元スレほむら「サンタは朝日を浴びると灰になって死ぬ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
151 = 81 :
麿かー
152 = 68 :
詢子「うん、初めまして」
まどか「私、まどかと言います」
タツヤ「まろかー!」
詢子「へー、君まどかって言うんだ!偶然だなー、タツヤがさ…あぁ、タツヤってこの子ね?」
まどか「はい……」
詢子「ちょっと前まで『まどか』って子が気になってたみたいでさ」
詢子「そういえば、タツヤの描いてた絵にちょっと雰囲気似てるねー」
まどか「そう、なんですか……ありがとうございます」ニコッ
知久「ママ、結構空いてきたよ」
詢子「お、チャーンス…じゃね、二人とも。また機会があったらタツヤと遊んでやってよ」
タツヤ「ばいばーい」フリフリ
まどか「ばいばい」
まどか「ママ、パパ、タッくん……」
153 = 129 :
つらすぎる・・・
155 = 68 :
ほむら「……どうだった、まどか?」
まどか「うん、少しスッキリした…かな」
まどか「覚えてもらえてないのは分かってたし、三人と話せただけでも充分嬉しかったよ」
ほむら「そう…ありがとうまどか」
まどか「お礼を言うのはこっちだよ?ほむらちゃんのおかげで、またみんなと話すことができたんだもん」
まどか「改めて、ありがとうほむらちゃん」
ほむら「……うん、どういたしまして」
さやか「お二人さーん、そろそろあたしらも帰るよー」
杏子「マミ、たいやき買って帰ろう」
マミ「いいわよ」
ほむら「行きましょう、まどか」スッ
まどか「行こう、ほむらちゃん」ギュッ
156 = 68 :
それから――
さやか「学校めんどくさー」
ほむら「まどか、合鍵を渡しておくわね」
まどか「頑張ってね」
日々は少しずつ過ぎて行き――
157 = 68 :
マミ「水平リーベ―サインコサイン墾田永年私財法アルティマシュートいとおかし……」ブツブツ
杏子「大変そうだな~」
それぞれの思いを胸に――
杏子「なんかヤバそうだから出てきちゃった」
QB「まあ、マミは追い込みの時期だからね。仕方ないさ」
まどかがこの世に具現化してから一カ月ほどの時が過ぎた――!!!
ほむら「だからってうちに来るの?」
杏子「他に行くとこねーし」
まどか「賑やかだね」ティヒヒ
158 = 68 :
ほむら「でね――」
ほむら「結局推薦で何とかなりそうなのよ」モグモグ
杏子「ふーん」モグモグ
まどか「まあ、私知ってたんだけどね」モシャモシャ
杏子「なんだよ、知ってたんなら教えてやればいいのに」モグモグ
まどか「でも、マミさん油断したら結構危ないから」モシャモシャ
ほむら「確かに……」ズズー
まどか「あ、身体が……」スゥ
杏子「知ってたらあたしマミんとこにいたのによー」モグモグ
ほむら「うちがこんなに賑やかになるなんて思ってもみなかったわ」
159 = 69 :
まど…
160 = 81 :
おい…
161 = 68 :
ほむら「……」クルッ
杏子「あー、マミんとこなら目玉焼きなんてほむらんとこの半分以下しか出ないのに」モグモグ
まどか「そろそろかなって思ってたんだよね」
ほむら「……まど、か…?」
杏子「……」モグモグ
杏子「……」ゴクン
まどか「サンタさんパワー、効力切れかな」
杏子「……え?あれ?」
ほむら「そんな……」
杏子「おい……何やってんだよ!何勝手に消えようとしてんだよ!!」
162 = 81 :
(´・ω・`)
1ヶ月の間にちゃんとまどほむしてたんだろうか…
163 = 68 :
まどか「サンタさんももう年だもんね。2カ月なんて無茶はできないよ」
杏子「だからってなんで今なんだよ!」
まどか「さやかちゃんとマミさんに、挨拶……できなかったなぁ……」
ほむら「やめてまどか…行かないで……」ポロポロ
まどか「ほむらちゃん、もともと私は概念になってた神様なんだよ?だからこれでいいの」
ほむら「ごめんなさい……私が、勝手に…願ったせいで……うぅぅ」グスン
まどか「心配しないでよ……きっとまたいつか逢えるんだからね?」
QB「いってしまうのかい、まどか」
まどか「うん…ばいばいQB」
164 = 129 :
泣いてないもん
165 = 69 :
こんなの絶対おかしいよ
166 = 93 :
ヒカ碁のサイみたいに気付いたら消えてたとかじゃなくてよかった
167 = 68 :
さやか「っしゃおらーーーー!!!!!」
ドギャシャァァン
まどか「さやかちゃん!?」
杏子「何天井ぶち破って入って来てんだよ!」
マミ「鹿目さん!」スタッ
まどか「マミさんも…なんで……」
さやか「QBが教えてくれたの!何やってんのまどか!!」
まどか「……もう、ほむらちゃんと杏子ちゃんには挨拶しちゃったのになぁ……」グスッ
まどか「泣かな、いで…ひっく…別れ、られると、思って…たのになぁ……えぅぅ」ポロポロ
171 = 68 :
マミ「元気でね、鹿目さん…さようなら」
まどか「マミさんもお元気で」
さやか「ありがとう!この一カ月楽しかったよ!」
まどか「私も楽しかったよ」
杏子「次に会うときは死ぬ時だが、お手柔らかにな」
まどか「えへへ…心配しなくても大丈夫だよ」
ほむら「ありがとう、まどか…きっと逢いにいくから」
まどか「ありがとう…ずっと待ってるからね」
まどか「もう……サンタさんは帰ったらお仕置きかな……」スゥ
――ばいばい
172 = 129 :
まだ泣いてないもん
173 = 68 :
翌年、クリスマス
杏子「いえーす!じす!いず!くりすまーーす!!!」
ほむら「ノリノリね杏子」
杏子「はぁー、やれやれ…分かってないなーほむらは」
ほむら「……何がかしら?」
杏子「いいか?今日はクリスマスなんだぞ?」
ほむら「それで?」
杏子「ケーキが食えるだろうが!!!」
ほむら「さすが食いしん坊魔法少女杏子」
杏子「あだ名みたいに言うの止めろ!」
174 = 68 :
さやか「君たちあれかネ?私を地獄へ突き落す悪魔的な何かかネ?」
杏子「さやかはどうしたんだ?」
ほむら「受験勉強よ」
杏子「あー」
さやか「うーマミさんみたいに余裕なんて持てないよ……」
ピンポーン
ほむら「来たわね」
ガチャッ
マミ「こんにちは暁美さん」
ほむら「いらっしゃい。来てくれないかと思ったわ」
マミ「ふふっ、可愛い後輩たちに呼ばれたんですもの。行かないわけにはいかないでしょ?」
175 = 68 :
さやか「マミさ~ん、勉強教えて下さい~」
杏子「おいおい、今日くらい辛気臭い話はやめろよな」
さやか「うるさい小卒」ボソッ
杏子「喧嘩売ってるよな?ん?」
ほむら「家で暴れないで」
さやか「あー、この調子なら今年はサンタをうちに呼べそうだよ……」
ほむら「来るとしたら…来年じゃないかしら」
さやか「それは滑っちゃうって話!?負けてたまるかー!」
杏子「いいからケーキにしようぜ」
176 = 69 :
ほむ
177 = 68 :
マミ「切り分けたわよ」
杏子「サンタいただきー!」ヒョイッ
さやか「ズルイ!あたしだってそれ食べたかったのに!」
杏子「早いもん勝ちだよ…って、これデジャブじゃないか?」
さやか「ところでマミさん、どうして六等分なの?」
QB「僕の分だとしても一個多いね」
マミ「ほら、鹿目さんのよ」
ほむら「ありがとうございますマミさん…」
178 = 68 :
――ありがとう
ほむら「!今、声が……」
さやか「声?」
杏子「何?」
マミ「聞こえなかったわよ?」
ほむら「……いえ、きっと気のせいだと思います」
マミ「さあ、食べましょう」
「「「「「「いただきます」」」」」」
おしまい
180 = 71 :
最後まで胸がキリキリ…やっぱ全員揃って幸せがいいなぁ
181 = 129 :
182 = 68 :
おまけ
まど神「また戻ってきちゃった」
ブッダ「お帰り鹿目さん」
まど神「ただ今戻りました…ところで、サンタさん見ませんでしたか?」
イエス「サンタならさっきと仲いの世話してたと思うよ?」
まど神「ありがとうございます」ペコリ
まど神「さーて、サンタさんには言いたいことが山ほど――」
ワル夜「まどかさーん、お仕事溜まってますよ」
まど神「……え?」
ワル夜「一か月分の導かれなかった魔法少女達を導いてきて下さいね」
まど神「アイトァー」
おしまい
183 = 93 :
乙乙!
良い年末だった
184 = 68 :
ちなみにサンタ・クロースの設定はラブ時空版でしたとさ
185 = 129 :
乙マミ
やっぱり円環の神様に代わりはいないんだな
186 = 81 :
乙だが、1ヶ月と長めの時間を取った割には関係あるのがマミの受験ぐらいで何かもったいなかったな
187 :
乙
流石、世界中の子供から信仰心を集めまくったサンタさんは格が違った
188 :
ほむ
189 :
もっと陳腐な奇跡マダー
190 = 106 :
乙乙!
191 :
ほむ
192 = 188 :
見た
これでいいのだ問題ない!乙
193 :
しかし素晴らしいシチュなのにまどほむ成分がほぼゼロとか勿体ない
194 :
乙乙乙
195 = 68 :
まだ残ってるびっくり
まどほむ成分はほぼゼロだけど一カ月のくだらない内容でも垂れ流すか
196 = 68 :
激動の一カ月のとある一日
QB「君にはぜひ聞きたいことがあるんだよ、暁美ほむら」
ほむら「何かしら」
QB「勿論、人間が一人で暮らすのに必要なスキルではないけれど」
QB「君は料理ができないんだね」
ほむら「っ!」
QB「ここ最近目玉焼きしか食卓に並んでいるのを見ていないよ」
ほむら「西海岸っぽくサニーサイドアップと呼んで貰おうかしら」ファサァ
QB「うん、別に呼び方はなんでもいいんだけど、そのサニーサイドアップばっかりだと飽きないかい?」
ほむら「……正直…最近は卵を見るだけで嫌気がさすのよね」
197 = 68 :
QB「君が意地張って、まどかに料理をさせるわけにはいかない!自分が全部やる!って息巻いていたのはいいけれど」
QB「例えばさっきの目玉焼きを見た時のまどかの顔を見たかい?」
ほむら「勿論……」
QB「まるで、ゴキを素手で捕まえて『オオクワのメスを捕まえた』とか抜かしてる様な、恐ろしい顔をしていたよ」
ほむら「分かってるから…少し気を使って、インスタントラーメンも増やしてるのに」
QB「それと目玉焼きの2パターンって……」
ほむら「サニーサイドアップよ」キリッ
まどか「お風呂あがったよー」ホクホク
ほむら「えぇ、入らせてもらうわ」
QB『とにかく、どうにかしないと彼女との仲が険悪になる一方だと思うよ』
ほむら『言われなくても…はぁ、QBにまで気を使われるなんて……』
198 = 68 :
バタン
まどか「……ねえQB」
QB「なんだいまどか」
まどか「いつもパパの料理を食べてたから何とも思わなかったんだけど……」
まどか「食事って大変なんだね」
QB「君は料理できないのかい?」
まどか「どうかな……神様になってからもう包丁なんか握ってないけど…イケると思う!」グッ
QB「自信があるんなら、二人で料理してみればいいじゃないか」
まどか「二人で…?」キョトン
QB(考えてもなかったのか)
まどか「うん、それいいね!後でほむらちゃんに相談してみる!」
199 = 68 :
翌日
ほむら「……あえて言うなら」
まどか「誰も悪くはなかったよね」
QB「いや悪いから。明らかに君達のせいだから」
ほむら「二人でやれば大丈夫だと思っていたのに……0+0は0だったわね……」
まどか「目玉焼き見るたびに変な顔しててごめんねほむらちゃん…実はなんと、私もお料理できないの!」
QB「君達はどうしてマニュアルに従っているはずなのに失敗するんだい?わけがわからないよ」
ほむら「本を見ながらするのと人に教えて貰うのとでは、雲泥の差があるのよ」
まどか「ねえQB、この失敗したおかず……食べる?」
QB「全力で断るよ」
結局マミに教えて貰って炒飯だけはできるようになったとかなんとか
200 = 194 :
きゅっぷいきゅっぷい
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