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元スレさやか「恭介にヴァイオリンを習おう!」
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学校
さやか「あたしって、ほんと……」
まどか「さやかちゃん、珍しくブルーだね。わたしとしてはちょうどいいんだけど」
さやか「うおー! 音楽理論が全く分からん!」
まどか「音楽理論? シャープをつけると半音上がるんだよ!」ティヒヒ
さやか「う、まどかにすら負けてる……」
まどか「(逆にさやかちゃんはその程度も知らないでどうやって弾いていたんだろう)」
さやか「でも確かに恭介に教わることでもないしなー」
さやか「あたしって、ほんと……」
まどか「さやかちゃん、珍しくブルーだね。わたしとしてはちょうどいいんだけど」
さやか「うおー! 音楽理論が全く分からん!」
まどか「音楽理論? シャープをつけると半音上がるんだよ!」ティヒヒ
さやか「う、まどかにすら負けてる……」
まどか「(逆にさやかちゃんはその程度も知らないでどうやって弾いていたんだろう)」
さやか「でも確かに恭介に教わることでもないしなー」
さやか「え、仁美ってそんなことも分かるの?」
仁美「ピアノをある程度やっていれば当然ですわ」
さやか「教えて! このとーり!」
仁美「ふふっ」
まどか「(仁美ちゃんがやけにさやかちゃんに協力的なのは何なんだろう?)」
数日後
さやか「よっしゃ、仁美に教わって音楽理論が……分からーん!」
まどか「さすがさやかちゃんだね」
さやか「でもシャープとかフラットの付き方で音階が変わるってのは何となく理解出来たよ」
まどか「それだけで大分奇跡だよね」
さやか「とりあえずこの音階教本でしばらく音階を練習しよう」
仁美「ピアノをある程度やっていれば当然ですわ」
さやか「教えて! このとーり!」
仁美「ふふっ」
まどか「(仁美ちゃんがやけにさやかちゃんに協力的なのは何なんだろう?)」
数日後
さやか「よっしゃ、仁美に教わって音楽理論が……分からーん!」
まどか「さすがさやかちゃんだね」
さやか「でもシャープとかフラットの付き方で音階が変わるってのは何となく理解出来たよ」
まどか「それだけで大分奇跡だよね」
さやか「とりあえずこの音階教本でしばらく音階を練習しよう」
ほむホーム
杏子「で、何でマミがいんだよ……」
マミ「あら、わたしが生きていて不服かしら?」
杏子「いや、いいんだけどさ……。あの魔女に頭パクッてやられたって聞いたからさ」
ほむら「わたしがソウルジェムだけは回収しておいたの。身体の復元は大分骨が折れたけど」
マミ「ありがとうね、暁美さん」
ほむら「わたしは、ワルプルギスの夜を倒したいだけ」
マミ「でも、暁美さんがこれだけ情報を持っているし、この三人なら勝てそうね」
ほむら「勝つのよ。何としても」
杏子「で、何でマミがいんだよ……」
マミ「あら、わたしが生きていて不服かしら?」
杏子「いや、いいんだけどさ……。あの魔女に頭パクッてやられたって聞いたからさ」
ほむら「わたしがソウルジェムだけは回収しておいたの。身体の復元は大分骨が折れたけど」
マミ「ありがとうね、暁美さん」
ほむら「わたしは、ワルプルギスの夜を倒したいだけ」
マミ「でも、暁美さんがこれだけ情報を持っているし、この三人なら勝てそうね」
ほむら「勝つのよ。何としても」
上条邸
♪~
恭介「いいね! じゃあ『金婚式』は合格だ」
さやか「えへへ」
恭介「楽譜に花丸を書いてあげよう」
さやか「(やったー!)」
恭介「次の曲は……ある程度左手が忙しいのをやろうか。ヘンデルのソナタ三番の二楽章とかどうかな」
さやか「よっしゃ!」
♪~
恭介「いいね! じゃあ『金婚式』は合格だ」
さやか「えへへ」
恭介「楽譜に花丸を書いてあげよう」
さやか「(やったー!)」
恭介「次の曲は……ある程度左手が忙しいのをやろうか。ヘンデルのソナタ三番の二楽章とかどうかな」
さやか「よっしゃ!」
本当のまどっちの素はあんな感じだと思ってる
ティヒヒなんて笑いかたして頭ピンクなんてまともな訳な
ティヒヒなんて笑いかたして頭ピンクなんてまともな訳な
恭介「じゃあ久しぶりにDVDでも見てみるかな」
さやか「今日は誰?」
恭介「ヤッシャ=ハイフェッツの……カプリース24番」
♪~
さやか「……」
恭介「どう?」ハハハ
さやか「うん、なんか色々やる気がなくなったわ……」
恭介「これを見て茫然と出来るってことは、それなりにさやかも成長したんだよ」
さやか「そうなの?」
さやか「今日は誰?」
恭介「ヤッシャ=ハイフェッツの……カプリース24番」
♪~
さやか「……」
恭介「どう?」ハハハ
さやか「うん、なんか色々やる気がなくなったわ……」
恭介「これを見て茫然と出来るってことは、それなりにさやかも成長したんだよ」
さやか「そうなの?」
学校
さやか「というわけでヘンデルのソナタをやることになったよ!」
まどか「ヘンデル!?」
さやか「う、うん」
まどか「ヘンデルいいよね! 最高だよね!」
さやか「何なのよそのヘンデル押し……」
まどか「ハレルヤー!」
仁美「発表会の準備の方は進んでいますの?」
さやか「あ、うん。この曲が終わったら発表会の曲に入るって」
仁美「楽しみにしていますわ」
さやか「というわけでヘンデルのソナタをやることになったよ!」
まどか「ヘンデル!?」
さやか「う、うん」
まどか「ヘンデルいいよね! 最高だよね!」
さやか「何なのよそのヘンデル押し……」
まどか「ハレルヤー!」
仁美「発表会の準備の方は進んでいますの?」
さやか「あ、うん。この曲が終わったら発表会の曲に入るって」
仁美「楽しみにしていますわ」
ほむホーム
杏子「おおっ! 行けるんじゃねえかコレ!」
マミ「うん、これが実際に出来れば……」
ほむら「(ようやく、ワルプルギスの夜を倒せる可能性が……)」
上条邸
さやか「恭介ぇ~。この移弦が多いところが弾けないよー」
恭介「さやかは移弦を勘違いしているね」
さやか「?」
恭介「移弦はタテじゃなくてヨコの動きだよ」
さやか「へ?」
恭介「まず弓をAに置いて……手を手前に引いてごらん」
さやか「こう……? おお、Eに移った!」
恭介「低い弦に移動するときはその逆。こうすれば無駄な動きなく移弦できるだろう?」
さやか「なるほど~」
タラタラタラタラ
杏子「おおっ! 行けるんじゃねえかコレ!」
マミ「うん、これが実際に出来れば……」
ほむら「(ようやく、ワルプルギスの夜を倒せる可能性が……)」
上条邸
さやか「恭介ぇ~。この移弦が多いところが弾けないよー」
恭介「さやかは移弦を勘違いしているね」
さやか「?」
恭介「移弦はタテじゃなくてヨコの動きだよ」
さやか「へ?」
恭介「まず弓をAに置いて……手を手前に引いてごらん」
さやか「こう……? おお、Eに移った!」
恭介「低い弦に移動するときはその逆。こうすれば無駄な動きなく移弦できるだろう?」
さやか「なるほど~」
タラタラタラタラ
学校
まどか「それはとっても嘘っぽいなって」
さやか「え?」
まどか「最近思うんだよね。さやかちゃんにヴァイオリンってやっぱありえないよ」
さやか「はあ」
まどか「ヴァイオリン習ってるってやっぱ嘘でしょ!」
さやか「ええ!?」
まどか「嘘じゃないなら、今度さやかちゃんの家行くからヴァイオリン弾いて見せてよ!」
仁美「わたくしも聴きたいですわ」
さやか「何そのツンデレ」
まどか「ツ、ツンデレじゃないもん! さやかちゃんがヴァイオリン弾けるか疑わしいだけだから!」
さやか「ま、そういうことなら今度聴かせてあげましょう!」
まどか「やったー!」
仁美「やったーって言っちゃっていますわ」
まどか「それはとっても嘘っぽいなって」
さやか「え?」
まどか「最近思うんだよね。さやかちゃんにヴァイオリンってやっぱありえないよ」
さやか「はあ」
まどか「ヴァイオリン習ってるってやっぱ嘘でしょ!」
さやか「ええ!?」
まどか「嘘じゃないなら、今度さやかちゃんの家行くからヴァイオリン弾いて見せてよ!」
仁美「わたくしも聴きたいですわ」
さやか「何そのツンデレ」
まどか「ツ、ツンデレじゃないもん! さやかちゃんがヴァイオリン弾けるか疑わしいだけだから!」
さやか「ま、そういうことなら今度聴かせてあげましょう!」
まどか「やったー!」
仁美「やったーって言っちゃっていますわ」
後日 さやかの家
さやか「じゃあ、さやかちゃんコンサート始めます!」
まどか「わー」パチパチ
仁美「楽しみですわ」パチパチ
さやか「曲は、『金婚式』」
♪~
まどか「さやかちゃん、意外と上手かったね!」
さやか「意外とって何よ!」
まどか「初心者ってギコーって音出すじゃん。あんな感じかと思って」ティヒヒ
さやか「まあ、ヴァイオリンの基本は脱力だって恭介が教えてくれたからねー」
仁美「……」
さやか「じゃあ、さやかちゃんコンサート始めます!」
まどか「わー」パチパチ
仁美「楽しみですわ」パチパチ
さやか「曲は、『金婚式』」
♪~
まどか「さやかちゃん、意外と上手かったね!」
さやか「意外とって何よ!」
まどか「初心者ってギコーって音出すじゃん。あんな感じかと思って」ティヒヒ
さやか「まあ、ヴァイオリンの基本は脱力だって恭介が教えてくれたからねー」
仁美「……」
上条邸
♪~
恭介「いいね! ヘンデルも合格だ!」
さやか「花丸ちょうだい花丸!」
恭介「はいはい」キュッ
さやか「いえーい」
恭介「じゃあ、次はいよいよ『アヴェ・マリア』に入ろうかな」
さやか「待ってました!」
恭介「ゆっくりな曲だけど、いきなりsulGだったりポジションが高いから気をつけてね」
さやか「はーい」
恭介「魔法少女まどか☆マギカは大好きなアニメだけど、僕の演奏シーンの作画だけは頂けないね。だいたい『アヴェ・マリア』の最終音はGの開放なのになんでD線弾いてるんだよ!」
さやか「恭介? 何を言ってるの?」
恭介「いや、何でもないよ」
♪~
恭介「いいね! ヘンデルも合格だ!」
さやか「花丸ちょうだい花丸!」
恭介「はいはい」キュッ
さやか「いえーい」
恭介「じゃあ、次はいよいよ『アヴェ・マリア』に入ろうかな」
さやか「待ってました!」
恭介「ゆっくりな曲だけど、いきなりsulGだったりポジションが高いから気をつけてね」
さやか「はーい」
恭介「魔法少女まどか☆マギカは大好きなアニメだけど、僕の演奏シーンの作画だけは頂けないね。だいたい『アヴェ・マリア』の最終音はGの開放なのになんでD線弾いてるんだよ!」
さやか「恭介? 何を言ってるの?」
恭介「いや、何でもないよ」
恭介「今日見るDVDは……」
さやか「なになに?」
恭介「ハイフェッツの」
さやか「うぇっ」
恭介「はは、今日はあんなのじゃないよ。『亜麻色の髪の乙女』」
さやか「あ……」
♪~
恭介「さやか……ありがとう」
さやか「何が?」
恭介「いや、何でもない」
さやか「……そう」
さやか「なになに?」
恭介「ハイフェッツの」
さやか「うぇっ」
恭介「はは、今日はあんなのじゃないよ。『亜麻色の髪の乙女』」
さやか「あ……」
♪~
恭介「さやか……ありがとう」
さやか「何が?」
恭介「いや、何でもない」
さやか「……そう」
数週間後
恭介「じゃ、弾いてみてくれ」
さやか「うん」
Ave Maria, gratia plena,
Dominus tecum,
恭介「じゃ、弾いてみてくれ」
さやか「うん」
Ave Maria, gratia plena,
Dominus tecum,
上条は恐怖した
さやかはさやかであるという自己認識、自らに自らを判断するという最後の一線を容易く超えるという事実にではない
自己を他者から愛される為にその自壊的な行為を行うという、言わば人間そのものに対する讀質性を正確に認識しつつ行なったという軽妄ぶりに恐れを抱いたのだ
狂気を認識する狂人はいないとは常識の世の話
みよ、さやかは脳内に濁り粘るような圧倒的熱量を持つ狂気を黒煙の様にくすぶらせ稼働する
狂っていた、どうしようもなく狂っていた
さやかはさやかであるという自己認識、自らに自らを判断するという最後の一線を容易く超えるという事実にではない
自己を他者から愛される為にその自壊的な行為を行うという、言わば人間そのものに対する讀質性を正確に認識しつつ行なったという軽妄ぶりに恐れを抱いたのだ
狂気を認識する狂人はいないとは常識の世の話
みよ、さやかは脳内に濁り粘るような圧倒的熱量を持つ狂気を黒煙の様にくすぶらせ稼働する
狂っていた、どうしようもなく狂っていた
更に数日後 街の外れ
ほむら「……来るっ!」
⑤
杏子「やってやろうじゃん」
④
マミ「速攻で片付けるわよ
②
ほむら「まどか……」
①
ワルプルギス「キャハハハハッ!!!!!」
ほむら「……来るっ!」
⑤
杏子「やってやろうじゃん」
④
マミ「速攻で片付けるわよ
②
ほむら「まどか……」
①
ワルプルギス「キャハハハハッ!!!!!」
benedicta tu in mulieribus,
et benedictus fructus ventris tui Jeus.
まどか「ほむらちゃん……」
QB「君が契約すれば、ワルプルギスの夜は確実に倒せるだろうね」
まどか「うん……でも、約束したから。ほむらちゃんたちが絶対に勝つって、信じているから」
QB「そうかい。なら見届けてあげるといい。彼女たちの戦いを」
et benedictus fructus ventris tui Jeus.
まどか「ほむらちゃん……」
QB「君が契約すれば、ワルプルギスの夜は確実に倒せるだろうね」
まどか「うん……でも、約束したから。ほむらちゃんたちが絶対に勝つって、信じているから」
QB「そうかい。なら見届けてあげるといい。彼女たちの戦いを」
Sancta Maria mater Dei,
ora pro nobis peccatoribus,
杏子「おらあああああ!!!」ザシュ
マミ「ティロ・ボレー!!」ボンッ
ほむら「……決着をつけてやる!」
nunc, et in hora mortis nostrae.
ほむら「……」ポチッ
ドーン
ワルプルギス「ギャァアアアアアアア!!」
Amen.
ora pro nobis peccatoribus,
杏子「おらあああああ!!!」ザシュ
マミ「ティロ・ボレー!!」ボンッ
ほむら「……決着をつけてやる!」
nunc, et in hora mortis nostrae.
ほむら「……」ポチッ
ドーン
ワルプルギス「ギャァアアアアアアア!!」
Amen.
ほむら「やっ……た……?」
杏子「やったんじゃねえか?」
マミ「そのようね」
ほむら「まどか……わたし……勝ったよ……」
QB「やれやれ、まさかあのワルプルギスの夜を倒すとはね。僕の負けかな」
杏子「やったんじゃねえか?」
マミ「そのようね」
ほむら「まどか……わたし……勝ったよ……」
QB「やれやれ、まさかあのワルプルギスの夜を倒すとはね。僕の負けかな」
数ヵ月後 学校
さやか「はいっ!」
まどか「え……? ああ、これ……」
さやか「さやかちゃんの発表会! 皆来てね!」
仁美「わたくしもゲストで出ますわ」
さやか「ほら、転校生も!」
ほむら「……わたしももらっていいの?」
さやか「もちろんさ! あ、マミさーん!」
マミ「あら、お誘い? ありがとう」
さやか「あとは杏子に渡して……さやかちゃん頑張りますよー!」
さやか「はいっ!」
まどか「え……? ああ、これ……」
さやか「さやかちゃんの発表会! 皆来てね!」
仁美「わたくしもゲストで出ますわ」
さやか「ほら、転校生も!」
ほむら「……わたしももらっていいの?」
さやか「もちろんさ! あ、マミさーん!」
マミ「あら、お誘い? ありがとう」
さやか「あとは杏子に渡して……さやかちゃん頑張りますよー!」
発表会当日 ホール
さやか「ほえ~結構色んな人が出るんだね~」
恭介「僕の先生のお弟子さんたちだけどね」
さやか「でもそれって皆プロ候補生ってことでしょ?」
恭介「大丈夫、さやかだって負けてないよ」
さやか「そう言ってくれると助かるけど……」
恭介「それにさやかの順番は最初だからね。コケてもだれも文句言わないさ」
さやか「がくっ。まあ、楽しんで弾くよ!」
恭介「それがいいよ」
さやか「トリは恭介なんだよね?」
恭介「ああ。メイン曲はバッハのシャコンヌで……前座でもう一曲」
さやか「何?」
恭介「ラフマニノフ『ヴォカリーズ』」
さやか「……楽しみにしてるよ!」
さやか「ほえ~結構色んな人が出るんだね~」
恭介「僕の先生のお弟子さんたちだけどね」
さやか「でもそれって皆プロ候補生ってことでしょ?」
恭介「大丈夫、さやかだって負けてないよ」
さやか「そう言ってくれると助かるけど……」
恭介「それにさやかの順番は最初だからね。コケてもだれも文句言わないさ」
さやか「がくっ。まあ、楽しんで弾くよ!」
恭介「それがいいよ」
さやか「トリは恭介なんだよね?」
恭介「ああ。メイン曲はバッハのシャコンヌで……前座でもう一曲」
さやか「何?」
恭介「ラフマニノフ『ヴォカリーズ』」
さやか「……楽しみにしてるよ!」
>>86
屋上
屋上
開演
まどか「ティヒヒ。こんなに大きなホールなんて、さやかちゃん失神しちゃうんじゃないかな」
杏子「ったく、こんな畏まった服用意するのに大分手間取ったぞ」
QB「マミはフォーマルな服装が板についているね!」
マミ「ふふ、ありがとう」
杏子「なんでQBがいんだよ」
QB「いいじゃないか、他の客には見えないんだし」
ほむら「このメンバーで美樹さやかの演奏を聴けること自体奇跡ね」
まどか「奇跡も魔法もあったんだね」ティヒヒ
まどか「ティヒヒ。こんなに大きなホールなんて、さやかちゃん失神しちゃうんじゃないかな」
杏子「ったく、こんな畏まった服用意するのに大分手間取ったぞ」
QB「マミはフォーマルな服装が板についているね!」
マミ「ふふ、ありがとう」
杏子「なんでQBがいんだよ」
QB「いいじゃないか、他の客には見えないんだし」
ほむら「このメンバーで美樹さやかの演奏を聴けること自体奇跡ね」
まどか「奇跡も魔法もあったんだね」ティヒヒ
「プログラム一番 美樹さやか バッハ/グノー『アヴェマリア』」
さやか「ふー」チラッ
仁美「」ニコッ
パチパチパチパチ
さやか「(3……4……)」
♪~
さやか「ふー」チラッ
仁美「」ニコッ
パチパチパチパチ
さやか「(3……4……)」
♪~
演奏終了
さやか「仁美、お疲れ!」
仁美「いい演奏でしたわ、さやかさん」
さやか「さ、客席に行こう!」
仁美「ええ」
さやか「仁美、お疲れ!」
仁美「いい演奏でしたわ、さやかさん」
さやか「さ、客席に行こう!」
仁美「ええ」
客席
杏子「お疲れ、良かったじゃん。何か実家を思い出しちまったよ」
さやか「ありがと、杏子」
ほむら「思ったより良かったわ」
マミ「美樹さん、良かったわね」
QB「きゅっぷい」
さやか「どうだー」ドヤァ
まどか「さやかちゃんのヴァイオリン、すごく良かったよ! わたしね、さやかちゃんの音色大好き」
さやか「えっ? ど、どうも」
仁美「何そのデレ」
杏子「お疲れ、良かったじゃん。何か実家を思い出しちまったよ」
さやか「ありがと、杏子」
ほむら「思ったより良かったわ」
マミ「美樹さん、良かったわね」
QB「きゅっぷい」
さやか「どうだー」ドヤァ
まどか「さやかちゃんのヴァイオリン、すごく良かったよ! わたしね、さやかちゃんの音色大好き」
さやか「えっ? ど、どうも」
仁美「何そのデレ」
そしてプログラムは進み……
「プログラム16番 上条恭介 ラフマニノフ『ヴォカリーズ』」
さやか「いよいよ恭介の番だね……」
仁美「さやかさん」
さやか「ん?」
仁美「そろそろ自分の気持ちに素直になられては?」
さやか「えっ///」
仁美「応援してますわよ」
さやか「え、えっ……/// ……うん」
♪~
「プログラム16番 上条恭介 ラフマニノフ『ヴォカリーズ』」
さやか「いよいよ恭介の番だね……」
仁美「さやかさん」
さやか「ん?」
仁美「そろそろ自分の気持ちに素直になられては?」
さやか「えっ///」
仁美「応援してますわよ」
さやか「え、えっ……/// ……うん」
♪~
発表会終了後
恭介「今日は皆来てくれてありがとう」
さやか「ありがとー!」
恭介「この後打ち上げっていうか、ご飯に行くんだけど、皆どうかな」
杏子「おおっ行く行く!」
まどか「わたしもー!」
マミ「わたしもいいかしら」
恭介「今日は皆来てくれてありがとう」
さやか「ありがとー!」
恭介「この後打ち上げっていうか、ご飯に行くんだけど、皆どうかな」
杏子「おおっ行く行く!」
まどか「わたしもー!」
マミ「わたしもいいかしら」
ほむら「ところで美樹さやか、随分と近いじゃない」
さやか「近いって……あっ///」
恭介「さやか……」ギュッ
QB「あー、手握っちゃったよ」
杏子「ひゅーひゅー」
仁美「……」
まどか「仁美ちゃん……」
仁美「さっ行きましょう!」
QB「音楽は世界を平和にするというお話だったね」
さやか「なんでアンタが締めるのよ」
おわり
さやか「近いって……あっ///」
恭介「さやか……」ギュッ
QB「あー、手握っちゃったよ」
杏子「ひゅーひゅー」
仁美「……」
まどか「仁美ちゃん……」
仁美「さっ行きましょう!」
QB「音楽は世界を平和にするというお話だったね」
さやか「なんでアンタが締めるのよ」
おわり
本当にヴァイオリン入門講座にしても良かったんだけど需要あるか分からなかったので
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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