元スレ番長「……影時間?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 74 :
花村「や……やっと頂上だ!」
里中「ニュ、ニュクスさんは!?」
キタロー「……あった、アレだ」
?「やっと見つけてくれたんだね!」
?「私、嬉しい!」
?「さぁ、早くお持ち帰りしちゃって!」
キタロー「……綾時だな?ふざけるのもいい加減にしろ」
?「……なんだよ、ノリが悪いなぁ」
?「せっかくアリスっぽい外見にしたのにさ」
綾時「……もしかして、この姿の方が有里君は好きかな?」
キタロー「……どうでもいい」
綾時「本当に釣れないな、君は」
102 = 83 :
登るのはええ
103 = 74 :
綾時「まぁ、いいや」
綾時「破片の回収ご苦労様」
キタロー「……破片はどこにある?」
綾時「……僕の、ここ」トントン
キタロー「……心臓?」
綾時「うん、今の僕のコアだよ」
綾時「……抉り出さないともって帰れないよね」
綾時「……絶対痛いよね?」
綾時「痛いのは……嫌だなぁ」
綾時「協力はしたいんだけど……」
綾時「……うん、こうしよう」
綾時「戦いの中で心臓が抉り出されちゃったら、それは事故だよね?有里君?」
綾時「ニュクスの破片が欲しいのなら……」
綾時「事故を起こせ!」
104 = 97 :
事故なら仕方ないよね
105 = 74 :
綾時「さぁ、かかってきなよ?」
綾時「一度に全員でかかってきてもいいんだよ?」
ゴゴゴゴゴゴ……
番長(もの凄い殺気を感じる……)
完二(う、動いたら……ヤられちまう!)
キタロー 「メ、メサイアッ!」カッ
メサイア「…………」コォォォォ
キタロー「綾時を消し飛ばせッ!」
メサイア「…………」カッ
シュゴォォォォォォォッ!
里中「す、凄い!」
雪子「これが有里君の本気なの!?」
キタロー(や、やったか!?)
107 = 74 :
綾時「いや?全然やってないけど?」
キタロー「!?」
綾時「抉り出せって言ってるのに……消し飛ばそうとするなんて酷いじゃないか」
綾時「……素直にタナトス辺りで抉り出しにきたら、諦めたのにさ」
綾時「ボーナスタイム終了ね」
綾時「……僕の番だ」
綾時「テレビの中で面白そうな技を見つけてさ?」
綾時「……え~と、何だっけ?」
綾時「幾千の呪言ッ!」
綾時「だったかな!?」
ゾワァァァァァァァッ!
番長「!?」
108 = 74 :
番長「幾万の真言ッ!」カッ
シュワァァァァァァァァッ!
綾時「そうそう、それで打ち消さないと全滅だよね?」
綾時「僕はこれから幾千の呪言を出しっ放しにして戦うからさ?」
綾時「せいぜい、必死に打ち消してる彼を守りながら戦いなよ、君達は」
綾時「……そうそう、彼をそんな感じで囲むといいね」
綾時「……無駄なことに一生懸命になる、命の儚さが垣間見れて、凄くいいね」
綾時「愛でたくなっちゃうよ」
綾時「手荒にね」
カッ
109 = 96 :
110 = 74 :
番長「ハァ……ハァ……」
キタロー「だ、大丈夫!?」
綾時「大丈夫も何も、全滅にリーチがかかってる状況じゃないか?」
綾時「もう立ってるのは君ら二人だけだよ?」
綾時「安心してよ、その辺に転がってる君の仲間は全員息があるからさ」
綾時「死ぬとしたら、そっちの彼が諦めた時だ」
綾時「……有里君?本当は気づいてるんだろ?」
綾時「ペルソナでどんな暴力を働いても、今の僕を殺すことなんて出来無いことを」
綾時「だったら迷うなよ」
綾時「君がいつまでも迷ってるから……」
綾時「苦しむ人が増えているんだよ?」
キタロー「…………」
111 = 96 :
112 = 74 :
キタロー「……鳴上君」
キタロー「ごめんね、迷っちゃって」
キタロー「……怖くてさ、またあの永遠に続く苦しみに戻ったら、と思うと」
キタロー「昔は躊躇なくできたんだけどなぁ……」
キタロー「……綾時、覚悟はいいね?」
綾時「やっと決断したかい?」
キタロー「……僕は……また」
キタロー「自分の命を投げ出して……」
キタロー「ニュクスを封印する!」
カッ
綾時「……ありがとう……有里……君……」
カランッ
113 = 74 :
キタロー「……ってなわけでニュクスの破片は回収完了!」
番長「……何でけろっとしてるんだよ」
キタロー「僕にもよくわからないよ」
キタロー「封印したのが、ニュクスのわずか一欠片だったからなのかもしれないし」
キタロー「……そもそも僕は死んでるからなのかもしれないし」
キタロー「あとで急に倒れるかもしれないけどね」
花村「マイペースなヤツだな……お前は……」
アイギス「有里さんはこの後どうするんですか?」
美鶴「……また消えるのか?」
キタロー「消えるよ。僕は世界の歪みだから」
キタロー「この欠片も早く持って帰らなきゃいけないし」
キタロー「……また何かシャドウ関連のトラブルがあれば会えると思う」
キタロー「……トラブルなんて起きない方がいいんだけど」
キタロー「みんな……」
キタロー「またね」
114 = 96 :
後は頼んだぞ
115 = 74 :
花村(相棒も帰っちまったし、また退屈な日常に逆戻りか)
花村(……退屈な方がいいんだよな)
花村(だけどよ!)
花村(こう毎日ジュネスで働いてるってのも堪えるぜ!?)
花村(俺の夏休みは!?)
花村(はぁ…………)
?「エビデーヤングラーイフジュネス♪」
花村(浮かれながらお買い物しやがって……)
花村「……っておい!お前!」
キタロー「ん?」
花村「あんな別れ方したのに、こんなところで何してんだよ!?」
キタロー「ははっ……パシリさせられてるんだ、今度は」
キタロー「インスタントのうどん探してんだけどさ、お揚げ入ったヤツ」
キタロー「どこ?」
花村「……あちらでございます」
116 = 74 :
花村「……ってなわけで、毎日買い物に来てるんだよ、アイツ」
里中「はぁ!?何それ!!」
雪子「何が世界の歪み、よ。懲らしめてやりたい」
花村「確かに!」
花村「……でも、どうやって?」
里中「……雪子、あれしかないよね」
雪子「そうだね、千枝。あの人を呼ぼう」
花村「……あの人?」
117 = 74 :
キタロー「花村ー!」
花村「いらっしゃいませ、今日は何をお探しで?」
キタロー「えーと、今日は……レトルトカレーの辛いヤツ。それも食べられないくらい辛いヤツ」
花村「かしこまいりました」
花村「あちらに……」
キタロー「ん?今日は案内してくれるの?」
キタロー「いいヤツだね、花村って」
花村「持ったいないお言葉、ありがとうございます」ペコリ
119 = 74 :
キタロー「……外に連れてくるなんて、話が違うじゃないか」
キタロー「しかも何が悪いって」
美鶴「…………」プルプル
キタロー「見て分かるくらい怒りに身を震わせてるじゃないか、この人」
美鶴「こ、今度こそ、きっちり処刑してやる!」ガシッ
キタロー「や、やめて!引っ張らないで!」
キタロー「は、花村……助け……おい!何だよ、その満面の笑みは!?」
美鶴「……私の車まであと少しだ、喚くな」
キタロー「……僕……どうなっちゃうの?」
バタン
美鶴「出してくれ」
ブロロロロロ……
花村「ごめんな……つい」
終
120 = 83 :
さらばキタロー
乙
121 :
処刑と言う名の搾り取り
122 = 118 :
乙!面白かった。
123 :
会長ッ!僕にもオナシャス!
みんなの評価 : ☆
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