私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ女「私すごく不器用ですしっ、つ、つつつ付き合うとかそんにゃっ」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★
レスフィルター : (試験中)
女「私は何話したらいいか分からないくらい緊張してるかも」
女「自分から話しかけられないくらい……」
男「そっか」
女「……ごめんね」
男「じゃあ、俺が話すからさ」
男「適当に盛り上げてよ。……あ、無理にやらなくていいから。相槌うってくれるだけでも嬉しいし」
男「お互い歯車合わなくっても、でも、お互い不器用なんだし、それが当然みたいなもんだろ?」
女「……ふ、ふふっ」
女「うんっ。そうだね。不器用だもんね」
女「自分から話しかけられないくらい……」
男「そっか」
女「……ごめんね」
男「じゃあ、俺が話すからさ」
男「適当に盛り上げてよ。……あ、無理にやらなくていいから。相槌うってくれるだけでも嬉しいし」
男「お互い歯車合わなくっても、でも、お互い不器用なんだし、それが当然みたいなもんだろ?」
女「……ふ、ふふっ」
女「うんっ。そうだね。不器用だもんね」
男「映画よく見るの?」
女「うん」
男「じゃあ映画館いくんだ?」
女「そうでもない……かも」
男「週末にTVでやってる洋画劇場とかロードショーとか?」
女「えっと、ね。お母さんが、借りてくる」
男「レンタル?」
女「そうそう。それでね、お母さんの付き合いで見るの」
男「へぇ……」
女「結構私、泣いちゃうんだよ。あ、普段泣いた事とかないんだけど。映画とか本とかではなんかね、泣いちゃう」
女「うん」
男「じゃあ映画館いくんだ?」
女「そうでもない……かも」
男「週末にTVでやってる洋画劇場とかロードショーとか?」
女「えっと、ね。お母さんが、借りてくる」
男「レンタル?」
女「そうそう。それでね、お母さんの付き合いで見るの」
男「へぇ……」
女「結構私、泣いちゃうんだよ。あ、普段泣いた事とかないんだけど。映画とか本とかではなんかね、泣いちゃう」
女「あ、でも、泣いちゃうとか、……あーなんか私可愛こぶってるかな」
男「そう? 普通じゃない?」
女「そうかな」
男「俺も泣くよ。わんわん泣く。今日も多分泣くと思う」
女「うっそ。男くんが?」
男「上映中に声出して泣いてたらごめんな」
女「ちょっと想像できないよ」
男「いつも一人で映画館行って、一人で泣いてるからさ」
男「今日は女さん居るし。正直なところ俺もどうなるかさっぱりかも」
男「女に涙は見せられない、ってよく言うし」
女「男くんが泣くとこ見てみたいから、思いっきりないていいからね」
女「あー、なんか映画みるよりもそっちの方が楽しみになってきたかも」
男「そう? 普通じゃない?」
女「そうかな」
男「俺も泣くよ。わんわん泣く。今日も多分泣くと思う」
女「うっそ。男くんが?」
男「上映中に声出して泣いてたらごめんな」
女「ちょっと想像できないよ」
男「いつも一人で映画館行って、一人で泣いてるからさ」
男「今日は女さん居るし。正直なところ俺もどうなるかさっぱりかも」
男「女に涙は見せられない、ってよく言うし」
女「男くんが泣くとこ見てみたいから、思いっきりないていいからね」
女「あー、なんか映画みるよりもそっちの方が楽しみになってきたかも」
男「いやいや、今日観る奴はお勧めだから。しっかりと見てください。お願いします」
女「お願いされちゃった。ちぇ」
男「でも今日観る映画、もしかしたら女さんには合わないかも」
男「特段エンターテイメントってわけでもないし。眠くなっちゃったりとかするかも」
女「うーん、多分大丈夫。お母さんも静かな映画好きだし……って、お母さんはそれで途中でよく寝ちゃうんだけど」
女「私は最後までしっかり見れちゃう」
女「(それに……男くんの隣で座ってる状況なんて、ドキドキしすぎて寝れちゃうはずないしね)」
男「そっか…………、あ……」
女「どうしたの?」
女「お願いされちゃった。ちぇ」
男「でも今日観る映画、もしかしたら女さんには合わないかも」
男「特段エンターテイメントってわけでもないし。眠くなっちゃったりとかするかも」
女「うーん、多分大丈夫。お母さんも静かな映画好きだし……って、お母さんはそれで途中でよく寝ちゃうんだけど」
女「私は最後までしっかり見れちゃう」
女「(それに……男くんの隣で座ってる状況なんて、ドキドキしすぎて寝れちゃうはずないしね)」
男「そっか…………、あ……」
女「どうしたの?」
男「いやぁ、なんか普通に喋れてるなぁ、と思って」
女「そういえば」
男「ちょっと、ほぐれた?」
女「ふふっ。……うん。おかげさまだよ」
男「……っあ! やっべ……やっぱ俺緊張してたみたいだ」
女「どどどどうしたの?」
男「道間違えた……」
女「そういえば」
男「ちょっと、ほぐれた?」
女「ふふっ。……うん。おかげさまだよ」
男「……っあ! やっべ……やっぱ俺緊張してたみたいだ」
女「どどどどうしたの?」
男「道間違えた……」
チケット売り場
「ご希望のお席ございますか?」
男「えっと、真ん中ぐらいで」
「申し訳ありません。今そのあたりは混み合ってまいりまして」
「お二人さま並んだお席ですと、やや前の方か後ろより……あとは、通路側になってしまうんです」
男「え? えっと……ど、どっちがいいかな?」
女「ふぇっ? ど、どどっちかな。わかなんないや」
「ふふ。では、通路側のお席などいかがでしょうか?」
男「あ……そ、それでお願いします」
女「お願いします」
「学生様、お二人で3000円になります」
「学生証のご提示、お願いします」
「ご希望のお席ございますか?」
男「えっと、真ん中ぐらいで」
「申し訳ありません。今そのあたりは混み合ってまいりまして」
「お二人さま並んだお席ですと、やや前の方か後ろより……あとは、通路側になってしまうんです」
男「え? えっと……ど、どっちがいいかな?」
女「ふぇっ? ど、どどっちかな。わかなんないや」
「ふふ。では、通路側のお席などいかがでしょうか?」
男「あ……そ、それでお願いします」
女「お願いします」
「学生様、お二人で3000円になります」
「学生証のご提示、お願いします」
男「俺としたことが学生証忘れちゃうなんて……」
女「でも、受け付けのお姉さんいい人、次回からで良いって言ってくれたし。良かったよ」
男「けど、ちょっと、笑われちゃったなぁ」
女「……ね」
男「俺が道間違わなければ、真ん中の良い席とれて、チケット買うのももっとスムーズだったかも」
女「そんな。あんまり気にしないほうがいいよ。ポジティブにいこうよ!」
男「ポジティブ……」
女「私たちが不幸な分だけ、誰かが幸せになってたりするんだよ!」
女「ほら、私たちが狙ってた席を、別の誰かが座れたってことでしょ? 良かったじゃん♪」
男「……うん。大変脆そうな論理でポジティブかどうかは疑問だけど」
男「ちょっと励まされたかも」
女「でも、受け付けのお姉さんいい人、次回からで良いって言ってくれたし。良かったよ」
男「けど、ちょっと、笑われちゃったなぁ」
女「……ね」
男「俺が道間違わなければ、真ん中の良い席とれて、チケット買うのももっとスムーズだったかも」
女「そんな。あんまり気にしないほうがいいよ。ポジティブにいこうよ!」
男「ポジティブ……」
女「私たちが不幸な分だけ、誰かが幸せになってたりするんだよ!」
女「ほら、私たちが狙ってた席を、別の誰かが座れたってことでしょ? 良かったじゃん♪」
男「……うん。大変脆そうな論理でポジティブかどうかは疑問だけど」
男「ちょっと励まされたかも」
2時間後
男「うっ……うぐっ。ひぐっ……うううう」ポロポロ
女「(ほんと声だして泣いてる……)」
女「(まさか本当に……ど、どんな顔して泣いてるんだろ)」
女「(泣き顔とか見ちゃっていいのかな……うーん……ちょっとだけ見ちゃおうかな)」
女「……」チラッ
男「うう……ぐすっ」ポロポロポロ
女「……え」ドキッ
女「(わ……ぁ)」
女「(なんてやさしい目、してるんだろう)」
男「ひぐっ……ずずっ」ポロポロ
女「……」ジッ
男「うっ……うぐっ。ひぐっ……うううう」ポロポロ
女「(ほんと声だして泣いてる……)」
女「(まさか本当に……ど、どんな顔して泣いてるんだろ)」
女「(泣き顔とか見ちゃっていいのかな……うーん……ちょっとだけ見ちゃおうかな)」
女「……」チラッ
男「うう……ぐすっ」ポロポロポロ
女「……え」ドキッ
女「(わ……ぁ)」
女「(なんてやさしい目、してるんだろう)」
男「ひぐっ……ずずっ」ポロポロ
女「……」ジッ
男「……面目ない」
女「しょ、しょうがないよ。すごくいい映画だったし。無理もないよ」
女「(途中からスクリーンより男くんばっかり見てたから、ストーリーあやふやだけど)」
男「うん……よかった。すごく良かった。今日のは収穫だったかもしれない」
男「こんなに感情移入させられる映画は初めてだった」
女「そっか。よかったねぇ」
男「付き合ってくれて、ありがとうね。映画」
女「え、そ、そんな。私なんか居て逆に集中できなかったんじゃない?」
男「そんなことない……とは言えないか。最初、やっぱり緊張してたよ」
男「いつも一人で映画館にきてるのに、いきなり女の子と一緒になんて、ちょっとハードル高かったし」
女「しょ、しょうがないよ。すごくいい映画だったし。無理もないよ」
女「(途中からスクリーンより男くんばっかり見てたから、ストーリーあやふやだけど)」
男「うん……よかった。すごく良かった。今日のは収穫だったかもしれない」
男「こんなに感情移入させられる映画は初めてだった」
女「そっか。よかったねぇ」
男「付き合ってくれて、ありがとうね。映画」
女「え、そ、そんな。私なんか居て逆に集中できなかったんじゃない?」
男「そんなことない……とは言えないか。最初、やっぱり緊張してたよ」
男「いつも一人で映画館にきてるのに、いきなり女の子と一緒になんて、ちょっとハードル高かったし」
男「でも、だんだんさ……映画に集中してきて、それで、劇中の台詞とかが心に刺さってきてさ」
男「感動したんだ」
男「それで、ちょっと……ちょっとだけ、女さんの方見たら」
男「すごく真剣にスクリーン見ててくれてて。もしかしたら、今その時、女さんも俺と同じように感動したかもしれない」
男「って……そういう風に思えて」
男「そしたら、なんか、もう……止まんなくて。涙とか、その……スクリーン見続けるのが精一杯になっちゃったっていうか」
男「あーー……またなんか俺恥ずかしい事言ってる。ってかうあーーー言い訳にもならねぇかっこわりぃ……」
女「う、ううん。大丈夫大丈夫。なんか一緒に来た甲斐があったみたいで良かったよ」
女「だから、その…………よかったら、また……」
男「?」
女「また、誘って、欲しい、……な」
男「感動したんだ」
男「それで、ちょっと……ちょっとだけ、女さんの方見たら」
男「すごく真剣にスクリーン見ててくれてて。もしかしたら、今その時、女さんも俺と同じように感動したかもしれない」
男「って……そういう風に思えて」
男「そしたら、なんか、もう……止まんなくて。涙とか、その……スクリーン見続けるのが精一杯になっちゃったっていうか」
男「あーー……またなんか俺恥ずかしい事言ってる。ってかうあーーー言い訳にもならねぇかっこわりぃ……」
女「う、ううん。大丈夫大丈夫。なんか一緒に来た甲斐があったみたいで良かったよ」
女「だから、その…………よかったら、また……」
男「?」
女「また、誘って、欲しい、……な」
男「う、うっそ。まじ? いいの?」
女「え? な、なんで?」
男「また俺同じように一人で盛り上がって、勝手に泣いちゃうかもしれないし」
男「起伏の少ない情緒ぐらいしかない映画見せちゃうかもしれないし」
女「いいよ」
男「……いいの?」
女「しつこいですよ?」
男「敬語キタ」
女「……男くんは、ずるいよ。なんでも正直に言えちゃって」
男「うぇ? ご、ごめん。そんなつもりじゃ」
女「正直で、真っ直ぐで……それは不器用には違いないんだろうけど」
女「……あぁ、もうっ。私まで、言いたくないこと言っちゃいそうになる」
女「え? な、なんで?」
男「また俺同じように一人で盛り上がって、勝手に泣いちゃうかもしれないし」
男「起伏の少ない情緒ぐらいしかない映画見せちゃうかもしれないし」
女「いいよ」
男「……いいの?」
女「しつこいですよ?」
男「敬語キタ」
女「……男くんは、ずるいよ。なんでも正直に言えちゃって」
男「うぇ? ご、ごめん。そんなつもりじゃ」
女「正直で、真っ直ぐで……それは不器用には違いないんだろうけど」
女「……あぁ、もうっ。私まで、言いたくないこと言っちゃいそうになる」
女「今日の映画、ちょっと難しかった。でも、時々心に響いたりして」
女「それでね、泣いてる男くん見て、ちょっと羨ましかったの」
女「私の見方と男くんの見方はきっと違うんだろうなって」
女「男くんの見る世界は、きっともっと、別の次元なんだろうなって」
男「……」
女「だから、……う、うまく、いえないけど」
女「言葉選び、悪いかも……っていうか、他意は無いんだけど」
女「男くんの事、もっと知りたくなった………………ん、だ」
女「…………な、なんてね。ふへへ」
男「俺も」
女「ん?」
男「俺も女さんの事、もっと知りたい」
女「それでね、泣いてる男くん見て、ちょっと羨ましかったの」
女「私の見方と男くんの見方はきっと違うんだろうなって」
女「男くんの見る世界は、きっともっと、別の次元なんだろうなって」
男「……」
女「だから、……う、うまく、いえないけど」
女「言葉選び、悪いかも……っていうか、他意は無いんだけど」
女「男くんの事、もっと知りたくなった………………ん、だ」
女「…………な、なんてね。ふへへ」
男「俺も」
女「ん?」
男「俺も女さんの事、もっと知りたい」
女「そ」
女「そっか……。そかそか」
女「需要と供給がいい具合なんだねぇ私たち。よかったよかった」
男「ほんと言うとね、こんなに素の自分が出せる相手って、女さんくらいかも」
女「……私も、なんだかんだ、男くんと居ると、素が出ちゃう」
女「緊張もするけど、それと同じくらい安心してて」
女「お母さんぐらいだよ。こんな気持ちで話せる相手って」
男「俺は、なんだかんだ母ちゃんにも父ちゃんにも見栄張っちゃうから」
男「家族以上かも」
女「……へへ、素直にうれしいかも」
男「俺も。一方通行じゃなくて、安心した」
男「よかった……」
女「そっか……。そかそか」
女「需要と供給がいい具合なんだねぇ私たち。よかったよかった」
男「ほんと言うとね、こんなに素の自分が出せる相手って、女さんくらいかも」
女「……私も、なんだかんだ、男くんと居ると、素が出ちゃう」
女「緊張もするけど、それと同じくらい安心してて」
女「お母さんぐらいだよ。こんな気持ちで話せる相手って」
男「俺は、なんだかんだ母ちゃんにも父ちゃんにも見栄張っちゃうから」
男「家族以上かも」
女「……へへ、素直にうれしいかも」
男「俺も。一方通行じゃなくて、安心した」
男「よかった……」
それから私たちは、ご飯を食べにファーストフード店に入りました。
はじめはおしゃれなカフェとか、レストランに入ろうとしたけど、敷居が高かったり混んでたり値段が相応じゃなかったりで。
何件もあーでもないこうでもない、と探し回った挙句、二人同時にお腹の虫が鳴って、その時目の前にあったのがMのマークでお馴染みのお店。
とはいえ、ジャンクフードをめったに食べない私にとっては、ハンバーガーとポテトで十分ごちそうでした。
野菜っ気の無いバーガーを頬張りながら、私たちはお互いの事を聞いて、お互いの事を話した。しまくった。
好きな本とか、好きな音楽とか、好きなアニメとか、好きな俳優とか、好きな食べ物とか、好きな動物とか、好きな色とか、好きな家電とか、好きな科目とか、好きな時代とか、好きな武将とか、好きな武将とか、好きな武将とか。
好きなものが共通してたり、逆に苦手だったり。男くんが好きなものに興味もったり。
妙に話が合ったのは、……うん。おわかりの通り、歴史についてでした。
男「いやぁっ、IFを語りだすとやっぱ切りがないけどロマンがあるよなぁっ!」
女「男君、詳しすぎ。私なんて中学校の時たまたま熱心な社会科の先生がいたから……ってだけなのに」
男「よかったら今度本貸すから。司馬とか吉川とか海音寺とか宮城谷とか!」
女「ほんと? じゃあ、読みやすいやつからがいいかも」
男「おうおう、任せとけって」
はじめはおしゃれなカフェとか、レストランに入ろうとしたけど、敷居が高かったり混んでたり値段が相応じゃなかったりで。
何件もあーでもないこうでもない、と探し回った挙句、二人同時にお腹の虫が鳴って、その時目の前にあったのがMのマークでお馴染みのお店。
とはいえ、ジャンクフードをめったに食べない私にとっては、ハンバーガーとポテトで十分ごちそうでした。
野菜っ気の無いバーガーを頬張りながら、私たちはお互いの事を聞いて、お互いの事を話した。しまくった。
好きな本とか、好きな音楽とか、好きなアニメとか、好きな俳優とか、好きな食べ物とか、好きな動物とか、好きな色とか、好きな家電とか、好きな科目とか、好きな時代とか、好きな武将とか、好きな武将とか、好きな武将とか。
好きなものが共通してたり、逆に苦手だったり。男くんが好きなものに興味もったり。
妙に話が合ったのは、……うん。おわかりの通り、歴史についてでした。
男「いやぁっ、IFを語りだすとやっぱ切りがないけどロマンがあるよなぁっ!」
女「男君、詳しすぎ。私なんて中学校の時たまたま熱心な社会科の先生がいたから……ってだけなのに」
男「よかったら今度本貸すから。司馬とか吉川とか海音寺とか宮城谷とか!」
女「ほんと? じゃあ、読みやすいやつからがいいかも」
男「おうおう、任せとけって」
女「(なんか、不思議)」
女「(友ちゃんとかに、お勧めの本とか音楽とか言われても、全然ピンとこないのに)」
女「(男くんから言われると、なんか、すごく興味が湧いてくる)」
女「(やっぱり、これも……男くんの事を『知りたい』からかなぁ)」
男「あ、そうだ。聞いときたいことまだあった」
女「ふふっ、なんか思った以上にキリがないよね。何かな」
男「女さんの家族って、どんな感じ?」
女「あー」
女「別に、普通だよ?」
男「家族に普通とかあるのか」
女「わかんない。でも、まぁ、普通? かな」
女「(友ちゃんとかに、お勧めの本とか音楽とか言われても、全然ピンとこないのに)」
女「(男くんから言われると、なんか、すごく興味が湧いてくる)」
女「(やっぱり、これも……男くんの事を『知りたい』からかなぁ)」
男「あ、そうだ。聞いときたいことまだあった」
女「ふふっ、なんか思った以上にキリがないよね。何かな」
男「女さんの家族って、どんな感じ?」
女「あー」
女「別に、普通だよ?」
男「家族に普通とかあるのか」
女「わかんない。でも、まぁ、普通? かな」
男「普通じゃわからんなー。具体的に知りたいな」
女「えー。まぁ、いいけど」
女「えっと、わたしはねー。大事な大事な、箱入り一人娘でね」
男「へぇー」
女「こらこら、感情がこもってないぞ?」
男「つづきはやくー」
女「もー。……それから、両親は共働きでね。お母さんは、看護士さん」
男「ふむふむ」
女「お父さんは……、ふつーのサラリーマンさん」
男「どんな仕事?」
女「えー、なんだろ。私も良く知らない。なんとか証券? とか」
女「ほとんど家に帰ってこないしね」
女「えー。まぁ、いいけど」
女「えっと、わたしはねー。大事な大事な、箱入り一人娘でね」
男「へぇー」
女「こらこら、感情がこもってないぞ?」
男「つづきはやくー」
女「もー。……それから、両親は共働きでね。お母さんは、看護士さん」
男「ふむふむ」
女「お父さんは……、ふつーのサラリーマンさん」
男「どんな仕事?」
女「えー、なんだろ。私も良く知らない。なんとか証券? とか」
女「ほとんど家に帰ってこないしね」
男「共働きか……、家に一人で居ること多いんだ?」
女「うーん、まぁ、そう言われればそうかな」
男「さびしくないの?」
女「馴れちゃったっていうのが正直なところかも」
男「なら、いいけど」
女「まぁうちの事はいいからさ。男くんの家族の話。聞きたいな」
男「そんなに聞きたいなら話すけど。うちも普通だって。女さんのところ以上に」
女「いいからいいから。聞かせてよ」
女「もしなにか話せないような事でもあるなら、無理には聞かないけどね」
男「いやそんなことは無いけど……まぁ、いいか」
男「うちは、姉と妹がいて。二人に頭あがんなくてさ……」
女「うんうん」
女「うーん、まぁ、そう言われればそうかな」
男「さびしくないの?」
女「馴れちゃったっていうのが正直なところかも」
男「なら、いいけど」
女「まぁうちの事はいいからさ。男くんの家族の話。聞きたいな」
男「そんなに聞きたいなら話すけど。うちも普通だって。女さんのところ以上に」
女「いいからいいから。聞かせてよ」
女「もしなにか話せないような事でもあるなら、無理には聞かないけどね」
男「いやそんなことは無いけど……まぁ、いいか」
男「うちは、姉と妹がいて。二人に頭あがんなくてさ……」
女「うんうん」
最寄り駅 改札出口
男「……じゃ、俺バスだから」
女「うん……。今日は、ありがとう」
男「こっちこそ。また学校で。みんなが居る所だと、まだなかなか話せないかもしれないけど……」
女「だ、大丈夫。放課後とか、会えたら。いつも通り」
女「そうだ。今度お姉さんと妹さんに会わせてね。話聞いたら会ってみたくなっちゃった」
男「げぇ。……それは勘弁願いたい」
男「願いたい、けど……」
男「でも、俺は、俺の家族に女さんを紹介したいなって気持ちもあるかも」
女「ほんと? じゃあ今度は男くんの家に遊びに行っちゃおうかな」
男「まぁ、うん。いいよ。でもその代わり、女さんの家にも行っていいよね?」
女「……え?」
男「……じゃ、俺バスだから」
女「うん……。今日は、ありがとう」
男「こっちこそ。また学校で。みんなが居る所だと、まだなかなか話せないかもしれないけど……」
女「だ、大丈夫。放課後とか、会えたら。いつも通り」
女「そうだ。今度お姉さんと妹さんに会わせてね。話聞いたら会ってみたくなっちゃった」
男「げぇ。……それは勘弁願いたい」
男「願いたい、けど……」
男「でも、俺は、俺の家族に女さんを紹介したいなって気持ちもあるかも」
女「ほんと? じゃあ今度は男くんの家に遊びに行っちゃおうかな」
男「まぁ、うん。いいよ。でもその代わり、女さんの家にも行っていいよね?」
女「……え?」
男「女さんの家族、見てみたいかも」
男「特にお母さん。映画好きみたいだし」
女「そ、そうだね……。いつかね」
男「うん。楽しみにしとく」
女「あはは、うちの家族なんてそんな楽しめるもんじゃないよ~」
男「そんな事ないって。女さんの事知る上で、女さんの家族ってすごく重要でしょ?」
女「それは、まぁ……そうだけど」
男「ね? ……じゃあ、そういうことで」
女「うん。……また、明日」
男「また明日」
男「特にお母さん。映画好きみたいだし」
女「そ、そうだね……。いつかね」
男「うん。楽しみにしとく」
女「あはは、うちの家族なんてそんな楽しめるもんじゃないよ~」
男「そんな事ないって。女さんの事知る上で、女さんの家族ってすごく重要でしょ?」
女「それは、まぁ……そうだけど」
男「ね? ……じゃあ、そういうことで」
女「うん。……また、明日」
男「また明日」
自宅
女「……ただいま」
女「お母さん、いる?」
女「……あ、今日夜診かぁ」
女「休日なのに」
女「…………どしよかな」
女「テスト近いし、勉強、とか」
女「……は、めんどくさいや。TVでもつけ……」
女「………………『さびしくないの?』だってさ」
女「そういうの、忘れちゃってたなぁ」
女「……男、くん……」
女「もっと、話したかった……もっと…………」
女「さび………し………ょ……………」
女「……ただいま」
女「お母さん、いる?」
女「……あ、今日夜診かぁ」
女「休日なのに」
女「…………どしよかな」
女「テスト近いし、勉強、とか」
女「……は、めんどくさいや。TVでもつけ……」
女「………………『さびしくないの?』だってさ」
女「そういうの、忘れちゃってたなぁ」
女「……男、くん……」
女「もっと、話したかった……もっと…………」
女「さび………し………ょ……………」
類似してるかもしれないスレッド
- ガヴ「私さあ、母乳ってものを思いっきり飲んでみたいんだよね」 (152) - [46%] - 2017/5/12 0:45 ○
- 幼女「なんであたしと『せっくす』しないの?こんなにぬれてるのに」 (162) - [46%] - 2012/4/7 8:45 ★
- P「なんでお前らのおっぱいなんか揉まなきゃいけないんだ……」 (367) - [45%] - 2012/5/4 20:15 ★★★×6
- 幼女「おかあさんまだかなぁ…おくるまのなかあちゅいよお…」 (1001) - [45%] - 2011/7/17 8:30 ★★★×10
- あかり「あかり、もうちなつちゃんなしじゃ生きていけないよぉ」 (208) - [45%] - 2011/10/13 13:30 ★
- 女勇者「あっ!おっぱいおっきいですね!仲間になってください!」 (171) - [45%] - 2012/6/17 3:30 ☆
- 京子「そういえば、ちなつちゃんのえろとーくまだきいてなかった」 (268) - [45%] - 2012/7/14 8:30 ★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について