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元スレ結衣「あの二人を無視したらどうなるか」

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1 :

京子「おっはよー!結衣!」

結衣「……」

京子「あれ、返事がないよ、結衣」

結衣「……」

京子「……何か機嫌悪い?」

結衣「……」

京子「おーい、結衣?」

結衣「……」

京子「ちぇっ、何だよ…」

2 = 1 :

京子「あ、あかりだ、おっはよー!」

結衣「おはよう、あかり」

あかり「結衣ちゃん、おはよぉ!」

京子「……!」

京子「……あかり、おはよー!」

あかり「……」

3 :

ほう

4 = 1 :

京子「……」

京子「え、何?何かのゲーム?」

京子「もう、止めてよ!京子ちゃんのガラスのハートが砕けちゃうじゃない!」

結衣「あかりさ、昨日のアレ、見た?」

あかり「うん、見た見たぁ、可愛かったよねぇ」

5 = 1 :

京子「……ちょっと、二人とも?」

京子「あの、私、何か、怒らせたかな?」

京子「もしそうなら、ごめん、謝るからさ…」

京子「お、怒ってもいいから、無視するのは、止めてほしいな…」

結衣「あ、ちなつちゃんだ、おはよ」

ちなつ「結衣先輩、あかりちゃん、おはよう!」

あかり「おはよう、ちなつちゃん!」

6 = 1 :

京子「ちなつちゃん、おはよう…」

ちなつ「……」

京子「……」

京子「…もう、みんな、知らない!」タッタッタッ

結衣「……」

あかり「……」

ちなつ「……」

7 :

期待してるからね

8 = 1 :

~放課後~

京子「ふう…娯楽部、行きたくないな…」

京子「みんな、どうしちゃったんだろ…」

京子「悪戯とかじゃなさそうだけど…そんなに、私嫌われちゃったのかな…」

京子「ふぅ……」

京子「…そうだ、今日は生徒会室に行こうっと」

京子「娯楽部の皆が私を無視するなら、綾乃達と一緒に遊ぶもん」

9 = 1 :

~生徒会室~

京子「よし、着いたぞ」

京子(ん、何か、中が騒がしいな…)


バーン


京子「うわっ、だ、誰か飛び出てきた!?」

櫻子「みんなのバーカ!もう知らないんだから!」

京子「櫻子ちゃん?」

10 = 1 :

櫻子「あ、と、歳納先輩…」ウルッ

京子「え、櫻子ちゃん、泣いてるの?どうしたの?」

櫻子「え……」

櫻子「と、歳納先輩、わ、私を、無視しないんですか…?」ゴシゴシ

京子「しないよ、する理由、ないし」

櫻子「と、歳納、先輩…としのうせんぱぁぁぁぁぁい!」ダキッ

11 = 1 :

京子「え、ど、どうしたの?櫻子ちゃん?」ナデナデ

櫻子「みんな、酷いんです!皆、私を無視するんです!」ウルッ

櫻子「ちなつちゃんやあかりちゃんも、生徒会の皆も、ひ、ひまわりまで…」グスン

京子「え、向日葵ちゃんも?」

京子「ちょ、ちょっと待ってて、櫻子ちゃん」

12 :

京さくとな

14 = 1 :

京子「あ、綾乃?居る?」

綾乃「……」

京子「あ、みんないるんだ、あの、今、櫻子ちゃんから話聞いたんだけど」

京子「生徒会の皆から無視されてるって…本当?」

綾乃「古谷さん、こないだ任せた書類、出来たかしら?」

向日葵「はい、出来てますよ、杉浦先輩」

15 = 1 :

京子「綾乃…?」

千歳「ほな、一息いれる?うち、お茶入れるね」

京子「千歳?」

綾乃「ふー、ふりがとうね、千歳」

京子「ひまっちゃん?」

向日葵「ありがとうございますわ、池田先輩」

京子「りせちゃん?」

りせ「……」

16 = 1 :

京子「まともなのはりせちゃんだけか…」

綾乃「……」ピク

京子「……私、みんなを、見損なった」

京子「私だけならともかく、櫻子ちゃんまで無視するなんて」

京子「……もう遊んであげない!ベーだ!」タッ


バーン


綾乃「……」

千歳「……」

向日葵「……」

りせ「……」

17 = 7 :

会長…

18 = 1 :

櫻子「あ、歳納先輩…」

京子「櫻子ちゃん、ごめんね」

京子「私も、無視されてるみたいで…櫻子ちゃんを、助ける事、できないみたい…」

京子「ごめん…」

櫻子「え、そんな、歳納先輩まで…」

19 = 1 :

京子「みんな、どうしちゃったんだろうね…」

櫻子「心当たり…無いんだけどなあ…」

京子「うーん…ひょっとして、あれじゃないかな…」

櫻子「え?」

京子「ほら、こないだやった、あれ…」

櫻子「ああ、蟻さん事件ですか?」

22 = 1 :

~数週間前~

あかり「蟻さん蟻さん、今日もご飯の時間だよぉ♪」パカッ

あかり「あ、あれ…?あり、さん…?」

大蟻「ウイーン、ウイーン」

あかり「あ、あかりの蟻さんが大きくなってる!?」

大蟻「ウイーン、ウイーン、ピョンッ」

あかり「ひ、ひい、飛びかかってきたよぉ!」ササッ

23 = 1 :

京子「あかり!危ない!」サッ

あかり「京子ちゃん!?」

大蟻「ウイーン、ウイーン、ピョンッ」

京子「うっ、や、やられた…!」ドクドク

あかり「え、きょ、京子ちゃん、血が、不自然なほど凄い血が…」

京子「あかり、逃げるんだ…早く、みんなに、この危機を…!」

あかり「京子ちゃん…!そ、そんな、私、京子ちゃんを見捨ててなんて…」

24 = 1 :

京子「馬鹿!お馬鹿あかり!」

あかり「……!」ビクッ

京子「ここで、みんなに知らせないと、私以外の皆も死ぬんだぞ…!」

京子「それでいいのか!あかり!」

あかり「うう、け、けど…」

大蟻「ウイーン、ウイーン」

25 = 1 :

京子「あかり、早く、逃げろ、早く、皆に…」ガクッ

あかり「京子ちゃん…!」ウルッ

大蟻「ウイーン、ウイーン」

あかり「わ、判ったよ…あかり、京子ちゃんの死を、無駄にしない!」グスン

あかり「みんなに、みんなに知らせてくるよ!」タッタッタッ

27 :

これは……

28 = 1 :

~数分後~

結衣「きょ、京子が血を流して倒れたって!?」タッタッタッ

あかり「う、うん、ネズミさんくらいの大きさの蟻さんに襲われて…!」タッタッタッ

ちなつ「う、嘘ですよね、そんな、京子先輩が…!」タッタッタッ

あかり「ゆ、結衣ちゃん、気をつけて!その教室の中に…!」

結衣「わ、判った…」ソーッ

29 = 1 :

結衣「ん、何もないけど…」

あかり「え、に、逃げちゃったのかな、大蟻さん…」

ちなつ「京子先輩も、居ないし、血の跡も…」

あかり「え、そ、そんな…じゃあ、あれは、いったい…」

ロッカー「……」ガタガタ

一同「……!」ビクッ

30 = 13 :

あかり可愛いちゅっちゅ

31 = 1 :

櫻子「大成功ですね、歳納先輩…!流石の演技力です…!」ボソボソ

京子「櫻子ちゃんこそ、良くロッカーの中からラジコン蟻を操作できるね、流石!」ボソボソ

櫻子「えへへ、褒めらた///」ボソボソ

京子「そ、それにしても狭いね、ここ」ボソボソ

櫻子「あ、歳納先輩、動かないで///スカートの中に足入ってますって///」ボソボソ

京子「ごめん、ちょっと足がしびれてて…」ボソボソ



ロッカー「ボソボソ…ボソボソ…」ガタガタ

一同「……」

32 = 1 :

~現在~

京子「あの時は怒られたねぇ」

櫻子「ですねえ、ちょっとやり過ぎでした」

京子「あれが原因なのかな…けど、あかりの蟻さんとかもちゃんと保護してたんだし」

京子「最終的には許してくれたから、アレが原因じゃない気も…」

櫻子「じゃあ、あれですかね、例の屋上の…」

京子「ああ、ひまっちゃん絶叫計画?」

33 :

大蟻のラジコンってなんだよww

34 = 1 :

~数日前~

~屋上~

向日葵「さ、櫻子!いますの!?」バーン

櫻子「あ、向日葵…来てくれたんだ…」

向日葵「櫻子、そ、そんな端に居ては、危ないですのよ!」

櫻子「大丈夫、危なくないよ…」

向日葵「……この遺書は、どういうつもりですの?」

櫻子「描いてある通り…私、もう、疲れちゃったんだ…」

35 :

西垣ちゃんの技術力は世界一ぃぃぃ!

36 = 1 :

櫻子「私、結局、向日葵には勝てないし…だったら、もう、生きてる意味ないかなって…」

向日葵「な、何を言ってますの!櫻子らしくもない…!」

櫻子「私らしくない…か…あのさ、向日葵…」

櫻子「向日葵は、私の何を知ってるの…?」

向日葵「そ、それは…」

櫻子「馬鹿で脳天気で子供っぽくて、向日葵の引き立て役…それが私でしょ」

向日葵「な、ち、違いますわ!そんな事、想ってませんわ!」

37 = 1 :

櫻子「もういいよ、私、もう、楽になるから…」

櫻子「向日葵、今まで、ありがとうね…」フワッ

向日葵「櫻子!だめ!さくらこ!!」タッ


ヒュー


ドスン

38 = 1 :

向日葵「さ、櫻子…」

向日葵「う、うそですわよ、ね…」

向日葵「そ、そうですわ、運動神経に優れた櫻子だもの、ちゃんと、地面に着地して…」チラッ

向日葵「……あ、さ、櫻子が、地面で、手足があんな方向に向いて…」

向日葵「そ、そんな…そんな…いやあああああああああああ!!」

39 = 1 :

~下の教室~

櫻子「いたた、歳納先輩、何とか成功したみたいですね」

京子「いやあ、櫻子ちゃん、命綱があったとはいえ良くあんな足場に着地出来たね、凄い凄い!」

櫻子「歳納先輩こそ!ダミー人形を放るタイミングとかバッチリだったじゃないですか!」

櫻子「それに、歳納先輩が作ってくれたあのシナリオ…」

櫻子「私には何のことやらさっぱりでしたが、上手く向日葵の絶叫を誘発できたみたいですよ!」

京子「えへへ、褒められちゃった///」

40 = 1 :

~現在~

櫻子「いやあ、あのあと、向日葵にボコボコにされましたからね」

京子「ひまっちゃん、こええ…」

櫻子「けど、最終的には、これも泣いて許してくれましたし…」

京子「うーん、じゃあ違うかなあ…」

櫻子「あとは、杉浦先輩殺人犯事件とか、ちなつちゃん一人ぼっちの廃旅館事件とかありましたけど」

京子「うん、全部、終わってる事件だからね…」

京子「原因がまったく判らないや」

42 = 27 :

やりすぎだwww

43 = 1 :

京子「ま、いいか、何時もみたいに、二人で遊ぼうか?」

櫻子「ですね、何処行きます?ゲーセン?」

京子「うん!今日は負けないよ!櫻子ちゃん!」

櫻子「ふっふっふー、残念ながら今日も勝たせてもらいますよ!歳納先輩!」

京子「なにい、小生意気なあ!」ツン

櫻子「みゃ><」

44 = 1 :

京子「第1回、二人っきりのエアホッケー大会ー!」

櫻子「いえーーーーーーーーーーい!」

京子「喝采御苦労!櫻子隊員!」

櫻子「どーいたしまして!歳納隊長!」

京子「あ、櫻子ちゃん?あの、そろそろ苗字じゃなくて名前で呼んでほしいなって///」

京子「も、もう他人じゃないんだし///」

櫻子「あ、は、はい///すみません///」

45 = 1 :

京子「第2回、二人っきりのエアホッケー大会ー!」

櫻子「いえーーーーーーーーーーい!」パチパチパチ

京子「拍手御苦労!櫻子隊員!」

櫻子「どーいたしまして!京子隊長!」

京子「いえい!」パンッ

櫻子「いえい!」パンッ

京子(やっぱり、櫻子ちゃんノリ良いなあ…)

櫻子(やっぱ、京子先輩とだと全力でいけるなあ)

46 = 1 :

京子「ルールは簡単!マレット2刀流でパックも2個使用!」

櫻子「つまり、やりたい放題って事ですね!」

京子「その通り!」

櫻子「それじゃあそろそろ始めま…と言いながら、とう!」カンッ

京子「甘いっ!」カンッ


キャーキャーキャー

47 :

ほう、なかなか面妖なるカツプリングではないかね
続けたまへ

48 = 1 :

京子「はぁ…はぁ…流石に、疲れた…」グッタリ

櫻子「で、ですね、京子先輩、だいぶん、タフになってきてますし」ハァハァ

京子「もう、それは櫻子ちゃんが原因なんだよ、何時も、私を乱暴に扱って///」

櫻子「え、そ、そんなつもりはないんですけど、その///」

京子(櫻子ちゃん、私の冗談真に受けて…純粋で可愛いなあ)

櫻子(京子先輩、時々、ドキッとする事、言って来るから困るよ///)

49 :

この組み合わせは掛け算どころじゃねーな


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