソナ
オーディン(皇帝)
スキル:万物流転・他
特徴:火炎攻撃に弱い
●綾乃のペルソナ
???(塔)
スキル:デスバウンド・白の壁
特徴:氷結攻撃に弱い
≪スキル補足≫
アムリタ:味方全体の状態異常を治療
万物流転:単体に超威力疾風を放つ魔法攻撃
デスバウンド:敵全体に高威力斬撃を放つ物理攻撃
白の壁:氷結攻撃への耐性を得る
146 = 1 :
京子「綾乃?大丈夫?」
綾乃「え、ええ、ちょっとフラッとするけど、平気よ」
京子「綾乃、頑丈だなあ……結衣やちなつちゃんは、シャドウを受け入れた後は倒れちゃったのに」
綾乃「……さっき誓ったばかりだもの、困難に立ち向かうって」
京子「そっか……」
結衣「……まあ、色々あったけど、これで、解決かな?」
京子「うん、そうだね……」
147 = 1 :
京子「けど、どうしよ、窓ガラスとか、廊下とか、色々壊れちゃってるけど」
綾乃「……それは、あの、私の攻撃の余波で壊れちゃったんだから……生徒会の予算で何とかしておくわ」
京子「流石!副生徒会長!」ダキッ
綾乃「と、歳納京子///」
京子「あれ、名前で呼んでくれるんじゃ……?」
綾乃「あ、あれは、その……慣れるまで、待って///」
京子「うん!待ってやろう!」
149 = 1 :
結衣「じゃ、保健室に寄って、ちなつちゃんや千鶴と合流して、帰ろうか?」
京子「千鶴に、何て説明しよう……」
結衣「……私が、やった事だし、私が謝るよ」
結衣「千鶴に一発殴って貰うくらいしないと、私の気が済まないし」
京子「結衣……わ、私も一緒に謝るからっ!」
結衣「ありがと、京子」ニコ
150 :
歳納「……」
京子「歳納さん?どうしたの?」
歳納「え、ええ……あの、何か忘れてないかしら」
結衣「ん?」
綾乃「別に何も忘れてないと思うけど……」
京子「そうだよ、変な歳納さん!」
歳納「……」
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