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    元スレ男「朝なのに妹ちゃんが起こしに来ないし幼馴染が迎えにも来ない」

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    101 = 27 :

    いきなり性別入れ替えるからこうなるんだよ
    見直せよ

    102 :

    とりあえず、補足説明ほしいな
    何がなんだか状態だよこれ

    103 = 34 :

    とりあえず1時間ごまで保守だな

    104 :

    こういうの結構好きだけどな。
    これからわかってくるんじゃない?

    110 = 75 :

    111 = 66 :

    あげ

    112 = 21 :

    翌朝・男の部屋
    「zzz……」
    「……ん……んん……」
    「…………」
    「…………11時!?」

    113 = 57 :

    なんで今日は胸糞悪くなる話のスレばっかりなんだ

    114 = 104 :

    >>1おかえり!

    115 = 21 :

    リビング
    「あ、男ちゃんおはよー」
    「そんな……兄さんより遅く起きたなんて……」
    「世界の終わりみたいな顔しないでよー。傷付くなあもう」
    「す、すみません……起こしてもらえれば良かったのに」
    「いやあ、あんな安らかな寝顔を壊したくないって……つい、ね」
    「……やはり警備会社と契約すべきでしょうか」
    「私不審者扱い!?」
    「今更何を」

    116 = 21 :

    「それはそうと、お腹減ってるでしょう。何か作りますよ」
    「あーまだいいかなー」
    「……えっ?」
    「さっき適当に作って食べたから。あ、男ちゃんの分もあるよ」
    「えっ?」
    「昨日は一日中動いたから、今日は家でゆっくりしよう?」
    「……な、なるほど」
    「さあさ、こっちに来て一緒に世界情勢とやらを観ましょう!」
    「え、えっと……はい」

    117 = 21 :

    夕方・スーパー
    「さかなさかなさかなー♪」
    「今夜は魚がご所望で?」
    「うーん……えのきえのきえのきー」
    「きのこですか?」
    「はくさいはくさいはくさいー」
    「……鍋ですか」
    「大正解!そんじゃ生マロと、後は……」
    「……ん?」

    118 = 21 :

    「……!」
    「兄さん、魚は鱈で良いですか?」
    「っ!男ちゃん!こっち見たら駄目です!」
    「?何を…………」

    幼馴染「じゃがいもはいらないですって!」
    先輩「じゃがいも入ってないとカレーじゃないだろー」

    「……幼馴染ちゃんと先輩……?」
    「男ちゃん!」

    120 = 21 :

    先輩「あれ、もしかして男くん?」
    幼馴染「え」
    先輩「おーい男くーん!」
    「!男ちゃん帰りましょう!もう鍋は――」
    「こ、こんばんは。先輩、幼馴染ちゃん」
    「!」
    先輩「偶然だね」
    幼馴染「お、男、これはね、今日は私の両親が用事でいなくて、昨日それを話したら、先輩がカレー作りに来るって聞かなくて」
    「そ、そうなんだ」

    121 = 57 :

    やめろ
    香織展開はやめてくれ

    122 = 21 :

    幼馴染「もちろん食べたらすぐに帰ってもらうんだけど……」
    先輩「作らせるだけ作らせて帰らせるとか……Sだな」
    幼馴染「なんでそうなるの!」
    「……」
    先輩「まあまあ」
    幼馴染「だから撫でるなってば!」
    「あ、あの、先輩」
    先輩「ん?」

    124 = 21 :

    「……その、幼馴染ちゃんの両親、月に何回か今日みたいに夜遅くなるので、もし良かったらまた、ご飯作ってあげてもらえませんか?」
    先輩「!」
    「!」
    幼馴染「男!何を」
    「幼馴染ちゃん、昔から料理苦手ですし……あ、でもすごく一生懸命に頑張るんです!でもやっぱり苦手で……も、もちろん味は悪くはないんですけど……あれ何言ってんだ僕……」
    「……」

    125 = 21 :

    「僕はどれだけ頑張っても上手になれないんで、先輩が良かったら」
    「……幼馴染ちゃん、カレーがめちゃめちゃ好きなんで」
    先輩「……そっか」
    「あの、それじゃあ、僕はここで。ほら兄さん、行こう」
    「……」
    幼馴染「ね、ねえ男!」

    126 = 21 :

    「……なに?」
    幼馴染「も、もし良かったら男とお兄さんも一緒に家で――」
    「幼馴染ちゃん!」
    幼馴染「っ!」
    「いい加減にしてください」
    幼馴染「……」
    「さあ、男ちゃん」
    「う、うん……」
    「…………最低」

    127 :

    128 = 57 :

    先輩は悪い事してないのはわかるけど、それでも先輩死ねと思ってしまう俺は心が狭いのでしょうか

    129 = 21 :

    夜・男宅・台所
    「……」
    「男ちゃん」
    「!ご、ごめんもう少しでできるから」
    「……」
    「……」
    「男ちゃん、代わります」
    「え……」
    「怪我、しちゃいます」
    「……ごめんね」
    「いいえ」

    130 :

    妹かっけー
    ってこれは兄になるのか?

    131 = 21 :

    風呂
    「背中、かゆい所はないですかー?」
    「う、うん……」
    「よいしょ、よいしょ」
    「も、もういいよ……」
    「駄目です」
    「……」
    「よいしょ、よいしょ」
    「……」
    「じゃあ流しますねー」

    132 = 21 :

    男の部屋
    「じゃあ電気消しますねー」
    「兄さん……さすがに添い寝は」
    「駄目です」
    「……なんか襲われそうだし」
    「妹を性欲の対象でもって愛でているわけではないので」
    「いやしかし……」
    「……駄目です」
    「……」
    「……駄目ですか?」
    「うう……」

    133 = 21 :

    「今日だけ。今日限りで良いです」
    「特売品みたいな頼み方だね……」
    「今日限りで、今日でおしまいにします」
    「もう私は、十分に満足しました」
    「……これで最後にします」
    「兄さん?」
    「……だから……お願いします」
    「……」
    「わかった。わかりました」

    134 = 21 :

    「……ほんとですか?」
    「うん。さ、おいで」
    「ふふ。はい」
    「ぬくぬくだねえ」
    「はい。すごく温かいです……」
    「おやすみ。兄さん」
    「おやすみ……なさい……」

    「……お……に……ちゃん……」

    135 :

    追いついた

    ねれねーんだよはよはよ

    136 = 21 :

    翌朝・男の部屋
    「zzz」
    「兄さん、起きてください、朝です」
    「zzz」
    「兄さん、朝ですよ。遅刻してしまいますよ」
    「……んん……あとすこし……」
    「兄さん、ご飯もできていますから。さあ起きて」
    「んん……いもうとちゃんのごはん……?」
    「ってあれ!?妹ちゃん!」
    「まだ寝ぼけてるんですか?顔洗ってきてください」

    137 = 21 :

    翌朝、いつものように僕は妹に起こされ、
    相変わらず料理が上手にならない妹の、最高に美味しい朝食を食べて、登校した。

    いつものように、という表現は正しく、
    世界は初めからこうであったと当たり前に示しているが、
    僕にとってその表現は久方振りに、と言った方がしっくりきた。

    間違いなく僕にとって、昨日までの普通は普通ではなかったのだ。

    138 = 104 :

    うはwwwwやっとわかってきたwwww

    おもしろいですwwww

    139 = 21 :

    教室
    「委員長!」
    委員長「おお、男。一昨日は何故メールを返してくれなかったんだ。3時間ほど待っていたというのに」
    「乙女か!じゃなくて!
    「戻ったんだよ!」
    委員長「?」
    「妹ちゃんが妹に戻ったんだよ!」

    140 = 21 :

    委員長「妹が妹と成る、か。哲学の話ならあまり詳しくはないが」
    「僕だって詳しくないよ!倫理の時間は寝てたし……あれ?起きてた?あれ?」
    委員長「……すまん、混乱させるつもりはなかった。要するに、妹さんが普通の妹となった。いや、戻った、というわけだな」
    「普通に……うん、そういうことらしい」

    141 = 21 :

    委員長「なるほど。今朝起きたら戻っていた、と」
    「うん。久しぶり……ではないんだろうけど、久しぶりに起こされたって感じ」
    委員長「昨日と一昨日で妹さんに何か変わったことは?」
    「…………えーと、とりあえず、僕がずっと一緒にいた、と思う」
    委員長「……ふむ」

    142 = 21 :

    「あとは……寝る前に……これで最後、だとか、満足した、とか言っていたような気がする」
    委員長「……最後……満足……」
    委員長「……」
    委員長「……なるほどな」
    幼馴染「……お話中失礼します」
    委員長「おっと」
    「お、幼馴染ちゃん!な、なにか?」

    143 = 21 :

    幼馴染「なんで先に1人で行ったのよー」
    「っ!それは、途中で先輩に会ったし、邪魔しちゃ悪いかなあと……あと、い、委員長に話もあったし」
    幼馴染「……ふうん、まあいいや。ね、宿題見せて?」
    副委員長「幼馴染さん」
    幼馴染「げ!」
    副委員長「げ、とはなんですか失礼な。宿題の時間です」
    幼馴染「ちょっ……私は」
    副委員長「早く」
    「……」

    145 = 21 :

    委員長「彼女の方は戻っていないようだ」
    「……そうなのかな。いや委員長が言うんだから、そうなんだろうな」
    委員長「私だってケアレスミスくらいはするぞ」
    「もし仮にそうだとして、どうしたら元に戻るんだろう」
    委員長「君の話を聞く限りでは彼女も満足すれば、あるいは」
    「……」
    委員長「どうすれば満足するのかまでは私にも答えられないぞ」
    「ですよね」

    146 = 106 :

    胸がもぞもぞする支援

    147 = 21 :

    「……はあ。満足、か」
    男友「どうした。幼馴染さんのことで悩みか」
    「ああ、うん。まあ」
    男友「……よくわらんが、お前のできることをお前なりにやれば良いと思うぞ」
    「……月並みな意見をありがとう」
    男友「お前なあ」
    「……」
    「僕にできること……」

    148 = 21 :

    先輩「幼馴染ー飯食おうぜー」
    幼馴染「あー実は私、今日お弁当持ってくるの忘れちゃって……」
    先輩「えーじゃあ学食か?まいったな、弁当持って行ったらおばちゃん怒るんだよなあ」
    後輩「じゃあ購買に行きましょう!そして僕におごってください!」
    幼馴染「えー……」

    「……」

    149 = 34 :

    さっさと妹か委員長に告白してください
    ビッチいらないんで

    150 = 21 :

    副委員長「パンでは栄養が偏ります。僕と一緒に学食に」
    幼馴染「うー……」
    後輩「先輩!」
    副委員長「幼馴染さん」
    幼馴染「うう……」

    「……」
    「よし」


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