私的良スレ書庫
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元スレ男「あと5分で俺も魔法使いか…」
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>>349
ステキな魔法が手に入るといいな
ステキな魔法が手に入るといいな
それからさらに数日後
二人の関係は以前に比べどこかぎくしゃくしていたものの
すこしずつ元の形を取り戻しつつあった
後輩「男さーん、今日皆で飲みに行きましょうって」
それと同時に男も童貞を卒業する為の努力を怠らなかった
男「うん、俺も参加させてもらうよ、出遅れた分仲良くなりたいし」
後輩「おお~前向きだー!そうやってるといい感じじゃないですか」
男「本当?」
後輩「ふふふ、どうでしょう?」
後輩「あ、そう言えば男さんの事ちょっと良いって言ってる娘もいましたよ~」
男「よし、その娘も連れてきてくれ」
後輩「あはは~」
童貞はその光景もにこやかに見守っていた
二人の関係は以前に比べどこかぎくしゃくしていたものの
すこしずつ元の形を取り戻しつつあった
後輩「男さーん、今日皆で飲みに行きましょうって」
それと同時に男も童貞を卒業する為の努力を怠らなかった
男「うん、俺も参加させてもらうよ、出遅れた分仲良くなりたいし」
後輩「おお~前向きだー!そうやってるといい感じじゃないですか」
男「本当?」
後輩「ふふふ、どうでしょう?」
後輩「あ、そう言えば男さんの事ちょっと良いって言ってる娘もいましたよ~」
男「よし、その娘も連れてきてくれ」
後輩「あはは~」
童貞はその光景もにこやかに見守っていた
>>349
魔法使い化おめ
魔法使い化おめ
>>349
魔法使いにジョブチェンおめでとう
魔法使いにジョブチェンおめでとう
同僚「お前後輩ちゃん狙ってんの?」
男「どうなんだろう…」
同僚「なんだそれ、狙ってるなら多分いけるぞ」
男「そうなの?」
同僚「ウィ、あの娘お前の話ばっかりしてくるもん」
男「そっか…」
同僚「何よ、その反応」
男「いや、嬉しいんだよ、素直に!」
同僚「うひひ、もうあの店は用無しってか」
男「あぁ…そう言えばあの人にもお礼しないと…」
同僚「ん?」
男「何でもない」
男は少し優しくされただけで惚れていたあの頃を思い出す
そして『あれも本当の恋じゃなかったのかもな』などと思い自嘲ぎみに笑った
男「どうなんだろう…」
同僚「なんだそれ、狙ってるなら多分いけるぞ」
男「そうなの?」
同僚「ウィ、あの娘お前の話ばっかりしてくるもん」
男「そっか…」
同僚「何よ、その反応」
男「いや、嬉しいんだよ、素直に!」
同僚「うひひ、もうあの店は用無しってか」
男「あぁ…そう言えばあの人にもお礼しないと…」
同僚「ん?」
男「何でもない」
男は少し優しくされただけで惚れていたあの頃を思い出す
そして『あれも本当の恋じゃなかったのかもな』などと思い自嘲ぎみに笑った
次の休日
男はいつかの風俗嬢と街にいた
男「この前はありがとうございました」
風俗嬢「いえいえ、まさか本当に連絡くれるとは思ってなかったからビックリしたよ」
男「今日は奢りますから」
風俗嬢「………何かあったの?」
男「え?」
風俗嬢「無理してない?そんな感じじゃなかったよね?」
風俗嬢「何か嫌な事でもあった?」
男「ははは…そんな…そんな、嫌な事なんて…」
そこまで言いかけて男は決壊した
男「俺は……わからなくなりました…」
童貞「………」
男はいつかの風俗嬢と街にいた
男「この前はありがとうございました」
風俗嬢「いえいえ、まさか本当に連絡くれるとは思ってなかったからビックリしたよ」
男「今日は奢りますから」
風俗嬢「………何かあったの?」
男「え?」
風俗嬢「無理してない?そんな感じじゃなかったよね?」
風俗嬢「何か嫌な事でもあった?」
男「ははは…そんな…そんな、嫌な事なんて…」
そこまで言いかけて男は決壊した
男「俺は……わからなくなりました…」
童貞「………」
>>365
捨てるな
捨てるな
近くの喫茶店に入ると、童貞は気をつかったのか
話しの聞こえない距離まで離れて行った
男「俺には大切な友人がいるんです」
風俗嬢「うん」
男「でもそいつは…そいつよりもっと大切な物があるからそれを優先しろと言います」
風俗嬢「…うん」
男「もちろん友人が言う事も理解できるんです…でも」
男「俺はその友人のおかげで救われたんです…」
男「俺は…そいつに恩を返したい…!!でもどうすればいいのか…」
風俗嬢「…彼女?」
男「いや!そ、そういうんじゃなくて!男友達で!!」
風俗嬢「そっか…」
しばらくの沈黙の後彼女は口を開いた
風俗嬢「友人が大切なら…友人の気持ちを尊重してあげるのも…恩返しじゃないのかな?」
話しの聞こえない距離まで離れて行った
男「俺には大切な友人がいるんです」
風俗嬢「うん」
男「でもそいつは…そいつよりもっと大切な物があるからそれを優先しろと言います」
風俗嬢「…うん」
男「もちろん友人が言う事も理解できるんです…でも」
男「俺はその友人のおかげで救われたんです…」
男「俺は…そいつに恩を返したい…!!でもどうすればいいのか…」
風俗嬢「…彼女?」
男「いや!そ、そういうんじゃなくて!男友達で!!」
風俗嬢「そっか…」
しばらくの沈黙の後彼女は口を開いた
風俗嬢「友人が大切なら…友人の気持ちを尊重してあげるのも…恩返しじゃないのかな?」
男「それで友人と離れ離れになるとしてでもですか?」
風俗嬢「それを友人が本気で、建前じゃなく本気で願ってるならね」
男「そうか…そうなんだよな…分かってた…」
男「友人に恩返しなんて嘘だ…俺が離れ離れになりたくないだけだった」
男「すいません…お礼に来たつもりがまたこんな…」
風俗嬢「いいよ~なんだか出来の悪い弟みたいでお兄さんの事好きだし」
男「弟みたいなお兄さんって…なんか変な感じですね」
風俗嬢「あはは~まぁね、アタシ学無いから」
男「救われます」
風俗嬢「よし!じゃあ今日はパーっと付き合ってもらおうかなぁ!!」
男「喜んで」
その日は遅くまで二人、いや三人で遊び歩いた
カラオケやゲームセンター、居酒屋じゃないこじゃれたバーなんかにも足を運んだ
風俗嬢「それを友人が本気で、建前じゃなく本気で願ってるならね」
男「そうか…そうなんだよな…分かってた…」
男「友人に恩返しなんて嘘だ…俺が離れ離れになりたくないだけだった」
男「すいません…お礼に来たつもりがまたこんな…」
風俗嬢「いいよ~なんだか出来の悪い弟みたいでお兄さんの事好きだし」
男「弟みたいなお兄さんって…なんか変な感じですね」
風俗嬢「あはは~まぁね、アタシ学無いから」
男「救われます」
風俗嬢「よし!じゃあ今日はパーっと付き合ってもらおうかなぁ!!」
男「喜んで」
その日は遅くまで二人、いや三人で遊び歩いた
カラオケやゲームセンター、居酒屋じゃないこじゃれたバーなんかにも足を運んだ
>>375
ずれてるずれてる!
ずれてるずれてる!
>>377
くそっ眠くなければこんなことには...っ!!
くそっ眠くなければこんなことには...っ!!
ピピピと目覚ましが鳴る
携帯を覗くとあの風俗嬢から1通のメールが届いていた
『前向きに頑張れ!昨日は楽しかったよ!ありがとう』
男「なぁ…」
童貞「うん?」
男「俺、お前を解放してやれるように…頑張るわ」
童貞「…無理すんなよ」
男「まぁ嫌だって気持ちはまだあるんだけどさ…」
童貞「うん…」
男「お前はそれを本気で望んでるんだよな?」
童貞「そうだな…寂しいのは俺も一緒だが…それは本当だ」
男「そうか…なら…なら…頑張るよ」
男「それにな!俺…ちょっと好きな人できたかもしれん!」
童貞「その人処女どころじゃないだろ?いいの?険しい道のりだよ?」
男「うむ…まぁそのへんはおいおいな…」
携帯を覗くとあの風俗嬢から1通のメールが届いていた
『前向きに頑張れ!昨日は楽しかったよ!ありがとう』
男「なぁ…」
童貞「うん?」
男「俺、お前を解放してやれるように…頑張るわ」
童貞「…無理すんなよ」
男「まぁ嫌だって気持ちはまだあるんだけどさ…」
童貞「うん…」
男「お前はそれを本気で望んでるんだよな?」
童貞「そうだな…寂しいのは俺も一緒だが…それは本当だ」
男「そうか…なら…なら…頑張るよ」
男「それにな!俺…ちょっと好きな人できたかもしれん!」
童貞「その人処女どころじゃないだろ?いいの?険しい道のりだよ?」
男「うむ…まぁそのへんはおいおいな…」
童貞「ありがとな」
男「何言ってんだ…こっちのセリフだ」
童貞「魔法なんてさ…信じちゃいなかったし…馬鹿にさえしてたけど…」
男「おお、俺も俺に発動した魔法がこれでよかったって心底思えるわ」
童貞「最初はどうなる事かと思ったけどな」
なはは、といつもの笑顔を見せる
男「そうだな…お前がまさか…な」
その笑顔を見て男は必死でこみ上げる『汗』を堪える
男「泣いてない」
けれどその『汗』は男の目から零れ落ちた
男「何言ってんだ…こっちのセリフだ」
童貞「魔法なんてさ…信じちゃいなかったし…馬鹿にさえしてたけど…」
男「おお、俺も俺に発動した魔法がこれでよかったって心底思えるわ」
童貞「最初はどうなる事かと思ったけどな」
なはは、といつもの笑顔を見せる
男「そうだな…お前がまさか…な」
その笑顔を見て男は必死でこみ上げる『汗』を堪える
男「泣いてない」
けれどその『汗』は男の目から零れ落ちた
>>388
「泣いてない」
「泣いてない」
_________________
それから、幾年かの時間が過ぎる
あっという間、本当にあっという間にその時間は過ぎて行った
_________________
嫁「本当に私でいいの?」
男「その代わりもうあの仕事はしないでくれよ、嫉妬で死んでしまうから」
嫁「そうじゃなくて…汚いとか…」
男「馬鹿言うな」
男「こんな駄目男の子供まで産んでくれる愛しの嫁が汚いもんか」
嫁「ふふふ…ちょっと優しくしただけでここまで惚れるなんてちょろいなぁ…アタシの旦那さんは」
男「ちょろくなくなったハズなんだけどなぁ…」
嫁「できちゃった婚だし親御さんにはいい顔されないかな…」
男「まさか、この俺が孫まで連れて帰ったら喜びすぎて死んじゃうレベルだよ」
嫁「ふふふ」
男「なはははは」
男は確かに幸せだった
そこに『あいつ』がいない寂しさはもちろん未だに消えてないが
男「その代わりもうあの仕事はしないでくれよ、嫉妬で死んでしまうから」
嫁「そうじゃなくて…汚いとか…」
男「馬鹿言うな」
男「こんな駄目男の子供まで産んでくれる愛しの嫁が汚いもんか」
嫁「ふふふ…ちょっと優しくしただけでここまで惚れるなんてちょろいなぁ…アタシの旦那さんは」
男「ちょろくなくなったハズなんだけどなぁ…」
嫁「できちゃった婚だし親御さんにはいい顔されないかな…」
男「まさか、この俺が孫まで連れて帰ったら喜びすぎて死んじゃうレベルだよ」
嫁「ふふふ」
男「なはははは」
男は確かに幸せだった
そこに『あいつ』がいない寂しさはもちろん未だに消えてないが
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